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221『魔法熱とポチョムキン村』
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巡(めぐり)・型落ち魔法少女の通学日記
221『魔法熱とポチョムキン村』
「カチューシャ見せて」
「ちょ、なにすんのよぉ!」
見るだけだと思って頭を向けると、カチューシャをむしり取るお祖母ちゃん。乱れた髪を手櫛で戻すんだけど、カチューシャ(エカテリーナ)のようにはいかない。4時間目がプールだったんでリンスの効き目がなくなってる。
「うぅん……だいぶ熱を持ってるねえ」
「え、そう?」
「魔法熱だから普通に触っても分からないさ、意識して見てごらん」
「えぇ……マホウネツ……マホウネ……ツ………………え、あ!?」
「分かったかい?」
魔法熱を意識すると、カチューシャは赤くなってアイロンの蒸気みたく陽炎がたちはじめる。
「なんでぇ……カチューシャって、明るくてふつうの子だったよ」
「名前はどう言ってた? 自己紹介とかはしたんだろ?」
「あ、うん、ゾフィー。ええと……ゾフィー…………なんとか(^_^;)」
「ゾフィー・アウグステ・フリーデリケだね」
「あ、そうそう、元々はドイツ貴族の娘だったんだってね」
「そうだよ…………そうか、見かけを若くしただけじゃなくて振出しから始めようってことなんだ……ちょっと難儀だねぇ」
「え、なんかヤバイの?」
「ちょっとねぇ……」
「んん?」
お祖母ちゃんは、すぐには答えずにキッチンでお茶を入れ、お茶うけのスコーンといっしょに持ってきてから話を続けたよ。
「これを見てごらん」
お祖母ちゃんがフワッと手を振ると、リビングの半分がひまわり畑を貫くきれいな道とヨーロッパ風の村の景色になった。
「お祖母ちゃんの風景描写力ってすごいね」
わたしは、せいぜい40インチ画面程度の描写力しかないけど、目の前の風景は180度の3D映像。
「いまのウクライナ、キーウ近くの農村さ、250年ほど昔のね」
ああ…………いまのウクライナのことが浮かんできて、ちょっと考えてしまう。
映像の中では、野良着の男たちが畑に向かい、普段着の女たちは洗濯をしたり子供の面倒を見たり、少し年長の子どもは小麦をひいたり水汲みの手伝いをしたり。それほど豊かではないけど、清潔で安定した農村の日常が繰り広げられている。
「あ、兵隊がやってくるよ」
ウクライナと言えば令和の現在では戦争の真っ最中なんだけど、250年前の兵隊はRPGゲームの中のようにお伽話めいている。ナポレオンみたいな帽子にピチピチズボンとブーツ、上着はボタンがたくさんついた燕尾服で、胸元はフリフリのリボン。で、兵隊の二割ぐらいは馬に乗っていて、道の両脇に並んで、なんか偉い人の到着を待っている感じ。
村人たちは兵隊を恐れる風でもなく、兵隊たちに声をかけたりして、自分たちもお出迎えの位置につく。
やがて、道の向こうからきれいな馬車が騎兵を引き連れてやってくる。馬車の中には恰幅のいい女王様みたいな女の人が収まって、兵隊や村人の様子に「よしよし」という感じで頷いている。
この笑顔……カチューシャだ!
「そう、ロシア皇帝に収まったころのエカテリーナ。新しくロシアに組み込まれたウクライナを視察に来てるところ」
「ええと……」
ちょっと戸惑ってしまう。令和のウクライナの印象とかけ離れすぎてる。
「馬車に偉そうなオッサンが乗ってるだろ」
「ああ、カチューシャの向かいね」
「ポチョムキンてロシアの将軍。露土戦争でロシアに勝利をもたらした男なんだけど『ウクライナは豊かに発展して、みな皇帝陛下を慕っております』とエカテリーナを騙したんだ」
「え、でも、めちゃくちゃ平和そうなんだけど」
「ちょっと、引きにしてみるよ……」
スマホの画面をつぼめるような手つきをすると、高度100メートルぐらいの高さから見下ろした景色になった。
「え……ええ!?」
カチューシャが視察する以外のところは、畑も村も荒れ果てて見る影もない。
なんか、ちょっと前までは荒れ果てた戦場だったところにオープンセットを組んだみたい!
「エカテリーナを安心させるために臨時に作ったニセモノの村だよ。こういうインチキを今でも『ポチョムキン村』って言うんだよ」
「これって……」
「エカテリーナの時代の発展というのは、こういうもんでね、発展には見えてるけど大きな陰があった。言ってみればロシア革命とか今の戦争とかは、みんなその影をひいた先にある」
クシャ
そう言うと、お祖母ちゃんはお茶うけのスコーンをスプーンで割った。
「それから……」
「ん?」
「ううん、それはまた次にしよう……あ、ジャム忘れた」
そう言うと、お祖母ちゃんはクルンと指を回す。
とたんに、ジャムのお皿が現れる。
ちょっとポチョムキン。
魔法で出しても、ちゃんとジャムの味がする。
でも、お酒に関しては、こういう魔法を使わずにちゃんと買いに行く。
やっぱり決定的な違いがあるんだろうね。
☆彡 主な登場人物
時司 巡(ときつかさ めぐり) 高校2年生 友だちにはグッチと呼ばれる
時司 応(こたえ) 巡の祖母 定年退職後の再任用も終わった魔法少女 時々姉の選(すぐり)になる
滝川 志忠屋のマスター
ペコさん 志忠屋のバイト
猫又たち アイ(MS銀行) マイ(つくも屋) ミー(寿書房)
宮田 博子(ロコ) 3年1組 クラスメート
辻本 たみ子 3年8組
高峰 秀夫 3年6組
吉本 佳奈子 3年4組 バレー部
横田 真知子 3年8組 リベラル系女子(MITAKA初代代表)
加藤 高明(10円男) 留年してる同級生
ナースチャ アナスタシア(ニコライ二世の第四皇女)
カチューシャ エカテリーナ二世(ゾフィー・アウグステ・フリーデリケ)
ユリア ナースチャを狙う魔法少女
安倍晴天 陰陽師、安倍晴明の50代目
藤田 勲 3年学年主任
先生たち 花園先生:1・2年の時の担任 グラマー:妹尾 現国:杉野 若杉:生指部長 体育:伊藤 水泳:宇賀 音楽:峰岸 世界史・3年1組担任:吉村先生 教頭先生 倉田(生徒会顧問) 藤野先生(大浜高校)
須之内直美 証明写真を撮ってもらった写真館のおねえさん。
御神楽采女 結婚式場の巫女 正体は須世理姫 キタマの面倒を見ている
早乙女のお婆ちゃん 三軒隣りのお婆ちゃん
時司 徒 (いたる) お祖母ちゃんの妹
妖・魔物 アキラ 戦艦石見(アリヨール) 藍(アオ、高松塚の采女)
その他の生徒たち 滝沢 栗原 牧内千秋(演劇部 8組) 明智玉子(生徒会長) 関根(MITAKA二代目リーダー)
灯台守の夫婦 平賀勲 平賀恵 二人とも直美の友人
221『魔法熱とポチョムキン村』
「カチューシャ見せて」
「ちょ、なにすんのよぉ!」
見るだけだと思って頭を向けると、カチューシャをむしり取るお祖母ちゃん。乱れた髪を手櫛で戻すんだけど、カチューシャ(エカテリーナ)のようにはいかない。4時間目がプールだったんでリンスの効き目がなくなってる。
「うぅん……だいぶ熱を持ってるねえ」
「え、そう?」
「魔法熱だから普通に触っても分からないさ、意識して見てごらん」
「えぇ……マホウネツ……マホウネ……ツ………………え、あ!?」
「分かったかい?」
魔法熱を意識すると、カチューシャは赤くなってアイロンの蒸気みたく陽炎がたちはじめる。
「なんでぇ……カチューシャって、明るくてふつうの子だったよ」
「名前はどう言ってた? 自己紹介とかはしたんだろ?」
「あ、うん、ゾフィー。ええと……ゾフィー…………なんとか(^_^;)」
「ゾフィー・アウグステ・フリーデリケだね」
「あ、そうそう、元々はドイツ貴族の娘だったんだってね」
「そうだよ…………そうか、見かけを若くしただけじゃなくて振出しから始めようってことなんだ……ちょっと難儀だねぇ」
「え、なんかヤバイの?」
「ちょっとねぇ……」
「んん?」
お祖母ちゃんは、すぐには答えずにキッチンでお茶を入れ、お茶うけのスコーンといっしょに持ってきてから話を続けたよ。
「これを見てごらん」
お祖母ちゃんがフワッと手を振ると、リビングの半分がひまわり畑を貫くきれいな道とヨーロッパ風の村の景色になった。
「お祖母ちゃんの風景描写力ってすごいね」
わたしは、せいぜい40インチ画面程度の描写力しかないけど、目の前の風景は180度の3D映像。
「いまのウクライナ、キーウ近くの農村さ、250年ほど昔のね」
ああ…………いまのウクライナのことが浮かんできて、ちょっと考えてしまう。
映像の中では、野良着の男たちが畑に向かい、普段着の女たちは洗濯をしたり子供の面倒を見たり、少し年長の子どもは小麦をひいたり水汲みの手伝いをしたり。それほど豊かではないけど、清潔で安定した農村の日常が繰り広げられている。
「あ、兵隊がやってくるよ」
ウクライナと言えば令和の現在では戦争の真っ最中なんだけど、250年前の兵隊はRPGゲームの中のようにお伽話めいている。ナポレオンみたいな帽子にピチピチズボンとブーツ、上着はボタンがたくさんついた燕尾服で、胸元はフリフリのリボン。で、兵隊の二割ぐらいは馬に乗っていて、道の両脇に並んで、なんか偉い人の到着を待っている感じ。
村人たちは兵隊を恐れる風でもなく、兵隊たちに声をかけたりして、自分たちもお出迎えの位置につく。
やがて、道の向こうからきれいな馬車が騎兵を引き連れてやってくる。馬車の中には恰幅のいい女王様みたいな女の人が収まって、兵隊や村人の様子に「よしよし」という感じで頷いている。
この笑顔……カチューシャだ!
「そう、ロシア皇帝に収まったころのエカテリーナ。新しくロシアに組み込まれたウクライナを視察に来てるところ」
「ええと……」
ちょっと戸惑ってしまう。令和のウクライナの印象とかけ離れすぎてる。
「馬車に偉そうなオッサンが乗ってるだろ」
「ああ、カチューシャの向かいね」
「ポチョムキンてロシアの将軍。露土戦争でロシアに勝利をもたらした男なんだけど『ウクライナは豊かに発展して、みな皇帝陛下を慕っております』とエカテリーナを騙したんだ」
「え、でも、めちゃくちゃ平和そうなんだけど」
「ちょっと、引きにしてみるよ……」
スマホの画面をつぼめるような手つきをすると、高度100メートルぐらいの高さから見下ろした景色になった。
「え……ええ!?」
カチューシャが視察する以外のところは、畑も村も荒れ果てて見る影もない。
なんか、ちょっと前までは荒れ果てた戦場だったところにオープンセットを組んだみたい!
「エカテリーナを安心させるために臨時に作ったニセモノの村だよ。こういうインチキを今でも『ポチョムキン村』って言うんだよ」
「これって……」
「エカテリーナの時代の発展というのは、こういうもんでね、発展には見えてるけど大きな陰があった。言ってみればロシア革命とか今の戦争とかは、みんなその影をひいた先にある」
クシャ
そう言うと、お祖母ちゃんはお茶うけのスコーンをスプーンで割った。
「それから……」
「ん?」
「ううん、それはまた次にしよう……あ、ジャム忘れた」
そう言うと、お祖母ちゃんはクルンと指を回す。
とたんに、ジャムのお皿が現れる。
ちょっとポチョムキン。
魔法で出しても、ちゃんとジャムの味がする。
でも、お酒に関しては、こういう魔法を使わずにちゃんと買いに行く。
やっぱり決定的な違いがあるんだろうね。
☆彡 主な登場人物
時司 巡(ときつかさ めぐり) 高校2年生 友だちにはグッチと呼ばれる
時司 応(こたえ) 巡の祖母 定年退職後の再任用も終わった魔法少女 時々姉の選(すぐり)になる
滝川 志忠屋のマスター
ペコさん 志忠屋のバイト
猫又たち アイ(MS銀行) マイ(つくも屋) ミー(寿書房)
宮田 博子(ロコ) 3年1組 クラスメート
辻本 たみ子 3年8組
高峰 秀夫 3年6組
吉本 佳奈子 3年4組 バレー部
横田 真知子 3年8組 リベラル系女子(MITAKA初代代表)
加藤 高明(10円男) 留年してる同級生
ナースチャ アナスタシア(ニコライ二世の第四皇女)
カチューシャ エカテリーナ二世(ゾフィー・アウグステ・フリーデリケ)
ユリア ナースチャを狙う魔法少女
安倍晴天 陰陽師、安倍晴明の50代目
藤田 勲 3年学年主任
先生たち 花園先生:1・2年の時の担任 グラマー:妹尾 現国:杉野 若杉:生指部長 体育:伊藤 水泳:宇賀 音楽:峰岸 世界史・3年1組担任:吉村先生 教頭先生 倉田(生徒会顧問) 藤野先生(大浜高校)
須之内直美 証明写真を撮ってもらった写真館のおねえさん。
御神楽采女 結婚式場の巫女 正体は須世理姫 キタマの面倒を見ている
早乙女のお婆ちゃん 三軒隣りのお婆ちゃん
時司 徒 (いたる) お祖母ちゃんの妹
妖・魔物 アキラ 戦艦石見(アリヨール) 藍(アオ、高松塚の采女)
その他の生徒たち 滝沢 栗原 牧内千秋(演劇部 8組) 明智玉子(生徒会長) 関根(MITAKA二代目リーダー)
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