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4月14日・未明
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巨大な建造物が眼前に聳えている。堅牢な石造りの外壁は所々が黒ずんでおり、見るものに歴史と威容を感じさせる。敷地の内と外とを隔てる壁は万里の長城のように地平線の彼方まで続き、悪魔のツノのように高く屹立した塔は朝方の空に漂う灰色の雲を突き刺している。
それが何だかを知らずにこの建造物を見たとすれば、10人中9人は目の前のそれを城か要塞の類だろうと勘違いすることだろう。残りの1人は監獄だと答えるに違いない。
しかしてその正体は学校だ。もう1つ加えて言うならば、この学校は普通の学校ではない。この学校で生徒たちが教わるのは科学や一般教養などではなく、魔法についてだ。
今、私はそこへ初めて足を踏み入れようとしている。私は立派な魔法使いになるため、今日からこの学校で研鑽を積むのだ。
初めての場所に入ることはいつだって勇気が必要だ。ましてや、この見るからに風変わりな学校でうまくやっていけるのだろうかが不安だった。私は唾を飲み込み、唇を固く結んだ。それから頭の上に乗せている大きな帽子を右手で確認した。これを被ったのは今日が初めてなのに、今ではそうとは思えないほど自分の頭に深くなじんでいる。それが相変わらず私の頭上にあることを確認すると、私の気持ちは少し落ち着いた。
その帽子は今朝、入学祝いに父から貰ったものだ。真っ黒な色をしていて、つばは広く、てっぺんは威嚇した蛇が鎌首をもたげるように空へと伸びていた。とんがり帽子とでも言うのだろうか、いかにも魔法使いが被っていそうな帽子の形をしている。私はなんとなくその帽子の形状が気に入らなかったが、父に対する配慮もあり、それを被って登校することに決めたのだった。しかし校門をくぐった私はわずか数秒でその事を後悔することになる。
なにその帽子! なんでそんなの被ってるの?
見るもの全員が口々に私を揶揄する。魔法学校に通う生徒は皆それらしい格好をしているものだと思い込んでいたが、私と同い年くらいの彼らの着ているものは普通の現代的な私服であった。私はひとり、某有名娯楽施設で魔法使いのコスプレをしているお上りさんのように浮いてしまっていた。
恥ずかしい。私は逃げるように自分の教室へと向かった。
教室に入ると、まるで私が来るのを待ち構えていたかのように、中年の男の先生が目の前に立っていた。その顔には見覚えがある。私が小学生の時にクラス担任をしていた先生だ。彼は私を見ると目を見開き、「早く帽子を脱ぎなさい」と大きな声を飛ばしてきた。
私ははじかれたようにそれを脱ごうとする。しかし私がいくら腕に力を入れても、それは強力な接着剤で頭に張り付いたようにびくともしなかった。おそらく誰かが、帽子が脱げないように魔法をかけたのだ。
私が帽子を脱ごうとしてもがいている間にも、教室内のざわめきは大きくなってくる。
「何をしているんだ。早く帽子を脱ぎなさい!」
私を叱責する先生の声。
「だっさい帽子」
「変なやつ」
逃げ道を塞ぐように私を取り囲んだ生徒が私をからかう声。
それ以外にも遠くの方から、くすくすという無数の笑い声が無遠慮に私に浴びせかけられる。私が帽子が脱げないでもがいているのを見て、四方八方から聞こえる薄汚い笑い声は勢いを増した。
そのうちに、帽子を引っ張ていた両手は、私を嘲謔する声から身を守るように私の両耳の上に置かれる。それでも私を攻撃する声はなおもボリュームを上げ続け、私の両手を易々と貫通し私を内側から痛めつけた。
私は目を固くつむり、神様に祈るように呟いた。
「もうやめて。もう黙って」
その瞬間、教室内がしんとした。静寂が数秒間続いたことを肌に感じた私はそっと両耳から手を放し、恐るおそる目を開いた。
視界に映ってきたのは、相変わらずこちらを遠巻きに見ながら、あるいは指をさしながら薄ら笑いを浮かべ、口を開いている生徒たちの姿だった。だが無声映画を観ているように、私の耳には何も聞こえてこなない。
私は魔法を使い、自分の耳から聴覚を失わせたのだ、と私は直感した。両の掌を見てみると、べっとりとした赤い液体が付いていた。おそらく鼓膜を破った拍子に耳の穴のどこかを傷つけ、そこから出血したのだろう。怖くはなかったが、痛みがないことを不自然に感じた。しかしその不自然だという感情すらも、彼らの声の攻撃を防いだという達成感に上書きされ、すぐに消えてなくなった。かつて私の耳を劈いた彼らの嘲笑も罵声も、今の私には届かない。これなら、我慢できる。
気が付けばそこは、私がかつて在籍していた小学校の教室であった。
人混みを強引にかき分け、私は自席に着く。教室の最奥、窓際の席だ。これでもう彼らが視界に入ってくる事もなくなった。あとは窓から校庭の様子を眺めていれば勝手に時間が過ぎ、やがて帰りの時刻になる。
なんだか勝った気がする。それで自然と笑みがこぼれた。ただ、未だに止まない耳からの流血だけが鬱陶しかった。
不意に右肩を2回、軽く叩かれた。私の後ろには誰もいないと思っていたのでとても驚いた。
振り向くと、私より背の小さい男の子がそこに立っていた。男の子は前髪を目の上の辺りまで伸ばし、軽く梳いた横髪の間からは耳が控えめに顔を覗かせている。なぜだか彼の顔はかすんでいて、表情まで見ることはできない。
彼は無言のまま私の顔に手を伸ばす。とっさのことに、私は反応できない。石のように固まった体で唯一自由に動かせる目だけが彼の動きを追っていた。
彼の手はそのまま私の頭に、いや、頭の上のとんがり帽子に伸びていく。あ、と思ったとき、帽子は私の頭を離れていた。
「――」
男の子はその帽子を自分の頭に乗せにっこりと笑うと、私に向かって何か一言口にした。しかし私の耳は何も聞き取ることができなかった。男の子の言葉を聞き漏らしてはいけないと思い、私は自分の両耳に手を当て、自分の鼓膜を修復する。
途端にクラス内の喧騒が甦った。しかしその喧騒はこれまでのものとは少し異質に聞こえた。
クラスの話題は、これまで通り私の帽子についてであった。しかし彼らは男の子の頭に乗っているその私の帽子を口々に褒めただえている。話題の中心にいる男の子は心なしか得意げに見える。
いつの間にか男の子を中心とした人の輪が十重二十重にできていて、その様子を見ていた私はこれまで嫌っていたあの帽子のことがだんだんと羨ましくなってきた。
あれは元々は私の物だったのだ。かつての感触を探るように、右手を自分の頭へと導く。するとおなじみの感触にぶつかった。とんがり帽子はまだ私の頭の上にあったのだ。
男の子の頭上にある帽子をよく見てみると、形は一緒だが、色は私の物よりも少しだけ茶色がかっていた。あれは私とお揃いの、色違いの帽子だ。きっと男の子は魔法を使って私の帽子をコピーしたのだろう。
それで私は少し安心して、再び男の子の方を見た。その時に彼と目が合ったような気がした。
彼は人をかき分け私の方へ駆け寄ると、私の手を掴み、輪の中心へ私を引き連れていく。彼の左手に、私の血が付いてしまわなければいいのだが。
これまで学校の人から浴びせられる視線は、鋭く、肌に突き刺さるようなイメージであった。しかし彼の横に立って感じる視線は、少しむず痒いものの、感じていて嫌な気分のする視線ではなくなっていた。こういう気分になれるのなら、休み時間も悪くはない。
そこで私はふとした違和感を抱いた。
いったいいつになったら授業は始まるのだろう。登校してからしばらく経ったのに、まだ授業が始まらないのは何かがおかしい。それにさっきまでそこにいた先生はどこに行った?
そこまで考え、ああこれは夢なのだと気が付いたところで目が覚めた。
それが何だかを知らずにこの建造物を見たとすれば、10人中9人は目の前のそれを城か要塞の類だろうと勘違いすることだろう。残りの1人は監獄だと答えるに違いない。
しかしてその正体は学校だ。もう1つ加えて言うならば、この学校は普通の学校ではない。この学校で生徒たちが教わるのは科学や一般教養などではなく、魔法についてだ。
今、私はそこへ初めて足を踏み入れようとしている。私は立派な魔法使いになるため、今日からこの学校で研鑽を積むのだ。
初めての場所に入ることはいつだって勇気が必要だ。ましてや、この見るからに風変わりな学校でうまくやっていけるのだろうかが不安だった。私は唾を飲み込み、唇を固く結んだ。それから頭の上に乗せている大きな帽子を右手で確認した。これを被ったのは今日が初めてなのに、今ではそうとは思えないほど自分の頭に深くなじんでいる。それが相変わらず私の頭上にあることを確認すると、私の気持ちは少し落ち着いた。
その帽子は今朝、入学祝いに父から貰ったものだ。真っ黒な色をしていて、つばは広く、てっぺんは威嚇した蛇が鎌首をもたげるように空へと伸びていた。とんがり帽子とでも言うのだろうか、いかにも魔法使いが被っていそうな帽子の形をしている。私はなんとなくその帽子の形状が気に入らなかったが、父に対する配慮もあり、それを被って登校することに決めたのだった。しかし校門をくぐった私はわずか数秒でその事を後悔することになる。
なにその帽子! なんでそんなの被ってるの?
見るもの全員が口々に私を揶揄する。魔法学校に通う生徒は皆それらしい格好をしているものだと思い込んでいたが、私と同い年くらいの彼らの着ているものは普通の現代的な私服であった。私はひとり、某有名娯楽施設で魔法使いのコスプレをしているお上りさんのように浮いてしまっていた。
恥ずかしい。私は逃げるように自分の教室へと向かった。
教室に入ると、まるで私が来るのを待ち構えていたかのように、中年の男の先生が目の前に立っていた。その顔には見覚えがある。私が小学生の時にクラス担任をしていた先生だ。彼は私を見ると目を見開き、「早く帽子を脱ぎなさい」と大きな声を飛ばしてきた。
私ははじかれたようにそれを脱ごうとする。しかし私がいくら腕に力を入れても、それは強力な接着剤で頭に張り付いたようにびくともしなかった。おそらく誰かが、帽子が脱げないように魔法をかけたのだ。
私が帽子を脱ごうとしてもがいている間にも、教室内のざわめきは大きくなってくる。
「何をしているんだ。早く帽子を脱ぎなさい!」
私を叱責する先生の声。
「だっさい帽子」
「変なやつ」
逃げ道を塞ぐように私を取り囲んだ生徒が私をからかう声。
それ以外にも遠くの方から、くすくすという無数の笑い声が無遠慮に私に浴びせかけられる。私が帽子が脱げないでもがいているのを見て、四方八方から聞こえる薄汚い笑い声は勢いを増した。
そのうちに、帽子を引っ張ていた両手は、私を嘲謔する声から身を守るように私の両耳の上に置かれる。それでも私を攻撃する声はなおもボリュームを上げ続け、私の両手を易々と貫通し私を内側から痛めつけた。
私は目を固くつむり、神様に祈るように呟いた。
「もうやめて。もう黙って」
その瞬間、教室内がしんとした。静寂が数秒間続いたことを肌に感じた私はそっと両耳から手を放し、恐るおそる目を開いた。
視界に映ってきたのは、相変わらずこちらを遠巻きに見ながら、あるいは指をさしながら薄ら笑いを浮かべ、口を開いている生徒たちの姿だった。だが無声映画を観ているように、私の耳には何も聞こえてこなない。
私は魔法を使い、自分の耳から聴覚を失わせたのだ、と私は直感した。両の掌を見てみると、べっとりとした赤い液体が付いていた。おそらく鼓膜を破った拍子に耳の穴のどこかを傷つけ、そこから出血したのだろう。怖くはなかったが、痛みがないことを不自然に感じた。しかしその不自然だという感情すらも、彼らの声の攻撃を防いだという達成感に上書きされ、すぐに消えてなくなった。かつて私の耳を劈いた彼らの嘲笑も罵声も、今の私には届かない。これなら、我慢できる。
気が付けばそこは、私がかつて在籍していた小学校の教室であった。
人混みを強引にかき分け、私は自席に着く。教室の最奥、窓際の席だ。これでもう彼らが視界に入ってくる事もなくなった。あとは窓から校庭の様子を眺めていれば勝手に時間が過ぎ、やがて帰りの時刻になる。
なんだか勝った気がする。それで自然と笑みがこぼれた。ただ、未だに止まない耳からの流血だけが鬱陶しかった。
不意に右肩を2回、軽く叩かれた。私の後ろには誰もいないと思っていたのでとても驚いた。
振り向くと、私より背の小さい男の子がそこに立っていた。男の子は前髪を目の上の辺りまで伸ばし、軽く梳いた横髪の間からは耳が控えめに顔を覗かせている。なぜだか彼の顔はかすんでいて、表情まで見ることはできない。
彼は無言のまま私の顔に手を伸ばす。とっさのことに、私は反応できない。石のように固まった体で唯一自由に動かせる目だけが彼の動きを追っていた。
彼の手はそのまま私の頭に、いや、頭の上のとんがり帽子に伸びていく。あ、と思ったとき、帽子は私の頭を離れていた。
「――」
男の子はその帽子を自分の頭に乗せにっこりと笑うと、私に向かって何か一言口にした。しかし私の耳は何も聞き取ることができなかった。男の子の言葉を聞き漏らしてはいけないと思い、私は自分の両耳に手を当て、自分の鼓膜を修復する。
途端にクラス内の喧騒が甦った。しかしその喧騒はこれまでのものとは少し異質に聞こえた。
クラスの話題は、これまで通り私の帽子についてであった。しかし彼らは男の子の頭に乗っているその私の帽子を口々に褒めただえている。話題の中心にいる男の子は心なしか得意げに見える。
いつの間にか男の子を中心とした人の輪が十重二十重にできていて、その様子を見ていた私はこれまで嫌っていたあの帽子のことがだんだんと羨ましくなってきた。
あれは元々は私の物だったのだ。かつての感触を探るように、右手を自分の頭へと導く。するとおなじみの感触にぶつかった。とんがり帽子はまだ私の頭の上にあったのだ。
男の子の頭上にある帽子をよく見てみると、形は一緒だが、色は私の物よりも少しだけ茶色がかっていた。あれは私とお揃いの、色違いの帽子だ。きっと男の子は魔法を使って私の帽子をコピーしたのだろう。
それで私は少し安心して、再び男の子の方を見た。その時に彼と目が合ったような気がした。
彼は人をかき分け私の方へ駆け寄ると、私の手を掴み、輪の中心へ私を引き連れていく。彼の左手に、私の血が付いてしまわなければいいのだが。
これまで学校の人から浴びせられる視線は、鋭く、肌に突き刺さるようなイメージであった。しかし彼の横に立って感じる視線は、少しむず痒いものの、感じていて嫌な気分のする視線ではなくなっていた。こういう気分になれるのなら、休み時間も悪くはない。
そこで私はふとした違和感を抱いた。
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