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王太子の説教
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Side グレン
■□▪▫■□▫▪■□▪
「グレン、お前は言い過ぎだ。ユーリ殿を貶めたところでカティア嬢がお前から離れていくだけなことくらいわかっていただろ」
…わかっていても、止められなかっただけだ。
呆然と立ち尽くす俺に声をかけたのは、どうしてかいつも俺にかまうフィリップ殿下だった。
「お前が少しでも、彼女を気遣うところを見せていたのなら…お前の歪んだ愛も多少は日の目を見ることもあっただろうに」
殿下は俺の気持ちなど知っていたかのようにそんなことを告げる。
もしかしたらずっと気づいていたのかもしれない。
この人ならありえない話じゃなかった。
「…難しいことを言いますね」
それができていたならば、苦労はしない。
どうしても、カティ縛り付けたかった。
本当は今だって誰のところにも行って欲しくない。
だけど、そんなことをしてもカティは本当の意味で俺を愛することはないと知っていた。
…カティアはずっと、俺を兄として慕っていたから。
自分のそれとは違う、純粋なカティの思いは、家族に対する思慕だけで形成されていた。
そんなカティを憎いと思ったことさえある。
兄でおる俺を信頼するカティを愛しく思う反面、カティのそんな態度に酷く傷つけられた気になって
カティを傷つけることも厭わなかった。
このまま自分は、カティを家族として慈しみ
そして、いずれ誰かのもとへ託さなければならないのか。
幼い頃からずっと思考してきた問いに、最低な答えを選択することに、そう時間はかからなかった。
「カティア嬢が欲しいか?」
そんな言葉に思わず小さく目を見開く。
「他人とカティア嬢の幸せが望めないのならば、お前が幸せにしてやろうとは思わなかったのか?」
「本気で言ってるんだったら、殿下もとうとう頭がおかしくなったのですね」
侮蔑を含んだ視線を殿下に送るが、彼は気にせず言葉を続けた。
「俺はな、そなたと親友ではあるが、カティア嬢ともとても厚意にしてもらっている」
「…どういうことですか」
カティからそのような話を聞いたことは無い。
カティに監視だってつけていたが、最近では特に変わったこともないのか何の報告もあげられなくなっていた。
「カティア嬢とは少し秘密を共有していてな。まあ、その話は今はいい」
有無を言わせない様子にぐっと言葉を飲み込む。
後で詳しく聞かせてもらうことにする。
「グレン、お前のことは好きだよ私は。カティア嬢のことが好きならば、応援してやりたいとも思う」
そんなことを言う殿下は、やはり頭がおかしいのではないか。
「だが、カティア嬢もろとも不幸へと堕ちていくお前を見逃してはおけない」
殿下の凛とした表情に、確かな覚悟を見た気がした。
カティは、良い友達を持ったんだな。
俺やエクルが奪ってきたものを、あの子は自分の力で手に入れることができたのか。
「……はぁ」
黙りを貫く俺に、殿下はひとつため息をついた。
「お前が本当にカティア嬢のことが大切ならば、どうして彼女を傷つけようとする?彼女を苦しめることは、お前が苦しむことと同義ではないのか」
「っ、」
「陰険な手段ばかり使って、カティア嬢を貶め、自分のせいで一人ぼっちになったカティア嬢に寄り添ったところで何も手に入らないのはわかっているはずだ」
「そうですね。元より何かを手に入れるつもりなんてありませんよ」
俺は何もいらない。
カティが誰のものにもならなければそれでいい。
狂っていることは自覚しているし、俺は結局自分のことが一番可愛いのだろう。
だが、カティだけは、誰に何を言われたとしても大人しく譲ってやるわけにはいかない。
「その考えが愚かなんだお前は!!!!」
自分勝手な俺の考えを見抜いたのか、殿下は珍しく声を荒らげた。
「どうしてわざわざ不幸な道を選ぶ!くだらないことに手を汚すよりも、お前の隣りでカティア嬢が笑える未来を掴み取る事に尽力するべきだったよお前はっ!」
「…正気ですか?」
「気持ちのひとつも伝えたことがないくせに、諦める理由が私には全く理解できない」
「理解できないならやはり殿下は頭がおかしいのでは?」
熱く語るのは良いが、綺麗事を押し付けるのはやめてほしい。
「兄として慕っていた男が、ずっと自分を女として見ていたなど…っ、気持ち悪いだけだ」
「私としては兄に容赦無く迫害されるよりずっとましだと思うが?」
あっけらかんとして答える殿下に無性に腹が立った。
「例えそうだとしても、この思いは何の生産性もない無駄なものです」
「うまくいくかいかないかはやってみないとわからないものだ」
「うまくいったところで無意味には変わりありません」
殿下は俺とカティが兄妹であることを忘れているのだろうか。
脳が腐っているのではないか。
「もしかして、何か失礼なことを考えているか?私はもちろんグレンとカティア嬢が兄妹だということは理解しているぞ」
読心術でも心得ているのかこの男は。
「しかしお前達は血が繋がっていないのだろう?だったらいくらでもやりようはある。そうだな、例えば…彼女の母君の生家へ一度養子に出して嫁いできて貰うとか」
結ばれる前提で話す殿下。
そんなに簡単な問題じゃない。
殿下の言ったことは、俺だって一度は思案したこともあった。
しかし、
「それは無理ですよ。確かに公爵家であれば彼女を受け入れてくれるでしょうが、彼らは私達を恨んでいる…一度彼女をあちらへやれば、絶対に戻してはくれない」
「恨んでいる…?」
これはカティさえも知らない話だ。
「彼女の母は、毒殺されました。殺したのは私の母です」
当時貧乏男爵家の娘だった母は、人を雇ってカティの母親を殺した。
使用人たちが話しているところに偶然居合わせた俺は、信じたくなかったが…信じざるを得なかった。
あの母の性格は嫌という程知っている。
公爵家の地位がどうしても欲しかったのだろう。
カティの母親が死んで一番得をしたのは俺の母だ。
幼かったカティには病死と伝えられたが、病気ひとつしない健康な人だったと聞く。
「公爵家一族は、母を殺した私達を憎んでいます。私がカティと結ばれることなど、彼らは絶対に許しません」
「…そうか」
納得したのか、殿下は一度口を噤んだ。
「公爵家はカティア嬢の意思ならば、尊重するんじゃないか?」
「…カティが俺に揺らぐことの方が有り得ない」
「だからお前は…努力もせずに悲観するのはやめろ!初めから最善をつくしていれば今のようなことにはならなかった、関係ない私にだってそのくらいわかるわ!!!もうお前本当は対してカティア嬢のこと好きなんかじゃないのではないか!?」
殿下は普段の落ち着きもなくし、俺を怒鳴りつける。
心外な言葉にさすがの俺も何かが切れてしまった。
ふざけるな…!
「そんなわけないだろ!!!俺よりカティのことを愛している人間などいないっ、俺は愚か者たがそれだけは確信を持って言える!あまり馬鹿なことをおっしゃると殿下でも許しませんよ!!!」
「…っ、!ははっ、お前でもそんなに大きな声が出るんだな。初めてそのような人間味のあるところを見たぞ」
完全に不敬にあたるように態度で言葉をぶつけた俺に、殿下は怒るどころか面白そうに笑った。
ムカつく…!
「この国の王太子にそのような口の利き方ができるくせに、どうして惚れた女の一人にすら思いを告げることもできないのか」
「……」
「また元の無表情か。傷つけることも問題だが、その態度もまたカティア嬢に嫌われる要因だな」
正論を突きつけてくる殿下。
「まずは精一杯謝れ。話はそれからだ」
「……謝ってもどうせ許されません」
「許してもらうために謝るのか?」
「………カティはもう俺の顔なんて見たくもないはずです」
「お前は意外と子どもだな。二の足を踏んでいるうちにも、カティア嬢はグレンのことを見限っていくのだぞ?」
殿下が呆れたように言葉を続ける。
「グレン、お前は…カティア嬢はなんだかんだ心の底から自分を嫌うことは無いと思っているんじゃないか?」
「っ…」
殿下の言葉は、深層心理で俺が思っていたことなのかもしれない。
やけに心に響いた。
「人の心には、限界がある。カティア嬢はいつまでお前の歪んだ執着に耐えられるかな」
「……肝に銘じておきます」
得体の知れない焦燥感に、居てもたってもいられず、俺は足早にホールを後にした。
殿下は俺が思っていたよりもずっと、侮れない人間だった。
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「グレン、お前は言い過ぎだ。ユーリ殿を貶めたところでカティア嬢がお前から離れていくだけなことくらいわかっていただろ」
…わかっていても、止められなかっただけだ。
呆然と立ち尽くす俺に声をかけたのは、どうしてかいつも俺にかまうフィリップ殿下だった。
「お前が少しでも、彼女を気遣うところを見せていたのなら…お前の歪んだ愛も多少は日の目を見ることもあっただろうに」
殿下は俺の気持ちなど知っていたかのようにそんなことを告げる。
もしかしたらずっと気づいていたのかもしれない。
この人ならありえない話じゃなかった。
「…難しいことを言いますね」
それができていたならば、苦労はしない。
どうしても、カティ縛り付けたかった。
本当は今だって誰のところにも行って欲しくない。
だけど、そんなことをしてもカティは本当の意味で俺を愛することはないと知っていた。
…カティアはずっと、俺を兄として慕っていたから。
自分のそれとは違う、純粋なカティの思いは、家族に対する思慕だけで形成されていた。
そんなカティを憎いと思ったことさえある。
兄でおる俺を信頼するカティを愛しく思う反面、カティのそんな態度に酷く傷つけられた気になって
カティを傷つけることも厭わなかった。
このまま自分は、カティを家族として慈しみ
そして、いずれ誰かのもとへ託さなければならないのか。
幼い頃からずっと思考してきた問いに、最低な答えを選択することに、そう時間はかからなかった。
「カティア嬢が欲しいか?」
そんな言葉に思わず小さく目を見開く。
「他人とカティア嬢の幸せが望めないのならば、お前が幸せにしてやろうとは思わなかったのか?」
「本気で言ってるんだったら、殿下もとうとう頭がおかしくなったのですね」
侮蔑を含んだ視線を殿下に送るが、彼は気にせず言葉を続けた。
「俺はな、そなたと親友ではあるが、カティア嬢ともとても厚意にしてもらっている」
「…どういうことですか」
カティからそのような話を聞いたことは無い。
カティに監視だってつけていたが、最近では特に変わったこともないのか何の報告もあげられなくなっていた。
「カティア嬢とは少し秘密を共有していてな。まあ、その話は今はいい」
有無を言わせない様子にぐっと言葉を飲み込む。
後で詳しく聞かせてもらうことにする。
「グレン、お前のことは好きだよ私は。カティア嬢のことが好きならば、応援してやりたいとも思う」
そんなことを言う殿下は、やはり頭がおかしいのではないか。
「だが、カティア嬢もろとも不幸へと堕ちていくお前を見逃してはおけない」
殿下の凛とした表情に、確かな覚悟を見た気がした。
カティは、良い友達を持ったんだな。
俺やエクルが奪ってきたものを、あの子は自分の力で手に入れることができたのか。
「……はぁ」
黙りを貫く俺に、殿下はひとつため息をついた。
「お前が本当にカティア嬢のことが大切ならば、どうして彼女を傷つけようとする?彼女を苦しめることは、お前が苦しむことと同義ではないのか」
「っ、」
「陰険な手段ばかり使って、カティア嬢を貶め、自分のせいで一人ぼっちになったカティア嬢に寄り添ったところで何も手に入らないのはわかっているはずだ」
「そうですね。元より何かを手に入れるつもりなんてありませんよ」
俺は何もいらない。
カティが誰のものにもならなければそれでいい。
狂っていることは自覚しているし、俺は結局自分のことが一番可愛いのだろう。
だが、カティだけは、誰に何を言われたとしても大人しく譲ってやるわけにはいかない。
「その考えが愚かなんだお前は!!!!」
自分勝手な俺の考えを見抜いたのか、殿下は珍しく声を荒らげた。
「どうしてわざわざ不幸な道を選ぶ!くだらないことに手を汚すよりも、お前の隣りでカティア嬢が笑える未来を掴み取る事に尽力するべきだったよお前はっ!」
「…正気ですか?」
「気持ちのひとつも伝えたことがないくせに、諦める理由が私には全く理解できない」
「理解できないならやはり殿下は頭がおかしいのでは?」
熱く語るのは良いが、綺麗事を押し付けるのはやめてほしい。
「兄として慕っていた男が、ずっと自分を女として見ていたなど…っ、気持ち悪いだけだ」
「私としては兄に容赦無く迫害されるよりずっとましだと思うが?」
あっけらかんとして答える殿下に無性に腹が立った。
「例えそうだとしても、この思いは何の生産性もない無駄なものです」
「うまくいくかいかないかはやってみないとわからないものだ」
「うまくいったところで無意味には変わりありません」
殿下は俺とカティが兄妹であることを忘れているのだろうか。
脳が腐っているのではないか。
「もしかして、何か失礼なことを考えているか?私はもちろんグレンとカティア嬢が兄妹だということは理解しているぞ」
読心術でも心得ているのかこの男は。
「しかしお前達は血が繋がっていないのだろう?だったらいくらでもやりようはある。そうだな、例えば…彼女の母君の生家へ一度養子に出して嫁いできて貰うとか」
結ばれる前提で話す殿下。
そんなに簡単な問題じゃない。
殿下の言ったことは、俺だって一度は思案したこともあった。
しかし、
「それは無理ですよ。確かに公爵家であれば彼女を受け入れてくれるでしょうが、彼らは私達を恨んでいる…一度彼女をあちらへやれば、絶対に戻してはくれない」
「恨んでいる…?」
これはカティさえも知らない話だ。
「彼女の母は、毒殺されました。殺したのは私の母です」
当時貧乏男爵家の娘だった母は、人を雇ってカティの母親を殺した。
使用人たちが話しているところに偶然居合わせた俺は、信じたくなかったが…信じざるを得なかった。
あの母の性格は嫌という程知っている。
公爵家の地位がどうしても欲しかったのだろう。
カティの母親が死んで一番得をしたのは俺の母だ。
幼かったカティには病死と伝えられたが、病気ひとつしない健康な人だったと聞く。
「公爵家一族は、母を殺した私達を憎んでいます。私がカティと結ばれることなど、彼らは絶対に許しません」
「…そうか」
納得したのか、殿下は一度口を噤んだ。
「公爵家はカティア嬢の意思ならば、尊重するんじゃないか?」
「…カティが俺に揺らぐことの方が有り得ない」
「だからお前は…努力もせずに悲観するのはやめろ!初めから最善をつくしていれば今のようなことにはならなかった、関係ない私にだってそのくらいわかるわ!!!もうお前本当は対してカティア嬢のこと好きなんかじゃないのではないか!?」
殿下は普段の落ち着きもなくし、俺を怒鳴りつける。
心外な言葉にさすがの俺も何かが切れてしまった。
ふざけるな…!
「そんなわけないだろ!!!俺よりカティのことを愛している人間などいないっ、俺は愚か者たがそれだけは確信を持って言える!あまり馬鹿なことをおっしゃると殿下でも許しませんよ!!!」
「…っ、!ははっ、お前でもそんなに大きな声が出るんだな。初めてそのような人間味のあるところを見たぞ」
完全に不敬にあたるように態度で言葉をぶつけた俺に、殿下は怒るどころか面白そうに笑った。
ムカつく…!
「この国の王太子にそのような口の利き方ができるくせに、どうして惚れた女の一人にすら思いを告げることもできないのか」
「……」
「また元の無表情か。傷つけることも問題だが、その態度もまたカティア嬢に嫌われる要因だな」
正論を突きつけてくる殿下。
「まずは精一杯謝れ。話はそれからだ」
「……謝ってもどうせ許されません」
「許してもらうために謝るのか?」
「………カティはもう俺の顔なんて見たくもないはずです」
「お前は意外と子どもだな。二の足を踏んでいるうちにも、カティア嬢はグレンのことを見限っていくのだぞ?」
殿下が呆れたように言葉を続ける。
「グレン、お前は…カティア嬢はなんだかんだ心の底から自分を嫌うことは無いと思っているんじゃないか?」
「っ…」
殿下の言葉は、深層心理で俺が思っていたことなのかもしれない。
やけに心に響いた。
「人の心には、限界がある。カティア嬢はいつまでお前の歪んだ執着に耐えられるかな」
「……肝に銘じておきます」
得体の知れない焦燥感に、居てもたってもいられず、俺は足早にホールを後にした。
殿下は俺が思っていたよりもずっと、侮れない人間だった。
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