1 / 1
第1章
しおりを挟む
自分自身を知るのに効果的な方法だそうだ。
今の自分の感情、考えていること、なんでもいいから毎日日記のように書いて徐々に自分を知っていこうというもの。
かれこれ4年間、浮き沈みはあるものの何よりも自分が、自分自身のことがわからず悩んでいる。
ずっと悩んでいる訳ではない、ある日ふと死にたくなったように(死にたい訳では無い)無のようで悲しいような日があったり、気にかけるほどでもない小さなことでイライラしたり、イライラといえば聞こえはいいが頭の中でその人に罵詈雑言を浴びせる。殺してやる、どう殺してやろうかまで想像する。ただしそれは顔に出さない。
ある時はなんでもないのに楽しいと感じたり気分が上々の日もある。
ずっと悩んでいる訳ではないのだ。
何も無いのに不安だったり、日によって人格が変割るような浮き沈みがあったり、そんなことはこのストレス社会で生きているみんなが感じたりすることがあるとわかっている。
でもここで書いて示せない。私の頭の中全て書くことが出来ればいいのだけれど、文字にできない、言葉で表せない想いのようなものが確実にあるのに。
このままじゃ中二病こじらせたただのイタイやつみたいだな。
1番親しい友達の名前、3年間一緒に部活をしてきたチームメイトの名前を忘れてしまうこと、みんなにもあるのかな。
高校2年生の頃担任の先生からカウンセリングを受けるよう言われた。
ただ、行ってもどこか着飾っているのか、本当に言いたいことも言えなかった。いや、自分自身何に悩んでいるのかも知らないから何をいえばいいのかすら分からなかった。
多分その時の私は、今何に悩んで苦しいのかを知りたかったのだと思う。
カウンセラーの先生は私の周りの人物を聞いていった。私はありもしない人間関係の悩みを頭で作って先生に相談するように話していった。今思えば申し訳ない。
私が本当の、本当にしたい質問をすればいいのだが、私は自分の心の内を人に話すのは苦手だ。嫌だ。
何かが溢れて涙が出て、手汗が出て、足が震えて、言葉が出てこない。その事に触れて欲しくはないし、同情や心配は持っての他。
黙って。ほっといて。
なんて自分勝手なのだろうか。
高校までの私は、よく分からない。
解決できるなら高校の時に解決したかった。
今の自分の感情、考えていること、なんでもいいから毎日日記のように書いて徐々に自分を知っていこうというもの。
かれこれ4年間、浮き沈みはあるものの何よりも自分が、自分自身のことがわからず悩んでいる。
ずっと悩んでいる訳ではない、ある日ふと死にたくなったように(死にたい訳では無い)無のようで悲しいような日があったり、気にかけるほどでもない小さなことでイライラしたり、イライラといえば聞こえはいいが頭の中でその人に罵詈雑言を浴びせる。殺してやる、どう殺してやろうかまで想像する。ただしそれは顔に出さない。
ある時はなんでもないのに楽しいと感じたり気分が上々の日もある。
ずっと悩んでいる訳ではないのだ。
何も無いのに不安だったり、日によって人格が変割るような浮き沈みがあったり、そんなことはこのストレス社会で生きているみんなが感じたりすることがあるとわかっている。
でもここで書いて示せない。私の頭の中全て書くことが出来ればいいのだけれど、文字にできない、言葉で表せない想いのようなものが確実にあるのに。
このままじゃ中二病こじらせたただのイタイやつみたいだな。
1番親しい友達の名前、3年間一緒に部活をしてきたチームメイトの名前を忘れてしまうこと、みんなにもあるのかな。
高校2年生の頃担任の先生からカウンセリングを受けるよう言われた。
ただ、行ってもどこか着飾っているのか、本当に言いたいことも言えなかった。いや、自分自身何に悩んでいるのかも知らないから何をいえばいいのかすら分からなかった。
多分その時の私は、今何に悩んで苦しいのかを知りたかったのだと思う。
カウンセラーの先生は私の周りの人物を聞いていった。私はありもしない人間関係の悩みを頭で作って先生に相談するように話していった。今思えば申し訳ない。
私が本当の、本当にしたい質問をすればいいのだが、私は自分の心の内を人に話すのは苦手だ。嫌だ。
何かが溢れて涙が出て、手汗が出て、足が震えて、言葉が出てこない。その事に触れて欲しくはないし、同情や心配は持っての他。
黙って。ほっといて。
なんて自分勝手なのだろうか。
高校までの私は、よく分からない。
解決できるなら高校の時に解決したかった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる