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主従調教①
しおりを挟む光の妊娠がわかった翌日、俺達は産夫人科へ足を運んだ。
「妊娠5週目ですね。」
「これから悪阻が酷くなります。
半年ほどは続くと思ってください。
なので旦那さん、しっかりサポートしてあげてくださいね。」
そう言われ胸が暑くなる。
病院を終えてから、ショッピングモールへと足を運ぶ。
「妊娠中の服とか子供の服とか買っておこう。」
「徹、早すぎるんじゃない?」
「そうかな…?」
「ふふ、でも嬉しいから買いにいこう。」
光の腰に腕を回す。
「と、徹ッ…」
「サポートしないとだから。」
「もう…」
真っ赤な顔の光が愛しい。
「はは、可愛い。
愛してる、光。」
─────
「徹、なんか変わったことあるでしょ?」
あれからまた3日後が来た。
いつものように廉に押し倒されていた時だった。
「なんのことだ?」
意味深にそう言った廉に、聞き返す。
「なんで番が妊娠したこと隠すの?」
その言葉に背筋が凍る。
「お前、尾行させてたのか?」
「たまたま俺の部下が、産夫人科から出て赤ちゃん服ショップに入ってった徹と番を目撃したんだよ?」
白々しい。
それを尾行と呼ぶんだろ。
「隠してた訳じゃない。
言う必要もないと思ったからだ。」
「なんで?」
なんでって…
「お前、嫉妬するだろ?」
俺は嫉妬の矛先が光とその子供に向かないように敢えて話さなかった。
「はは、俺が身重な番に手を掛けると思ってる?」
「違うのか…?」
訝しげに廉を探る。
「んー、徹が対価を払うなら手は出さない。」
こいつ…
怒りに震える心を抑える。
「対価は何だ…」
「これからは2日に一回にしよう。」
「は?
そんなの…」
嫌だ。
というか無理だ。
さらに光を不安にさせるのは…
「できない。」
「は…?
父親としての自覚が芽生えると、徹は俺に従えなくなるの?」
顎を強く掴まれる。
「無理、だ。
光を傍で支えたいんだ…」
「前も言ったと思うけど、徹に拒否権なんてないよ。
俺は従順に従うことしか許してない。
言ってること理解できるよね、徹?」
笑ってない目が細められる。
「…嫌だ。」
「少し、甘やかしすぎたのかな?
反抗できないくらい厳しく主従関係を教え込まないと、理解できないんだ?」
廉が俺の頭を強く掴む。
「今までは、徹のプライドを守るために交換条件って言ってきたけど…違うってことを分からせないとだね。」
廉は俺のTシャツを強引に破く。
「おい…?!」
「おい、じゃないでしょ。
今、俺が怒ってンの分からない?」
至近距離に顔が迫る。
いつもよりも低い声と冷たい眼差しに恐怖が沸き上がる。
無遠慮に中へと指が突っ込まれる。
「痛ッ…ふッ…うッ…」
強引に押し入られキツかった中が次第にほぐれる。
「ほら、腰を振りながら主人を誘惑して。」
体を起こされ四つん這いの体勢にされる。
「中までしっかり見せて、懇願して。」
恥ずかしいことを要求され頭に血が昇る。
「お前…!」
「主人をお前って呼ぶ悪い子にはお仕置きが必要だよね。」
そう言うと何処からか取り出したリングを俺のモノの根本につける。
「なんだ、これはッ!」
突然の圧迫感に苛まれる。
「自分で触るの禁止だから。
もちろん布で擦るのもなし。」
最初の時のように両腕両足をそれぞれベッド脇に拘束される。
強制的にうつ伏せになり、体がシーツに密着する。
シーツの感触に腰を振りそうになるのを耐えるしかない。
「もっと頑張ろうか。」
そう言うと首筋にチクっと痛みが走る。
「なに…」
しかし反応するまもなく、廉から丸見えの中にディルドが突っ込まれる。
「んッ…?!」
振動がオンになってらその快楽しか考えられなくなる。
「うああッ!」
激しい振動が中を襲う。
快感を逃したくて、腰を動かす。
「誰が動かしていいって言ったの?」
廉がそう言ったかと思うと、尻に衝撃が襲う。
「あぅッ…?!」
情けない声が溢れる。
「腰を動かしたらその分叩くから、
それを肝に命じておくんだよ。」
冷淡な命令に俺は泣きそうになるのを堪えた。
「ふッ…んぅッ…ぁああッ!!」
それでも中の強い刺激に体が揺れる。
そのせいで必然的に前がシーツで擦る形になる。
その刺激で射精しそうになるもリングが圧迫してできない。
「むりぃッ…!
ぅあッ!ああッ!いやぁッ!」
絶え間ない振動と突発的な痛み、射精せない苦しみ。
それは次第に快楽へと変わっていく。
「うあッ…ひぁッ!
ひッ…んんあッ…ふあッ…あぁッ…!!!!!」
…
「ひッ…ッ…んんッ…」
あれからどれだけ経ったのか。
痛みが快楽に変わり始めてしばらくすると頭が朦朧としてくる。
俺の頭が恐怖と快楽に支配される。
怖い…怖い…イキたい…イキたい…
「ひぃッ…うああッ!」
再び大きな絶頂が体を襲う。
衝撃で体が反り、更にシーツの刺激が強まる。
「反省した?」
ずっと無言だった廉が口を開く。
「ふ…ぁッ…はいッ…反、省しまじだぁッ!!」
理性が崩れて涙がボロボロ溢れる。
パンッと音がして、時間差で自分の尻を叩かれたことに気付く。
「んっ…うあ!?
んあぁぁあああッッ…?!」
その瞬間、今まで感じたことのないピリピリした感覚が体を襲い、耐え難い快楽が全身に行き渡る。
俺はその強い快楽に、シーツに腰を擦り付け必死に耐えることしかできなかった。
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