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Ⅰ 刺青の魔女
第2話 授業
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わたしの名前はユナ。一話のとき、紹介してなかったね。この物語の一応、主人公です。
好きなものは、キラキラ輝いたもの。嫌いなものは特にないけど、強いていえば、意地悪なリュウかな。いつも振り回されてるきがする。
地球温暖化に汚染された地球に、突如ノルンという謎の生命体が宇宙から現れた。
ノルンとの戦闘は激しく、人類の過半数が失った。人類はノルンに悩まされ、まだ年頃も行かぬ少年少女に全てを托した。
ノルンと対抗できるのが、わたしたち魔女なのだ。
§
起床の鐘がなる前にわたしは、必ず目を覚ます。
目覚まし時計はセットしていない。寝ているとこを遮って出てくるあの音は、毎回わたしの夢の世界を邪魔するので嫌い。
そう、毎朝自力で起きているのだ。これには、最初、苦労したが今や慣れっこ。まだ誰も起きていないであろう時間帯に起き、朝の爽やかな空気を一人占め。
わたしが、鐘の鳴る前に起きる理由は――
『ジリリリリリリリ』
学校中を大きく震わす金切り音。――そうだ。この音が嫌でわたしは早く起きているんです。
腹を抉られる不快な音。この音を聞いたらみんな、否が応でも目を覚まします。この音はおよそ、一分間も鳴らすので、滅多に起きない人なんていないだろう。
「ふぁ、おはようユナぁ」
二段ベットの下の階でひょっこり顔を出すココア。ココアとは、同期のなかで一番相性が良く、同室なのは嬉しい。
「相変わらず早いねぇ」
寝起きの目を擦る。
いつも、肩まで伸びるストレートな赤毛が、ピンピンにはねている。ベットから起き上がるや、はねた髪の毛を櫛で何度もほぐす。
「ねぇねぇ聞いた?」
「なにが?」
いち早く制服に着替えて、ココアの身支度が整えるのを待つわたしに、ココアは呑気に話題をふってきた。
「ナノカ、また上級生の人に告ったんだって」
「へぇ、それで?」
「それでね、なんとオーケーだったらしく、付き合ってるみたいよ!」
洗面台からココアのキンキンとした明るい声が響く。これが初耳なら、わたしも目から鱗だよ。
「ナノカ、上級生に告ったの何回目?」
呆れて訊ねると、ココアは、ハハと苦笑した。
「さぁ? 数えたらきりがないよ」
ヒョコリ洗面台から顔を出してきた。すっかり髪型はストレートに戻ってて、耳の上に一つお団子に結んでいる。
本当に耳尻尾が生えている犬猫みたいに駆け寄ってきて、愛くるしい表情でニッコリ笑った。
「ごめんね。待たせて」
その愛くるしい表情を見てしまったら、許さない、なんて極悪人でも言えないよ。わたしたちは、身支度を整え部屋を出る。
釘打ちっぱなしの壁と、間隔をあけた窓、殺風景の造りした廊下。この学校は五歳児から十八歳まで小中高、と一貫している。
わたしも、気がついたらこの学校に通っており、ここは学ぶ場所でもあり、家でもある。大切な場所だ。
教室に行き着くまで、わたしたちは当たり障りない話題を振っては、廊下中に声を響かせた。教室には、まだ生徒が疎らに集まっている。広い教室で小さな群れをつくり、賑やかに和んでいる。
けど、一人だけ群れに属さず、一匹狼を貫く女子生徒が。わたしの前の席の人。
シノも来るのが早い。シノは決まって、図書館から借りてきた本を読書中。絵が描かれていない、文字だけがびっしり綴ってある本。
わたしなんて、文字見ただけでくらってするのに、シノは、毎回そんな本を借りてきては最後まで読んでいる。すごいなぁ。
「シノ! おはよう!!」
笑顔で声をかけると、シノは本の間からチラ、と目を覗かせる。また本に目を写した。
「おはよう」
そのたった一言で朝の会話は終了。決まっていつもそう。
誰とも接触せず、群れに属さない、一人でいることが当たり前のシノ。整った顔立ちなのに、マネキンのように微動だにしない。笑えばきっと可愛いのに。だから、わたしは毎回シノを笑わそうと面白いネタを仕込んでは鎮圧している。せめて、話しかけることはしている。
「何読んでんの?」
「殺人鬼が殺人鬼になるまでのホラー小説」
ホラー小説、わたし苦手だなぁ。せめて読めるとしたら短編ものの恋愛ものかなぁ。
「ふぅん。面白い?」
「面白い」
終了。
およそ五分もない。けど、毎回会話している中で、今日は一番長い。それだけで、世界に色がつく。
一限目、魔女とバディとの歴史でした。わたしたち魔女とバディの首には、お互い一緒の首輪がついている。
人それぞれ違う色で、バディと魔女だけが同じ色、同じコード。魔女とバディは一心同体。首輪があるかぎり繋がっている。
宇宙空間に行っても繋がれるのはその為。首輪の後ろにある、電気回路のようなコードが首の脊椎を通して、脳に心電し、言葉を伝えてる。
相手が今どこにいるかも、コードが反応し、離れててもお互いがよく分かる。まさに、運命共同体。
「しかし、首輪を外すと大変なことになりまぁす」
「首輪をもし、外したらどうなるんですか?」
挙手して質問すると、先生はニコッと嗤った。
「大変なことになりまぁす」
「大変って、どんな?」
先生は耳元まで嗤った。
「大変なことはぁ、大変なんでぇす」
教室内は、小さなどよめきが生まれた。しかし、それは一瞬ですぐに静かになる。
バディたちは、わたしたちと違う校舎にいる。この授業は歴史を学んだあと、ちゃんとコードの故障がないか、ちゃんと疎通できるかチェックされる。ちょっとした小テストだ。
目を瞑って、バディの顔を想像するだけ。それだけで脳に電気が周り、コードが反応する。今ごろ、バディたちも歴史授業でわたしたちと同じ授業。
同じ疎通すると、コードが良く反応してピーと首輪がなる。小さく、機械が擦れた音。
先生が一人一人チェックする。自分の番が回ってくるまで、暫く待機。緊張する、とココアが顔を蒼白させていた。
わたしは、プレッシャーに負けない。だって、自信があるもの。案の定、わたしは大丈夫だった。
けど、緊張すると肩を縮こませ震えていたココアは不合格。バディとの色んな思い出を思い出せば良いんだよ、とアドバイスを送ったものの、コードの音が少し低いことで落選。
「不合格は一人ねぇ。ココアちゃんは今日放課後保健室でコードなおそっか」
先生がニコニコしながら言った。
ココアは捨てられた子犬のようにしゅん、となり、小さく「はい」と返事する。
今日の放課後、一緒に遊ぼうと約束したのに残念。コードなおしって、けっこう長いの。わたしも一回、故障して保健室でなおしたことがある。
授業終えて、早速保健室で治療した。保健医とお喋りしながら、治療していたらいつの間にかどっぷり夜になっていたとか。
今日のココアは暇なしか。それじゃあ、ナノカ誘おう。恋話しか話合わないけど、楽しいんだよね一緒にいると。
次の授業は、ノルンについて。
ノルンにもタイプがいるらしく、二種類別れている。一つは、攻撃型ノルン。二つ、知性型ノルン。
昨日倒した奴らは攻撃型ノルンだ。特徴は、わたしたちを見た途端目の色を赤くさせ、攻撃してきた。破裂させると、中の子どもの数なんかも知性型と違う。
攻撃型ノルンは、知性型ノルンより数多くいて、集団を好まない。一人で行動するのが多い。
対して知性型ノルンは、攻撃が弱いぶん集団をつくり数に圧倒をつける。
二種類タイプのノルン、どちらか厄介かと言うと、知性型ノルンだ。出会い頭に会いたくないナンバーワン。
知性型ノルンは、わたしたち人間のように知能を使い攻撃のやり方を変えてくる。終いには、人間に擬態しわたしたちを惑わせる。
だが、知性型ノルンは極わずかしかおらず、稀に見れるので、運が悪ければ出会わないタイプだ。
チャイムが鳴り、この授業が終わった。ノルンについて学ぶ授業は、いつも堅苦しい。授業中、静かでクシャミをすれば、ギロと睨まれる。
なので、やっとのことで終わった授業に、体を伸ばした。ふとそんなわたしに、ナノカがニコニコご機嫌に駆け寄ってきた。
「今日、みんなで一緒に食べない? 先輩たちも誘ってんだ!」
この話、何処かで聞いたことがあるぞ。昼休み、堂々と自分の彼氏と宣言つつ、早く別れるやつ。この話、三週間前に聞いたきがする。
暫く考えるふりをつつ、胸の中は完全に拒否ってた。
「いかない。リュウたちと食べるもん」
ナノカはあからさまにふてくされた顔をする。
「ユナとココアのバディはいいよ。イケメンだもん。あたしのバディなんてさ、ほら、図体はでかいのに弱っちくて」
突然自分のバディを侮辱するのも、ナノカの悪いクセだ。
好きなものは、キラキラ輝いたもの。嫌いなものは特にないけど、強いていえば、意地悪なリュウかな。いつも振り回されてるきがする。
地球温暖化に汚染された地球に、突如ノルンという謎の生命体が宇宙から現れた。
ノルンとの戦闘は激しく、人類の過半数が失った。人類はノルンに悩まされ、まだ年頃も行かぬ少年少女に全てを托した。
ノルンと対抗できるのが、わたしたち魔女なのだ。
§
起床の鐘がなる前にわたしは、必ず目を覚ます。
目覚まし時計はセットしていない。寝ているとこを遮って出てくるあの音は、毎回わたしの夢の世界を邪魔するので嫌い。
そう、毎朝自力で起きているのだ。これには、最初、苦労したが今や慣れっこ。まだ誰も起きていないであろう時間帯に起き、朝の爽やかな空気を一人占め。
わたしが、鐘の鳴る前に起きる理由は――
『ジリリリリリリリ』
学校中を大きく震わす金切り音。――そうだ。この音が嫌でわたしは早く起きているんです。
腹を抉られる不快な音。この音を聞いたらみんな、否が応でも目を覚まします。この音はおよそ、一分間も鳴らすので、滅多に起きない人なんていないだろう。
「ふぁ、おはようユナぁ」
二段ベットの下の階でひょっこり顔を出すココア。ココアとは、同期のなかで一番相性が良く、同室なのは嬉しい。
「相変わらず早いねぇ」
寝起きの目を擦る。
いつも、肩まで伸びるストレートな赤毛が、ピンピンにはねている。ベットから起き上がるや、はねた髪の毛を櫛で何度もほぐす。
「ねぇねぇ聞いた?」
「なにが?」
いち早く制服に着替えて、ココアの身支度が整えるのを待つわたしに、ココアは呑気に話題をふってきた。
「ナノカ、また上級生の人に告ったんだって」
「へぇ、それで?」
「それでね、なんとオーケーだったらしく、付き合ってるみたいよ!」
洗面台からココアのキンキンとした明るい声が響く。これが初耳なら、わたしも目から鱗だよ。
「ナノカ、上級生に告ったの何回目?」
呆れて訊ねると、ココアは、ハハと苦笑した。
「さぁ? 数えたらきりがないよ」
ヒョコリ洗面台から顔を出してきた。すっかり髪型はストレートに戻ってて、耳の上に一つお団子に結んでいる。
本当に耳尻尾が生えている犬猫みたいに駆け寄ってきて、愛くるしい表情でニッコリ笑った。
「ごめんね。待たせて」
その愛くるしい表情を見てしまったら、許さない、なんて極悪人でも言えないよ。わたしたちは、身支度を整え部屋を出る。
釘打ちっぱなしの壁と、間隔をあけた窓、殺風景の造りした廊下。この学校は五歳児から十八歳まで小中高、と一貫している。
わたしも、気がついたらこの学校に通っており、ここは学ぶ場所でもあり、家でもある。大切な場所だ。
教室に行き着くまで、わたしたちは当たり障りない話題を振っては、廊下中に声を響かせた。教室には、まだ生徒が疎らに集まっている。広い教室で小さな群れをつくり、賑やかに和んでいる。
けど、一人だけ群れに属さず、一匹狼を貫く女子生徒が。わたしの前の席の人。
シノも来るのが早い。シノは決まって、図書館から借りてきた本を読書中。絵が描かれていない、文字だけがびっしり綴ってある本。
わたしなんて、文字見ただけでくらってするのに、シノは、毎回そんな本を借りてきては最後まで読んでいる。すごいなぁ。
「シノ! おはよう!!」
笑顔で声をかけると、シノは本の間からチラ、と目を覗かせる。また本に目を写した。
「おはよう」
そのたった一言で朝の会話は終了。決まっていつもそう。
誰とも接触せず、群れに属さない、一人でいることが当たり前のシノ。整った顔立ちなのに、マネキンのように微動だにしない。笑えばきっと可愛いのに。だから、わたしは毎回シノを笑わそうと面白いネタを仕込んでは鎮圧している。せめて、話しかけることはしている。
「何読んでんの?」
「殺人鬼が殺人鬼になるまでのホラー小説」
ホラー小説、わたし苦手だなぁ。せめて読めるとしたら短編ものの恋愛ものかなぁ。
「ふぅん。面白い?」
「面白い」
終了。
およそ五分もない。けど、毎回会話している中で、今日は一番長い。それだけで、世界に色がつく。
一限目、魔女とバディとの歴史でした。わたしたち魔女とバディの首には、お互い一緒の首輪がついている。
人それぞれ違う色で、バディと魔女だけが同じ色、同じコード。魔女とバディは一心同体。首輪があるかぎり繋がっている。
宇宙空間に行っても繋がれるのはその為。首輪の後ろにある、電気回路のようなコードが首の脊椎を通して、脳に心電し、言葉を伝えてる。
相手が今どこにいるかも、コードが反応し、離れててもお互いがよく分かる。まさに、運命共同体。
「しかし、首輪を外すと大変なことになりまぁす」
「首輪をもし、外したらどうなるんですか?」
挙手して質問すると、先生はニコッと嗤った。
「大変なことになりまぁす」
「大変って、どんな?」
先生は耳元まで嗤った。
「大変なことはぁ、大変なんでぇす」
教室内は、小さなどよめきが生まれた。しかし、それは一瞬ですぐに静かになる。
バディたちは、わたしたちと違う校舎にいる。この授業は歴史を学んだあと、ちゃんとコードの故障がないか、ちゃんと疎通できるかチェックされる。ちょっとした小テストだ。
目を瞑って、バディの顔を想像するだけ。それだけで脳に電気が周り、コードが反応する。今ごろ、バディたちも歴史授業でわたしたちと同じ授業。
同じ疎通すると、コードが良く反応してピーと首輪がなる。小さく、機械が擦れた音。
先生が一人一人チェックする。自分の番が回ってくるまで、暫く待機。緊張する、とココアが顔を蒼白させていた。
わたしは、プレッシャーに負けない。だって、自信があるもの。案の定、わたしは大丈夫だった。
けど、緊張すると肩を縮こませ震えていたココアは不合格。バディとの色んな思い出を思い出せば良いんだよ、とアドバイスを送ったものの、コードの音が少し低いことで落選。
「不合格は一人ねぇ。ココアちゃんは今日放課後保健室でコードなおそっか」
先生がニコニコしながら言った。
ココアは捨てられた子犬のようにしゅん、となり、小さく「はい」と返事する。
今日の放課後、一緒に遊ぼうと約束したのに残念。コードなおしって、けっこう長いの。わたしも一回、故障して保健室でなおしたことがある。
授業終えて、早速保健室で治療した。保健医とお喋りしながら、治療していたらいつの間にかどっぷり夜になっていたとか。
今日のココアは暇なしか。それじゃあ、ナノカ誘おう。恋話しか話合わないけど、楽しいんだよね一緒にいると。
次の授業は、ノルンについて。
ノルンにもタイプがいるらしく、二種類別れている。一つは、攻撃型ノルン。二つ、知性型ノルン。
昨日倒した奴らは攻撃型ノルンだ。特徴は、わたしたちを見た途端目の色を赤くさせ、攻撃してきた。破裂させると、中の子どもの数なんかも知性型と違う。
攻撃型ノルンは、知性型ノルンより数多くいて、集団を好まない。一人で行動するのが多い。
対して知性型ノルンは、攻撃が弱いぶん集団をつくり数に圧倒をつける。
二種類タイプのノルン、どちらか厄介かと言うと、知性型ノルンだ。出会い頭に会いたくないナンバーワン。
知性型ノルンは、わたしたち人間のように知能を使い攻撃のやり方を変えてくる。終いには、人間に擬態しわたしたちを惑わせる。
だが、知性型ノルンは極わずかしかおらず、稀に見れるので、運が悪ければ出会わないタイプだ。
チャイムが鳴り、この授業が終わった。ノルンについて学ぶ授業は、いつも堅苦しい。授業中、静かでクシャミをすれば、ギロと睨まれる。
なので、やっとのことで終わった授業に、体を伸ばした。ふとそんなわたしに、ナノカがニコニコご機嫌に駆け寄ってきた。
「今日、みんなで一緒に食べない? 先輩たちも誘ってんだ!」
この話、何処かで聞いたことがあるぞ。昼休み、堂々と自分の彼氏と宣言つつ、早く別れるやつ。この話、三週間前に聞いたきがする。
暫く考えるふりをつつ、胸の中は完全に拒否ってた。
「いかない。リュウたちと食べるもん」
ナノカはあからさまにふてくされた顔をする。
「ユナとココアのバディはいいよ。イケメンだもん。あたしのバディなんてさ、ほら、図体はでかいのに弱っちくて」
突然自分のバディを侮辱するのも、ナノカの悪いクセだ。
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