18 / 40
Ⅲ 約束の地
第18話 北
しおりを挟む
出雲くんがいなけきゃ、ここまで対処できなかった。
「その、あと僕に何かできることとかは……」
出雲くんはもじもじして期待の眼差しを向けてくる。
「ありがとう。でも僕らすぐにここから離れないと」
「どどうして⁉」
出雲くんは口をわなわなさせて、前のめり。出雲くんが地球のことで盛り上がって一人で喋っていたときにせいらとも話し合った結果、ここを早く出たほうがいいと結論でた。
「僕たちは追われ見。早くここを出ないと出雲くんが狙われる。恩人にそんな危険はさらせない。追手がくるまでに僕らは逃走する」
これは早くに決めたこと。僕らの決めたことに出雲くんはあわあわとして、もじもじする。
「い、嫌だぁ‼」
たった一言が家中に響きわたった。
普段声を荒らげないからか、出雲くんはゼェハァと荒い息をして顔全体を怒りで赤くさせた。僕らはびっくりして固まる。
声を出した出雲くん本人もびっくりしている。出雲くんはあわあわしてすぐに「ごめん」と謝った。
「もっと、地球の話を聞きたい。地球の形がどうであれ、僕、憧れなんだ。地球てどんな場所なんだろう、てずっと小さい頃から思ってて、その地球に住むのが夢だった」
キラキラした瞳。無邪気な子どもが親を見つめてくる眼差しでゔっ、と心が打たれる。でもどうしても、ここから出たかった。森の奥からここの別荘は近い。追手がロボットだった場合、エデンに降りた直後にすでに顔を撮られているはずだ。顔も撮られてこんなところでのうのうとしている場合じゃない。
すると、一階から声が聞こえた。僕らは条件反射で身を竦める。声は女性。アナウンスのように淡々としていて言葉は途切れ途切れで聞こえない。
「あぁ、大丈夫だよ。ただの定期連絡だよ」
出雲くんが優しく言った。
僕らがあんまりにもビクビクするもんだから、出雲くんは苦笑する。どうやらエデンにもラジオがあって、そこから朝のニュースやら天気予報を伝えてるらしい。
ラジオのアナウンスは二回繰り返す。部屋が静かなのと、耳が研ぎ澄ませたので二回目のアナウンスで伝達内容がはっきりと聞き取れた。
「今……『地球から賊が降りてきた。仲間がいる可能性があるので注意を』て」
「確かに聞こえたぜ。あと『数名は確保。処刑時間は今から一時間後。パレードで行う』て……」
耳を研ぎ澄ませた僕と嵐はさぁ、と顔を青ざめた。つまり、エデンに降りた人たちはほぼ捕まっていてしかも捕らえられた人たちはエデンの民の娯楽により処刑される。
「なんて奴らだ」
嵐がギリッと奥歯をかんだ。
「処刑場はそのパレードの近くてことだよね? 今からでも助け出そう!」
せいらが切羽詰まった表情で立ち上がる。今伝わってきた情報に撹乱している。僕はちょっと待てと静止をかけた。二人にギロリと睨まれる。
「ちょっと待て。二人とも落ち着いて。さっきの情報が合っている保証はない。だって嘘つくかもしれないじゃん。それに、捕まっている人たちの居場所も分からないのに無鉄砲に行ったらそれこそ、助けられる命が助けられないよ」
「ごちゃごちゃうるせぇ」
そこまで言うと、嵐の一際低い声で僕の喉からでる言葉が引っ込んだ。嵐は僕の目をまっすぐ見て強気な態度。
「助けられる命も助けられない? そんなの、やってみなきゃ分かんねぇだろ。ここでごちゃごちゃ言って何もしないよりマシだ。無鉄砲に突っ込む奴がここにいる。だったら救出作戦をてめぇで考えろ」
場の空気が少しだけ、いいや、かなり変わった。撹乱していたのに一瞬にして「助ける」「できる」というプラス思考になっていく。
「だったら僕も協力する」
出雲くんが言った。
僕らはキョトンと呆ける。出雲くんはカッと目を見開いて胸を張って自信満々な表情。さっきまで動揺しまくっていたのに、ほんとに表情がコロコロかわる。
「エデンのことなら僕が一番知っている。ここは北区に別けられていて、セキュリティが頑丈な区域で有名。そして、そのセキュリティを乗っ取ることも今可能」
出雲くんは話を続けた。エデン出身の彼の話によると四日前からセキュリティが最高といわれる北区に、ウイルスや犯罪テロが増え始めた。それはなぜか、北区を守る守人が行方不明らしい。それと関係するみたい。
「守人は東北南西四つある各地に配置。エデンを守る結界を張っている。その守人の誰か一人ても欠けてしまうと結界が崩れるらしい。北区の守人がここのところ行方不明で、東の守人がようやく耐えている話だよ」
〝守人〟そのキーワードは初耳じゃない。そのキーワードに新鮮味を感じられないのは、この前誰かに教わったからだ。そう、記憶を取り戻した自分を〝守人〟だと主張する明保野さんに。
一斉に寝ている明保野さんを凝視した。守人とはそんな大きな責務だったとは、地球にいたころはそれ程深く考えはしなかったが、実際エデンの住民である出雲くんに北区の問題を聞いて、深く考えなかったころの僕たちを責めたい。
明保野さんはまだ起きる気配すらない。北区の守人が行方不明、という話題を聞けば明保野さんが北区の守人で間違いないだろう。本人の口から聞いてないが、僕らの考えで勝手に進める。
「その、セキュリティが緩いのは結界が脆くなったせい? それじゃ、守人が戻ればもとに戻る?」
「そうだよ」
北区の守人は戻っている。眠っているけど、自分の配置場所に自然とそこにいる。今可能、と言ってたがもう緩くないのでは。詰んだ。
「オレたちでもセキュリティを乗っ取れんのか?」
嵐は唐突に聞いた。出雲くんは強気な態度を続け、一言「できる」と言い切った。
「でも守人が戻ればっ」
「ごちゃごちゃうるせぇ。やっぞ!」
僕が静止をかけても、嵐は活気に溢れている。明保野さんが戻っていること知っている。でもやらなきゃという活気が、溢れてみなぎっている。
出雲くんが新たに加わり、人質奪還作戦へ。時計の針をみると処刑までおよそ約四十分。10分も無駄にした。作戦会議は短めで、役割分担を各自持つように。
北区の守人の宮殿に忍び込んで、セキュリティを乗っ取る役を二人。
人質のいる処刑場に行き、人質奪還を二人。それぞれ別れることに。前者を僕と出雲くん。後者をせいらと嵐。
「あーちゃんはどうするの?」
せいらは眠っている明保野さんに目を向けた。
明保野さんはまだ意識が戻っていない。すぅすぅと寝息をたてて蘇生術台で眠っている。こちらの状況も知らずに安眠していて、憎たらしくてついつい、頬をつんつんしたい。
「安全な場所で眠らせておこう」
僕はつんつんしたい手をおろして言った。僕の行く北区の宮殿は明保野さんが本来戻るべき場所。でもその場所に連れて行きたくなかった。あのとき、泣いてすがって僕と約束したこと。あのときの彼女の言葉。
〝自由を求めてここまで来た。でも責務と使命を捨てて自由になることはできなかった〟
〝結局、こういう運命なんだって〟
〝我儘で勝手だけど……約束してくれる? いつかわたしを――世界から助けて自由にさせて〟
彼女を自由にさせる。そして助ける。これが僕と彼女の約束であり、僕が守りたいもの。苦しくて責務から逃れたかった明保野さんを更に苦しませることはしない。病も治っても地球に一緒に帰る。ここが本来の居場所であっても。彼女を苦しませる場所に彼女を連れて行かない。
明保野さんを台からおろして安眠できそうなふかふかのベットに移動させた。ここは出雲くんのお父さんが使用する部屋で、この別荘で一番大きな部屋。男の人が使用しているにも関わらず散らかっていないし、埃ひとつもなく、むしろ綺麗すぎてびっくりする。
「父さんは帰ってこない人だからここに置いても気づかないよ」
出雲くんはさらりと言った。
「ごめん」
「え? なにが?」
出雲くんはキョトンとしてて、別に暗くなっているわけじゃない。明保野さんに「行ってきます」と挨拶して僕らはこの家を出た。
安らかに眠っている彼女の寝顔をゆっくり扉を閉めながら眺め、パタリと静かに閉じる。
せいらと嵐のふた手に別れる。出雲くんに刑務所の居場所を地図に書いてもらってる。複雑な道じゃないが門番に気を付けてほしい、と忠告を。せいらと嵐たちは怖い物知らずで、そんな忠告に顔を青ざめなかった。横から聞いた話によれば、門番はつねに銃を持っていて女、子供も容赦しない、と。
「その門番、人間じゃなくてロボットなんだろ? 人間だったら殺せないし、物だったら壊せる」
嵐がニタニタ笑って何処から持ってきたのか、鉄パイプを肩に置いた。せいらはチェンソーを持っている。
「それは物騒だろ」
「助けに行くのに捕まる気かよ」
僕と嵐がドン引きしても、せいらは鼻で笑った。チェンソーをくるくる得意げに回して。
「これは脅しみたいなもんよ。近づいてきたやつにこれを近づければ、控えるでしょ」
ほら、というように歯を出雲くんに向けると出雲くんはひぃぃとアルマジロのように丸まった。
「その、あと僕に何かできることとかは……」
出雲くんはもじもじして期待の眼差しを向けてくる。
「ありがとう。でも僕らすぐにここから離れないと」
「どどうして⁉」
出雲くんは口をわなわなさせて、前のめり。出雲くんが地球のことで盛り上がって一人で喋っていたときにせいらとも話し合った結果、ここを早く出たほうがいいと結論でた。
「僕たちは追われ見。早くここを出ないと出雲くんが狙われる。恩人にそんな危険はさらせない。追手がくるまでに僕らは逃走する」
これは早くに決めたこと。僕らの決めたことに出雲くんはあわあわとして、もじもじする。
「い、嫌だぁ‼」
たった一言が家中に響きわたった。
普段声を荒らげないからか、出雲くんはゼェハァと荒い息をして顔全体を怒りで赤くさせた。僕らはびっくりして固まる。
声を出した出雲くん本人もびっくりしている。出雲くんはあわあわしてすぐに「ごめん」と謝った。
「もっと、地球の話を聞きたい。地球の形がどうであれ、僕、憧れなんだ。地球てどんな場所なんだろう、てずっと小さい頃から思ってて、その地球に住むのが夢だった」
キラキラした瞳。無邪気な子どもが親を見つめてくる眼差しでゔっ、と心が打たれる。でもどうしても、ここから出たかった。森の奥からここの別荘は近い。追手がロボットだった場合、エデンに降りた直後にすでに顔を撮られているはずだ。顔も撮られてこんなところでのうのうとしている場合じゃない。
すると、一階から声が聞こえた。僕らは条件反射で身を竦める。声は女性。アナウンスのように淡々としていて言葉は途切れ途切れで聞こえない。
「あぁ、大丈夫だよ。ただの定期連絡だよ」
出雲くんが優しく言った。
僕らがあんまりにもビクビクするもんだから、出雲くんは苦笑する。どうやらエデンにもラジオがあって、そこから朝のニュースやら天気予報を伝えてるらしい。
ラジオのアナウンスは二回繰り返す。部屋が静かなのと、耳が研ぎ澄ませたので二回目のアナウンスで伝達内容がはっきりと聞き取れた。
「今……『地球から賊が降りてきた。仲間がいる可能性があるので注意を』て」
「確かに聞こえたぜ。あと『数名は確保。処刑時間は今から一時間後。パレードで行う』て……」
耳を研ぎ澄ませた僕と嵐はさぁ、と顔を青ざめた。つまり、エデンに降りた人たちはほぼ捕まっていてしかも捕らえられた人たちはエデンの民の娯楽により処刑される。
「なんて奴らだ」
嵐がギリッと奥歯をかんだ。
「処刑場はそのパレードの近くてことだよね? 今からでも助け出そう!」
せいらが切羽詰まった表情で立ち上がる。今伝わってきた情報に撹乱している。僕はちょっと待てと静止をかけた。二人にギロリと睨まれる。
「ちょっと待て。二人とも落ち着いて。さっきの情報が合っている保証はない。だって嘘つくかもしれないじゃん。それに、捕まっている人たちの居場所も分からないのに無鉄砲に行ったらそれこそ、助けられる命が助けられないよ」
「ごちゃごちゃうるせぇ」
そこまで言うと、嵐の一際低い声で僕の喉からでる言葉が引っ込んだ。嵐は僕の目をまっすぐ見て強気な態度。
「助けられる命も助けられない? そんなの、やってみなきゃ分かんねぇだろ。ここでごちゃごちゃ言って何もしないよりマシだ。無鉄砲に突っ込む奴がここにいる。だったら救出作戦をてめぇで考えろ」
場の空気が少しだけ、いいや、かなり変わった。撹乱していたのに一瞬にして「助ける」「できる」というプラス思考になっていく。
「だったら僕も協力する」
出雲くんが言った。
僕らはキョトンと呆ける。出雲くんはカッと目を見開いて胸を張って自信満々な表情。さっきまで動揺しまくっていたのに、ほんとに表情がコロコロかわる。
「エデンのことなら僕が一番知っている。ここは北区に別けられていて、セキュリティが頑丈な区域で有名。そして、そのセキュリティを乗っ取ることも今可能」
出雲くんは話を続けた。エデン出身の彼の話によると四日前からセキュリティが最高といわれる北区に、ウイルスや犯罪テロが増え始めた。それはなぜか、北区を守る守人が行方不明らしい。それと関係するみたい。
「守人は東北南西四つある各地に配置。エデンを守る結界を張っている。その守人の誰か一人ても欠けてしまうと結界が崩れるらしい。北区の守人がここのところ行方不明で、東の守人がようやく耐えている話だよ」
〝守人〟そのキーワードは初耳じゃない。そのキーワードに新鮮味を感じられないのは、この前誰かに教わったからだ。そう、記憶を取り戻した自分を〝守人〟だと主張する明保野さんに。
一斉に寝ている明保野さんを凝視した。守人とはそんな大きな責務だったとは、地球にいたころはそれ程深く考えはしなかったが、実際エデンの住民である出雲くんに北区の問題を聞いて、深く考えなかったころの僕たちを責めたい。
明保野さんはまだ起きる気配すらない。北区の守人が行方不明、という話題を聞けば明保野さんが北区の守人で間違いないだろう。本人の口から聞いてないが、僕らの考えで勝手に進める。
「その、セキュリティが緩いのは結界が脆くなったせい? それじゃ、守人が戻ればもとに戻る?」
「そうだよ」
北区の守人は戻っている。眠っているけど、自分の配置場所に自然とそこにいる。今可能、と言ってたがもう緩くないのでは。詰んだ。
「オレたちでもセキュリティを乗っ取れんのか?」
嵐は唐突に聞いた。出雲くんは強気な態度を続け、一言「できる」と言い切った。
「でも守人が戻ればっ」
「ごちゃごちゃうるせぇ。やっぞ!」
僕が静止をかけても、嵐は活気に溢れている。明保野さんが戻っていること知っている。でもやらなきゃという活気が、溢れてみなぎっている。
出雲くんが新たに加わり、人質奪還作戦へ。時計の針をみると処刑までおよそ約四十分。10分も無駄にした。作戦会議は短めで、役割分担を各自持つように。
北区の守人の宮殿に忍び込んで、セキュリティを乗っ取る役を二人。
人質のいる処刑場に行き、人質奪還を二人。それぞれ別れることに。前者を僕と出雲くん。後者をせいらと嵐。
「あーちゃんはどうするの?」
せいらは眠っている明保野さんに目を向けた。
明保野さんはまだ意識が戻っていない。すぅすぅと寝息をたてて蘇生術台で眠っている。こちらの状況も知らずに安眠していて、憎たらしくてついつい、頬をつんつんしたい。
「安全な場所で眠らせておこう」
僕はつんつんしたい手をおろして言った。僕の行く北区の宮殿は明保野さんが本来戻るべき場所。でもその場所に連れて行きたくなかった。あのとき、泣いてすがって僕と約束したこと。あのときの彼女の言葉。
〝自由を求めてここまで来た。でも責務と使命を捨てて自由になることはできなかった〟
〝結局、こういう運命なんだって〟
〝我儘で勝手だけど……約束してくれる? いつかわたしを――世界から助けて自由にさせて〟
彼女を自由にさせる。そして助ける。これが僕と彼女の約束であり、僕が守りたいもの。苦しくて責務から逃れたかった明保野さんを更に苦しませることはしない。病も治っても地球に一緒に帰る。ここが本来の居場所であっても。彼女を苦しませる場所に彼女を連れて行かない。
明保野さんを台からおろして安眠できそうなふかふかのベットに移動させた。ここは出雲くんのお父さんが使用する部屋で、この別荘で一番大きな部屋。男の人が使用しているにも関わらず散らかっていないし、埃ひとつもなく、むしろ綺麗すぎてびっくりする。
「父さんは帰ってこない人だからここに置いても気づかないよ」
出雲くんはさらりと言った。
「ごめん」
「え? なにが?」
出雲くんはキョトンとしてて、別に暗くなっているわけじゃない。明保野さんに「行ってきます」と挨拶して僕らはこの家を出た。
安らかに眠っている彼女の寝顔をゆっくり扉を閉めながら眺め、パタリと静かに閉じる。
せいらと嵐のふた手に別れる。出雲くんに刑務所の居場所を地図に書いてもらってる。複雑な道じゃないが門番に気を付けてほしい、と忠告を。せいらと嵐たちは怖い物知らずで、そんな忠告に顔を青ざめなかった。横から聞いた話によれば、門番はつねに銃を持っていて女、子供も容赦しない、と。
「その門番、人間じゃなくてロボットなんだろ? 人間だったら殺せないし、物だったら壊せる」
嵐がニタニタ笑って何処から持ってきたのか、鉄パイプを肩に置いた。せいらはチェンソーを持っている。
「それは物騒だろ」
「助けに行くのに捕まる気かよ」
僕と嵐がドン引きしても、せいらは鼻で笑った。チェンソーをくるくる得意げに回して。
「これは脅しみたいなもんよ。近づいてきたやつにこれを近づければ、控えるでしょ」
ほら、というように歯を出雲くんに向けると出雲くんはひぃぃとアルマジロのように丸まった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
1 / 2
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる