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夏の終わりと花火大会
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「青海君花火大会行かない?」
泉に誘われる。
「うん…いいけど…。」
真実を見る。
また2人で行けって言われるのかな…。
泉への思いに気付いてしまってから泉と2人きりになるのは避けていたんだけど…。
泉は気づいていない様だったけど真実は多分気付いてるはずだ。
視線に気づいた真実が言う。
「もう1人連れて行ってもいいなら俺も行くけど…。」
それって浅川さん?
真実がため息をつく。
「連れて行けって煩い。かといって2人きりにもなりたくないしな…。」
「それなら一緒に行こうよ!4人で!」
その方が絶対いい。
泉に気持ちを知られてしまう危険も減るし。
少し寂しそうに微笑む泉。
真実は泉を見ていた。
★
花火大会の日、夕方浅川さんが家に来た。
浴衣姿の女の子ってかわいいな。
浅川さんを見る。
これなら真実もイチコロだろうな。
そう思って真実を見る。
「綺麗だな。」
「っでしょっ!この浴衣高かったんだからっ!」
…。
2人の会話…入っていけない。
「待たせちゃってごめんなさいっ」
泉が浴衣姿で部屋から出てくる。
照れた様に笑う泉は凄く…。
「水野さんすっごいかわいいっ!美人すぎるっ!」
浅川さんものすごい勢いで泉に食いついていく。
…言いたいことを先に言われてしまった…。
泉に見惚れていると真実が寄って来る。
「お前もなんか言えよ…。」
「!!」
「あ、あのっ…。」
「水野さん、行こうっ!」
…浅川さんに引っ張られて行く泉。
そのままの勢いで花火大会に向かう。
泉と腕を組んで楽しそうにはしゃぐ浅川さん。
その後ろをついて歩く男2人…。
「でもまあ…良かったかな…。」
「…そうだな…。」
お互い思うところはあったが2人きりになりたくない理由があったし…。
「でも透はこれでいいのか?」
真実が真剣な目をして言った。
「お前泉が好きなんじゃないのかよ?」
そう言われるが何も言えなかった。
★
「シンジ、タコ焼き食べる?」
浅川さんに連れられて行く真実。
気づけば泉と2人になってしまった。
人の流れに沿って泉と2人で歩く。
沢山の屋台や人がいた。
でも不思議と泉の事しか気にならなかった。
周りに人がいなくなっているのに気づく。
遠くで花火が打ち上がる。
みんな花火がよく見える場所に移動したのだと気づく。
でももう遅かった。
気づけば泉と2人きり。
「青海君…。」
泉が赤い顔で見つめてくる。
「…水野さん…?」
「私…青海君が好き…。私と付き合って?」
真っ赤な顔で好きだと言ってくれた泉。
凄く嬉しかったが同時に胸に広がる不安。
「水野さん…俺…。」
何度も花火が打ち上がり空に輝く。
「俺も…水野さん好きだよ。でも…絶対付き合えない。」
「どうして?」
泉が不思議そうに聞いてくる。
「暴力を受けて育った子供は暴力を振るう様になる。…愛されずに育った子供もきっと…誰も愛せない。俺…誰かと付き合う自信がないんだ…。だから…ごめん。」
そう云うと泉が涙を流す。
「水野さん見て~!」
浅川さんが来る。
泣いている泉に気づく浅川さん。
「あんたって最低。」
ぼそっと透に呟くと泉を連れて行ってしまった。
…これでよかったんだ。
そう思い込もうとしたが自然に涙が出てくる。
側に立っていた木に寄りかかりながら座り込む。
「透…大丈夫か?」
真実に声をかけられる。
「俺は大丈夫だから…。ごめん。水野さん泣かせた…。」
真実が頭を撫でてくる。
「どうして泉を振ったお前が泣くんだよ。」
…。
「お前は自分にそれ以上罰を与える必要ないんだ。お前が悪かったわけでも何でもないだろ?」
…。
「お前はいつ自分自身を救ってやるんだ?」
…。
「透、自分が幸せになる方法を選べ」
真実に撫でられ気づくとぼろぼろと涙を流していた。
真実はただ黙って頭を撫で続けてくれた。
真実ってお父さんみたいだな…。
きっとそう言ったら真実は怒るだろうから黙って歩く。
家に帰ると浅川さんと泉が一緒にベッドで寝ている。
2人の頬には涙の跡がついていた。
真実は2人の頭をそっと撫でる。
…やっぱり真実はお父さんだな…。
そう思った。
泉に誘われる。
「うん…いいけど…。」
真実を見る。
また2人で行けって言われるのかな…。
泉への思いに気付いてしまってから泉と2人きりになるのは避けていたんだけど…。
泉は気づいていない様だったけど真実は多分気付いてるはずだ。
視線に気づいた真実が言う。
「もう1人連れて行ってもいいなら俺も行くけど…。」
それって浅川さん?
真実がため息をつく。
「連れて行けって煩い。かといって2人きりにもなりたくないしな…。」
「それなら一緒に行こうよ!4人で!」
その方が絶対いい。
泉に気持ちを知られてしまう危険も減るし。
少し寂しそうに微笑む泉。
真実は泉を見ていた。
★
花火大会の日、夕方浅川さんが家に来た。
浴衣姿の女の子ってかわいいな。
浅川さんを見る。
これなら真実もイチコロだろうな。
そう思って真実を見る。
「綺麗だな。」
「っでしょっ!この浴衣高かったんだからっ!」
…。
2人の会話…入っていけない。
「待たせちゃってごめんなさいっ」
泉が浴衣姿で部屋から出てくる。
照れた様に笑う泉は凄く…。
「水野さんすっごいかわいいっ!美人すぎるっ!」
浅川さんものすごい勢いで泉に食いついていく。
…言いたいことを先に言われてしまった…。
泉に見惚れていると真実が寄って来る。
「お前もなんか言えよ…。」
「!!」
「あ、あのっ…。」
「水野さん、行こうっ!」
…浅川さんに引っ張られて行く泉。
そのままの勢いで花火大会に向かう。
泉と腕を組んで楽しそうにはしゃぐ浅川さん。
その後ろをついて歩く男2人…。
「でもまあ…良かったかな…。」
「…そうだな…。」
お互い思うところはあったが2人きりになりたくない理由があったし…。
「でも透はこれでいいのか?」
真実が真剣な目をして言った。
「お前泉が好きなんじゃないのかよ?」
そう言われるが何も言えなかった。
★
「シンジ、タコ焼き食べる?」
浅川さんに連れられて行く真実。
気づけば泉と2人になってしまった。
人の流れに沿って泉と2人で歩く。
沢山の屋台や人がいた。
でも不思議と泉の事しか気にならなかった。
周りに人がいなくなっているのに気づく。
遠くで花火が打ち上がる。
みんな花火がよく見える場所に移動したのだと気づく。
でももう遅かった。
気づけば泉と2人きり。
「青海君…。」
泉が赤い顔で見つめてくる。
「…水野さん…?」
「私…青海君が好き…。私と付き合って?」
真っ赤な顔で好きだと言ってくれた泉。
凄く嬉しかったが同時に胸に広がる不安。
「水野さん…俺…。」
何度も花火が打ち上がり空に輝く。
「俺も…水野さん好きだよ。でも…絶対付き合えない。」
「どうして?」
泉が不思議そうに聞いてくる。
「暴力を受けて育った子供は暴力を振るう様になる。…愛されずに育った子供もきっと…誰も愛せない。俺…誰かと付き合う自信がないんだ…。だから…ごめん。」
そう云うと泉が涙を流す。
「水野さん見て~!」
浅川さんが来る。
泣いている泉に気づく浅川さん。
「あんたって最低。」
ぼそっと透に呟くと泉を連れて行ってしまった。
…これでよかったんだ。
そう思い込もうとしたが自然に涙が出てくる。
側に立っていた木に寄りかかりながら座り込む。
「透…大丈夫か?」
真実に声をかけられる。
「俺は大丈夫だから…。ごめん。水野さん泣かせた…。」
真実が頭を撫でてくる。
「どうして泉を振ったお前が泣くんだよ。」
…。
「お前は自分にそれ以上罰を与える必要ないんだ。お前が悪かったわけでも何でもないだろ?」
…。
「お前はいつ自分自身を救ってやるんだ?」
…。
「透、自分が幸せになる方法を選べ」
真実に撫でられ気づくとぼろぼろと涙を流していた。
真実はただ黙って頭を撫で続けてくれた。
真実ってお父さんみたいだな…。
きっとそう言ったら真実は怒るだろうから黙って歩く。
家に帰ると浅川さんと泉が一緒にベッドで寝ている。
2人の頬には涙の跡がついていた。
真実は2人の頭をそっと撫でる。
…やっぱり真実はお父さんだな…。
そう思った。
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