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第五話「諦めない自立心」
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緋色と結婚したことにより、居住的自立は阻まれてしまった。
しかしひよりはまだ諦めていなかった。
「おはよ、緋色くん」
「おー、おはよ、ひより」
朝、キッチンに立つ緋色に右腕に持った物を見せた。
それは着替えである。
「着替えるか?」
ふるふると首を横に振った。
「いつも緋色くんか碧人くんに着替えさせてもらってるからね、今日から一人で着替えます」
「無理だろ」
「…いきなりバッサリ斬らないでほしいなあ」
「お前のことだからあたふたして転ぶに一票」
「…」
「まあいい。見守っててやるから一人で着替えてみればいい。それも自立の一つなんだろう?」
「うん!」
ソファーに着替えを置き、まずはパジャマを脱ぐことにした。
頭から被るタイプのパジャマである、まずは裾を持ってめくり上げようとするもうまくいかない。
「??」
体が硬いからうまくいかないのかな? それとももっと前のめりになるのかな?
この半年間毎日の着替えは全て兄弟頼みである。そもそも両腕で着替えていた頃はどうやって脱いでいたのかさえも思い出せない。
無理矢理引っ張り上げ頭から脱ごうとするのに、なぜか頭に引っかかる。
「んー! んー!」
フラフラモタモタ。危険性は少ないと判断したのだろう、緋色が声を押し殺して笑っているのがなんとなくわかった。
「助けてやろうか?」
「一人でできるもん!」
「無理だと思うけどなあ。そろそろ危ないからやめましょう」
そう言って緋色に手で制されて、なんとか脱ぐことに成功した。
「ズボンも一人で脱ぐのか?」
「できるもん」
ふんっ、と気合を入れながらズボンのゴム部分に手をかけるけれど、思ったより下がらない。
「あれ?」
お尻が引っかかる。片足ずつ脱いだらいいと思い右足を上げてみるものの、引っこ抜くには程遠い。
「え? あれ? あ、ちょっ」
「危ないのでやめましょう」
緋色に抱っこされあっという間にズボンを脱がされた。
「ついでにパンツも脱ぐか?」
「朝からえっちなことはしません…!」
「今日は土曜日だから大丈夫だぞ」
そう言って、ちゅ、と頬にキスされ、このまま流されるものか! とジタバタするとようやく下ろしてくれ、素早く着替えの服を身に付けさせてくれた。
しかし引き続き抱っこされるのでひよりは首を傾いだ。
「緋色くん? どうしたの?」
ひよりの肩口に顔を埋めたままなのだ。
ぽつりと緋色が呟いた。
「なあひより。自立しないでくれ」
「え?」
「お前が俺の手元からいなくなるのが怖いんだよ。せっかく結婚して繋ぎ止めたってのに」
「緋色くん…?」
「お前はよく言うだろ? お荷物になるかもしれない、だから自立しなきゃ、って。いいんだよお前は自立しなくて。ずっと俺に世話させてくれ」
顔を上げた緋色は笑っていたが、その目はめずらしく不安そうな色を浮かべていた。
ソファーに座る緋色がいつも通り膝の上にひよりを乗せる。左腕を取って口付けた。
「お前は向上心が強い。腕がこんな状態になったってのに一度も泣き言を言わなかった」
「だ、って…泣いたって腕が戻るわけでもないし…」
「それでも俺の前では一度も泣いてない。それどころか事故を起こした奴の心配すらしてただろ?」
「だってその人だって起こしたくて事故起こしたわけじゃないし、その人も大怪我負ったって聞いたし…」
「家族に見捨てられたってのに、俺たちが迎えに行かなきゃ一人でなんとかしようとしただろ?」
「そりゃあ絶望したけど、でもウチ大家族だから余裕ないし父さんも母さんも結構冷たい人っていうの知ってるし…」
両親に関しては何も今に始まった事ではない、だからある程度予想はできた。
緋色に頬を撫でられた。
「俺を頼ってくれ、ひより」
コンコンと壁を叩く音がして顔を上げるとパジャマ姿の碧人が立っていた。
「俺もいるよ、ひよ兄」
碧人もソファーへ座り、ひよりを抱え上げて二人の間に座らされる。
「ひよ兄はさあ、目え離したらどっか行きそうで怖い。一人で急に海外とか行くタイプ」
昔友達に同じこと言われたなあとぼんやり思う。
「相談もなしに急にでかい家具買ってきたりとか」
「急に仕事辞めたって聞いたらすでに再就職してたりとか。ひよりはそういうタイプだ」
「…まだ実行には移してないよ?」
「移しそうだから怖いんだ」
ひよりは唇を尖らせた。
「……勝手に何かしないようにはします」
「すげー不服そう」
はは、と笑いながら二人に頭を撫でられ「でも」と小さく呟いた。
「やっぱり自分でできることは一つでも増やしたい。何もできない子にはなりたくないもん…」
「別にひよ兄は何もできなくていいんだけどなあ」
「頑固だからこれ以上言っても無駄だろ。というわけでひより、一人で突っ走らないと約束しなさい」
「…はい、誓います」
「なるべく俺たちを頼ると誓ってください」
「…はい、誓います」
「自立しないと誓ってください」
「…はい、ちか……って待って! 違う違うちがうっ! 最後のは違うからっ!」
慌ててそう言うと「バレたか」と兄弟に盛大に舌打ちされた。
んもー、とひよりは苦笑しながら、緋色と碧人それぞれの頬にちゅっとキスをした。
「誓いのキス、ってことで…」
「俺は口が良かった」
「ひよ兄、俺も口が良かった」
「というわけでやり直し」
「俺にもよろしく」
結局二人が納得するキスまでリテイクを繰り返した…。
「今日の朝ごはん、僕のはおにぎりじゃなくてお茶碗で出してください!」
「ウチの茶碗軽いから難しいぞー」
「ひよ兄せめてスプーンにしない?」
「箸! 箸で食べる!」
「…あーあ、なんかよくわからんが逆にひよりの自立心に火を点けちまったみたいだな」
「先に兄貴が結婚して繋ぎ止めておいて正解かも。これ結婚してなかったら一ヶ月後には海外行ってるだろ」
「うわー、怖い未来だな」
「?? 僕はパスポート持ってないよ?」
「持ってたら今頃没収だ」
「えー」
「お願いだからひよ兄、怪我しない程度からの自立にしてね…」
「桜田さん…じゃないですね、結婚したものね、柊さんって呼ばなきゃですね」
担当医にそう呼ばれ、ひよりは顔を赤くした。
外に出ないひよりにとって、結婚して初めて苗字を呼ばれた瞬間だった。
「あの、義手のことですが、今はやめとこうと思いまして…」
「あ、そうなんですね。あーでもどうしよう。今こんな話が出ててねえ」
そう言って医師はこの間とは別のパンフレットを取り出しひよりに手渡した。
「治験なんだけど」
「治験…?」
「そう。ちゃんと安全の上で行われる臨床試験のことです。報酬も出てね、キミの場合はこの治験に当てはまるから、そうだね…一ヶ月入院はするようになるけど報酬はこれぐらい」
指を差した先のパンフレットに記載されている額に驚いた。
「普通の義手と魔法使いが作った義手を合わせたハイブリッド型の義手になります。お値段も使いやすさもリハビリの時間も全て平均点を目指すものとなる予定です。ちなみにこの報酬にプラスしてハイブリッド型の義手も報酬に含まれます。今までのデータを照合したらすでに柊さんは合致してるから確実に治験に参加できるけど、どうします? 申し込んでみます?」
ひよりは「お願いします!」とすぐさま返事をした。
一人で勝手に突っ走らないという三人での約束からわずか二日後の話である…。
しかしひよりはまだ諦めていなかった。
「おはよ、緋色くん」
「おー、おはよ、ひより」
朝、キッチンに立つ緋色に右腕に持った物を見せた。
それは着替えである。
「着替えるか?」
ふるふると首を横に振った。
「いつも緋色くんか碧人くんに着替えさせてもらってるからね、今日から一人で着替えます」
「無理だろ」
「…いきなりバッサリ斬らないでほしいなあ」
「お前のことだからあたふたして転ぶに一票」
「…」
「まあいい。見守っててやるから一人で着替えてみればいい。それも自立の一つなんだろう?」
「うん!」
ソファーに着替えを置き、まずはパジャマを脱ぐことにした。
頭から被るタイプのパジャマである、まずは裾を持ってめくり上げようとするもうまくいかない。
「??」
体が硬いからうまくいかないのかな? それとももっと前のめりになるのかな?
この半年間毎日の着替えは全て兄弟頼みである。そもそも両腕で着替えていた頃はどうやって脱いでいたのかさえも思い出せない。
無理矢理引っ張り上げ頭から脱ごうとするのに、なぜか頭に引っかかる。
「んー! んー!」
フラフラモタモタ。危険性は少ないと判断したのだろう、緋色が声を押し殺して笑っているのがなんとなくわかった。
「助けてやろうか?」
「一人でできるもん!」
「無理だと思うけどなあ。そろそろ危ないからやめましょう」
そう言って緋色に手で制されて、なんとか脱ぐことに成功した。
「ズボンも一人で脱ぐのか?」
「できるもん」
ふんっ、と気合を入れながらズボンのゴム部分に手をかけるけれど、思ったより下がらない。
「あれ?」
お尻が引っかかる。片足ずつ脱いだらいいと思い右足を上げてみるものの、引っこ抜くには程遠い。
「え? あれ? あ、ちょっ」
「危ないのでやめましょう」
緋色に抱っこされあっという間にズボンを脱がされた。
「ついでにパンツも脱ぐか?」
「朝からえっちなことはしません…!」
「今日は土曜日だから大丈夫だぞ」
そう言って、ちゅ、と頬にキスされ、このまま流されるものか! とジタバタするとようやく下ろしてくれ、素早く着替えの服を身に付けさせてくれた。
しかし引き続き抱っこされるのでひよりは首を傾いだ。
「緋色くん? どうしたの?」
ひよりの肩口に顔を埋めたままなのだ。
ぽつりと緋色が呟いた。
「なあひより。自立しないでくれ」
「え?」
「お前が俺の手元からいなくなるのが怖いんだよ。せっかく結婚して繋ぎ止めたってのに」
「緋色くん…?」
「お前はよく言うだろ? お荷物になるかもしれない、だから自立しなきゃ、って。いいんだよお前は自立しなくて。ずっと俺に世話させてくれ」
顔を上げた緋色は笑っていたが、その目はめずらしく不安そうな色を浮かべていた。
ソファーに座る緋色がいつも通り膝の上にひよりを乗せる。左腕を取って口付けた。
「お前は向上心が強い。腕がこんな状態になったってのに一度も泣き言を言わなかった」
「だ、って…泣いたって腕が戻るわけでもないし…」
「それでも俺の前では一度も泣いてない。それどころか事故を起こした奴の心配すらしてただろ?」
「だってその人だって起こしたくて事故起こしたわけじゃないし、その人も大怪我負ったって聞いたし…」
「家族に見捨てられたってのに、俺たちが迎えに行かなきゃ一人でなんとかしようとしただろ?」
「そりゃあ絶望したけど、でもウチ大家族だから余裕ないし父さんも母さんも結構冷たい人っていうの知ってるし…」
両親に関しては何も今に始まった事ではない、だからある程度予想はできた。
緋色に頬を撫でられた。
「俺を頼ってくれ、ひより」
コンコンと壁を叩く音がして顔を上げるとパジャマ姿の碧人が立っていた。
「俺もいるよ、ひよ兄」
碧人もソファーへ座り、ひよりを抱え上げて二人の間に座らされる。
「ひよ兄はさあ、目え離したらどっか行きそうで怖い。一人で急に海外とか行くタイプ」
昔友達に同じこと言われたなあとぼんやり思う。
「相談もなしに急にでかい家具買ってきたりとか」
「急に仕事辞めたって聞いたらすでに再就職してたりとか。ひよりはそういうタイプだ」
「…まだ実行には移してないよ?」
「移しそうだから怖いんだ」
ひよりは唇を尖らせた。
「……勝手に何かしないようにはします」
「すげー不服そう」
はは、と笑いながら二人に頭を撫でられ「でも」と小さく呟いた。
「やっぱり自分でできることは一つでも増やしたい。何もできない子にはなりたくないもん…」
「別にひよ兄は何もできなくていいんだけどなあ」
「頑固だからこれ以上言っても無駄だろ。というわけでひより、一人で突っ走らないと約束しなさい」
「…はい、誓います」
「なるべく俺たちを頼ると誓ってください」
「…はい、誓います」
「自立しないと誓ってください」
「…はい、ちか……って待って! 違う違うちがうっ! 最後のは違うからっ!」
慌ててそう言うと「バレたか」と兄弟に盛大に舌打ちされた。
んもー、とひよりは苦笑しながら、緋色と碧人それぞれの頬にちゅっとキスをした。
「誓いのキス、ってことで…」
「俺は口が良かった」
「ひよ兄、俺も口が良かった」
「というわけでやり直し」
「俺にもよろしく」
結局二人が納得するキスまでリテイクを繰り返した…。
「今日の朝ごはん、僕のはおにぎりじゃなくてお茶碗で出してください!」
「ウチの茶碗軽いから難しいぞー」
「ひよ兄せめてスプーンにしない?」
「箸! 箸で食べる!」
「…あーあ、なんかよくわからんが逆にひよりの自立心に火を点けちまったみたいだな」
「先に兄貴が結婚して繋ぎ止めておいて正解かも。これ結婚してなかったら一ヶ月後には海外行ってるだろ」
「うわー、怖い未来だな」
「?? 僕はパスポート持ってないよ?」
「持ってたら今頃没収だ」
「えー」
「お願いだからひよ兄、怪我しない程度からの自立にしてね…」
「桜田さん…じゃないですね、結婚したものね、柊さんって呼ばなきゃですね」
担当医にそう呼ばれ、ひよりは顔を赤くした。
外に出ないひよりにとって、結婚して初めて苗字を呼ばれた瞬間だった。
「あの、義手のことですが、今はやめとこうと思いまして…」
「あ、そうなんですね。あーでもどうしよう。今こんな話が出ててねえ」
そう言って医師はこの間とは別のパンフレットを取り出しひよりに手渡した。
「治験なんだけど」
「治験…?」
「そう。ちゃんと安全の上で行われる臨床試験のことです。報酬も出てね、キミの場合はこの治験に当てはまるから、そうだね…一ヶ月入院はするようになるけど報酬はこれぐらい」
指を差した先のパンフレットに記載されている額に驚いた。
「普通の義手と魔法使いが作った義手を合わせたハイブリッド型の義手になります。お値段も使いやすさもリハビリの時間も全て平均点を目指すものとなる予定です。ちなみにこの報酬にプラスしてハイブリッド型の義手も報酬に含まれます。今までのデータを照合したらすでに柊さんは合致してるから確実に治験に参加できるけど、どうします? 申し込んでみます?」
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