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追憶の騎士団10〜世の果てに立つ柱
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人生は航海に似ている。
行き先は無尽蔵にあり、道の先で出会えるはずのことも、あらゆる可能性を持つ。だがそれが必ずしも安全になるとは限らない。
この道は間違いないと信じて進んだとしても、己の力だけでは到底太刀打ちできない、予測不能な大きな障壁にぶつかることもあるだろう。
問題もなく順調に進めたとしても、肝心の己の能力が、思い通りになるとも限らない。
そもそも能力を見誤り、己の小ささを否応なしに見せつけられ、人知れず絶望感を味わうかも知れない。
何もかも未知数で常に変化の中にある海の道。
それは壮大な夢を掻き立てる最高の舞台装置だ。
だがしかし、私は遠い世界へ旅に出たいわけではない。ずっと安全な港で過ごしていたいのだ。
なのにこうして遠き新天地を目指す。命の保証もないのに大海原に飛び出さねばならない小さきもの。それが私だ。
古い地図と船員が優秀であることだけが頼りである。優秀かどうか、本当のところはわからない。優秀であると信じるしかない。
今の私にとってはもはや、信じられない存在と成り下がった神に祈っても、無事に辿り着けるのかどうかも定かではない。
それでも行くしかないのだと、私は観念する。船はもう出発してしまったのだから。
「君は船長と協力して、星を頼りに進路を決める作業をはじめてくれたまえ」
ロベール氏は船に乗った直後、私にそう告げた。
「この船の船長は、かつては騎士団の幹部の一人であった者だ。幹部になる前は君と同じく、天文学の古文書を専門的に書き写していたのだよ」
そう教えられ、天文学の専門家として船に乗っているのは、私だけではないのだと、幾分気持ちが軽くなる。
「よろしくお願いします」
挨拶のため船長室を訪ねて深々と頭を下げると、
「遠慮はいらない。入りたまえ」
と、日に焼けた人の良さそうな笑顔で迎えてくれた。
船長の部屋で星の地図と海図を広げて、これからの進むべき道を話し合う。
地図を睨んであれやこれやと話すうち、
なるほど、確かに船長は天文学に詳しいとよくわかる。
日が沈んでから甲板に出て、夜に輝く星の配置と古文書を見比べた。初めて見る星の地図のはずなのに、船長は躊躇なく地図の星と夜空の星を重ね合わせ、面白いように進路を探していった。
今はまだ内海にいるから、多少進路を見誤ってもそれほど問題はない。だがじきに、「世の果てに立つ柱」を超えて、外の海に出るだろう。そう、その後が問題なのだ。
星の地図を正確に読み解くため、古代エジプト文字を翻訳するのに必要な、古代エジプト語辞典を借りるため、私は何度もロベール氏の部屋に足を運んだ。
そんな時ロベール氏はたいてい、古い書物に目を通しているか、航海の記録をつけていた。
「辞書はいちいち返しに来なくていい。君がそのまま保管してくれたまえ」
本を持ち出そうとしたときにそう声をかけられだが、それは必死で固辞した。たとえ一時であっても、重要な本を私ひとりが所有することなど冗談ではない。
持ち出しを禁じられている赤い紐のついた本を懐に、図書館で眠っていたあの朝のミシェルの顔が浮かぶ。
ロベール氏の部屋に入るたびに、作業を中断されて醸し出す空気が重くなるのを感じてはいたが、それでも私は毎回ロベール氏の部屋へ足を運んだ。
「君は古文書に書かれているものを書き写すだけではなく、古代エジプトの思想や神話そのものを理解する力がある」
明日には「世の果てに立つ柱」を超えるであろう朝、ロベール氏がそう話しかけてきた。
「図形の読解力も優れている。天性のものなのか、それとも幼い頃に君の祖母の故郷を見ていたためなのか。どちらにせよ君はその能力ゆえ、古代エジプトの航海術を書き写す任務を与えられたのだよ」
辞書を手に部屋を出ようとしていた私は振り返り
「能力を見込まれていた、というのですか」と尋ねた。
「そうだ。我々はずっと前から、このような事態になることを予測していた。この最大かつ最悪の我が騎士団の悪しき課題をどう乗り越えるか幹部の者たちが話し合っていた。そして今まさに、その時計画したことを実践しているのだよ。
この計画を成功に導くためには、古代エジプトの言葉を理解できるだけではなく、古代のエジプト思想や漂う空気を、敏感に嗅ぎ分けられるような人が必要だった。そのために君の能力を買ったのだ」
たまたま地図を書く仕事を与えられたのではく、私だから選ばれたのだと、そう言っているのか?
私は頭が混乱する。
いつからなのか。
何故私なのか。
「我々の立場は君が考えるよりはるかに危うい」
ロベール氏は立ち上がり、私の方へ歩いてくる。
「陸路はすでに押さえられている」
「何ですって」
そんな予感はあった。だがそこまでされる理由がわからない。
何故なんだ。
「無理して陸路を通り、我々が守るべき聖なる遺物を奪われることだけは、ぜったいに避けなくてはならない。だからこそ我々は船でヘラクレスの柱の外に出ることを選ぶのだ」
「聖なる遺物」
うっかりおうむ返しした私に
「その中身のことは知る必要はない。それは、かの方がこの世界に生きていた証であり、我が団の教えそのものだ。それを安全な地へと運ぶことが、我々に課せられた任務なのだよ」
かの方が生きた証。教えそのもの。伝わっている書物以外にそんな証が存在するというのか。
しかしロベール氏の言う通り、それを知る必要はない。赤い紐のついた本の中身を読むことは命の危機を呼び込むだけなのだ。私はそれ以上何も聞かなかった。
「君は航海術を君が思うよりずっと理解している。実際に、以前君が書き写したものを手本に我々は船を動かしていたのだよ。よって誰よりも航海術のことを知っている君を船に乗せることは、総長も納得していた。だからもっと自信を持たなくてはいけない」
その言葉は、船長が私にかけてくれていた言葉と同じだった。
「フランシス君、君はもっと自信を持っていい。君が思うより、君は星のことを理解している。だから迷わず判断してもいいのだよ」
地図と夜空を見比べて、苦悩する私に船長はそう声をかけてくれた。
私はこの船に乗ってから、あらゆることにずっと怯えていた。でも今なら少しだけ自分を信じられそうな気がする。とはいえ、やはり外界への不安はぬぐえなかった。
「ヘラクレスの柱より向こうの海に出てはいけないとされています。あれこそが世界の果てを示す柱であると。その向こうに続く海は、世界の果てで突然切り立った崖の下へと流れて、船もろとも地の底へ落ちていくとも。ヘラクレスの柱より外の海に出て、我々は大丈夫なのでしょうか」
いよいよ明日の朝にはもう、ヘラクレスの柱が見えると船長に伝えられ、私は本音を口にした。
「失われた王国アトランティスはヘラクレスの柱の向こうにあったとされているな」
「アトランティス…。船長は、それが真実であると信じていらっしゃるのですか」
「ヘラクレスの柱の向こうが世界の果てであるのと同じくらいにね」
船長はそう言って笑った。
「フランシス君、神は我々に味方しているのだ。安心したまえ」
その言葉をなぜか素直に受け入れられた。
ヘラクレスの柱の向こうにあるのは、かつて栄えた幻の王国か、はたまた世界の果てであり海の終わる場所なのか。
どれも現実的には思えなかった。
世界がどれほど広いのかは知らない。だけど星の地図を片手に正しい方角に進んでいくことができたなら、本当に新天地に辿り着けそうな気がしてきた。
行き先は無尽蔵にあり、道の先で出会えるはずのことも、あらゆる可能性を持つ。だがそれが必ずしも安全になるとは限らない。
この道は間違いないと信じて進んだとしても、己の力だけでは到底太刀打ちできない、予測不能な大きな障壁にぶつかることもあるだろう。
問題もなく順調に進めたとしても、肝心の己の能力が、思い通りになるとも限らない。
そもそも能力を見誤り、己の小ささを否応なしに見せつけられ、人知れず絶望感を味わうかも知れない。
何もかも未知数で常に変化の中にある海の道。
それは壮大な夢を掻き立てる最高の舞台装置だ。
だがしかし、私は遠い世界へ旅に出たいわけではない。ずっと安全な港で過ごしていたいのだ。
なのにこうして遠き新天地を目指す。命の保証もないのに大海原に飛び出さねばならない小さきもの。それが私だ。
古い地図と船員が優秀であることだけが頼りである。優秀かどうか、本当のところはわからない。優秀であると信じるしかない。
今の私にとってはもはや、信じられない存在と成り下がった神に祈っても、無事に辿り着けるのかどうかも定かではない。
それでも行くしかないのだと、私は観念する。船はもう出発してしまったのだから。
「君は船長と協力して、星を頼りに進路を決める作業をはじめてくれたまえ」
ロベール氏は船に乗った直後、私にそう告げた。
「この船の船長は、かつては騎士団の幹部の一人であった者だ。幹部になる前は君と同じく、天文学の古文書を専門的に書き写していたのだよ」
そう教えられ、天文学の専門家として船に乗っているのは、私だけではないのだと、幾分気持ちが軽くなる。
「よろしくお願いします」
挨拶のため船長室を訪ねて深々と頭を下げると、
「遠慮はいらない。入りたまえ」
と、日に焼けた人の良さそうな笑顔で迎えてくれた。
船長の部屋で星の地図と海図を広げて、これからの進むべき道を話し合う。
地図を睨んであれやこれやと話すうち、
なるほど、確かに船長は天文学に詳しいとよくわかる。
日が沈んでから甲板に出て、夜に輝く星の配置と古文書を見比べた。初めて見る星の地図のはずなのに、船長は躊躇なく地図の星と夜空の星を重ね合わせ、面白いように進路を探していった。
今はまだ内海にいるから、多少進路を見誤ってもそれほど問題はない。だがじきに、「世の果てに立つ柱」を超えて、外の海に出るだろう。そう、その後が問題なのだ。
星の地図を正確に読み解くため、古代エジプト文字を翻訳するのに必要な、古代エジプト語辞典を借りるため、私は何度もロベール氏の部屋に足を運んだ。
そんな時ロベール氏はたいてい、古い書物に目を通しているか、航海の記録をつけていた。
「辞書はいちいち返しに来なくていい。君がそのまま保管してくれたまえ」
本を持ち出そうとしたときにそう声をかけられだが、それは必死で固辞した。たとえ一時であっても、重要な本を私ひとりが所有することなど冗談ではない。
持ち出しを禁じられている赤い紐のついた本を懐に、図書館で眠っていたあの朝のミシェルの顔が浮かぶ。
ロベール氏の部屋に入るたびに、作業を中断されて醸し出す空気が重くなるのを感じてはいたが、それでも私は毎回ロベール氏の部屋へ足を運んだ。
「君は古文書に書かれているものを書き写すだけではなく、古代エジプトの思想や神話そのものを理解する力がある」
明日には「世の果てに立つ柱」を超えるであろう朝、ロベール氏がそう話しかけてきた。
「図形の読解力も優れている。天性のものなのか、それとも幼い頃に君の祖母の故郷を見ていたためなのか。どちらにせよ君はその能力ゆえ、古代エジプトの航海術を書き写す任務を与えられたのだよ」
辞書を手に部屋を出ようとしていた私は振り返り
「能力を見込まれていた、というのですか」と尋ねた。
「そうだ。我々はずっと前から、このような事態になることを予測していた。この最大かつ最悪の我が騎士団の悪しき課題をどう乗り越えるか幹部の者たちが話し合っていた。そして今まさに、その時計画したことを実践しているのだよ。
この計画を成功に導くためには、古代エジプトの言葉を理解できるだけではなく、古代のエジプト思想や漂う空気を、敏感に嗅ぎ分けられるような人が必要だった。そのために君の能力を買ったのだ」
たまたま地図を書く仕事を与えられたのではく、私だから選ばれたのだと、そう言っているのか?
私は頭が混乱する。
いつからなのか。
何故私なのか。
「我々の立場は君が考えるよりはるかに危うい」
ロベール氏は立ち上がり、私の方へ歩いてくる。
「陸路はすでに押さえられている」
「何ですって」
そんな予感はあった。だがそこまでされる理由がわからない。
何故なんだ。
「無理して陸路を通り、我々が守るべき聖なる遺物を奪われることだけは、ぜったいに避けなくてはならない。だからこそ我々は船でヘラクレスの柱の外に出ることを選ぶのだ」
「聖なる遺物」
うっかりおうむ返しした私に
「その中身のことは知る必要はない。それは、かの方がこの世界に生きていた証であり、我が団の教えそのものだ。それを安全な地へと運ぶことが、我々に課せられた任務なのだよ」
かの方が生きた証。教えそのもの。伝わっている書物以外にそんな証が存在するというのか。
しかしロベール氏の言う通り、それを知る必要はない。赤い紐のついた本の中身を読むことは命の危機を呼び込むだけなのだ。私はそれ以上何も聞かなかった。
「君は航海術を君が思うよりずっと理解している。実際に、以前君が書き写したものを手本に我々は船を動かしていたのだよ。よって誰よりも航海術のことを知っている君を船に乗せることは、総長も納得していた。だからもっと自信を持たなくてはいけない」
その言葉は、船長が私にかけてくれていた言葉と同じだった。
「フランシス君、君はもっと自信を持っていい。君が思うより、君は星のことを理解している。だから迷わず判断してもいいのだよ」
地図と夜空を見比べて、苦悩する私に船長はそう声をかけてくれた。
私はこの船に乗ってから、あらゆることにずっと怯えていた。でも今なら少しだけ自分を信じられそうな気がする。とはいえ、やはり外界への不安はぬぐえなかった。
「ヘラクレスの柱より向こうの海に出てはいけないとされています。あれこそが世界の果てを示す柱であると。その向こうに続く海は、世界の果てで突然切り立った崖の下へと流れて、船もろとも地の底へ落ちていくとも。ヘラクレスの柱より外の海に出て、我々は大丈夫なのでしょうか」
いよいよ明日の朝にはもう、ヘラクレスの柱が見えると船長に伝えられ、私は本音を口にした。
「失われた王国アトランティスはヘラクレスの柱の向こうにあったとされているな」
「アトランティス…。船長は、それが真実であると信じていらっしゃるのですか」
「ヘラクレスの柱の向こうが世界の果てであるのと同じくらいにね」
船長はそう言って笑った。
「フランシス君、神は我々に味方しているのだ。安心したまえ」
その言葉をなぜか素直に受け入れられた。
ヘラクレスの柱の向こうにあるのは、かつて栄えた幻の王国か、はたまた世界の果てであり海の終わる場所なのか。
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