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追憶の騎士団6~南の地方に伝わる伝説
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幌馬車の心地よい揺れを遠くで感じながら、いつの間にか私はブドウ畑で妹と駆け回る夢を見ていた。
妹はまだ幼くて、ブドウの根に何度もつまずきそうになる。私は腰をかがめないと進めないのでゆっくり走っていた。ブドウの房はまだ葉の色と同じ緑で、口に含めば酸っぱくて堅そうだ。やがて太陽の光をたっぷりたくわえながら熟していくそれは、深みのある色と味に変化して、あの方の血である崇高なワインとなっていくのだ。
遠くに見えるのは天まで届きそうなほど高い灰青色(スカイグレー)の岩山。その真上に、煌々と太陽が照り付けている。畑の中のこそこかしこには、まぶしい太陽の光が降り注ぎ、羊毛色の地面に反射して目を開けていられないほどだ。世界が光っている。光の中にいるというよりは、私も妹も光の一部になっていた。
それを不思議とも何とも思わず、私と妹はひたすら光の中を駆け回る。
ブドウの木が連なる丘の上には、祖母の別荘が見える。山の色と同じ灰青色をした石の城。
祖母は地中海の港にほど近い南の地方の貴族だった。古い家柄で、辿っていくと、恐れ多いことにあの方に繋がる伝承を持つ。さすがにそれはありえないと私は思うのだが、祖母はそれが誇りだと言う。そのことは代々語り継がなくてはいけない重要な秘密なのだと。
そんな祖母は何の因果か、愛する南の地方から遠く離れた、冬以外にも寒くて凍えてしまいそうになる、北の地方貴族である祖父のもとに嫁いできた。気温も湿度も景色も、人の気質も全く違っている二つの地域。
祖母が生まれた南の地方の人間に共通するのは、男も女も平等であることだ。祖母はその気質をそのまま受け継いでいた。
家督は嫡男が継ぐ慣習も、南ではそこまで厳格ではない。男でも女でもどちらでも家督が継ぐこともあったと言う。そのため祖母は男女間に差を感じていない。自分が女であることに引け目を感じることはない。男だから偉いという発想もない。嫁ぎ先の家督である祖父に対してさえ、ものおじすることなく自分の考えを述べていた。
そのひとつとして祖父が嫌な顔をしていても全くに気にすることなく、しょっちゅう私たちを連れて実家のある南まで旅をした。
夏至が近づくと、私と妹と祖母の実の娘で父の妹にあたる叔母を連れて、祖母はいつも南の地方にある別荘へ来るのが常だった。
北の気質が強い祖父や私の両親と、一緒に南の地方へ来た記憶はない。彼らはなぜか南を嫌いそして蔑んでいた。私にとって南の地方は、祖母と叔母と妹と暮らす、もうひとつの家族と過ごす場所だった。
叔母は、祖母の気質を受け継いでいて、おおらかなでいつも明るい。同じ母親から生まれたはずの父は、厳格で細かな決まりにこだわる人だった。
父は祖父にそっくりで、父の妹の叔母は祖母にそっくりな性格をしていた。
そして私と妹は、かなりの部分で祖母の気質を受け継いでいた。妹は叔母の娘なのかと思うほど、祖母と叔母によく似ていたため、母とはあまりそりが合わないようであった。
南の地方では夏至になると特別な儀式が行われる。この儀式を目にしたことが、私がこの騎士団に入ることを決意するきっかけとなったのだ。
エジプトからやってきたとされる黒い聖母像。それは我々が信仰するあの聖母とは別人なのだろうか。それとも同一人物なのだろうか。だとしたら、何故聖母は黒いのか。そもそも聖母は一人だったのか。
そんな話を厳格な祖父や父に話したら、両手を鞭で打たれたかもしれない。だからそのことはけして口外しないと決めていた。南の地方で普通に話せることも、北では口にできないことが多いように思う。だからこそ、何故祖母は、父と結婚したのだろうと不思議でたまらない。
北と南という、全く色合いの違う二つの家族が混在する我が家には、世界に広がるあの教えとは違う、別の教えが存在した。
それは「清浄(カタロス)を信条」とする名を持つ教えである。それらの話を祖母が語るのを聞くのが好きだった
祖父は別の教えを語る祖母の行動は自由にさせてはいたが、祖母の語る物語を受け入れようとはしなかった。もうこの世にはいない祖父がどんな思いで祖母のことを見ていたのか、今となっては知る由もない。
祖母が語る特別な物語。
黒い聖母は、あの尊いお方の妻であり、尊いお方の御子を生んだ母でもあるという。あの方の妻と御子は、祖母が生まれ育った港町からほど近い町に住んでいた伝説が残っていると言う。その子孫は今も密かにこの国で生きておられるとか。
祖母の話を聞いて、そんなはずはないと思っていた。教会の方々が話す内容とあまりにも違いすぎるし、祖父や父ははっきりと口に出しはしなかったが、祖母の話をどこか馬鹿にしていたから。
それに、祖母の生まれた土地は古き勇敢なガリア(ケルト)人の血が流れている。だからきっとガリアの神話が混じっていたに違いないと思いながら祖母の話を聞いていた。
だが、あの熱狂的な夏至の祭りに担ぎ出されて街を練り歩く黒い聖母像と、それを崇拝する人々の姿を見ると、本当にあの尊いお方の妻であり、真実の女王であるのではないかと思ってしまう。人々の熱狂もさることながら、あの黒い聖母像が私たちに与える、ひりひりするほど強く悲しい波動が、真実を必死で訴えかけているような気がしてしまうのだ。
私はそれが真実かどうかを知りたくて騎士団になったのだ。そんな不純な動機であることを知られたら、騎士団になれなかったかもしれないと思う。だから誰にも話したことはないけれど、図書館を出入りするようになり、私が思っている以上に真実の闇は深く、そして強いのではないかと感じていた。
「私たちはそこに真実があるのなら、知らなくてはいけないのだよ。フランシス、けして真実から目を背けてはいけない。たとえ認めたくないものであったとしても、まっすぐ見るんだよ。なぜならね、真実だけが私たちを本当に救えるのだから」
祖母は決まって最後にそう話してくれた。
だからお前も、生きている限り、真実を探し続けるのだよと。
真実とは何だろう。知ることで辛くなるのなら。認めることがしんどいものならば、私は知らずに過ごすことがあってもいいと思う。だけど一方で、私はすべてを知りたいと思うのだ。
夢の中でブドウ畑を駆け回る私を妹がいつまでも追いかけてくる。耳のすぐそばで妹の笑い声がはっきりと聞こえた。私まで愉快な気持ちになる。夏の日差しの熱さが心地よい。
私の目に映る花は向日葵。太陽を追いかけて胸を張って立つ凛々しい花。さわやかな南に似合う花。
「弟に、真実を知らせるわけにはいかない。君にも妹がいるのなら、その気持ちがわかるだろう」
太陽がよく似合うミシェルが私の前に現れた。
ああ、ミシェル、生きていたんだ!
この暖かい場所で元気に生きていたんだ!
私はそう叫びミシェルのもとへと駆け寄る。そして気が付く。
ミシェルは死んでいるのだから、こうして目の前にいるはずがないと。
そう感じた瞬間にまぶしい日差しが消え、薄暗い世界へと急速に引き戻される。
自分の身体がガタガタと振動しており、視界の全てが見覚えのない床板だった。そのため目覚めた瞬間、混乱してしまった。
今自分が置かれている状況を思い出すのに少し時間がかかった。
ああ、そうだ。私は朝早くに起こされ、急いで旅支度を整えて、総長の命で秘密の通路を抜けたのだ。
どうやら、眠っていたる間、長い間うつむいていたようで首の後ろが固まってしまい、鈍痛がした。刺激を与えないように首を動かし、頭を持ち上げてもとの位置に戻す。うっすら開いた視線の先に人影があった。凝視するとそれは、目を閉じてじっと座っているロベール氏の姿だった。
私が動いた気配に気づいたのか、ロベール氏が目を開ける。
「少し眠っていたようだね」
責めている口調ではない。そもそもロベール氏はあまり感情をあらわにしないので、怒りを感じている時も同じように淡々と話してくるだろう。
「はい。さすがに疲労してしまったようで」
「無理もない。朝早くから、予想外の出来事続きだったろうから、精神的にきてしまうのは致し方ないだろう」
少しホッとする。ロベール氏が人の気持ちがわかることを知れただけで、今はそれだけで十分だ。
「少し時間もあるし、これからのことを少し話しておこう」
ロベール氏の口から以外な言葉が出てきたので、えっ?と声が漏れてしまった。
そして慌てて
「よろしくお願いいたします」と答え、背筋をのばしてロベール氏をじっと見た。
外は少しだけ明るくなっていて、馬車は木々の間をひたすら進む様子が見えた。
やっとこれから先のことが少しだけ見えてくることに私は心底ほっとした。
妹はまだ幼くて、ブドウの根に何度もつまずきそうになる。私は腰をかがめないと進めないのでゆっくり走っていた。ブドウの房はまだ葉の色と同じ緑で、口に含めば酸っぱくて堅そうだ。やがて太陽の光をたっぷりたくわえながら熟していくそれは、深みのある色と味に変化して、あの方の血である崇高なワインとなっていくのだ。
遠くに見えるのは天まで届きそうなほど高い灰青色(スカイグレー)の岩山。その真上に、煌々と太陽が照り付けている。畑の中のこそこかしこには、まぶしい太陽の光が降り注ぎ、羊毛色の地面に反射して目を開けていられないほどだ。世界が光っている。光の中にいるというよりは、私も妹も光の一部になっていた。
それを不思議とも何とも思わず、私と妹はひたすら光の中を駆け回る。
ブドウの木が連なる丘の上には、祖母の別荘が見える。山の色と同じ灰青色をした石の城。
祖母は地中海の港にほど近い南の地方の貴族だった。古い家柄で、辿っていくと、恐れ多いことにあの方に繋がる伝承を持つ。さすがにそれはありえないと私は思うのだが、祖母はそれが誇りだと言う。そのことは代々語り継がなくてはいけない重要な秘密なのだと。
そんな祖母は何の因果か、愛する南の地方から遠く離れた、冬以外にも寒くて凍えてしまいそうになる、北の地方貴族である祖父のもとに嫁いできた。気温も湿度も景色も、人の気質も全く違っている二つの地域。
祖母が生まれた南の地方の人間に共通するのは、男も女も平等であることだ。祖母はその気質をそのまま受け継いでいた。
家督は嫡男が継ぐ慣習も、南ではそこまで厳格ではない。男でも女でもどちらでも家督が継ぐこともあったと言う。そのため祖母は男女間に差を感じていない。自分が女であることに引け目を感じることはない。男だから偉いという発想もない。嫁ぎ先の家督である祖父に対してさえ、ものおじすることなく自分の考えを述べていた。
そのひとつとして祖父が嫌な顔をしていても全くに気にすることなく、しょっちゅう私たちを連れて実家のある南まで旅をした。
夏至が近づくと、私と妹と祖母の実の娘で父の妹にあたる叔母を連れて、祖母はいつも南の地方にある別荘へ来るのが常だった。
北の気質が強い祖父や私の両親と、一緒に南の地方へ来た記憶はない。彼らはなぜか南を嫌いそして蔑んでいた。私にとって南の地方は、祖母と叔母と妹と暮らす、もうひとつの家族と過ごす場所だった。
叔母は、祖母の気質を受け継いでいて、おおらかなでいつも明るい。同じ母親から生まれたはずの父は、厳格で細かな決まりにこだわる人だった。
父は祖父にそっくりで、父の妹の叔母は祖母にそっくりな性格をしていた。
そして私と妹は、かなりの部分で祖母の気質を受け継いでいた。妹は叔母の娘なのかと思うほど、祖母と叔母によく似ていたため、母とはあまりそりが合わないようであった。
南の地方では夏至になると特別な儀式が行われる。この儀式を目にしたことが、私がこの騎士団に入ることを決意するきっかけとなったのだ。
エジプトからやってきたとされる黒い聖母像。それは我々が信仰するあの聖母とは別人なのだろうか。それとも同一人物なのだろうか。だとしたら、何故聖母は黒いのか。そもそも聖母は一人だったのか。
そんな話を厳格な祖父や父に話したら、両手を鞭で打たれたかもしれない。だからそのことはけして口外しないと決めていた。南の地方で普通に話せることも、北では口にできないことが多いように思う。だからこそ、何故祖母は、父と結婚したのだろうと不思議でたまらない。
北と南という、全く色合いの違う二つの家族が混在する我が家には、世界に広がるあの教えとは違う、別の教えが存在した。
それは「清浄(カタロス)を信条」とする名を持つ教えである。それらの話を祖母が語るのを聞くのが好きだった
祖父は別の教えを語る祖母の行動は自由にさせてはいたが、祖母の語る物語を受け入れようとはしなかった。もうこの世にはいない祖父がどんな思いで祖母のことを見ていたのか、今となっては知る由もない。
祖母が語る特別な物語。
黒い聖母は、あの尊いお方の妻であり、尊いお方の御子を生んだ母でもあるという。あの方の妻と御子は、祖母が生まれ育った港町からほど近い町に住んでいた伝説が残っていると言う。その子孫は今も密かにこの国で生きておられるとか。
祖母の話を聞いて、そんなはずはないと思っていた。教会の方々が話す内容とあまりにも違いすぎるし、祖父や父ははっきりと口に出しはしなかったが、祖母の話をどこか馬鹿にしていたから。
それに、祖母の生まれた土地は古き勇敢なガリア(ケルト)人の血が流れている。だからきっとガリアの神話が混じっていたに違いないと思いながら祖母の話を聞いていた。
だが、あの熱狂的な夏至の祭りに担ぎ出されて街を練り歩く黒い聖母像と、それを崇拝する人々の姿を見ると、本当にあの尊いお方の妻であり、真実の女王であるのではないかと思ってしまう。人々の熱狂もさることながら、あの黒い聖母像が私たちに与える、ひりひりするほど強く悲しい波動が、真実を必死で訴えかけているような気がしてしまうのだ。
私はそれが真実かどうかを知りたくて騎士団になったのだ。そんな不純な動機であることを知られたら、騎士団になれなかったかもしれないと思う。だから誰にも話したことはないけれど、図書館を出入りするようになり、私が思っている以上に真実の闇は深く、そして強いのではないかと感じていた。
「私たちはそこに真実があるのなら、知らなくてはいけないのだよ。フランシス、けして真実から目を背けてはいけない。たとえ認めたくないものであったとしても、まっすぐ見るんだよ。なぜならね、真実だけが私たちを本当に救えるのだから」
祖母は決まって最後にそう話してくれた。
だからお前も、生きている限り、真実を探し続けるのだよと。
真実とは何だろう。知ることで辛くなるのなら。認めることがしんどいものならば、私は知らずに過ごすことがあってもいいと思う。だけど一方で、私はすべてを知りたいと思うのだ。
夢の中でブドウ畑を駆け回る私を妹がいつまでも追いかけてくる。耳のすぐそばで妹の笑い声がはっきりと聞こえた。私まで愉快な気持ちになる。夏の日差しの熱さが心地よい。
私の目に映る花は向日葵。太陽を追いかけて胸を張って立つ凛々しい花。さわやかな南に似合う花。
「弟に、真実を知らせるわけにはいかない。君にも妹がいるのなら、その気持ちがわかるだろう」
太陽がよく似合うミシェルが私の前に現れた。
ああ、ミシェル、生きていたんだ!
この暖かい場所で元気に生きていたんだ!
私はそう叫びミシェルのもとへと駆け寄る。そして気が付く。
ミシェルは死んでいるのだから、こうして目の前にいるはずがないと。
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自分の身体がガタガタと振動しており、視界の全てが見覚えのない床板だった。そのため目覚めた瞬間、混乱してしまった。
今自分が置かれている状況を思い出すのに少し時間がかかった。
ああ、そうだ。私は朝早くに起こされ、急いで旅支度を整えて、総長の命で秘密の通路を抜けたのだ。
どうやら、眠っていたる間、長い間うつむいていたようで首の後ろが固まってしまい、鈍痛がした。刺激を与えないように首を動かし、頭を持ち上げてもとの位置に戻す。うっすら開いた視線の先に人影があった。凝視するとそれは、目を閉じてじっと座っているロベール氏の姿だった。
私が動いた気配に気づいたのか、ロベール氏が目を開ける。
「少し眠っていたようだね」
責めている口調ではない。そもそもロベール氏はあまり感情をあらわにしないので、怒りを感じている時も同じように淡々と話してくるだろう。
「はい。さすがに疲労してしまったようで」
「無理もない。朝早くから、予想外の出来事続きだったろうから、精神的にきてしまうのは致し方ないだろう」
少しホッとする。ロベール氏が人の気持ちがわかることを知れただけで、今はそれだけで十分だ。
「少し時間もあるし、これからのことを少し話しておこう」
ロベール氏の口から以外な言葉が出てきたので、えっ?と声が漏れてしまった。
そして慌てて
「よろしくお願いいたします」と答え、背筋をのばしてロベール氏をじっと見た。
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