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意思
しおりを挟む「陛下!」
私がそう言うと陛下は驚いたようにこちらを見た。
今の私はお義父様ではなく『陛下』と話したいのだ。
そんな私の強い意思が伝わったように陛下は言った。
「侵攻の件だろう。
止めても無駄だぞ。
もう兵には侵攻の許可を取っている。」
「どうしたら、生まれ故郷を救うことができますか?!」
私には分からなかった。
もう…終わりかもしれない。
すると陛下がこう言った。
「君がそう言っても攻める理由があるのは事実だ。
隣国は我が国に長年 負債金を返していない。
もし止めたいなら…私達の同盟国になるしかない。
それを君は説得できるかね?」
「できます…!
絶対にしてみせます!」
私はそんな陛下に強い眼差しをぶつけた。
「侵攻までに後1日かかる。
それまでに説得してみなさい。」
1日…ここから馬車で戻るに半日かかる。
馬なら…数時間で行けるわ!
「分かりました!
では失礼致します!」
私は手短に挨拶を済ませると 急いで馬を探しに向かった。
…
…
…
まってここ…広すぎる。
馬小屋が見つからないわ。
どうしよう。
時間がないのに…
「レジーナ!
やっと見つけた。
何してるの?」
そこにタイミングよく現れたエリック。
「エリックお願い!
馬を貸して!」
私はエリックにそう頼んだ。
「どうして馬?」
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