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7話
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体を流して泡を濯ぎ終わった2人は、脱衣所で体だけ拭き服を纏わないまま寝室へと直行した。
カロボスだけは腰にタオルだけ巻いた格好だったが、テリィは全裸、しかもキスの余韻の残るぼんやりとした意識のままベッドに運ばれ、柔らかいシーツの上に体を放られる。
「あの…ご主人様」
「ん?」
カロボスは返事だけして、サイドチェストから怪しいボトルや小袋を取り出す。
大した知識がなくてもテリィは雰囲気で理解できる。
これから2人ですること。
「俺…こういうのしたことなくて…」
「?なんだ、殺し屋のくせにこういう経験もないのか」
「………………え?」
突然カロボスから投げかけられた言葉で、朦朧としていた意識が一気に覚醒する。
聞き間違いではないかとテリィが茫然としていると、カロボスは薄い笑顔を浮かべて覆いかぶさってきた。
「それともそういう設定か?折角1人になったり風呂誘って2人きりになったのにお前殺気の一つも出さねぇんだもん、てっきりヤってる最中に狙ってくるタイプかと思ったんだけどな」
つらつらと語るカロボスと裏腹に、テリィは言葉どころか指一つ動かせないほど固まってしまっている。
そんなテリィを無視してカロボスは耳を一舐めすると、そのまま首筋や胸元にも唇を落としていく。
「まぁお前フリじゃなくて全然おぼこいもんな、ブラッドの勘違いかもと思ったけど、その反応だと間違いじゃないなさそうだ」
「いや……違っ…俺は…」
どうしてバレたのか?などと考える隙もなく畳みかけてくるカロボスにテリィは反射のように否定しようとするが、自分でも驚くほど上擦った声になってしまい、いま言われたように殺し屋ではないと否定しようがないほど動揺してしまっていた。
するとさきほどまでの穏やかな雰囲気が突如消え失せ、カロボスはテリィの口を塞ぐように顔を掴み、空気が歪むほどの怒気を孕ませる。
背筋が凍りつき、死を覚悟したテリィは息を忘れ無意識に目元に涙が溜まっていく。
「今から、俺が聞いたこと全部素直に応えろよ?ちょっとでも誤魔化したり嘘ついたら生きたまま犬共に喰わすからな」
塞がれた口の中で歯がカタカタと音をたてる。
お風呂上がりで温まっていたはずの体は、もう心の臓まで冷え切っているような気がした。
数分前までのどこか甘い空気が漂っていたのと同じ部屋とは思えないほど恐怖に塗り替えられ、強烈な殺気に完全に飲まれてしまったテリィは一も二もなく、カロボスの言葉に何度も頷いた。
「まず、お前はいつ俺のこと殺すつもりだったんだ?一週間も時間やったのに」
質問と同時に多少カロボスの纏う威圧感が薄れ、口を塞いでいた手が離されたテリィは生唾を飲み込み、荒い呼吸をなんとか整え、途切れ途切れに説明をする。
今日飲ませたコーヒーに毒を盛ったこと。24時間以内には死亡すること。解毒剤はないこと。死亡したあとは毒の証拠が体から消え去り、毒殺だとわかりにくいこと。
しかし一連の話を聞いてもカロボスはあっけらかんとした様子で「ふむ…」と納得したように小首を傾げるだけだった。
「そっかそっか、たしかにお前の細腕じゃ刃物なんか使ったって俺に傷一つつけられないだろうしな、…で?毒殺失敗したら次はどうするつもりだったんだ?」
「え…?それは…」
言われて気付いたが、カロボスには未だ症状らしい症状はでていない。
時計を確認すると16時半、すでに毒を飲んでから8時間近く経っていることになる。
普通ならもう倦怠感や息苦しさの症状がでていてもおかしくないはずなのに、カロボスは呼吸一つ乱れてはいない。
前述通りテリィには毒殺以外の暗殺方法は無く、銃や刃物を扱う技術も、寝首を掻く手腕も、爆弾をしかけるといった知識もありはしない。
「…まさかお前、毒一つで俺の所に乗り込んできたのか?」
「でも…だって…いままで毒の効かなかった人なんていなかったから…」
さすがに複数の罪のない人間で毒物の実験などできるわけはないが、テリィは毒を作る段階で虫や観賞魚、実験用マウスなどで何度もデータをとり、初めて人間に使った時も事前の実験結果と齟齬のない出来だったのだ。
それ故に多少症状の進行に個人差はあったとしても、毒が全く効かない人間がいるなど想像もしていなかった。
「へー、何人くらい殺したんだ?」
「………3人」
最早隠し立ては無理だと判断したテリィが正直に答えると、その途端カロボスはぶはっと噴き出した。
「3人!?たった3人!?ほぼ素人じゃねーか!ハゼットとブルドの半分も殺ってねーじゃんか」
「え!!??」
さらっととんでもないことを聞かされ、テリィが口を開けたまま茫然としていると、カロボスはようやく笑い転げていた息を整え、またあの薄い笑顔を浮かべる。
その笑顔は先ほどの身の毛もよだつほどの恐怖を感じるものではなかったが、ねっとりと全身に纏わりつくような得体の知れなさを感じ、テリィは身震いする。
「じゃあ続きはヤりながら聞くか」
「へ??」
先ほど取り出していたボトルから粘度の高い液体を手のひらに垂らしながら言ったカロボスに、テリィは顔を引きつらせながら間の抜けた声をあげた。
「あっっ!!や…やだっ!そこ…だめっ!!」
「おーおー、ローションたっぷりでもキツキツだな、マジもんのバージンか」
テリィは大量のローションを塗された下半身の秘所をカロボスに弄り回されていた。
背中から抱え込まれ逃げだすこともできず、今まで誰にも、自分でも触れたことのない場所に侵入され、テリィは痛みとも快感ともわからない感覚に体を跳ねさせることしかできなかった。
小柄で薄い体は腕を一本回されただけで容易に拘束され、犬のような小刻みな呼吸で必死に酸素を取り入れようとしていた。
「まぁ、さすがに今日いきなりつっこむようなことはしねーよ、折角だしじっくりしつけたいからな」
そう言うとカロボスはゆっくりと指を引き抜き、テリィの拘束を解いてベッドに横たえさせる。
ようやく一息つける。
そう思ったのも束の間、テリィの眼前にみたこともない巨大なものが現れる。
いや、見たことはある。
なぜなら同じ男であるテリィにも同じものが付いているのだから。
しかし成人男性の、しかも完全にいきり勃ったものを見ることなど、普通の生活をしていればまずないことだ。
「そういやお前いくつだ?あ、ブラッドに言ったやつじゃなくて本当の歳な」
この状況でそんなことを聞くのか、と腹立たしくも思ったが、誤魔化したり嘘をつけば命の危険がある状況は変わらない。
なにせ殺し屋であることがバレ、圧倒的に不利な立場で逃げる手段もなく、完全にまな板の上の鯉になっているのだから。
テリィがぼそりとした小さな声で実年齢を教えると、カロボスはくくっと可笑しそうに笑って「間違いなくうちに来た奴の中で一番若いな」と揶揄うように言った。
「じゃ、色々経験の浅いテリィくんにはまず口の使い方覚えて貰うか」
唇に熱く硬い怒張が押し付けられ、言わんとしていることを察するテリィ。
おずおずと手を伸ばしカロボスのモノに触れると、ビクンっと意思を持っているかのように跳ねあがり、テリィは一瞬慄いて手を放してしまう。
しかしなんとか再び手で触れ、大きな雄に舌をあてがうとまたぴくぴくと震えはじめる。
それと同時にカロボスの指が再びテリィの秘所を叩き、焦らすように指の腹で擦り始める。
「さっきのキス覚えてるか?舌の動かし方もうわかるよな?」
「…は、い…」
時間としては僅かなものだったが、凄まじいインパクトのあった浴室でのキスを思い出し、テリィは赤面しながら口での奉仕を始める。
グロテスクとすら言える赤黒い槍のような雄は、舌火傷をしてしまいそうなほどの熱をもっており、少量の唾液を塗して滑りをよくするように咥えると、段々とテリィの体温も上がり始める。
しばらく呼吸を忘れており、テリィが息継ぎをするように一度口を離し、呼吸を整えもう一度先端を口に含み、ツルツルとした亀頭に舌を這わせる。
存在感、という言葉が生ぬるいほどの物体が口内で震え、唾液とは違うぬらついたものが溢れはじめた。
そしてまた秘所に入り込んできた指が今度は二本、三本と増やされていき、テリィは指の動きと自分の舌の動きがリンクしているような錯覚に陥り、倒錯的な気持ちが沸き上がる。
カロボスの視線はいつの間にか熱のこもったものになっており、ふと目があった瞬間、自分はこの男の獲物になっているのだと自覚させられた。
右手では体内を無遠慮に拡げるように弄り回しているのに、左手は慈しむかのように優しく頬に触れて、息苦しさで漏れてしまった涙を掬い上げてくれる。
大人の男の優しい仕草に、テリィは頭から背中にかけてぞくぞくとした快感を走らせてしまう。
下半身の刺激ももうそのほとんどが快感に感じられるようになっており、テリィは足をピンっと伸ばし、体内の敏感な部分を擦られる度全身を跳ねさせた。
それでもテリィは目の前の雄の愛撫を忘れず、唾液と先走りが溢れそうになるたびに吸い付き、裏筋を無意識に刺激した。
そんな行為を繰り返したせいでカロボスも次第に昂っていき、テリィから指と雄を引き抜くと、再び小さな体に覆いかぶさった。
「じゃあ、今日の仕上げだな」
普段聞いている声とは明らかに違う艶のある声に、テリィはわけもわからず全身を震わせる。
他者から与えられる快感というものに馴染みのなかった体は、この短時間ですっかりと刺激を享受する淫靡なものへと変化してしまっていた。
テリィに覆いかぶさったカロボスは限界まで昂った雄を、眼下の控えめながらしっかりと自己主張している幼茎に押し当てる。
テリィのものはサイズ的には年相応なものであったが、大人のものと比べると、いや比べるまでもなく明らかなサイズ差があった。
「ダチとこういうことしたことあるか?」
「ない、ないです…っ!」
触れ合っただけで電気が走ったような快感に襲われ、テリィは全身を強張らせる。
この国では義務教育というものこそないものの、年頃になればほとんどの人間は教育機関に通う。
しかしテリィがそんな当たり前の生活をしていたのも、父が無実の罪で糾弾され社会的に追い詰められるようになった時までである。
親子は逃げるように街を離れ、元々いた友人達とも疎遠になり、テリィはもう学校にも友人にも縁のない生活を送るようになって久しい。
もっとも友人がいたとて、このように男子同士で下半身で快感を得合うようなことをすることは稀ではあるが。
「これも初めてか、じゃあしっかり覚えろよ、いつでも思い出せる体にしてやるからな」
先ほどこの行為が始まる前、カロボスは「しつけ」と言っていた。
それはこの先2人の関係が健全な主従関係ではなくなることを意味している。
テリィが殺し屋という時点で最初から健全な関係ではなかったが、もう表面上ですらそんな関係ではいられなくなるのだ。
覚えろと言われても、もうテリィの刺激の許容量は限界近くになっており、頭がいまにもパンクしてしまいそうだった。
しかもこれからまだ先ほど以上の快感が自分に襲い掛かるという予感がし、正気を保てるだろうかと恐怖した。
テリィは心の準備をする時間を稼ぐかのように口を開き、カロボスに問う。
「あの…ご主人様は俺が殺し屋だとわかって…始末したりはしないんですか?」
テリィに当然出てくるであろう疑問を投げかけられると、二本の雄を同時に掴もうとしていたカロボスの手が止まる。
以前から噂にあったカロボスの周りでの不可解な死。
先ほどの発言からするとどうやらただの噂でないことは明らかなようで、スパイやもしかしたら自分と同じような殺し屋もカロボスの命令でハゼットやブルドに始末されていたのかもしれない、と。
その道理でいけば自分もその粛清対象になるはずなのに、なぜ手を下さないのか、そもそも殺し屋だとわかっていた自分をブラッドがなぜ雇ったのかというのは当然の疑問である。
殺し屋だという確証を得るために泳がせていたにしても、このような夜伽のようなことをさせる意味がわからなかった。
「別に、俺は殺し殺されなんてどうでもいいんだよ、もし俺が死んでもブラッド辺りが仕事は引き継いで適当にやるだろうし、お前も普通の仕事しっかりやってるなら雇用継続はするつもりだったし」
最後に「そういう育ちなもんでな」とつけ加え、テリィの額に唇で触れる。
倫理観や、そもそもの命の価値観が違うのだと言われ、テリィはその言葉に彼の、いや彼らの深い闇、得体の知れなさを感じたが、自分に向けられた笑顔に絆され、それ以上の言及を止めた。
「あっっっ!!」
会話が終わると同時にカロボスの手が自身のものとテリィのものを一緒に掴んで擦りあげる。
不意打ちのような快感にテリィが嬌声をあげると、一瞬手を止められるが、それは本当に束の間で、テリィの反応を見て楽しそうに笑うとまた二本の雄を同時に刺激しはじめる。
「こんだけサイズが違うと、兜合わせっていうより兜比べだな」
雄々しく反り立つ怒張と、慣れない刺激でただされるがままにぴくぴくと震える幼茎。
まだ半分が包皮に覆われている成長途中の生殖器の、わずかに顔を出している裏筋が、ローションとカロボスの裏筋に無体に攻め立てられ、容赦のない快感でテリィは悲鳴のように喘ぎ声をもらす。
声を抑えようと懸命にシーツを掴んで歯を食いしばるが、カロボスは手の動きを速め、もう一度テリィの唇を舐めるようにキスをする。
「ほら、俺に掴まってていいぞ」
優しく囁くカロボスに、快感を堪える力の行き先を求めていたテリィはすぐさま飛びつき、両腕でしっかりとたくましい体にしがみついた。
「っ…じ、さま…!ごしゅ……さまぁ!」
浅い呼吸で必死に酸素をとりこみながら、呂律の回っていない口でカロボスを呼ぶ。
小さく笑ったカロボスは今度はテリィの口を自分の口で塞ぎ、浴室でしたような深く長いキスをする。
口内と下半身同時に与えられる種類の違う快感に、テリィの頭はオーバーヒートを起こし陶酔していく。
身も心も全て支配されているような行為だが、テリィにはもうその行為を止めさせる気力も意識も残ってはいなかった。
ただただ気持ちいい。ずっと続けていたい。カロボスと触れ合っていたい。
体中の汗腺が開き、全身から汗がにじみ始める。
そして一際強く雄の先端が捏ねくり回され、テリィの限界が訪れる。
「ごしゅ…じ…あっ…!ダメ…!イく…っ!でちゃ…!」
「あぁ、じゃあ一緒にイくか」
ぎりぎりまで追い詰められ、息も絶え絶えになっているテリィと比べて、カロボスは終始余裕の態度と表情を崩さなかった。
そんな彼の様子に一瞬悔しさを感じたが、そんな気持ちもあっという間に快感の波に溶かされていった。
「あっ…あっ…!あっっ!あぁっっ!!」
最後に大きい悲鳴を上げ、2人はほぼ同時に果てた。
テリィから放たれたものは最初の一発目こそ胸元まで勢いよく飛んだが、二発目三発目と放つ度に勢いを落としていき、五発目を放った後は尿道から残りが僅かに漏れるだけになっていた。
一方カロボスの放ったものは最初の数発がテリィの顔や髪、喉元や胸、腹部や臀部を順番に汚していき、勢いが多少収まった十発目以降も量はとどまることを知らず、テリィの果てたばかりの雄を大量の白濁液で濡らしていた。
ほぼ同時に放ったはずなのに、カロボスはテリィの三倍近い時間をかけて夥しい量の精を放ち、小さな体を隈なくマーキングしていた。
「流石に久しぶりだと結構出るな」
最後の一滴を絞り出すように自身の雄を掴むと、テリィの柔らかい太ももに先端を擦りつけて粘度の高い半液体を塗り拡げた。
疲労困憊といった様子のテリィが頭を擡げると、大量に放たれた2人分(ほとんどがカロボスのものだったが)の精液を見て目を白黒させる。
「こんなに…出るんですね…」
初めて目の当たりにした大人の男が達する光景。
テリィは頬についた精液を指で掬い、親指と中指でねっとりと糸を引くそれを興味深そうに眺めた。
快感の余韻で少し朦朧としている様子を見てカロボスは満足そうに笑うと、そのままテリィの体を持ち上げてシーツの上に座らせた。
「じゃあ最後、後始末までしっかりな」
そういって目の前に差し出される、射精前と変わらぬ硬度と大きさを保っている怒張。
テリィはそれを見て一瞬息を飲むが、特に抵抗を示すことなく口に含み、先ほど教えられた通りのやり方で雄全体に舌を這わせる。
「終わった後のはな、中に残ってるのを吸い出す感じでするんだぞ」
「ふぁい…ごひゅひんはま…」
言われた通りに時折口を窄め、まだ尿道に残っていた精を吸い出して唾液と一緒に嚥下する。
喉に張り付くような、独特の味がする、お世辞にも飲み下しやすいとはいえないものだったが、テリィは最後まで愛おしそうにカロボスの雄に奉仕し続けた。
カロボスだけは腰にタオルだけ巻いた格好だったが、テリィは全裸、しかもキスの余韻の残るぼんやりとした意識のままベッドに運ばれ、柔らかいシーツの上に体を放られる。
「あの…ご主人様」
「ん?」
カロボスは返事だけして、サイドチェストから怪しいボトルや小袋を取り出す。
大した知識がなくてもテリィは雰囲気で理解できる。
これから2人ですること。
「俺…こういうのしたことなくて…」
「?なんだ、殺し屋のくせにこういう経験もないのか」
「………………え?」
突然カロボスから投げかけられた言葉で、朦朧としていた意識が一気に覚醒する。
聞き間違いではないかとテリィが茫然としていると、カロボスは薄い笑顔を浮かべて覆いかぶさってきた。
「それともそういう設定か?折角1人になったり風呂誘って2人きりになったのにお前殺気の一つも出さねぇんだもん、てっきりヤってる最中に狙ってくるタイプかと思ったんだけどな」
つらつらと語るカロボスと裏腹に、テリィは言葉どころか指一つ動かせないほど固まってしまっている。
そんなテリィを無視してカロボスは耳を一舐めすると、そのまま首筋や胸元にも唇を落としていく。
「まぁお前フリじゃなくて全然おぼこいもんな、ブラッドの勘違いかもと思ったけど、その反応だと間違いじゃないなさそうだ」
「いや……違っ…俺は…」
どうしてバレたのか?などと考える隙もなく畳みかけてくるカロボスにテリィは反射のように否定しようとするが、自分でも驚くほど上擦った声になってしまい、いま言われたように殺し屋ではないと否定しようがないほど動揺してしまっていた。
するとさきほどまでの穏やかな雰囲気が突如消え失せ、カロボスはテリィの口を塞ぐように顔を掴み、空気が歪むほどの怒気を孕ませる。
背筋が凍りつき、死を覚悟したテリィは息を忘れ無意識に目元に涙が溜まっていく。
「今から、俺が聞いたこと全部素直に応えろよ?ちょっとでも誤魔化したり嘘ついたら生きたまま犬共に喰わすからな」
塞がれた口の中で歯がカタカタと音をたてる。
お風呂上がりで温まっていたはずの体は、もう心の臓まで冷え切っているような気がした。
数分前までのどこか甘い空気が漂っていたのと同じ部屋とは思えないほど恐怖に塗り替えられ、強烈な殺気に完全に飲まれてしまったテリィは一も二もなく、カロボスの言葉に何度も頷いた。
「まず、お前はいつ俺のこと殺すつもりだったんだ?一週間も時間やったのに」
質問と同時に多少カロボスの纏う威圧感が薄れ、口を塞いでいた手が離されたテリィは生唾を飲み込み、荒い呼吸をなんとか整え、途切れ途切れに説明をする。
今日飲ませたコーヒーに毒を盛ったこと。24時間以内には死亡すること。解毒剤はないこと。死亡したあとは毒の証拠が体から消え去り、毒殺だとわかりにくいこと。
しかし一連の話を聞いてもカロボスはあっけらかんとした様子で「ふむ…」と納得したように小首を傾げるだけだった。
「そっかそっか、たしかにお前の細腕じゃ刃物なんか使ったって俺に傷一つつけられないだろうしな、…で?毒殺失敗したら次はどうするつもりだったんだ?」
「え…?それは…」
言われて気付いたが、カロボスには未だ症状らしい症状はでていない。
時計を確認すると16時半、すでに毒を飲んでから8時間近く経っていることになる。
普通ならもう倦怠感や息苦しさの症状がでていてもおかしくないはずなのに、カロボスは呼吸一つ乱れてはいない。
前述通りテリィには毒殺以外の暗殺方法は無く、銃や刃物を扱う技術も、寝首を掻く手腕も、爆弾をしかけるといった知識もありはしない。
「…まさかお前、毒一つで俺の所に乗り込んできたのか?」
「でも…だって…いままで毒の効かなかった人なんていなかったから…」
さすがに複数の罪のない人間で毒物の実験などできるわけはないが、テリィは毒を作る段階で虫や観賞魚、実験用マウスなどで何度もデータをとり、初めて人間に使った時も事前の実験結果と齟齬のない出来だったのだ。
それ故に多少症状の進行に個人差はあったとしても、毒が全く効かない人間がいるなど想像もしていなかった。
「へー、何人くらい殺したんだ?」
「………3人」
最早隠し立ては無理だと判断したテリィが正直に答えると、その途端カロボスはぶはっと噴き出した。
「3人!?たった3人!?ほぼ素人じゃねーか!ハゼットとブルドの半分も殺ってねーじゃんか」
「え!!??」
さらっととんでもないことを聞かされ、テリィが口を開けたまま茫然としていると、カロボスはようやく笑い転げていた息を整え、またあの薄い笑顔を浮かべる。
その笑顔は先ほどの身の毛もよだつほどの恐怖を感じるものではなかったが、ねっとりと全身に纏わりつくような得体の知れなさを感じ、テリィは身震いする。
「じゃあ続きはヤりながら聞くか」
「へ??」
先ほど取り出していたボトルから粘度の高い液体を手のひらに垂らしながら言ったカロボスに、テリィは顔を引きつらせながら間の抜けた声をあげた。
「あっっ!!や…やだっ!そこ…だめっ!!」
「おーおー、ローションたっぷりでもキツキツだな、マジもんのバージンか」
テリィは大量のローションを塗された下半身の秘所をカロボスに弄り回されていた。
背中から抱え込まれ逃げだすこともできず、今まで誰にも、自分でも触れたことのない場所に侵入され、テリィは痛みとも快感ともわからない感覚に体を跳ねさせることしかできなかった。
小柄で薄い体は腕を一本回されただけで容易に拘束され、犬のような小刻みな呼吸で必死に酸素を取り入れようとしていた。
「まぁ、さすがに今日いきなりつっこむようなことはしねーよ、折角だしじっくりしつけたいからな」
そう言うとカロボスはゆっくりと指を引き抜き、テリィの拘束を解いてベッドに横たえさせる。
ようやく一息つける。
そう思ったのも束の間、テリィの眼前にみたこともない巨大なものが現れる。
いや、見たことはある。
なぜなら同じ男であるテリィにも同じものが付いているのだから。
しかし成人男性の、しかも完全にいきり勃ったものを見ることなど、普通の生活をしていればまずないことだ。
「そういやお前いくつだ?あ、ブラッドに言ったやつじゃなくて本当の歳な」
この状況でそんなことを聞くのか、と腹立たしくも思ったが、誤魔化したり嘘をつけば命の危険がある状況は変わらない。
なにせ殺し屋であることがバレ、圧倒的に不利な立場で逃げる手段もなく、完全にまな板の上の鯉になっているのだから。
テリィがぼそりとした小さな声で実年齢を教えると、カロボスはくくっと可笑しそうに笑って「間違いなくうちに来た奴の中で一番若いな」と揶揄うように言った。
「じゃ、色々経験の浅いテリィくんにはまず口の使い方覚えて貰うか」
唇に熱く硬い怒張が押し付けられ、言わんとしていることを察するテリィ。
おずおずと手を伸ばしカロボスのモノに触れると、ビクンっと意思を持っているかのように跳ねあがり、テリィは一瞬慄いて手を放してしまう。
しかしなんとか再び手で触れ、大きな雄に舌をあてがうとまたぴくぴくと震えはじめる。
それと同時にカロボスの指が再びテリィの秘所を叩き、焦らすように指の腹で擦り始める。
「さっきのキス覚えてるか?舌の動かし方もうわかるよな?」
「…は、い…」
時間としては僅かなものだったが、凄まじいインパクトのあった浴室でのキスを思い出し、テリィは赤面しながら口での奉仕を始める。
グロテスクとすら言える赤黒い槍のような雄は、舌火傷をしてしまいそうなほどの熱をもっており、少量の唾液を塗して滑りをよくするように咥えると、段々とテリィの体温も上がり始める。
しばらく呼吸を忘れており、テリィが息継ぎをするように一度口を離し、呼吸を整えもう一度先端を口に含み、ツルツルとした亀頭に舌を這わせる。
存在感、という言葉が生ぬるいほどの物体が口内で震え、唾液とは違うぬらついたものが溢れはじめた。
そしてまた秘所に入り込んできた指が今度は二本、三本と増やされていき、テリィは指の動きと自分の舌の動きがリンクしているような錯覚に陥り、倒錯的な気持ちが沸き上がる。
カロボスの視線はいつの間にか熱のこもったものになっており、ふと目があった瞬間、自分はこの男の獲物になっているのだと自覚させられた。
右手では体内を無遠慮に拡げるように弄り回しているのに、左手は慈しむかのように優しく頬に触れて、息苦しさで漏れてしまった涙を掬い上げてくれる。
大人の男の優しい仕草に、テリィは頭から背中にかけてぞくぞくとした快感を走らせてしまう。
下半身の刺激ももうそのほとんどが快感に感じられるようになっており、テリィは足をピンっと伸ばし、体内の敏感な部分を擦られる度全身を跳ねさせた。
それでもテリィは目の前の雄の愛撫を忘れず、唾液と先走りが溢れそうになるたびに吸い付き、裏筋を無意識に刺激した。
そんな行為を繰り返したせいでカロボスも次第に昂っていき、テリィから指と雄を引き抜くと、再び小さな体に覆いかぶさった。
「じゃあ、今日の仕上げだな」
普段聞いている声とは明らかに違う艶のある声に、テリィはわけもわからず全身を震わせる。
他者から与えられる快感というものに馴染みのなかった体は、この短時間ですっかりと刺激を享受する淫靡なものへと変化してしまっていた。
テリィに覆いかぶさったカロボスは限界まで昂った雄を、眼下の控えめながらしっかりと自己主張している幼茎に押し当てる。
テリィのものはサイズ的には年相応なものであったが、大人のものと比べると、いや比べるまでもなく明らかなサイズ差があった。
「ダチとこういうことしたことあるか?」
「ない、ないです…っ!」
触れ合っただけで電気が走ったような快感に襲われ、テリィは全身を強張らせる。
この国では義務教育というものこそないものの、年頃になればほとんどの人間は教育機関に通う。
しかしテリィがそんな当たり前の生活をしていたのも、父が無実の罪で糾弾され社会的に追い詰められるようになった時までである。
親子は逃げるように街を離れ、元々いた友人達とも疎遠になり、テリィはもう学校にも友人にも縁のない生活を送るようになって久しい。
もっとも友人がいたとて、このように男子同士で下半身で快感を得合うようなことをすることは稀ではあるが。
「これも初めてか、じゃあしっかり覚えろよ、いつでも思い出せる体にしてやるからな」
先ほどこの行為が始まる前、カロボスは「しつけ」と言っていた。
それはこの先2人の関係が健全な主従関係ではなくなることを意味している。
テリィが殺し屋という時点で最初から健全な関係ではなかったが、もう表面上ですらそんな関係ではいられなくなるのだ。
覚えろと言われても、もうテリィの刺激の許容量は限界近くになっており、頭がいまにもパンクしてしまいそうだった。
しかもこれからまだ先ほど以上の快感が自分に襲い掛かるという予感がし、正気を保てるだろうかと恐怖した。
テリィは心の準備をする時間を稼ぐかのように口を開き、カロボスに問う。
「あの…ご主人様は俺が殺し屋だとわかって…始末したりはしないんですか?」
テリィに当然出てくるであろう疑問を投げかけられると、二本の雄を同時に掴もうとしていたカロボスの手が止まる。
以前から噂にあったカロボスの周りでの不可解な死。
先ほどの発言からするとどうやらただの噂でないことは明らかなようで、スパイやもしかしたら自分と同じような殺し屋もカロボスの命令でハゼットやブルドに始末されていたのかもしれない、と。
その道理でいけば自分もその粛清対象になるはずなのに、なぜ手を下さないのか、そもそも殺し屋だとわかっていた自分をブラッドがなぜ雇ったのかというのは当然の疑問である。
殺し屋だという確証を得るために泳がせていたにしても、このような夜伽のようなことをさせる意味がわからなかった。
「別に、俺は殺し殺されなんてどうでもいいんだよ、もし俺が死んでもブラッド辺りが仕事は引き継いで適当にやるだろうし、お前も普通の仕事しっかりやってるなら雇用継続はするつもりだったし」
最後に「そういう育ちなもんでな」とつけ加え、テリィの額に唇で触れる。
倫理観や、そもそもの命の価値観が違うのだと言われ、テリィはその言葉に彼の、いや彼らの深い闇、得体の知れなさを感じたが、自分に向けられた笑顔に絆され、それ以上の言及を止めた。
「あっっっ!!」
会話が終わると同時にカロボスの手が自身のものとテリィのものを一緒に掴んで擦りあげる。
不意打ちのような快感にテリィが嬌声をあげると、一瞬手を止められるが、それは本当に束の間で、テリィの反応を見て楽しそうに笑うとまた二本の雄を同時に刺激しはじめる。
「こんだけサイズが違うと、兜合わせっていうより兜比べだな」
雄々しく反り立つ怒張と、慣れない刺激でただされるがままにぴくぴくと震える幼茎。
まだ半分が包皮に覆われている成長途中の生殖器の、わずかに顔を出している裏筋が、ローションとカロボスの裏筋に無体に攻め立てられ、容赦のない快感でテリィは悲鳴のように喘ぎ声をもらす。
声を抑えようと懸命にシーツを掴んで歯を食いしばるが、カロボスは手の動きを速め、もう一度テリィの唇を舐めるようにキスをする。
「ほら、俺に掴まってていいぞ」
優しく囁くカロボスに、快感を堪える力の行き先を求めていたテリィはすぐさま飛びつき、両腕でしっかりとたくましい体にしがみついた。
「っ…じ、さま…!ごしゅ……さまぁ!」
浅い呼吸で必死に酸素をとりこみながら、呂律の回っていない口でカロボスを呼ぶ。
小さく笑ったカロボスは今度はテリィの口を自分の口で塞ぎ、浴室でしたような深く長いキスをする。
口内と下半身同時に与えられる種類の違う快感に、テリィの頭はオーバーヒートを起こし陶酔していく。
身も心も全て支配されているような行為だが、テリィにはもうその行為を止めさせる気力も意識も残ってはいなかった。
ただただ気持ちいい。ずっと続けていたい。カロボスと触れ合っていたい。
体中の汗腺が開き、全身から汗がにじみ始める。
そして一際強く雄の先端が捏ねくり回され、テリィの限界が訪れる。
「ごしゅ…じ…あっ…!ダメ…!イく…っ!でちゃ…!」
「あぁ、じゃあ一緒にイくか」
ぎりぎりまで追い詰められ、息も絶え絶えになっているテリィと比べて、カロボスは終始余裕の態度と表情を崩さなかった。
そんな彼の様子に一瞬悔しさを感じたが、そんな気持ちもあっという間に快感の波に溶かされていった。
「あっ…あっ…!あっっ!あぁっっ!!」
最後に大きい悲鳴を上げ、2人はほぼ同時に果てた。
テリィから放たれたものは最初の一発目こそ胸元まで勢いよく飛んだが、二発目三発目と放つ度に勢いを落としていき、五発目を放った後は尿道から残りが僅かに漏れるだけになっていた。
一方カロボスの放ったものは最初の数発がテリィの顔や髪、喉元や胸、腹部や臀部を順番に汚していき、勢いが多少収まった十発目以降も量はとどまることを知らず、テリィの果てたばかりの雄を大量の白濁液で濡らしていた。
ほぼ同時に放ったはずなのに、カロボスはテリィの三倍近い時間をかけて夥しい量の精を放ち、小さな体を隈なくマーキングしていた。
「流石に久しぶりだと結構出るな」
最後の一滴を絞り出すように自身の雄を掴むと、テリィの柔らかい太ももに先端を擦りつけて粘度の高い半液体を塗り拡げた。
疲労困憊といった様子のテリィが頭を擡げると、大量に放たれた2人分(ほとんどがカロボスのものだったが)の精液を見て目を白黒させる。
「こんなに…出るんですね…」
初めて目の当たりにした大人の男が達する光景。
テリィは頬についた精液を指で掬い、親指と中指でねっとりと糸を引くそれを興味深そうに眺めた。
快感の余韻で少し朦朧としている様子を見てカロボスは満足そうに笑うと、そのままテリィの体を持ち上げてシーツの上に座らせた。
「じゃあ最後、後始末までしっかりな」
そういって目の前に差し出される、射精前と変わらぬ硬度と大きさを保っている怒張。
テリィはそれを見て一瞬息を飲むが、特に抵抗を示すことなく口に含み、先ほど教えられた通りのやり方で雄全体に舌を這わせる。
「終わった後のはな、中に残ってるのを吸い出す感じでするんだぞ」
「ふぁい…ごひゅひんはま…」
言われた通りに時折口を窄め、まだ尿道に残っていた精を吸い出して唾液と一緒に嚥下する。
喉に張り付くような、独特の味がする、お世辞にも飲み下しやすいとはいえないものだったが、テリィは最後まで愛おしそうにカロボスの雄に奉仕し続けた。
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