だんだん~徒然~

祝木田 吉可

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第2話:幼少時代

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幼少時代の事を振り返ってみる。
保育園、小学校と上がり、思えば保育園の年中から英語と水泳を始めていた。小学3年の頃には見学に行ったきっかけは完全に忘却しているが、見学に行った剣道を気に入り剣道を始めて、その後、習字も始めるようになり習い事で予定が埋まっていった。
習い事の他にもクラブ活動や部活動でも、小学4年から6年の間に、放送部、相撲部、グランドゴルフ部に所属していて放課後や休日に友達と遊ぶ機会は少なかった。
それでも同じ町内の近所に住む友達の家に集まったりしながら遊んでいたのが楽しかったのを覚えている。
小学3年の春、初めてのクラス替えで、特別支援学級に所属する子が同じクラスになった。偶然にも席が隣同士ということもあり、配布物を渡しに行くのに特別支援学級の教室に足を運ぶことが増えていき、支援学級の先生と顔見知りになると、その先生から「この学校、院内学級もあるから遊びに行かない?」と誘われた。
私は「院内学級ってなに?」って聞くと、その先生は、「病院の中にある教室で遊べるんだよ。」と言われ、「遊べる」の言葉に何も考えずに「いく!」と答えた。
数日後、その先生が院内学級訪問の段取りを作ってくれ、私と2人の同じクラスメイトが同行することになった。院内学級は、私の通う校区内にある中央病院の中にあった。
院内学級の教室に入ると、そこには、酸素マスクを付けてたり、車椅子の自走だったり、リクライニングの車椅子だったり、5人の児童が集まり、一人一人にサポートする看護師もいた。
私はその子たちの体の様子よりも「遊びたい」欲が強く、先生に「今日なにして遊ぶの!?」と食い気味に聞いた。すると先生は、「今日は風船バレーするよ。」と言い、「風船バレー?」と私が聞くと、「風船をバレーボールに見立てて団扇で仰いでバレーボールするよ。」と教えてくれた。それを聞いた私は「楽しそう!やろう🎶🎶」とワクワクしていた。
その時に皆で遊んだことが楽しかったこともあって、支援学級の先生から「定期的に遊び行く?」と聞かれた私は、間髪入れず「行く!」と答えた。
それから月一のペースで、院内学級の許可が出た時に訪問し交流を重ね、小学6年の頃には、院内学級の担当の看護師さんや院内学級の友だちとも仲良くなり、意識はしなかったが、これが医療・福祉の分野への興味持ったきっかけになっていった。
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