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追憶の騎士団12〜夜空に星の絵を描く
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真実の歴史とは何だろう。
誰にも知られていない真実の歴史は、人に知られていない時点で歴史とは言えない。歴史とは人の記憶であり記録なのだから。
人に知られていない物語など、世界中そこかしこにある。その中で人類に重要な出来事を紡いで伝える。それが歴史と呼ばれているに過ぎない。
しかし、真実とは真逆の物語が意図的に流布されているとしたら、多少話が違ってくる。
伝わっている歴史の物語は嘘であること、更には真実の物語を知ってしまった者の取るべき姿とは何だろう。
「真実を知らずに過ごす者は知ろうとしない怠け者だが、知っているのに、知らないふりをするよりはまだましだよ」
かつて祖母がそう教えてくれた。あの時は、そんなものだろうかと思ったくらいで、心に響くものはなかった。
だが改めて思うと祖母は知っていたのだ。
真実を知っているのに、知らないふりをして生きていく己の卑怯さに、耐えていかなくてはいけない苦しみの存在を。
私は何も見なかった。何度も自分にそう言い聞かせた。たまたま視界に何か文字が入っていたけれど、私は本を読んだわけではないのだ。あれは伝達を意図する文章ではなく、一つの記号に過ぎない。文字として機能する形の連続をたまたま視界に入れただけに過ぎないのだ。
そう言い聞かせようとするのに、祖母の実家の庭園で祖母の話を聞いていた時の日差しが何度も蘇る。
まだ幼い妹は、庭で採れた蜂蜜が入った甘いお茶を飲んでいた。私のお茶に蜂蜜は入っておらず、子ども扱いされていないことを誇りに思う一方で、甘い飲み物を許される妹のことが少し羨ましかった。
あの時の妹が見せていた、甘いお茶が美味しいと喜ぶ笑顔と、白い光を放つ強い夏の日差しが頭から離れない。
あの頃に戻れなら。
そう思うと、喉の奥が震えて、私は涙が止まらなかった。
翌朝、騎士の一人が私の部屋に食事を運んできた。あの日、たどり着いた港で一緒に船に乗った十二人の団員の一人だ。
灰色の目をしたその猫背の青年は、陰鬱な空気を纏っていた。意味もなくミシェルを思い出した。ミシェルは南の地方出身らしく、本当に屈託のない温かい笑顔の似合う男だった。
「君は新天地には行かず、このまま本国に帰ることに決まったそうだよ」
食事を運んでくれた青年から、唐突に告げられた言葉を理解するのに、少し時間がかかった。
「いつ…」
いつ戻るのか。いや、それよりも、それはいつ決まったのか。
「この船が港に着いた直後に、君が別の船で本国に戻るようだ」
青年は、私がいつ戻ると質問したと捉え、そう答える。
それは良い知らせなのか、それとも悪い知らせなのか。
食事を置いてそれだけ告げると、猫背の青年は出て行った。
もしかしたらと私は思う。本国に帰るのはもともと決まっていたことかもしれない。そもそも私の任務は、この船を外海から新天地まで運ぶために、星を読んで航路を決めることだ。つまり、新天地において私の役割があるわけではない。
港に着いてすぐ本国に帰ると聞かされたくらいで、一体私は何を怯えるのだ。
たしかに、まるでついさっき戻ることが決まったような言いぶりだったが、彼はそれが最初から決まっていたかどうかは知らないはずだ。
昨日の今日で、あの本を見た罰を与えられたかのように感じるだけだ。
しばしば真実は思い込みで捻じ曲げられるものだから。
最初からそう決まっていたのかもしれない。
ロベール氏の話では、既に陸路を押さえられていると言っていた。だから戻るのは実際のところ心配ではある。
何かが既に起きている。そのために新天地まで逃げてきたと、私が勝手に思っているだけだ。実際は騎士団にとって重要な何かを新天地まで運ぶことが任務だ。私はその中で、船を無事に新天地に航海させること。それが達成できたのだから、私の役割はそこで終了する。それだけのことなのに。何を怯えることがある。
心の中に広がる恐怖と違和感を何度も抑え込み、これは既定路線なのだと自分に言い聞かせて過ごした。
外海からようやく新天地へたどり着いたのはその日の夕刻だった。
港に着くと他の騎士たちは、荷物を降ろす作業に駆り出されていたが、私は部屋にいるよう言い渡されていた。その時、伝達に来た猫背の男から巾着を渡された。
「君はここで船を降りる。別の船に乗り換えて、一般の航路で大陸に戻り、そこから陸路で本部まで戻ることになっているそうだ」
先に大まかな旅の詳細を教えて貰えただけありがたいと思った。来る時はロベール氏に何も教えて貰えず、これからどうなるのか、いつまで続くのかがわからないことが苦痛だったから。
「船を降りるとそこに案内の男が待っている。彼のあとをついて、君が乗るべき船に乗るようにとロベール氏より伝達があった」
それだけ伝えると青年もまた船を降りていった。
私は一人で船を降りた。船から港へ渡された木の小さな橋を渡り、久しぶりの陸地に足を踏み出す。
薄汚れた灰色の上着を着た初老の男が近づき、ついて来いと言うように首を小さく動かした。
あなたが案内の方ですか、と尋ねたが、男はよくわからない言葉で返してきた。
どうやら話す言葉が通じないらしいと悟り、私は無言で彼の後について行く。
連れられるまま小さな商船に乗った。商船と呼べるのかも疑問なほど、小さくて粗末な帆船だった。十人も乗れば一杯になるほどの広さしかなく、申し訳程度の痛んだ船室が乗っていたが、寝室のようなものはない。船の左右のへりには酒樽が幾つも縄で縛られて乗せられていた。
船は休む間も与えてくれず、私が乗るなりすぐに出向した。
おそらくは、数日前まで私たちが暮していた大陸の端にある別の王国へと向かうのだろう。
青年に渡された巾着には、毛布と小さな剣と、数日でなくなりそうなパンと水筒が入っていた。
小さな船はちょっとした波でもまるでふざけているかのように大袈裟に持ち上がりすぐに沈んだ。お陰で船酔いがひどく、私は荷物でいっぱいの船室のわずかな床に転がり、ひたすら目を閉じて過ごすこととなった。
最初のうちは何度か舳先から海に向かって嘔吐してしまったが、そのうち胃が空っぽになったためなのか、それも治まった。
船には全部で三人乗っていて、私を迎えにきた男は歳は上だが、一番下っ端の乗組員のようで、夜になると誰か一人が見張りをしていたが、残りの者は床で寝ていた。その時、私が寝ている船室に三人のうち二人の男は入ってきて床に寝たが、下っ端らしいその男はいつも甲板で寝ていた。私がいるため船室に入れないのだろう。心苦しく思い、私は雨が降らずに済むよう神に祈った。
船酔いが治った後は、王国に帰るまで私は甲板で夜星を見て過ごした。船室を三人目の彼に明け渡したかったこともあるが、何故か彼は一度も船室で寝ることはなく、甲板で夜空を見ている私の反対側に寝転んで寝ていた。
行きの船では幹部の部屋であったことを考えると、待遇は雲泥の差があったが、
文句を言う気持ちは起きなかった。そもそも私の待遇はこちらが正解だったのだから。
毎晩夜空を見ているうちに気持ちが落ち着いてきた。この旅に出て初めて知ったが、私は夜空の星が好きなのだ。
星の地図を書き写していた時のワクワクは、星が描き出す壮大な絵画を自分でも見つけたいと思ったからなのかもしれない。私は昼間に寝て、夜はまんじりともせず星を見上げては、勝手に星を結んで夜空に絵を描いていた。
星を見ていると、正直、歴史的な人物と言えるあの方が本当は妻がいたとか、子どももいたなどという話も仔細なことに感じる。
星々の歴史から見たらきっと、本当にそんなことはどちらでもいい。
それに、私は何も見ていない。だからもう、綺麗さっぱり忘れよう。そう思った。
星から見たら私はもっともっと無力であり、そんなことは祖母もきっとわかってくれるだろう。
あの朝に本部を出て、幌馬車で出発した時は、何が起きてもわからず、ただ不安だった。今はおぼろげながら、起きていることの輪郭がわかる。それだけで不安は減らすことができた。
人生などいつだって一瞬先は闇だ。誰にも先のことなのでわからないのだ。
数日で王国の北の港に着いた。
商船に乗る前に猫背の青年より、船を降りたら、港町の丘にある騎士団の支援者の館に行くよう伝えられていた。
船から降りて空を見上げる。美しい青空だった。色づいた秋の山々が遠くに見えた。久しぶりの陸地だった。
あたりを見渡し、港の反対側が小高くなっていて、丘の上に大きな館があるのが見えた。
「あの場所がいくべき館」
巾着をしっかり肩に掛け、歩き出した瞬間だった。
鎧姿の王国の兵士たちに取り囲まれ、あっという間に私は拘束されてしまった。
誰にも知られていない真実の歴史は、人に知られていない時点で歴史とは言えない。歴史とは人の記憶であり記録なのだから。
人に知られていない物語など、世界中そこかしこにある。その中で人類に重要な出来事を紡いで伝える。それが歴史と呼ばれているに過ぎない。
しかし、真実とは真逆の物語が意図的に流布されているとしたら、多少話が違ってくる。
伝わっている歴史の物語は嘘であること、更には真実の物語を知ってしまった者の取るべき姿とは何だろう。
「真実を知らずに過ごす者は知ろうとしない怠け者だが、知っているのに、知らないふりをするよりはまだましだよ」
かつて祖母がそう教えてくれた。あの時は、そんなものだろうかと思ったくらいで、心に響くものはなかった。
だが改めて思うと祖母は知っていたのだ。
真実を知っているのに、知らないふりをして生きていく己の卑怯さに、耐えていかなくてはいけない苦しみの存在を。
私は何も見なかった。何度も自分にそう言い聞かせた。たまたま視界に何か文字が入っていたけれど、私は本を読んだわけではないのだ。あれは伝達を意図する文章ではなく、一つの記号に過ぎない。文字として機能する形の連続をたまたま視界に入れただけに過ぎないのだ。
そう言い聞かせようとするのに、祖母の実家の庭園で祖母の話を聞いていた時の日差しが何度も蘇る。
まだ幼い妹は、庭で採れた蜂蜜が入った甘いお茶を飲んでいた。私のお茶に蜂蜜は入っておらず、子ども扱いされていないことを誇りに思う一方で、甘い飲み物を許される妹のことが少し羨ましかった。
あの時の妹が見せていた、甘いお茶が美味しいと喜ぶ笑顔と、白い光を放つ強い夏の日差しが頭から離れない。
あの頃に戻れなら。
そう思うと、喉の奥が震えて、私は涙が止まらなかった。
翌朝、騎士の一人が私の部屋に食事を運んできた。あの日、たどり着いた港で一緒に船に乗った十二人の団員の一人だ。
灰色の目をしたその猫背の青年は、陰鬱な空気を纏っていた。意味もなくミシェルを思い出した。ミシェルは南の地方出身らしく、本当に屈託のない温かい笑顔の似合う男だった。
「君は新天地には行かず、このまま本国に帰ることに決まったそうだよ」
食事を運んでくれた青年から、唐突に告げられた言葉を理解するのに、少し時間がかかった。
「いつ…」
いつ戻るのか。いや、それよりも、それはいつ決まったのか。
「この船が港に着いた直後に、君が別の船で本国に戻るようだ」
青年は、私がいつ戻ると質問したと捉え、そう答える。
それは良い知らせなのか、それとも悪い知らせなのか。
食事を置いてそれだけ告げると、猫背の青年は出て行った。
もしかしたらと私は思う。本国に帰るのはもともと決まっていたことかもしれない。そもそも私の任務は、この船を外海から新天地まで運ぶために、星を読んで航路を決めることだ。つまり、新天地において私の役割があるわけではない。
港に着いてすぐ本国に帰ると聞かされたくらいで、一体私は何を怯えるのだ。
たしかに、まるでついさっき戻ることが決まったような言いぶりだったが、彼はそれが最初から決まっていたかどうかは知らないはずだ。
昨日の今日で、あの本を見た罰を与えられたかのように感じるだけだ。
しばしば真実は思い込みで捻じ曲げられるものだから。
最初からそう決まっていたのかもしれない。
ロベール氏の話では、既に陸路を押さえられていると言っていた。だから戻るのは実際のところ心配ではある。
何かが既に起きている。そのために新天地まで逃げてきたと、私が勝手に思っているだけだ。実際は騎士団にとって重要な何かを新天地まで運ぶことが任務だ。私はその中で、船を無事に新天地に航海させること。それが達成できたのだから、私の役割はそこで終了する。それだけのことなのに。何を怯えることがある。
心の中に広がる恐怖と違和感を何度も抑え込み、これは既定路線なのだと自分に言い聞かせて過ごした。
外海からようやく新天地へたどり着いたのはその日の夕刻だった。
港に着くと他の騎士たちは、荷物を降ろす作業に駆り出されていたが、私は部屋にいるよう言い渡されていた。その時、伝達に来た猫背の男から巾着を渡された。
「君はここで船を降りる。別の船に乗り換えて、一般の航路で大陸に戻り、そこから陸路で本部まで戻ることになっているそうだ」
先に大まかな旅の詳細を教えて貰えただけありがたいと思った。来る時はロベール氏に何も教えて貰えず、これからどうなるのか、いつまで続くのかがわからないことが苦痛だったから。
「船を降りるとそこに案内の男が待っている。彼のあとをついて、君が乗るべき船に乗るようにとロベール氏より伝達があった」
それだけ伝えると青年もまた船を降りていった。
私は一人で船を降りた。船から港へ渡された木の小さな橋を渡り、久しぶりの陸地に足を踏み出す。
薄汚れた灰色の上着を着た初老の男が近づき、ついて来いと言うように首を小さく動かした。
あなたが案内の方ですか、と尋ねたが、男はよくわからない言葉で返してきた。
どうやら話す言葉が通じないらしいと悟り、私は無言で彼の後について行く。
連れられるまま小さな商船に乗った。商船と呼べるのかも疑問なほど、小さくて粗末な帆船だった。十人も乗れば一杯になるほどの広さしかなく、申し訳程度の痛んだ船室が乗っていたが、寝室のようなものはない。船の左右のへりには酒樽が幾つも縄で縛られて乗せられていた。
船は休む間も与えてくれず、私が乗るなりすぐに出向した。
おそらくは、数日前まで私たちが暮していた大陸の端にある別の王国へと向かうのだろう。
青年に渡された巾着には、毛布と小さな剣と、数日でなくなりそうなパンと水筒が入っていた。
小さな船はちょっとした波でもまるでふざけているかのように大袈裟に持ち上がりすぐに沈んだ。お陰で船酔いがひどく、私は荷物でいっぱいの船室のわずかな床に転がり、ひたすら目を閉じて過ごすこととなった。
最初のうちは何度か舳先から海に向かって嘔吐してしまったが、そのうち胃が空っぽになったためなのか、それも治まった。
船には全部で三人乗っていて、私を迎えにきた男は歳は上だが、一番下っ端の乗組員のようで、夜になると誰か一人が見張りをしていたが、残りの者は床で寝ていた。その時、私が寝ている船室に三人のうち二人の男は入ってきて床に寝たが、下っ端らしいその男はいつも甲板で寝ていた。私がいるため船室に入れないのだろう。心苦しく思い、私は雨が降らずに済むよう神に祈った。
船酔いが治った後は、王国に帰るまで私は甲板で夜星を見て過ごした。船室を三人目の彼に明け渡したかったこともあるが、何故か彼は一度も船室で寝ることはなく、甲板で夜空を見ている私の反対側に寝転んで寝ていた。
行きの船では幹部の部屋であったことを考えると、待遇は雲泥の差があったが、
文句を言う気持ちは起きなかった。そもそも私の待遇はこちらが正解だったのだから。
毎晩夜空を見ているうちに気持ちが落ち着いてきた。この旅に出て初めて知ったが、私は夜空の星が好きなのだ。
星の地図を書き写していた時のワクワクは、星が描き出す壮大な絵画を自分でも見つけたいと思ったからなのかもしれない。私は昼間に寝て、夜はまんじりともせず星を見上げては、勝手に星を結んで夜空に絵を描いていた。
星を見ていると、正直、歴史的な人物と言えるあの方が本当は妻がいたとか、子どももいたなどという話も仔細なことに感じる。
星々の歴史から見たらきっと、本当にそんなことはどちらでもいい。
それに、私は何も見ていない。だからもう、綺麗さっぱり忘れよう。そう思った。
星から見たら私はもっともっと無力であり、そんなことは祖母もきっとわかってくれるだろう。
あの朝に本部を出て、幌馬車で出発した時は、何が起きてもわからず、ただ不安だった。今はおぼろげながら、起きていることの輪郭がわかる。それだけで不安は減らすことができた。
人生などいつだって一瞬先は闇だ。誰にも先のことなのでわからないのだ。
数日で王国の北の港に着いた。
商船に乗る前に猫背の青年より、船を降りたら、港町の丘にある騎士団の支援者の館に行くよう伝えられていた。
船から降りて空を見上げる。美しい青空だった。色づいた秋の山々が遠くに見えた。久しぶりの陸地だった。
あたりを見渡し、港の反対側が小高くなっていて、丘の上に大きな館があるのが見えた。
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