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第4章 更なる戦い
第148話 風呂上がり
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風呂上がりー
「うーん、いいお湯だったなぁ」
ヒナが思い切り伸びをしながら(その時に、彼女の豊満なバストが揺れて、それに対して静が目を輝かせる一幕もあったが)、バスタオルでその凹凸の見事な肢体を纏い、ドライヤーで癖のある髪の毛を乾かし始める。元々癖っ毛である彼女にとって、髪のお手入れは結構手間がかかる作業だった。
「私が撫でてあげるわ・・・ヒナちゃん」
・・・何となく、静の口の端によだれが見えるような気がするが、とりあえずヒナのことは静に任せることにした優香。
「やれやれ・・・」
こんな調子で、最後戦う時にはどうなることやらーいずれはその時が来ることを考えれば、あまり仲間意識や絆を持つというのも考え物である。
ーうまく大会運営側を出し抜ければなぁー
それができれば苦労はしないと、優香は苦笑しながら思い直す。
当たり前の話だが、大会運営側もデスゲームなどという、現代社会では到底容認されることのない非人道的なゲームを開催している以上、万に一つの抜かりもないように万全の備えをしていることだろう。
つまりは、この大会参加者に逃げ道は無いだろうし、当然、運営側を出し抜くとしても、それは決して容易なことではない。
ー私らは、ただ戦いとエッチをやり続けるための道具にすぎないかー
元より、戸籍上は既に死亡(実際に一度は死んでいるから、戸籍上と限定できるかは微妙だが)している参加者にとって、元の生活に帰る手段などない。唯一、この大会で優勝すれば元の生活に復帰できると大会運営側は説明しているが、それとてー
ーこんな大掛かりな犯罪行為をやらせる連中の言うことなんぞあてにできるかー
・・・というわけである。
尤も、それでも一縷の望みをかけて、元の生活に帰るために優勝を狙う者もいるだろうがー
「あううう、静お姉さん・・・何でおっぱいいじるのぉ」
ドライヤーで髪を乾かした後、電動チェアに体を委ねていたヒナの甘ったれた声が響いてきたので、そちらを見やると、電動チェアの背後に回った静が、後ろからヒナの胸を揉み下していたりする。
「あらあら、ヒナちゃん。その電動チェアじゃ、おっぱいまではマッサージしてくれないでしょう?どうせなら、全身満遍なくマッサージした方がいいんじゃないかしら?」
「ああううう」
ーこいつら、本当に能天気だよなー
いずれは己の首をかけての命のやり取りをすることになるというのに、なんとも太平楽な二人に呆れ顔の優香だった。
「ほらほら、君たち、いちゃつくのは夜までおあずけだ。一休みしたら、さっそく公園方面まで出かけるぞ!なんたって、もう午後になっちゃったし、予定からかなり遅れてるんだからな」
「あら、遅くなったのには優香さんにも原因があるでしょう?昼近くまでぐっすりと眠ってらしたんですもの」
静に指摘され、ぐっと詰まってしまう優香だった。優香もヒナも、寝起きは最悪だったりする。
「うーん、お姉さん。もう1回おっぱい揉んでぇ」
ヒナはヒナで、よほど気持ちがよかったのか静に更なる行為を求めている始末である。
ーこりゃ先が思いやられるなー
この近辺をうろついている殺人鬼に出会うかもしれないというのに、こんな調子で本当に大丈夫かと頭を振る優香であった。
「うーん、いいお湯だったなぁ」
ヒナが思い切り伸びをしながら(その時に、彼女の豊満なバストが揺れて、それに対して静が目を輝かせる一幕もあったが)、バスタオルでその凹凸の見事な肢体を纏い、ドライヤーで癖のある髪の毛を乾かし始める。元々癖っ毛である彼女にとって、髪のお手入れは結構手間がかかる作業だった。
「私が撫でてあげるわ・・・ヒナちゃん」
・・・何となく、静の口の端によだれが見えるような気がするが、とりあえずヒナのことは静に任せることにした優香。
「やれやれ・・・」
こんな調子で、最後戦う時にはどうなることやらーいずれはその時が来ることを考えれば、あまり仲間意識や絆を持つというのも考え物である。
ーうまく大会運営側を出し抜ければなぁー
それができれば苦労はしないと、優香は苦笑しながら思い直す。
当たり前の話だが、大会運営側もデスゲームなどという、現代社会では到底容認されることのない非人道的なゲームを開催している以上、万に一つの抜かりもないように万全の備えをしていることだろう。
つまりは、この大会参加者に逃げ道は無いだろうし、当然、運営側を出し抜くとしても、それは決して容易なことではない。
ー私らは、ただ戦いとエッチをやり続けるための道具にすぎないかー
元より、戸籍上は既に死亡(実際に一度は死んでいるから、戸籍上と限定できるかは微妙だが)している参加者にとって、元の生活に帰る手段などない。唯一、この大会で優勝すれば元の生活に復帰できると大会運営側は説明しているが、それとてー
ーこんな大掛かりな犯罪行為をやらせる連中の言うことなんぞあてにできるかー
・・・というわけである。
尤も、それでも一縷の望みをかけて、元の生活に帰るために優勝を狙う者もいるだろうがー
「あううう、静お姉さん・・・何でおっぱいいじるのぉ」
ドライヤーで髪を乾かした後、電動チェアに体を委ねていたヒナの甘ったれた声が響いてきたので、そちらを見やると、電動チェアの背後に回った静が、後ろからヒナの胸を揉み下していたりする。
「あらあら、ヒナちゃん。その電動チェアじゃ、おっぱいまではマッサージしてくれないでしょう?どうせなら、全身満遍なくマッサージした方がいいんじゃないかしら?」
「ああううう」
ーこいつら、本当に能天気だよなー
いずれは己の首をかけての命のやり取りをすることになるというのに、なんとも太平楽な二人に呆れ顔の優香だった。
「ほらほら、君たち、いちゃつくのは夜までおあずけだ。一休みしたら、さっそく公園方面まで出かけるぞ!なんたって、もう午後になっちゃったし、予定からかなり遅れてるんだからな」
「あら、遅くなったのには優香さんにも原因があるでしょう?昼近くまでぐっすりと眠ってらしたんですもの」
静に指摘され、ぐっと詰まってしまう優香だった。優香もヒナも、寝起きは最悪だったりする。
「うーん、お姉さん。もう1回おっぱい揉んでぇ」
ヒナはヒナで、よほど気持ちがよかったのか静に更なる行為を求めている始末である。
ーこりゃ先が思いやられるなー
この近辺をうろついている殺人鬼に出会うかもしれないというのに、こんな調子で本当に大丈夫かと頭を振る優香であった。
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