本の塔

えば

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健康食品の女

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プルルルル、がちゃ。
「はい?」   
「あ、もしもし、健康食品の御案内なんですけど」
「ああ、いりません」
「あはは、はっきりしてますね」
「うん」
「ちよっとお話してもいいですか?
「いいよ、ちよっとね」
「この仕事、火曜日が休みなんですけど、だからお友達と休みが合わなくて、全然遊べないんですよ」
「そうなんだ」
「話変わるけど、お酒飲みます?」
あっという間に口調がくだけてきたな、きらいじゃない。
「ああ、飲む、ウイスキーが好き」
「わ、しぶいですね」
「家で飲むんですか?
「うん、外で飲むの嫌い、酔っ払いがいやなんだよね」
「ウイスキーを一人で、なんかかっこいいですね」
「あはは」
「うふふ、ごめんそろそろいい?」
「あ、ごめんなさい」
なんだったんだ?本当に、ただの世間話じゃんか
「まあかわいかったからいいか」
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