俺はニートでいたいのに

いせひこ

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第一章:剣姫の婿取り

婿取り12番勝負:害虫駆除 後編

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 勿論、イリスは親が不利である事を知らなかったわけではない。
 忘れていたのは間違いないが、それでも、親を取るべきだと考えていた。

 通常の害虫駆除では間違いなく親は不利だ。
 だからこそ、親は他のプレイヤーより一枚手札が多い状態で始める選択ルールが存在する。

 だが、この決闘は四人対戦でありながらチーム戦だ。
 倒すべきはレオナール一人であり、アウローラは味方だ。

「これはハエよ」

 最初の一手はアウローラに渡す。
 別にイリスがアウローラを味方だと認識していない訳ではない。
 害虫駆除のルール、一度カードが渡った相手には、同一ターン中にカードを回す事はできない。

 アウローラがアリーシャがレオナールに回した場合、二人はイリスとアウローラに回す事ができないのだ。
 アウローラから回されたカードに対して勝負するか、味方同士で勝負し合う前提で、残った相手にカードを回すかするしかない。

「見ますね」

 アウローラはカードを自分だけが見えるようにめくり、すぐに元の位置に戻す。

「ハエでした」

 そしてカードはレオナールの前に差し出された。
 レオナールは勝負せず、アリーシャに回すだろう、という判断だ。

 アウローラと勝負すれば、彼女にダメージを与えられる可能性はある。
 しかし、レオナールが最初に落ちれば決闘自体に負ける以上、ここでそんな賭けに出る必要は無い。
 レオナールは安全に勝負するためにアリーシャに回す。
 そして、アリーシャに回すなら、イリスとアウローラは安全だ。

「ふ」

 とレオナールは微かに笑い、カードを見る。

「クモだ」

 そう言ってレオナールはアリーシャにカードを回した。

「クモです」

 アリーシャは即座に応じる。
 カードをオープンにすると、それはハエだった。

「まずはアリーシャさんにハエが一点入ります。ひとまずイリス様、アウローラ様がリードでしょうか」

「まだ序盤ですからね。ある種の予定調和でしょう」

 勝負に負けたのでアリーシャに親が移る。
 アリーシャは手札から一枚取ってレオナールの前に差し出した。

「ムカデです」

 無言でレオナールはカードを見る。
 すぐに元に戻し、イリスに回す。

「カメムシだ」

「む……」

 イリスはカードとレオナール、そして自分の手札を順繰りに見た。

(それはダメですわ、お姉様)

 そんな姉の行動に、アウローラは心の中で溜息を吐いた。
 長考は相手に情報を与えるだけだ。ただでさえイリスは顔に出やすい。

 ここは先程のレオナールと同じく、カードを確認したのちアウローラに回すのが正解だ。

 数秒考えたのち、イリスはカードを見て、アウローラに回す。

「ハエよ」

 アウローラはちらりとイリスを見た。
 しかし彼女の視線はカードに固定されたままだ。

(お姉様の長所であり、短所でもありますわね)

 再び心の中で嘆息する。
 イリスとアウローラは、特に符号のようなものは決めていない。
 別にカードの種類の符号を全て決めている必要は無い。嘘か本当かだけで良かった。

 けれどイリスはそれをしなかった。
 そして、アウローラから提案しても、受け入れないだろうとわかっていたため、アウローラも何も言わなかった。

 勝負に勝つためなら何でもする。
 それは決して卑怯ではないし、悪い事ではない。
 少なくともアウローラはそう思っているし、イリスも戦場なら手段を選ばないだろう。

 だが、二人の『何でもする』には差異がある。

 囮を使って陽動し、背後から敵を襲うのは、イリスにとっても卑怯ではない。
 だが、降ると言って敵陣に潜入し、敵将を討つのはイリスにとって卑怯だ。

 自国の村を焼き、井戸に毒を投げ込む事で敵を足止めするような策を、イリスは良しとしない。

 高潔だ。
 だから兵は彼女についていく。

 正道を往くからこそ輝く彼女に、夜の月になれ、というのは酷な話だった。

 ソルディーク伯爵軍が、王国最強と謳われるのは、正々堂々と敵を打ち破って来たからだ。
 その矜持を捨てれば、ソルディークは成り上がりの野蛮な家へと評判が落ちる。

 同時に、その矜持が捨てられないから、このような決闘をやっているとも言えるが。

 本当に領地を救いたいなら、周囲の領地に私戦を仕掛けるべきなのだ。
 間違いなく、相手は金を払って頭を下げるだろう。

(それをしないからこそ、領地の内外から尊敬されている、というのもわかるのですけれどね)

 それをしてしまった瞬間、王室以外からの支援が打ち切られるだろう事は容易に想像できた。
 巡回の依頼もこなくなるだろう。

 私戦を仕掛けて名声を失いながらも領地を維持するか、矜持を抱いたままゆっくりと死んでいくか。
 ソルディーク伯爵家にはどちらかの選択肢しかなかった。

(お義兄様が現れるまでは……ですけれど)

「ハエです」

 勝負を宣言してカードを開く。
 しかしそれはクモだった。

「くっ……」

「ふぅ」

 イリスは悔しがっているが、そこは安心する場面のはずだ。
 打ち合わせも符丁も決めてないという演技なら素晴らしいのだが……。

「ゴキブリです」

 確認の意味もあって、アウローラはイリスにカードを渡す。

「見るわ」

 そこは流石に打ち合わせ通り。
 イリスとアウローラ、どちらかが親になった場合はまず相手にカードを渡す、という作戦は覚えていた事にアウローラは安堵する。

「ゴキブリよ」

 そしてイリスはレオナールにカードを回す。
 それは最初のターンでアウローラが取った作戦だ。

 まだカードが揃ってない序盤。
 へたにレオナールがイリス達と勝負するより、安全策でアリーシャに回す事を前提とした作戦。
 お互いにこれを繰り返せば、まず落ちるのはアリーシャかアウローラ。
 そして、アリーシャとアウローラなら先に落ちるのはアリーシャだ。

 何故ならアリーシャはアウローラより先に手札を消費しているからである。
 
 イリスのカードが一枚少なくなっても、アリーシャが落ちた時に二対一の状況を作れるのは強い。

「ゴキブリだ」

「え?」

 相手がまともな敵なら、の話であるが。

 宣言と同時にレオナールはカードをオープンにする。
 自分だけが確認してアリーシャに回すのではなく、その場でめくったのだ。

 果たしてその絵柄は、ゴキブリだった。

「なんで……!?」

「手札の情報はあるんだから、計算するくらいはできるさ」

 驚愕の表情を浮かべるイリス。
 事も無げに言うレオナール。

 勿論ブラフだ。
 だが、じゃんけん勝負の残像がちらつけば、それは真実となってイリスの思考に突き刺さる。

「レオナール様、ここで勝負に出ました。見事正解。イリス様にゴキブリ一点が与えられます」

「これは大きいですね。恐らくイリス様方はアリーシャ嬢とアウローラ様のどちらかが負けるまで場は動かないと踏んでいた筈」

「やってくれるわね……」

「アリーシャかアウローラが負けるまで状況を動かさないなんて、そんな悠長な作戦に付き合ってられないからな」

 にやりと笑って見せるレオナール。
 アリーシャとの間で決めてあった符丁で、レオナールは二人分の手札を把握している。
 それでも、この序盤でイリスとアウローラの手札を推測するのは不可能だ。

 しかもレオナールは、アリーシャの手札のうち、種類しか把握できていない。
 例えば、クモがある事はわかっているが、それが何枚あるかはわからないのだ。

 レオナールは、これまでのイリスとの勝負、ゲームから、彼女の表情の差異を読み取れるようになっていた。
 少なくとも、嘘か本当か、勝負手かハッタリかを高い確率で見抜く事ができる。

「……ハエよ」

 イリスはレオナールを睨みながら、冷静にカードをアウローラに渡す。

「見ます。……ケムシです」

 アウローラはカードを確認してレオナールに回した。

「イナゴだ」

「イナゴです」

 レオナールから回されたカードにすぐさま勝負を仕掛け、アリーシャがオープンする。
 それはケムシだった。

「ここは順当にアリーシャさんにケムシ一点です」

「シロアリです」

 アリーシャがレオナールにカードを渡す。

「ケムシだ」

 やはりノータイムでレオナールがカードを確認し、イリスに回すが、イリスはそこで動きを止める。
 だが、止まっていたのはわずかだった。
 すぐにアウローラに回すべきだと気付いてカードを確認する。

 これも、イリスの表情が読みやすいから成立している作戦ではあった。
 イリスとアウローラの間で暗号が存在しない以上、カードを回されたら勝負するしかないアウローラは、イリスに負けるために姉の表情や仕草を読み取らなければならないのだ。
 それでも、イリスがレオナールと勝負するよりはマシであるが。

「シロアリよ」

(ここはハエで回して欲しかったですね)

 わざわざ新しいワードを出さないで欲しい。
 そういう意味では、レオナールとアリーシャは見事だった。

 二人から宣言される種類には被りがないのだ。
 見事にこれまで、八種類全てを網羅していた。

「シロアリです」

 恐らくイリスはレオナール達を混乱させるために、ハエではない種類を口にしたのだと思うが、味方まで混乱させていては意味が無い。
 開かれたカードはイナゴだった。

 既にアリーシャから嘘を吐いていた事になる。
 手札の状況がわかっていない序盤は、何を言っても大差ないとはいえ、これまであまり出ていない単語を口にするために嘘を吐くというのは中々できる事ではない。
 例え、レオナールが無条件でカードを回してくれるとわかっていても、そこには恐怖心にも似た躊躇が生まれる。

「……イナゴです」

 親になったアウローラがカードをイリスに渡す。

「シロアリよ」

 すぐにカードを確認し、そしてレオナールに回すイリス。
 徐々に慣れて来たらしく、その動きに迷いやぎこちなさはない。

 だが、先程口にした種類を言うのを見れば、思考が追いついてないのは明らかだった。

「シロアリじゃない」

 そして再びレオナールが勝負に出る。

「うっ……」

 カードが開かれる前にイリスは呻いた。
 オープンされたカードはイナゴだった。

「勝負をするなら急げよ? 場にカードが出るほど、計算の精度は上がっていくぜ」

「く……」

 それは明らかな挑発だ。
 
「……シロアリよ」

 しかし、何の勝算も無く勝負に出る訳にはいかない。
 打開策が思いつかない以上、イリスはカードをアウローラに渡すしかなかった。



 その後も淡々とゲームは進む。
 基本はアリーシャとアウローラが最後に勝負に出て負ける、という展開だ。
 だが、時折レオナールがイリス相手に勝負を仕掛けて、順調に彼女の前にカードを溜めていった。

 そして、アリーシャの前にイナゴが3枚並びリーチとなった次のターン。
 
「さぁ、いよいよ勝負は大詰めといったところでしょうか。アリーシャさんがついに敗北にリーチ。しかし、イリス様はケムシとイナゴでリーチ。アウローラ様はゴキブリとハエとムカデが二枚ずつ、と未だ不利です」

「とは言えレオナール様もハエが二枚。イリス様に負けた勝負で種類が偏っていましたね。恐るべきはお嬢様の勝負強さです」

「次はアリーシャさんが親ですから、恐らくアウローラ様が負けますよね? となると勝負はその次のターンでしょうか」

「そうとは限りませんよ」

「ケムシです」

「ケムシだ」

 アリーシャから渡されたカードを、レオナールは確認せずに・・・・・イリスに回す。

「え?」

「それがなんであれ関係無い。お前は敗北を防ぐためにアウローラにカードを回さないといけないんだからな」

「ぐ……」

 これも間違いなく挑発だった。
 悔しかったら勝負してみろ、とレオナールは言っている。
 だが、考えればこのカードはケムシかイナゴしか有り得ない。

 何故ならレオナールと勝負しようと、アウローラに回そうと、そのどちらかであれば、二分の一の確率でイリスの敗北が決定するからだ。
 そして場の状況を見れば、イナゴの確率が低い事もわかるだろう。

 イナゴはアリーシャとイリスの前に3枚ずつ。
 そして、アウローラの前に1枚あるのだ。

 カードは各種類8枚ずつ。ならば、イナゴはあと1枚しかゲーム内に存在しない。

 ならばこの回されたカードは、ケムシである確率が非常に高い。
 仮にケムシでなかったとしても、それならイリスはまだ敗北しない。

 レオナールに勝負で勝つ確率を上げるには、イリスからカードを回すのではなく、彼から回って来たカードに勝負を仕掛けるべきだ。

 そして、状況が整ったからこそ、カードの種類を読みやすくなっている今がその時だった。

「…………」

 無言でカードを見つめるイリス。
 気温が上がって来た季節だが、それだけでは説明のつかない大量の汗をかいている。

 ここが勝負所だというのは本能的にイリスも理解していた。
 だが、同時に彼女の中にある常識が勝負を否定する。

 安全策を取るならアウローラに回すべきだと警鐘を鳴らす。

「……………………」

 長い長い思考の末に、イリスは口を開いた――。
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