魔法少女世界完善プレジェクト~the World End Story~

うさまる。

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2 : 星空の下で

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 私、室田 彩未は魔法少女、クルア・リヴになったその夜に仕事の研修に参加した。その日の夜空には星が散らばっていた。この季節でいうと、オリオン座だろうか。自分のドレスがひらひらと風に靡く。魔法少女だからか、寒さは全く感じていなかった。数分、家の屋根に座って待っていると、あのメルとかいうマスコットが来た。
「お待たせ-。よしじゃあ早速仕事場にれっつごー!」
「あ、はい!」
魔法少女になると、身体能力も全体的に上がり、すいすいと屋根屋根を足場にして跡を追いかけた。
移動の途中に魔法少女について尋ねた。するとメルは
「そうか、まだ詳しく教えてなかったね。まあ、最初に言ったとうり僕達は『魔法少女世界完善プレジェクト』の企画者。その仕事をしてもらうのが君たち、魔法少女。世界に『悪』を造っている悪者を魔法で魔法少女が倒す!ただそれだけ!」
「魔法で倒す?」
「ああ!言うの忘れてた!えっと、一人一人魔法少女には違った魔法が与えられるんだ!僕が君の色々なことを調べて、それに合った適性魔法能力が与えるんだ!」
「私だけの魔法!」私は目の輝かせて言った。
「クルア・リヴちゃんの魔法能力は-
  『10km先まで視界が全て見える』でーす!」
「10km!?おお!でも、今見えてないよ?」
「魔法能力は自分の思考でオンオフ出来るんだよ!『悪』の倒しにはあまり役に立たないけど安心して!魔法少女になった時点で身体能力は倍増してるから、素手で倒せるからね!」
「オンオフ……うんうん。え、素手?やだやだ!!」
あまり手を汚したくない一心で全否定した。
「まあまあ落ち着いて。剣とか杖とか使えば大丈夫だから!でも今日は初めてだから、今日はこの研修用ナイフね。」
「はーい。」我慢も大事だ、自分…。
そう話が盛り上がっているうちに、仕事場についたらしい。
「今日はここね!仕事場。」
ここは同じ町とは思えないほど暗く、不審だった。背の高いビルの光が怪しく辺りを照らしている。
「ここは『悪』の組織の拠点。クルアちゃんは初めてだからその中の一人だけでいいよ。はい、ナイフね。」
そう言われてナイフを恐る恐る受け取った。
するとビルからこの外にスーツ姿の男が姿を現した。顔は暗くてあまり見えないが、メルがいうにあの男が組織の一人らしい。私達と同じ人間だった。まさか、本当にあの男が殺される訳じゃないよね……。自分の嫌な気が指した。
「ああ!早くしないとあいつ居なくなっちゃうよ!」
「で、でもあれ人間だよね?ほ、本当に殺されるの……」
私は不安で足が動かなかった。
「ああ!もう仕方ない!あいつどっか行きそうだし、今日は僕がやっとくよ!次からはちゃんとしてね!」
そして、メルが「ほい!」と言った瞬間、あの男の肉塊が血と共に弾けとんだ。遠く離れていても、血飛沫はドレスに降りかかり、肉塊は足下に転がってきた。原形を留めておらず、生々しい新鮮な赤色を見せている。
私は今までにはないほどの悲鳴を上げた。肉塊から離れたくても、腰を落とし足が震えている。
そんな私にメルは
「おつかれさま。後は僕が処理するし、あと残っている組織の人達は『違う魔法少女』に頼んでおくから……って衝撃で寝ちゃったか。まあ皆最初はそうだったし、明日またよろしくね。おやすみ。」
と言って私を魔法で自室のベットに戻したらしい。そして目覚めたときには、人間の室田 彩未の姿に戻っていた。


























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感想 1

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みんなの感想(1件)

みるく
2018.11.15 みるく

すごく続きが楽しみ!🤩🤩🤩

最初のお話だからすごくプ〇キュアみたいな楽しそうな感じだけど…… ※グロデスクな内容あり か〜(笑)

楽しみですな〜☺️✨

言葉でグロデスクな感じ表現するのって難しいんじゃない…?っていうような疑問もたくさんありますが。笑笑🤔💭💭

次は魔法少女の続きを出して欲しいです〜!!☺️💗
よろしくです😊✌️

2018.11.15 うさまる。

読んでくれてありがとう(*≧∀≦)人(≧∀≦*)♪
2話でグロテスクな表現入れるつもりなので、ちょっと表現力頑張ります💦

解除

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