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7話・守るための否定、壊れる日常
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7話・守るための否定、壊れる日常
カイルは、喉の奥から絞り出すような声で、足元の影に囁きました。
「……情けないが……手伝ってくれ……」
プライドも、かつての英雄としての自尊心も、今のカイルには残っていません。ただ、背後で震えるリーシャを守りたい。その一心で、彼は得体の知れない猫の力に縋りました。
猫は、黄金の瞳を細めて低く喉を鳴らしました。
『いいわよ。……その素直さ、嫌いじゃないわ。……ほら、来るわよ。さっきのより、少しだけ「厚み」が増したわね』
ゼウスは、カイルが独り言を呟いている不気味さに、一瞬だけ杖を止めて眉を潜めました。しかし、すぐにその不信感を塗り潰すように、さらに激しい魔力を杖に籠めます。
「……戯れ言を。ならば、これで灰になれ!【雷蛇(らいだ)】!」
杖から放たれたのは、先ほどまでの「矢」とは異なり、意思を持つ蛇のようにうねりながら地を這い、予測不能な軌道で迫る雷光の束でした。熱量も、放出される電圧も、先ほどの一撃を優に超えています。
「くっ……!」
カイルは、その複雑な動きに目が眩み、立ちすくみました。
その瞬間、猫がカイルの影から飛び出すように彼の腕にまとわりつき、その重圧で、強引にカイルの手を「地面」へと叩きつけました。
『そこじゃない、カイル。……ここよ。彼が一番「自分は強い」って思い込んでる場所に、あなたの意識を置いて』
猫の冷たい感触が、カイルの脳内に直接「焦点」を書き込みます。
カイルは、迫りくる雷の蛇そのものではなく、その蛇が拠り所にしている「この世界の魔導法則」の一点に、意識を集中させました。
――パサッ。
地面を抉り、リーシャの足元まで迫っていた雷蛇が、カイルの手が触れた場所から順に、ボロボロと崩れ始めました。
パチパチと勇ましく鳴り響いていた放電音が、まるでおもちゃの電池が切れたように間抜けな音に変わり、雷そのものが「灰色のボロ切れ」となって、庭の芝生の上に力なく散らばりました。
「な……な……っ!?」
ゼウスの顔から、ついに余裕が消え失せました。
自分の魔法が、まるで「初めからただの塵だった」かのように扱われる。
その屈辱が、彼のプライドを鋭く切り裂きました。
「防ぐのでもなく……打ち消すのでもなく……。私の魔法を、ただの『ゴミ』に変えたというのか!? この私が、貴様のようなゴミに!!」
ゼウスは、さらに強く杖を握りしめました。
彼の周囲で、バチバチと激しい火花が飛び散り始めます。焦燥に駆られた彼は、もはや「挨拶」や「嬲り」を忘れ、さらに一段階、出力を上げようとしていました。
「……認めん。認めんぞ、カイル! 貴様のその、薄気味悪い手品など!!」
背後で、リーシャは息を呑んで立ち尽くしていました。
カイルさんが勝っている。
けれど、その姿は彼女が知る「正義の魔法使い」とは、あまりにかけ離れていました。
光らない。熱くない。
ただ、そこにいるだけで、世界を「無意味な砂」に変えてしまう、静かな破壊。
カイルは、猫の力で守られた安堵よりも、自分の指先にこびりついた「魔法をゴミに変えた感触」に、ひどい吐き気を感じていました。
ゼウスの顔は、屈辱と怒りで赤黒く染まっていました。
「ふざけるな……! 貴様ごときが、私の魔法を腐らせるなど!!」
プライドを完全にへし折られたゼウスは、もはやカイルを嬲ることも忘れ、盲目的に出力を上げました。杖の先端に、先ほどまでとは比較にならないほどの巨大な雷の塊が形成されます。
「これならどうだ! 灰すら残さず消し飛べ!!」
放たれたのは、複数の雷撃が網の目のように広がりながら襲いかかる広域攻撃でした。それはカイルだけでなく、背後にいるリーシャをも確実にかき消すほどの暴力的な光。
「リーシャ……っ!」
カイルが叫んだ瞬間、制御を失った雷の「流れ弾」が、カイルを避けるようにして、背後で立ちすくむリーシャへと牙を剥きました。
『――あら、それは「無粋」だわ。カイル、今よ。手を離さないで』
猫の声が脳内に響くと同時に、カイルの影が生き物のように跳ね上がりました。
カイルは無我夢中で手を伸ばしました。
「リーシャに、触れるな!!」
その瞬間、カイルの「守りたい」という強い意識が、猫を介して異世界の理(ことわり)と完全に同期しました。
――ドォォン!!
爆発音ではありません。世界がひっくり返るような、不自然な「圧」が庭全体に広がりました。
リーシャに当たりそうになった雷撃は、彼女に触れる直前で、まるで目に見えない壁に衝突したかのように、凄まじい勢いで「反射」されました。
いや、単なる反射ではありません。
それは物理法則を無視した「拒絶」でした。
跳ね返ったエネルギーは、そのまま一直線に、放った本人であるゼウスへと襲いかかりました。
「なっ……がはあぁぁっ!?」
自分の放った、しかし既に「変質」してしまった得体の知れない衝撃をまともに喰らい、ゼウスの体が木の葉のように吹き飛びました。
彼は塀に叩きつけられ、地面を転がります。
「……ぐ、あ……。……か、いる……貴様、何……を……」
ゼウスは朦朧とした意識の中で、カイルを睨みつけようとしましたが、視界が歪んでいます。全身の魔力が、今の「拒絶」に触れただけで回路ごと焼き切られたかのように沈黙していました。
彼は、自分が何に敗れたのかさえ理解できないまま、這い上がるようにして立ち上がりました。
「……覚えて……いろ……。……貴様は、間違いなく……この世界の……毒だ……」
ゼウスは吐血しながら、逃げるように転送魔法を起動させ、霧が消えるようにその場から姿を消しました。命の危機を本能で悟った者の、無様な撤退でした。
静寂が戻った庭。
雷の熱気だけが残る中、カイルは肩で息をしながら、自分の掌を見つめていました。
今のは自分の力か? それとも、あの猫が見せた幻か。
「……カイルさん?」
背後から、震える声がしました。
リーシャが、自分を守るためにカイルが放った「異形」の感触に、顔を青ざめさせて立ち尽くしていました。
「カイルさん……今のは、何、ですか……? 私たちの知っている魔法とは、全然……違って……。冷たくて、暗くて、まるですべてが消えてしまうみたいな……」
彼女の瞳にあるのは、助かったことへの喜びではなく、自分たちの知る「世界の常識」が、カイルの手によって無惨に壊されたことへの、根源的な恐怖でした。
カイルは、何も答えられませんでした。
足元では、猫が何事もなかったかのように毛繕いを始め、黄金の瞳でカイルをじっと見つめていました。
カイルは、喉の奥から絞り出すような声で、足元の影に囁きました。
「……情けないが……手伝ってくれ……」
プライドも、かつての英雄としての自尊心も、今のカイルには残っていません。ただ、背後で震えるリーシャを守りたい。その一心で、彼は得体の知れない猫の力に縋りました。
猫は、黄金の瞳を細めて低く喉を鳴らしました。
『いいわよ。……その素直さ、嫌いじゃないわ。……ほら、来るわよ。さっきのより、少しだけ「厚み」が増したわね』
ゼウスは、カイルが独り言を呟いている不気味さに、一瞬だけ杖を止めて眉を潜めました。しかし、すぐにその不信感を塗り潰すように、さらに激しい魔力を杖に籠めます。
「……戯れ言を。ならば、これで灰になれ!【雷蛇(らいだ)】!」
杖から放たれたのは、先ほどまでの「矢」とは異なり、意思を持つ蛇のようにうねりながら地を這い、予測不能な軌道で迫る雷光の束でした。熱量も、放出される電圧も、先ほどの一撃を優に超えています。
「くっ……!」
カイルは、その複雑な動きに目が眩み、立ちすくみました。
その瞬間、猫がカイルの影から飛び出すように彼の腕にまとわりつき、その重圧で、強引にカイルの手を「地面」へと叩きつけました。
『そこじゃない、カイル。……ここよ。彼が一番「自分は強い」って思い込んでる場所に、あなたの意識を置いて』
猫の冷たい感触が、カイルの脳内に直接「焦点」を書き込みます。
カイルは、迫りくる雷の蛇そのものではなく、その蛇が拠り所にしている「この世界の魔導法則」の一点に、意識を集中させました。
――パサッ。
地面を抉り、リーシャの足元まで迫っていた雷蛇が、カイルの手が触れた場所から順に、ボロボロと崩れ始めました。
パチパチと勇ましく鳴り響いていた放電音が、まるでおもちゃの電池が切れたように間抜けな音に変わり、雷そのものが「灰色のボロ切れ」となって、庭の芝生の上に力なく散らばりました。
「な……な……っ!?」
ゼウスの顔から、ついに余裕が消え失せました。
自分の魔法が、まるで「初めからただの塵だった」かのように扱われる。
その屈辱が、彼のプライドを鋭く切り裂きました。
「防ぐのでもなく……打ち消すのでもなく……。私の魔法を、ただの『ゴミ』に変えたというのか!? この私が、貴様のようなゴミに!!」
ゼウスは、さらに強く杖を握りしめました。
彼の周囲で、バチバチと激しい火花が飛び散り始めます。焦燥に駆られた彼は、もはや「挨拶」や「嬲り」を忘れ、さらに一段階、出力を上げようとしていました。
「……認めん。認めんぞ、カイル! 貴様のその、薄気味悪い手品など!!」
背後で、リーシャは息を呑んで立ち尽くしていました。
カイルさんが勝っている。
けれど、その姿は彼女が知る「正義の魔法使い」とは、あまりにかけ離れていました。
光らない。熱くない。
ただ、そこにいるだけで、世界を「無意味な砂」に変えてしまう、静かな破壊。
カイルは、猫の力で守られた安堵よりも、自分の指先にこびりついた「魔法をゴミに変えた感触」に、ひどい吐き気を感じていました。
ゼウスの顔は、屈辱と怒りで赤黒く染まっていました。
「ふざけるな……! 貴様ごときが、私の魔法を腐らせるなど!!」
プライドを完全にへし折られたゼウスは、もはやカイルを嬲ることも忘れ、盲目的に出力を上げました。杖の先端に、先ほどまでとは比較にならないほどの巨大な雷の塊が形成されます。
「これならどうだ! 灰すら残さず消し飛べ!!」
放たれたのは、複数の雷撃が網の目のように広がりながら襲いかかる広域攻撃でした。それはカイルだけでなく、背後にいるリーシャをも確実にかき消すほどの暴力的な光。
「リーシャ……っ!」
カイルが叫んだ瞬間、制御を失った雷の「流れ弾」が、カイルを避けるようにして、背後で立ちすくむリーシャへと牙を剥きました。
『――あら、それは「無粋」だわ。カイル、今よ。手を離さないで』
猫の声が脳内に響くと同時に、カイルの影が生き物のように跳ね上がりました。
カイルは無我夢中で手を伸ばしました。
「リーシャに、触れるな!!」
その瞬間、カイルの「守りたい」という強い意識が、猫を介して異世界の理(ことわり)と完全に同期しました。
――ドォォン!!
爆発音ではありません。世界がひっくり返るような、不自然な「圧」が庭全体に広がりました。
リーシャに当たりそうになった雷撃は、彼女に触れる直前で、まるで目に見えない壁に衝突したかのように、凄まじい勢いで「反射」されました。
いや、単なる反射ではありません。
それは物理法則を無視した「拒絶」でした。
跳ね返ったエネルギーは、そのまま一直線に、放った本人であるゼウスへと襲いかかりました。
「なっ……がはあぁぁっ!?」
自分の放った、しかし既に「変質」してしまった得体の知れない衝撃をまともに喰らい、ゼウスの体が木の葉のように吹き飛びました。
彼は塀に叩きつけられ、地面を転がります。
「……ぐ、あ……。……か、いる……貴様、何……を……」
ゼウスは朦朧とした意識の中で、カイルを睨みつけようとしましたが、視界が歪んでいます。全身の魔力が、今の「拒絶」に触れただけで回路ごと焼き切られたかのように沈黙していました。
彼は、自分が何に敗れたのかさえ理解できないまま、這い上がるようにして立ち上がりました。
「……覚えて……いろ……。……貴様は、間違いなく……この世界の……毒だ……」
ゼウスは吐血しながら、逃げるように転送魔法を起動させ、霧が消えるようにその場から姿を消しました。命の危機を本能で悟った者の、無様な撤退でした。
静寂が戻った庭。
雷の熱気だけが残る中、カイルは肩で息をしながら、自分の掌を見つめていました。
今のは自分の力か? それとも、あの猫が見せた幻か。
「……カイルさん?」
背後から、震える声がしました。
リーシャが、自分を守るためにカイルが放った「異形」の感触に、顔を青ざめさせて立ち尽くしていました。
「カイルさん……今のは、何、ですか……? 私たちの知っている魔法とは、全然……違って……。冷たくて、暗くて、まるですべてが消えてしまうみたいな……」
彼女の瞳にあるのは、助かったことへの喜びではなく、自分たちの知る「世界の常識」が、カイルの手によって無惨に壊されたことへの、根源的な恐怖でした。
カイルは、何も答えられませんでした。
足元では、猫が何事もなかったかのように毛繕いを始め、黄金の瞳でカイルをじっと見つめていました。
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