隻腕の少年は柊兄弟に甘やかされる

ユーリ

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第二話「そうだ、自立しよう」

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朝ごはんを食べていた時だった。
片腕が使えず茶碗を持つことができないのでひよりのために握ってもらったおにぎりを口にしながら、ぽつりとひよりが呟いた。
「自立しようかなあ…」
カシャーン、と二膳分の箸がテーブルに落ちる。緋色と碧人の端が落ちたのだ。
二人が目を見開きひよりを見つめる。
「え、ど、どうしたの…?」
「自立って…は? どうしたのひよ兄」
「ひより、この生活に何か不満でもあったのか? 実は嫌なことでもあるのか?」
「そういうわけじゃないけど…」
箸を拾い上げた緋色が、卵焼きを一口大より少し小さめに切ってひよりの口の前に差し出した。
「はい、あーん」
「あーん」
もぐもぐ口にしながら今度は碧人が味噌汁の具をすくって豆腐を差し出す。
「はい、あーん」
「あーん」
ひよりは一度おにぎりを置いて、味噌汁の入ったお椀を手に啜る。火傷等何かあってはいけないのでひよりの椀は具なしで、その都度兄弟のどちらかが自分の椀から中身を食べさせている。
食卓にはシャケも並んでいるが片腕では食べにくいので、骨を取り除いてからおにぎりの具として握ってもらっていた。
「僕もさ、ここで暮らして半年だよ。いつまでも二人に甘えっぱなしじゃいけないと思うんだ。だから自立を、って考えるけどさ、今こうやって食べさせてもらってる時点で言うべきセリフじゃないよね…」
ちょっと恥ずかしい。
顔を赤くしているともう一回卵焼きがやってきたので口を開けて食べさせてもらう。
はは、と緋色が笑った。
「まだ半年だ。自立を考えるには早いぞ、ひより」
「そうだそうだー。あのね、ひよ兄。俺と兄貴はひよ兄の世話がしたいんだ」
「…なんで?」
首を傾ぎながらそう尋ねると、兄弟が声を揃えてこう言った。
「好きだから」
「…で、でも、いつまでも置いてもらうわけには…」
「ほい、ひよ兄。わかめもちゃんと食べようなー」
「う、うん」
「ひより、サラダもちゃんと食べるんだぞ」
「う、うん」
次から次へと箸を差し出され、慌てて食べて飲み込んでは次の箸へと移っていく。
自立したいーーでもこうやって食べさせてもらっている現状で言うのは恥ずかしいーーそれでもひよりの中では「自立」という二文字が頭の中をちらちらしていた。
歯磨きしようか? と言う碧人を丁寧に断り(さすがに片手でできる)、高校へ向かう碧人の見送りのために玄関へと行った。
「それじゃあ行ってくるわ」
「行ってらっしゃい、碧人くん。気をつけてね」
「ひよ兄も転んだりぶつけたりしないように気をつけてね。…あー心配! いくら家に兄貴いるからってやっぱ心配だ! ひよ兄!」
華奢な肩を掴まれた。
「俺も高校卒業したら在宅勤務できる仕事選ぶから、それまで待ってて!」
ーーその理論でいるとキミが卒業するまであと二年以上僕は自立しないでいろってことですか?
ぶんぶんと元気よく手を振って玄関を出ていく碧人を見送って、ひよりはリビングのソファーに座った。
「ひより」
名前を呼ばれ顔を上げると、ちゅ、と額にキスされた。
緋色はそのままひよりの小柄な体を抱き上げ膝に座らせ、短い左腕に擦り寄った。
「今日も左腕がかわいいな。で? どうしたんだひより。いきなり自立とか言い出して」
「…緋色くん、お仕事大丈夫?」
「お前が心配することは何もねえよ」
そう言って抱きしめられ、ひよりは体の力を抜いて緋色にもたれかかった。
「僕、さ…このままでいいのかな、って。いつまでも二人に迷惑かけたままでいいのかなあ、って…」
「迷惑? 迷惑だと?」
途端に緋色の眉間に盛大な皺が寄る。
「むしろ俺はお前の世話がしたいんだ。ひより、お前の世話をさせてくれ」
変なお願いだなあとぼんやり考える。
「もちろんお前の意見は尊重したい。尊重したいけど自立はダメだ。お前は俺と碧人が一生をかけて甘やかしていく」
「…一生?」
「ああそうだ、一生だ」
「……僕一生甘やかされるの?」
「当たり前だろ。そのための材料が揃ってる」
左腕を持ち上げ、にぎにぎと握る。
「これから俺は不謹慎なことを二つ言う。許せ」
「はあ…」
「一つ目。お前が大怪我を負って左腕を切断したと聞いたとき、俺は興奮した。お前の家族はお前の面倒を見る気がないのは最初からわかっていたからな。他に頼れるのは俺たち幼馴染兄弟だけだ。これでひよりは俺たち兄弟に頼って生きなければならなくなる。最高じゃないか。ひよりはもう一生、俺たちから離れられねえんだよ」
不謹慎だなあ…。
「二つ目。できれば右腕も切り落としたい」
低い声で耳元で囁かれ思わず声が上がりそうになった。
「両腕無くなれば自立なんか言ってられねえだろ? なあ、ひより」
そう言って残る右腕に触れられ思わずひよりはゾクッとした。
ちらりと、緋色を見上げる。
「え、っと…冗談、だよね?」
「半分冗談、半分願望。俺はこんな不謹慎なことを考えながら毎日過ごしている」
「はあ…」
「だからお前は自立なんか考えなくてもいいんだよ」
ちゅ、と頬にキスされながらひよりは目をぐるぐる回していた。
(えっと、えっと、僕の自立と緋色くんの願望って別物だよね? あれ、違うよね? うん?)
なんだかよくわからなくなってきた。
「さて、そろそろ仕事するか。ひより、何か取りたい物とかあったら転ぶ前にちゃんと言うんだぞ?」
「で、でもお仕事中だからさすがに…」
「何言ってんだ。お前の安全を守るために在宅ワークしてんだからな。しっかり俺をこき使え」
ひよりをソファーに下ろし、その左腕にキスをしてから緋色は仕事部屋へと向かった。
緋色は元々魔法省に内勤として務めていたが、ひよりと住むにあたり在宅ワークのできる部署へ異動したらしい。
僕のためにそこまでしてくれるんだなあと嬉しく思うと同時に申し訳なさもある。
もしかしたらやりたかった仕事かもしれない、それを潰してしまったかもしれないーー際限のない考えがぐるぐる浮かんでくるので、ぱしぱし、と残る右腕で頬を叩いた。
「そのためにも、ちゃんと自立しなきゃだね」
自立の一歩、それは情報収集だ!
ひよりは壁に向かって置かれている小さなテーブルの前に座り、タブレットの電源を入れた。ひよりが使いやすいようにと、画面の角度調整などは全て碧人がして固定もしてくれている。
ひよりたちの住んでいる市区町村のホームページを開く。ここから福祉のページを見れば、ハンデがある自分がどんな制度を使えるかがわかるだろう。
一つ一つ見ていくが、そのたびにひよりの眉間に少しずつ皺が刻まれていく。
「…わかんない…」
自分がどの制度を使えるのかわからないし、どれに当てはまるのかもよくわからない。
難しい単語、聞いたことのない制度名、漢字だらけの法律…さっぱりである。
「だ、だめだ…」
パタン、とひよりは床に横になる。
今まで福祉制度に興味を持ったこともないし、そもそも自分がその制度を使える立場になるとは思ってもいなかったので予備知識が全くない。
そういえば、と思い出す。
「全部の手続きを緋色くんがしてくれたんだよね…」
歩行者であったひよりは車の事故に巻き込まれ大怪我を負い、初日だけ両親が来た。これから色々な手続きがあると看護師から説明を受けたものの両親は忙しさから拒否。
同じ日同じ時間に見舞いに来ていた緋色が、自分が全部やる、と両親の承諾を得て全ての手続きを請け負ってくれたのだ。
後に緋色から聞いたのだが、幼馴染としてひよりの両親の性格をよく知っているためわざと同じ日同じ時間に病院へ行ったらしい。手続きの拒否は目に見えていたため代わりに自分がするために。
そのおかげでひよりは様々な慰謝料や治療費といったお金の面に対して一切の権利を放棄することなく退院できた。
そしてそのまま柊兄弟の住むマンションへと転がり込んだ。
「結局お金のことよくわかんなかったんだよね…」
ひよりの口座にはびっくりするほどのお金が振り込まれ、この中から生活費を取ってほしい、と何度も言うのに緋色に毎回断られる。
『万が一、俺たちに何かあった時のために取っておきなさい』
緋色はひよりの将来のことについてまで考えてくれている。
床の上でひよりは項垂れた。
「…この状態で自立したいなんて笑われるね…」
おんぶに抱っこ状態である。自立なんて遠すぎて見えやしない。
それでも、とひよりは決意する。なんとか自立してみせる。
寝転んだまま「おー!」と片腕を上げて気合いを入れると、たまたま仕事部屋から出てきた緋色が床に転がるひよりを見てぎょっとし「転んだのか!?」と慌てて体を抱き起こしてくれた…。



緋色の膝の上に座らされ、右腕でマグカップを持ち反対側は緋色の手で支えてもらいながらひよりはカフェオレを飲む。
「あのー」
「ん?」
「マグカップぐらい自分で持てるよ?」
取手が付いているので片手でも十分持つことができるはずなのに。
緋色が首を横に振った。
「だめだ。お前はそそっかしいから片手じゃ難しいぞ。いいから俺に甘えなさい」
「はあい」
過保護だなあ、と呟きながら全て飲み切った。
「あのさあ緋色くん。さっき役所のホームページ見たんだけど、さっぱりだった」
経緯を話すと緋色に頭を撫でられる。
「まあな、金が絡む話だから結構複雑なことが書いてある」
「緋色くんよく色々と手続きできたねえ」
「大人ですから」
「…僕も大人なんだけどなあ」
もう二十歳である。…難しいことばかり書かれている書類はお手上げだけど。
はは、と笑いながら抱きしめられた。
「お前は俺たちの腕の中でぬくぬくしとけ。自立も考える必要はない」
大きな手のひらで頬を撫でられるとあたたかくて気持ちいい。さっき飲んだカフェオレも体の中からぽかぽかして眠気を誘われる。
目元をキスされればあっという間に目が閉じてしまった。
「お前は存分に甘えてくれ」
低い声に包まれながら、少しの間ひよりは眠った。




「ただいまー。ほい、ひよ兄が頼んどいたやつ」
そう言って制服姿の碧人がトートバッグの中身を見せてくれる。
ネットから予約していた図書館の本を持って帰ってくれたのだ。
「ありがとう碧人くん。…ごめんねいつも。僕が外に出られればいいんだけど…」
ひよりは実はこの半年間、一度も外へ出ていない。
左腕の受診については緋色が勤める魔法省の医師に来てもらっているので外に出る必要はなかった。
怖いのだ。
この腕で人前に出ることが、ひよりにとっては何よりも怖いのだ。
「ひよ兄は自立自立言ってるけどさ、まずは外に出ることを考えた方がいいと思うよ」
「うぐっ」
年下に大正論を言われてしまった。ひよりは唇を尖らせる。
「わかってるよ、わかってるけど…」
「怖いんだろ?」
「うん…」
「じゃあ外に出なかったらいいよ。大丈夫だって、俺と兄貴がいるんだから」
そう言って頭を撫でられた。トートバッグを持とうとすると「重いから」とリビングまで運んでくれる。
素早く手を洗ってきた碧人に抱っこされ膝の上に座らされ、図書館から借りてきた本をお腹の上に置いてきた。
「全部一人暮らし系の本だな。はは、ひよ兄には無理だ」
「…参考にはなるでしょ?」
「活用しないことを祈る」
ケラケラ笑いながら本を支えてもらい読み進めるも、ページを捲れば捲るほどハードルが高いことを思い知る。
結局、最後のページまで捲ることなく本は閉じられた。
「それではひよ兄には自立は無理ってことで。今日の晩メシ、肉じゃがとカレーどっちが食いたい?」
ひよりは悩んだ。
カレーの方が片手でも食べやすいが、気分は肉じゃがである。肉じゃがも重めの皿に入れてくれれば支える手がなくても十分食べやすいが…。
「その顔は肉じゃがだね」
「…なんでわかるの?」
「できれば重い皿に入れてくれたら食べやすいんだけどなー、って顔してる」
「…僕そんな顔してる?」
慌てて右腕でペタペタ顔を触る。…自分ではさっぱりわからない。
「ひよ兄のことは全部わかるよ」
そう言って後ろからぎゅーっと抱きしめ、短い左腕を手に取っては何度も口付ける。
「んー、今日も左腕がかわいい。ひよ兄の短い左腕サイコー」
「…何がそんなにいいの?」
「この腕のおかげで俺と兄貴を頼って生きなきゃならねえとこ」
「…」
この二人は兄弟だなあと、ひよりはしみじみ感じた。



「碧人…お前なあ、その体制だとひよりの腕に負担がかかるだろうが」
「は? 兄貴だってずっと左腕に触ってんだろうが。そっちの方が負担だろ。血が出たらどうすんだ」
「傷口は完全に塞がってるし、何かあった時の対処法は担当医に聞いてんだよ。弟のくせに口答えするな」
「うわーすげームカつく。ひよ兄、俺と兄貴どっちが正しいと思う?」
「わ、かんな、…あっ、ん、んっ、んん…」
ーーこんな状況で聞かれても困る!
「な、ひよ兄、俺の方が正しいよな? 俺だよな?」
「俺に決まってんだろうが、なあひより。こんな乱暴な弟に犯されて可哀想に」
「は!? 乱暴なのは兄貴だろうが! 俺が学校行ってる間にひよ兄独り占めしてセックス三昧なの知ってんだぞ!」
「何言ってんだ見てもないくせに」
「毎日毎日ひよ兄からエロい匂いすんだよ。あーくそっ! 俺も早く社会人になりてえ…!」
ぎゃあぎゃあ騒ぐ二人に挟まれたひよりは体の熱を持て余しそれどころではなかった。

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