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28話・属性のゴミ捨て場
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28話・属性のゴミ捨て場
「カイルさん、行くだけ行ってみたらどうです? じゃないとそのミラさんって人、諦めないと思いますよ」
リーシャは、お盆を脇に抱え直しながら、事もなげにそう言った。まるで「隣町の特売に付き合ってあげたら?」とでも言うような、あまりにも軽い調子だった。
「リーシャ……。お前、自分が何を言ってるか分かってるのか?」
カイルは眉をひそめて隣の少女を振り返った。そこにあるのは、この世界の常識を根底から覆す「魔力の再構築」への誘いだ。足を踏み入れれば、かつての傲慢な自分、属性という檻に縛られた自分に引き戻されるかもしれない場所。
「はい。でも、ずっとここでこうしていても、埃が舞うだけですから。一度しっかり中身を見て、いらないものだとハッキリさせちゃった方が、お掃除も捗りますよ」
リーシャはどこまでもマイペースに、ミラの必死な形相を「片付かない荷物」でも見るような目で眺めている。彼女にとって、カイルが魔力を取り戻そうが失っていようが、彼が「カイル」であることに変わりはない。ただ、目の前の揉め事が「お掃除の邪魔」なだけなのだ。
「カイルさん! ほら、この人もそう言ってます! 行きましょう、今すぐ!」
ミラは救われたような顔をして、カイルの腕を強引に引いた。彼女は、リーシャが何を意図してそう言ったのかなど、これっぽっちも理解していない。ただ、カイルを魔法陣の前に立たせさえすれば、かつての「雷の化身」が戻ってくると盲信していた。
カイルは小さく溜息をついた。
「……分かった。そこまで言うなら、付き合ってやる」
カイルが折れると、ミラは顔を輝かせた。
「よかったぁ……! 本当に、本当によかった。カイルさん、すぐですからね! すぐに、あの素晴らしい力が戻りますから!」
ミラの足取りは軽く、まるで天国への階段でも登るかのような浮かれようだった。
その後ろを、カイルは一歩、また一歩と、迷いのない足取りでついていく。その目は、奇跡を期待する者の輝きではなく、むしろ「自分の決意」を再確認しようとする職人のように鋭かった。
「リーシャ、お前も来い。後で『空気が汚れた』とか文句を言われても困るからな」
「ええ、もちろん。お掃除道具も持っていきますね。パチパチした汚れが飛び散ったら大変ですから」
リーシャはいつもの掃除用具を手に取り、散歩にでも行くような軽やかさで二人の後に続いた。
*
カイルがかつて「悪」の限りを尽くしていた頃、自らの強大な力を制御できず、余剰分を押し付けた場所がある。人里離れた深い霧の谷。あそこは、カイルが捨てた傲慢さと、歪んだ属性の残滓が澱のように溜まる「属性の掃き溜め」だった。
ミラは、カイルが自分の願いを受け入れてくれたことに狂喜乱舞し、息を切らして先を急いだ。
振り返れば、カイルは相変わらずの足取りで、まるで休日の散歩か、あるいは近所へ買い出しにでも行くような風情でついてきている。
「カイルさん、もう少しですよぉ! ここを抜けた先にあるんです。あそこには、この世界の雷の力が全部集まってるんですから!」
ミラが指差した先には、鬱蒼とした森の奥、ひときわ深く霧が立ち込める谷間が広がっていた。
玄関先で、カイルは最後の一歩をためらうように足をとめた。
かつてその「属性の掃き溜め」を封印した時、二度と自分の中へ取り込むことはない――そう誓ったはずだった。だが、今の自分は、リーシャという「異世界の理」を傍らに置く生活に馴染みきっている。
カイルは隣でほうきの柄を器用に指先で回している少女を見やり、それから改めてミラを見た。
「……ミラ。お前、本当にそこへ行くつもりか?」
家を出てから数分。
平穏だった村の境界線を越えた途端、周囲の空気は一変した。
普段はただの草むらであるはずの斜面が、今は青白い放電現象に包まれている。地面に生えた雑草はひりつくような静電気を孕み、通り過ぎるだけで肌の毛が逆立つ。この地の魔力濃度は、平時とは比較にならないほど膨れ上がっていた。
「もちろんです! ここは近道なんですよぉ!」
ミラは足元でパチパチと火花が散るのも気にせず、小走りで斜面を駆け上がる。彼女にとって、この過剰なまでのエネルギーの充満は、聖なる祝福そのものだ。
カイルは小さく溜息をつき、その後を追った。
足を踏み出すたびに、靴底から地中の魔力が逆流してくるのがわかる。かつて属性を纏っていた頃なら、この環境はまさに「庭」だった。体中の魔導器官が熱を帯び、力のリザーブが満たされていくような高揚感に包まれていたはずだ。
だが、今の彼にとってはただただ不快だった。
魔力のない空っぽの器官を、外側からの余計な力が無理やりこじ開けようとしてくる。まるで、泥水を無理やり喉に流し込まれるような不快感だ。
「……随分と、騒がしい場所だな。俺が封印した時よりも、随分と腐敗が進んでいる」
カイルが独り言のように呟くと、隣を歩くリーシャがふんふんと鼻歌を歌いながら、手にしたほうきで地面を掃いた。
彼女がほうきを一振りするたび、周囲で暴れていた電撃が、まるで使い古された埃のようにあっけなく消えていく。そのおかげで、カイルの周囲だけは極めて平穏な空気が保たれていた。
「……あの、リーシャさん? どうしてそんなに呑気なんですかぁ? これからカイルさんが最強に戻るっていうのに、全然緊張感がないですよぉ!」
「そうですか? 私はただ、カイルさんが『いらない』って捨てたゴミ屋敷が、少し散らかっているから掃除しようと思っているだけですけど」
「……ゴミ屋敷?」
ミラは訝しげな顔をした。彼女にとって、この雷鳴轟くエネルギーの奔流は、カイルを再び王座へと引き戻すための聖なる燃料でしかないからだ。
二人のちぐはぐな会話を背中で聞きながら、カイルはさらに山を登る。
道中、木々の枝が勝手に震え、紫色の稲妻が空気を焦がす。通るたびに衣服が焦げ、肌が熱を帯びる。かつて自分を傲慢にし、そして無能へと突き落としたあの残滓が、今まさに「かつての自分」へ強引に塗り替えようとしていた。
「カイルさん、あと少し! この尾根を越えれば、祭壇が見えます!」
ミラの弾むような声が響く。
カイルはその言葉を噛み締めながら、湿った土を蹴り、いよいよ「かつての失敗」が眠る急斜面を登りきった。
頂上の先に、ひときわ深く霧が立ち込める谷間が見えてくる。
そこには、この世界の雷の力が収束し、煮えたぎるような重圧を放つ場所があった。
「……さて。どれほど見苦しいものか、拝んでやるとするか」
カイルは、霧の先にある「かつての自分」が待つ場所を、冷徹な目で見据えた。
「カイルさん、行くだけ行ってみたらどうです? じゃないとそのミラさんって人、諦めないと思いますよ」
リーシャは、お盆を脇に抱え直しながら、事もなげにそう言った。まるで「隣町の特売に付き合ってあげたら?」とでも言うような、あまりにも軽い調子だった。
「リーシャ……。お前、自分が何を言ってるか分かってるのか?」
カイルは眉をひそめて隣の少女を振り返った。そこにあるのは、この世界の常識を根底から覆す「魔力の再構築」への誘いだ。足を踏み入れれば、かつての傲慢な自分、属性という檻に縛られた自分に引き戻されるかもしれない場所。
「はい。でも、ずっとここでこうしていても、埃が舞うだけですから。一度しっかり中身を見て、いらないものだとハッキリさせちゃった方が、お掃除も捗りますよ」
リーシャはどこまでもマイペースに、ミラの必死な形相を「片付かない荷物」でも見るような目で眺めている。彼女にとって、カイルが魔力を取り戻そうが失っていようが、彼が「カイル」であることに変わりはない。ただ、目の前の揉め事が「お掃除の邪魔」なだけなのだ。
「カイルさん! ほら、この人もそう言ってます! 行きましょう、今すぐ!」
ミラは救われたような顔をして、カイルの腕を強引に引いた。彼女は、リーシャが何を意図してそう言ったのかなど、これっぽっちも理解していない。ただ、カイルを魔法陣の前に立たせさえすれば、かつての「雷の化身」が戻ってくると盲信していた。
カイルは小さく溜息をついた。
「……分かった。そこまで言うなら、付き合ってやる」
カイルが折れると、ミラは顔を輝かせた。
「よかったぁ……! 本当に、本当によかった。カイルさん、すぐですからね! すぐに、あの素晴らしい力が戻りますから!」
ミラの足取りは軽く、まるで天国への階段でも登るかのような浮かれようだった。
その後ろを、カイルは一歩、また一歩と、迷いのない足取りでついていく。その目は、奇跡を期待する者の輝きではなく、むしろ「自分の決意」を再確認しようとする職人のように鋭かった。
「リーシャ、お前も来い。後で『空気が汚れた』とか文句を言われても困るからな」
「ええ、もちろん。お掃除道具も持っていきますね。パチパチした汚れが飛び散ったら大変ですから」
リーシャはいつもの掃除用具を手に取り、散歩にでも行くような軽やかさで二人の後に続いた。
*
カイルがかつて「悪」の限りを尽くしていた頃、自らの強大な力を制御できず、余剰分を押し付けた場所がある。人里離れた深い霧の谷。あそこは、カイルが捨てた傲慢さと、歪んだ属性の残滓が澱のように溜まる「属性の掃き溜め」だった。
ミラは、カイルが自分の願いを受け入れてくれたことに狂喜乱舞し、息を切らして先を急いだ。
振り返れば、カイルは相変わらずの足取りで、まるで休日の散歩か、あるいは近所へ買い出しにでも行くような風情でついてきている。
「カイルさん、もう少しですよぉ! ここを抜けた先にあるんです。あそこには、この世界の雷の力が全部集まってるんですから!」
ミラが指差した先には、鬱蒼とした森の奥、ひときわ深く霧が立ち込める谷間が広がっていた。
玄関先で、カイルは最後の一歩をためらうように足をとめた。
かつてその「属性の掃き溜め」を封印した時、二度と自分の中へ取り込むことはない――そう誓ったはずだった。だが、今の自分は、リーシャという「異世界の理」を傍らに置く生活に馴染みきっている。
カイルは隣でほうきの柄を器用に指先で回している少女を見やり、それから改めてミラを見た。
「……ミラ。お前、本当にそこへ行くつもりか?」
家を出てから数分。
平穏だった村の境界線を越えた途端、周囲の空気は一変した。
普段はただの草むらであるはずの斜面が、今は青白い放電現象に包まれている。地面に生えた雑草はひりつくような静電気を孕み、通り過ぎるだけで肌の毛が逆立つ。この地の魔力濃度は、平時とは比較にならないほど膨れ上がっていた。
「もちろんです! ここは近道なんですよぉ!」
ミラは足元でパチパチと火花が散るのも気にせず、小走りで斜面を駆け上がる。彼女にとって、この過剰なまでのエネルギーの充満は、聖なる祝福そのものだ。
カイルは小さく溜息をつき、その後を追った。
足を踏み出すたびに、靴底から地中の魔力が逆流してくるのがわかる。かつて属性を纏っていた頃なら、この環境はまさに「庭」だった。体中の魔導器官が熱を帯び、力のリザーブが満たされていくような高揚感に包まれていたはずだ。
だが、今の彼にとってはただただ不快だった。
魔力のない空っぽの器官を、外側からの余計な力が無理やりこじ開けようとしてくる。まるで、泥水を無理やり喉に流し込まれるような不快感だ。
「……随分と、騒がしい場所だな。俺が封印した時よりも、随分と腐敗が進んでいる」
カイルが独り言のように呟くと、隣を歩くリーシャがふんふんと鼻歌を歌いながら、手にしたほうきで地面を掃いた。
彼女がほうきを一振りするたび、周囲で暴れていた電撃が、まるで使い古された埃のようにあっけなく消えていく。そのおかげで、カイルの周囲だけは極めて平穏な空気が保たれていた。
「……あの、リーシャさん? どうしてそんなに呑気なんですかぁ? これからカイルさんが最強に戻るっていうのに、全然緊張感がないですよぉ!」
「そうですか? 私はただ、カイルさんが『いらない』って捨てたゴミ屋敷が、少し散らかっているから掃除しようと思っているだけですけど」
「……ゴミ屋敷?」
ミラは訝しげな顔をした。彼女にとって、この雷鳴轟くエネルギーの奔流は、カイルを再び王座へと引き戻すための聖なる燃料でしかないからだ。
二人のちぐはぐな会話を背中で聞きながら、カイルはさらに山を登る。
道中、木々の枝が勝手に震え、紫色の稲妻が空気を焦がす。通るたびに衣服が焦げ、肌が熱を帯びる。かつて自分を傲慢にし、そして無能へと突き落としたあの残滓が、今まさに「かつての自分」へ強引に塗り替えようとしていた。
「カイルさん、あと少し! この尾根を越えれば、祭壇が見えます!」
ミラの弾むような声が響く。
カイルはその言葉を噛み締めながら、湿った土を蹴り、いよいよ「かつての失敗」が眠る急斜面を登りきった。
頂上の先に、ひときわ深く霧が立ち込める谷間が見えてくる。
そこには、この世界の雷の力が収束し、煮えたぎるような重圧を放つ場所があった。
「……さて。どれほど見苦しいものか、拝んでやるとするか」
カイルは、霧の先にある「かつての自分」が待つ場所を、冷徹な目で見据えた。
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