妖怪と俺と俺のワクワクスクールライフと

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第九話

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王子様? とはてなマークを浮かべていた俺だけどすぐに理解した。

「「「「「「「「「「「「「きゃあああああああああああああああああ」」」」」」」」」」」」」

体育館中の叫び声を受けながら現れたのは誰もが見とれるほどの美形。

整い過ぎた中世的な顔立ちにさらさらと揺れる金色の少し長めの髪、おまけに目は吸い込まれるようなスカイブルー。そう、まさしく王子様だ。

この学校美形注意報でも出したほうがいいんじゃないか?

「みなさん、こんにちは、そして外部からの転入生ははじめまして。私は生徒会長の 西園寺 ノア(さいおんじ のあ)です。そしてこっちが私の式神の刃納(はいり)」

ーー式神とは陰陽師の命令で自在に動く霊的存在のこと。 和紙で出来た札に陰陽師が術をかけると、自在に姿を変えたといわれている。ーー

王子様の凛としているけど温かみのある声で紹介された式神は綺麗な灰色の髪をひとくくりにしなびかせながら、王子様の斜め後ろに姿勢良くたたずんんでいた。なんというか… 強そう そして美形。

その式神は忍者のような格好をしていて背中には二振りの刀がこんにちはしている。こわいな

そんな凄そうな人達を惚け面で眺めていると生徒会長がこちらに視線を向けて、目を細めて笑った...

ような気がした。

そういえば、どこかで見たことあるような...?

もう一度生徒会長の顔を確認してみるが、あーやっぱり思い出せない!!

「主ちゃんそんなに他の人の子をみてるとしっとしちゃうよぉ~」
急に抱きついてきた狐珀を適当にあしらいながらふと疑問に思ったことを口にする。


「あれ、そういえば式神が相棒でも入学ってできたのか…」

「あぁそれはやな、西園寺財閥は代々続く式神を操る由緒正しき家系なんや。それに西園寺家が操る式神はどれも力が強いさかい入学できたらしいで」

「へぇ~、そんなにすごいんだ」

「すごいもなにも西園寺財閥やで?!四方家のひとつなんよ?!もっとこうあるやろ!」

すごい剣幕で颯奏にせまられるが俺的にはよくわからない
だってずっとニートもとい自宅警備員だったし

「っていわれてもねぇ、よくわかんないし... ん?四方家?」

「はぁ、あんさん 四方家も知らんのかい...。 よし!わいが説明したるわ!」



颯奏が言うにはこうだ。

四方家とは一昔前に起こった妖の反乱で名を挙げた四つのお家だそうだ。

知術に秀でた東の東寺家

陰陽術を得意とする西の西園寺家 西園寺家は安倍晴明の末裔とも言われている。

武術が十八番の南の南城寺(なんじょうじ)家

最後に、妖術に優れた北の北溟寺(ほくめいじ)家 

現代でもこの四つのお家は高い位にあり、敵にまわしてはならないという暗黙の了解があるという。

そしてこの学園にはなんの因縁か各家の次期当主が揃っており

東寺家の次期当主けん風紀委員長の 東寺 夜影 

西園寺家次期当主けん生徒会長の 西園寺 ノア

SクラスにいながらXクラスの問題児たちをもまとめ上げる 南城寺家次期当主 南城寺 有将(ありまさ)

最後が北栄寺家の次期当主なんだが、この人は謎に包まれており 名前は北溟寺 詠 (ほくめいじ よみ)ということぐらいしかわからないらしい。神出鬼没で見かけることがほとんどないんだとか。




颯奏の説明が終わる頃には入学式は終わっていた。早すぎね?!

「蓮ー、教室行こや~」
と颯奏に話しかけられ、ふと気になっていたことを聞いてみる。

「そういえば、颯奏。気になってたんだけど、実はお前ってエセ関西弁だったり?(笑)」

「ななななな なんでそれを?!」

「あ、やっぱり?知り合いに関西弁しゃべるのがいるんだけど、なんかちょっとちがうなぁ~って。まぁ別に気にしないが」

「いやぁ、実はさ俺の家元々関西で繁栄してるんだけど、おれがこっちにきて標準語ばっかり使うようになったから家元の人たちが関西の誇り忘れるなーってな感じで関西弁使ってたんだけどばれたならいいや。もうめんどい笑」

「ほー まぁどっちの颯奏(の言葉)も好きだけどな はは」

「そ、そうか../////(まいったな)」

「しゅしゅしゅ主君?」
「おい、蓮お前はこやつが好きなのか?!?!」
「あるじちゃん?!正気?!正気じゃないよね?! 頭とかうっちゃったんだね?!」

「みんなそろってどうした、一旦落ち着け」
っていうか視線が痛い。

「颯奏、俺ら注目浴びてね?」
「俺らじゃなくておまえな、そりゃぁそんなに強い妖者引き連れてたら注目くらい浴びるわ。それにおまえだって...」

最後の方はよく聞き取れなかったが、やっぱり飛鳥や雪凪や狐珀はすごいんだな
「とりあえず教室もどろうか、って俺らのクラスの奴らは?!」

「みんな先帰ったよ」

「えぇぇぇええええ?!」

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