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孤独の航路
しおりを挟むたった一人の君に会えたこと
今まで出会った誰とも違う
初めて 人に触れたみたいだ
その日から 世界に音楽があふれ始めたこと
君は知らないだろう
同じものを 好きだと
もっと早く知っていたなら
秘密の窓辺に 連れて行ったのに
肩を触れ合わせながら
この場所から見える 流星は特別なんだと
そんなことを言ったら 子どもっぽいだろうか
そう思って 口をつぐんで
君からの想いだけを 受け取ったふりして
何のために 心に蓋をして来たのか
君は知らないだろう
それでも 君は 想いの全てを
小さな菓子 分厚い本 空駆ける流星
それらに乗せて いつも僕にくれたんだ
僕の心が いつも答えのある数式なら
君の心は 答えの無い文学のよう
正しい答えが わからないまま
生きて行くのは苦手だけど
君の手を握り ともに歩いて行こう
君がくれた 暖かい心を抱きしめて
僕のことをわかる人がいること
他人に理解されたいわけじゃ無いけど
初めて そんな人に出会った
だから今日からは 君がそばにいることで
生きている気がするんだ
君を置いて行く なんて
そんなことを 知っていたなら
もっと上手く 立ち回っていたのに
一千年の孤独 真空の宇宙
通りかかる 流星すら無い世界に
君をひとり残して 罪の意識にどれだけ苛まれたか
誰にも言えずに この想いを
君に伝えることさえ できなかった
誰のために 旅して来たのか
忘れてしまいそうだった
それでも 君と 再び逢えた時
空を駆けてきた 君を受け止めて
初めて交わした 口づけを忘れない
僕の心が 不器用で頑ななら
君の心は それを包む柔らかい光だ
答えを 間違っててもいい
そんな生き方を知ったから
君の手を離さない 絶対に
君の心を 僕だけのものにしてしまおう
君の瞳も 桜色の唇も
優しい眼差しも 音楽のような声も
しなやかな手も 脚も
絡めた指先も 温めあった身体も
なにもかも
想い出の中に閉じ込めて
君は僕だけのものに
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