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第4部 帝都地下神殿篇
21 愛しい※
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セストは滑らかで冷たいナナカの背中に手を滑らせる。ナナカが背をしならせてため息をついた。自分にはない、ナナカの柔らかな胸の丸みが押しつけられる。セストは押さえつけてきた自分の内にあるものが、身体の表面へと手を伸ばしてくるのを感じた。もっと触れたい。くちづけたい。繋がりたい。……身体が熱い。
「ナナカ……このままきみを、抱いてもいいだろうか」
自分でも、ナナカを見つめる視線にいつもとは違った熱がこもっているのを感じる。
「うん……」
ナナカは頷いて、セストの首に回した腕の径を縮めてセストにくちづけた。どちらからともなく、舌を絡ませる。セストの手のひらが、熱の逃げ場を求めるようにナナカの背中を這う。セストは深くくちづけながらナナカを横たえた。
(熱い……)
ナナカはその身体が発する熱量に戸惑う。その熱が全て、自分に向かっているということが信じられない。でも現に、彼は来てくれた。2度も見つけてくれた。
セストが大きな厚い手で、そっとナナカの胸に触れる。
「は……っ」
ナナカは目を閉じてため息をついた。
セストは指先で、そして次に手のひら全体で、その少し冷たくて弾力があって柔らかい丸みに触れる。セストの手の動きに呼応するように、胸が大きく上下する。自分の身体のどことも違うその柔らかさはセストを夢中にさせた。
「あぁっ」
指先が先端を掠めると、ナナカの口から甘い声が漏れた。他では絶対に聞くことができない声だ。もっと聞きたくて、そっと先端を、その周りの色づいた部分を指でなぞる。
「あっ、あっ」
ナナカは身体を捩って、助けを求めるようにセストの二の腕を掴む。セストは跪くようにして上体を下げると、もう片方の胸を口に含んだ。
「くぅ、あああああっ」
びく、とナナカの身体が跳ねる。
セストは僧侶だ。これまでに何度も女性の患者に治癒法を施したことがある。治癒に必要な知識として女性の身体構造も知っているし、実際目にし、触れてきた。けれども、それはあくまで僧侶の勤めとして見て触れてきた治癒の対象物であって、彼に目の前の人を救いたいという以上の何らの感情も呼び起こすものではなかった。しかし今、彼が対峙している存在は、単なる対象物などではなかった。それは抗い難い凄まじい力で彼に未知の感情を起こさせ、揺さぶった。自分の内にこれほど強い感情が眠っていることを彼は知らなかった。愛しい。愛しい。この人を構成するこの愛しい身体に、自分のしるしを残したい。全てを、自分のしるしに塗り替えてしまいたい。そうして自分のものにして、混ざりあい、溶けあってしまいたい。
「セスト、好き……好き……」
ナナカの意外なほど細い指がセストの髪をまさぐる。セストは顔を上げて、唇を重ねた。その温かい唇と滑らかな舌の感触も彼を夢中にさせる。ふと、自分がまだ服を着ていることが奇妙なことのように感じて、セストは服を脱ぎ捨て、お互いに一糸まとわぬ姿になって抱きあう。
ナナカの少し冷たい身体に、自分の発している熱が移っていくのがわかる。身体の境界線が溶ける……。どれほどこの時を焦がれていただろう。
ナナカの手が頬を、首筋を撫でる。セストは同じように返した。そしてそのまま、胸を通って、引き締まった平らな腹部からくびれた腰に手を滑らせる。
「ん、んぅ……」
唇と舌を捉えられたナナカはくぐもった声を出す。腰のなだらかな曲線をなぞり、引き締まっているのに柔らかな臀部の丸みを辿る。ナナカの身体が何度も跳ねた。
太腿を撫でおろし、手のひらを内腿に滑りこませる。内腿を撫であげると、ナナカはセストの肩に置いていた指先に力をこめた。
セストは恐る恐る、その先に指を伸ばす。
「は……あっ」
ナナカはセストの唇から逃れて顎を上げる。
指を潜らせた先は、驚くほど熱く蕩けて、潤んでいる。襞に沿って指を滑らせる。
「あああっ、ああっ」
くち……くち……
セストの指の動きに合わせてナナカのそこが音を立てる。
「あ、あっ」
ナナカの身体が熱を持って、しっとりと汗が浮かんでくる。
「あ、あ……セスト、セスト……」
ナナカはセストの指に合わせて腰を揺らしながら、セストにくちづけ、舌を押しこみこすりあわせる。
「ん、んふ……ふ……」
ナナカの指がセストの身体をなぞり、また熱を掻きたてる。
ナナカの指がセストの既に硬く張り詰めたペニスの先をするりと撫でた。
「う、あ……」
一瞬頭が真っ白になるほどの刺激に撃たれ、セストは思わず声を漏らす。ナナカは少しとろみのある液体を塗りこめるように、張り詰めてつるりとした先端をくるくると撫でた。
「あ、あ……」
もうそれだけで腰の奥に射精の気配が込み上げてくる。セストは縋るようにナナカを腕の中に抱きしめて髪に顔をうずめた。
くちゅ……
先端を包みこんで捏ねるように手を動かされると、目の裏に白い光がチカチカする。知らずナナカの手にこすりつけるように腰を動かしている。根本から力を入れてこすりあげられると、射精感が堪え切れないほどに高まり、そして弾けた。
「うあっ……!」
白く濁った熱い液体がナナカの身体に撒き散らされる。
「あ、ご、ごめん……!」
セストはギクリとして身体を離した。しかし、ナナカの身体につけられた欲望のしるしが、また彼を張り詰めさせる。
「ううん、いいの……。ね……セスト……あたしの中に、来て……」
ナナカはセストを追いかけて身体を起こしてセストを座らせ、また硬く屹立しているペニスの上にゆっくりと腰を沈めていく。
「あ……」
ナナカは目を閉じて、熱い吐息を漏らす。セストは誘うようなその唇にくちづけながら、ナナカの熱とうねりに身を任せる。
ナナカが小さく腰を揺らすと、うねりが大きくなり、セストに絡みつく。灼ききれそうな快感。ナナカの動きが少しずつ速くなる。
「は……セスト、セスト……」
目を閉じたまま熱にうかされたようにセストの名を呼ぶ。
「愛してる、ナナカ……。きみが好きだ」
「ん……、あたしも。あたしも、好き……、セスト……っああ……」
セストは突き動かされるようにナナカを横たえて、今度は自分が動いた。
「ああっ、ああっ!」
セストの動きに合わせて、ナナカは揺らされるままに声をあげる。
「ナナカ、ナナカ、好きだ……好きだ……っ」
「うん……、好き、好きなの、セスト……」
ナナカのうねりが一層大きくなって、ナナカが背中を反らして顎を上げると同時に中がきつく締まった。セストは抗いようもなくナナカの中に自分のしるしを吐き出す。
「……っく、はぁっ、はぁっ」
セストは顎の先から汗をしたたらせながらナナカにくちづけた。
「ナナカ……このままきみを、抱いてもいいだろうか」
自分でも、ナナカを見つめる視線にいつもとは違った熱がこもっているのを感じる。
「うん……」
ナナカは頷いて、セストの首に回した腕の径を縮めてセストにくちづけた。どちらからともなく、舌を絡ませる。セストの手のひらが、熱の逃げ場を求めるようにナナカの背中を這う。セストは深くくちづけながらナナカを横たえた。
(熱い……)
ナナカはその身体が発する熱量に戸惑う。その熱が全て、自分に向かっているということが信じられない。でも現に、彼は来てくれた。2度も見つけてくれた。
セストが大きな厚い手で、そっとナナカの胸に触れる。
「は……っ」
ナナカは目を閉じてため息をついた。
セストは指先で、そして次に手のひら全体で、その少し冷たくて弾力があって柔らかい丸みに触れる。セストの手の動きに呼応するように、胸が大きく上下する。自分の身体のどことも違うその柔らかさはセストを夢中にさせた。
「あぁっ」
指先が先端を掠めると、ナナカの口から甘い声が漏れた。他では絶対に聞くことができない声だ。もっと聞きたくて、そっと先端を、その周りの色づいた部分を指でなぞる。
「あっ、あっ」
ナナカは身体を捩って、助けを求めるようにセストの二の腕を掴む。セストは跪くようにして上体を下げると、もう片方の胸を口に含んだ。
「くぅ、あああああっ」
びく、とナナカの身体が跳ねる。
セストは僧侶だ。これまでに何度も女性の患者に治癒法を施したことがある。治癒に必要な知識として女性の身体構造も知っているし、実際目にし、触れてきた。けれども、それはあくまで僧侶の勤めとして見て触れてきた治癒の対象物であって、彼に目の前の人を救いたいという以上の何らの感情も呼び起こすものではなかった。しかし今、彼が対峙している存在は、単なる対象物などではなかった。それは抗い難い凄まじい力で彼に未知の感情を起こさせ、揺さぶった。自分の内にこれほど強い感情が眠っていることを彼は知らなかった。愛しい。愛しい。この人を構成するこの愛しい身体に、自分のしるしを残したい。全てを、自分のしるしに塗り替えてしまいたい。そうして自分のものにして、混ざりあい、溶けあってしまいたい。
「セスト、好き……好き……」
ナナカの意外なほど細い指がセストの髪をまさぐる。セストは顔を上げて、唇を重ねた。その温かい唇と滑らかな舌の感触も彼を夢中にさせる。ふと、自分がまだ服を着ていることが奇妙なことのように感じて、セストは服を脱ぎ捨て、お互いに一糸まとわぬ姿になって抱きあう。
ナナカの少し冷たい身体に、自分の発している熱が移っていくのがわかる。身体の境界線が溶ける……。どれほどこの時を焦がれていただろう。
ナナカの手が頬を、首筋を撫でる。セストは同じように返した。そしてそのまま、胸を通って、引き締まった平らな腹部からくびれた腰に手を滑らせる。
「ん、んぅ……」
唇と舌を捉えられたナナカはくぐもった声を出す。腰のなだらかな曲線をなぞり、引き締まっているのに柔らかな臀部の丸みを辿る。ナナカの身体が何度も跳ねた。
太腿を撫でおろし、手のひらを内腿に滑りこませる。内腿を撫であげると、ナナカはセストの肩に置いていた指先に力をこめた。
セストは恐る恐る、その先に指を伸ばす。
「は……あっ」
ナナカはセストの唇から逃れて顎を上げる。
指を潜らせた先は、驚くほど熱く蕩けて、潤んでいる。襞に沿って指を滑らせる。
「あああっ、ああっ」
くち……くち……
セストの指の動きに合わせてナナカのそこが音を立てる。
「あ、あっ」
ナナカの身体が熱を持って、しっとりと汗が浮かんでくる。
「あ、あ……セスト、セスト……」
ナナカはセストの指に合わせて腰を揺らしながら、セストにくちづけ、舌を押しこみこすりあわせる。
「ん、んふ……ふ……」
ナナカの指がセストの身体をなぞり、また熱を掻きたてる。
ナナカの指がセストの既に硬く張り詰めたペニスの先をするりと撫でた。
「う、あ……」
一瞬頭が真っ白になるほどの刺激に撃たれ、セストは思わず声を漏らす。ナナカは少しとろみのある液体を塗りこめるように、張り詰めてつるりとした先端をくるくると撫でた。
「あ、あ……」
もうそれだけで腰の奥に射精の気配が込み上げてくる。セストは縋るようにナナカを腕の中に抱きしめて髪に顔をうずめた。
くちゅ……
先端を包みこんで捏ねるように手を動かされると、目の裏に白い光がチカチカする。知らずナナカの手にこすりつけるように腰を動かしている。根本から力を入れてこすりあげられると、射精感が堪え切れないほどに高まり、そして弾けた。
「うあっ……!」
白く濁った熱い液体がナナカの身体に撒き散らされる。
「あ、ご、ごめん……!」
セストはギクリとして身体を離した。しかし、ナナカの身体につけられた欲望のしるしが、また彼を張り詰めさせる。
「ううん、いいの……。ね……セスト……あたしの中に、来て……」
ナナカはセストを追いかけて身体を起こしてセストを座らせ、また硬く屹立しているペニスの上にゆっくりと腰を沈めていく。
「あ……」
ナナカは目を閉じて、熱い吐息を漏らす。セストは誘うようなその唇にくちづけながら、ナナカの熱とうねりに身を任せる。
ナナカが小さく腰を揺らすと、うねりが大きくなり、セストに絡みつく。灼ききれそうな快感。ナナカの動きが少しずつ速くなる。
「は……セスト、セスト……」
目を閉じたまま熱にうかされたようにセストの名を呼ぶ。
「愛してる、ナナカ……。きみが好きだ」
「ん……、あたしも。あたしも、好き……、セスト……っああ……」
セストは突き動かされるようにナナカを横たえて、今度は自分が動いた。
「ああっ、ああっ!」
セストの動きに合わせて、ナナカは揺らされるままに声をあげる。
「ナナカ、ナナカ、好きだ……好きだ……っ」
「うん……、好き、好きなの、セスト……」
ナナカのうねりが一層大きくなって、ナナカが背中を反らして顎を上げると同時に中がきつく締まった。セストは抗いようもなくナナカの中に自分のしるしを吐き出す。
「……っく、はぁっ、はぁっ」
セストは顎の先から汗をしたたらせながらナナカにくちづけた。
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