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私と手を組んで
翌朝目覚めた時、そこにフレデリックの姿はなかった。
二日酔いのようで若干胃がムカムカし、ズキっと頭が痛む。
しかし昨夜の情事の記憶は鮮明だ。
フレデリックの優しい愛撫や心身を満たした甘すぎる余韻……思い出すだけで胎の奥がキュンと疼いて堪らずセシルは頭を抱える。
嫌だ……これからもあんな風に抱かれ続けたらきっと心が保たない。
万が一フレデリックを愛してしまったら……セシルは自由と引き換えに愛を失うことになる。
「本当、最低な男……」
その気にさせてゴミのように捨てろとは言ったけれど、まさかあんな風にセシルを抱けるとは思わなかった。
まるで恋人のように――
「ダメ……ダメよ! しっかりしなさいセシル!」
ぶんぶんと頭を振って雑念を振り払い、セシルは浴室へと駆け込んだ。
朝食を取り終えた後、タイミングよくラースが姿を現した。
しかし表情がいつになく暗い。
「ラース、何か良くないことでもあった?」
ラースはソファに身を沈め、ガシガシと乱暴に頭を掻く。
「それがさ、例の件、情報屋に依頼すら出来なかったんだ」
「ゾフィー様のお兄様のこと?」
「そうそう、依頼しようとした瞬間身の危険を感じてすぐに取り下げたんだ。役に立てずすまん……」
「ラース、むしろそれって核心に迫った証拠じゃない? 方向性は間違ってないんだわ。きっとその男に何か鍵がある」
「でもなぁ、俺は皇都に人脈もないから現状八方塞がりだぞ」
「人脈……」
そこでふと、セシルの頭にフレデリックの顔が浮かぶ。
皇都での人脈も地位も申し分ない彼を、どうにか協力者に引き入れられないだろうか。
この件にまったく興味がない風でもなかったから、望みが皆無ではないかもしれない。
セシルはすくと立ち上がる。
「ラース、ついてきて」
「お、なんか思いついたのか?」
「フレデリックを口説きに行くわよ」
「なんだそれ、最高に面白そうだな。お供いたしますセシルお嬢様」
紳士のように仰々しく手を差し出すラースに吹き出しながら、セシルはその手を取った。
「フレデリック、お邪魔するわよ」
執務室の扉を開けると、書類の山に囲まれたフレデリックがつと顔を上げこちらを見た。
その瞬間ドキリと胸が鳴る。
眼鏡が本当によく似合う男だ。
いつもとは違う知的でクールな雰囲気に、ほんの一瞬気後れしてしまうほどに。
「……何の用だ」
ハッと我に返ったセシルはツカツカと面前まで歩み寄り、じいっとフレデリックの眼鏡姿を堪能する。
「あなた、本当眼鏡が似合うのね」
「はあ? わざわざそんなくだらない話をしにきたのか?」
「もちろん違うわよ。あなたに……お願いがあって」
そこでフレデリックは腕組みをし、顎をしゃくってソファへ座るよう促した。
その尊大な態度に若干イラッとしつつも、セシルはラースと共に大人しくソファに座る。
そしてフレデリックの視線がラースに注がれていることに気づき、素面の彼とは初対面だったと思い出す。
「彼はバートン家の騎士ラースよ。調査の力になってもらってるから連れてきたの」
「調査? 俺達の婚姻についてのか?」
「うん、でも……正直行き詰まってるの」
そこでセシルは居住まいを正し、フレデリックの顔を見上げた。
「フレデリック、私にはあなたの力が必要よ。お願い、協力してくれない?」
「……嫌だと言ったら?」
「あなたの気が変わるまで毎日しつこく付き纏うわ。忍耐力には自信あるし」
にこっと笑うと、フレデリックはあからさまに嫌な顔をした。
「お前なら本当にやりかねないな」
「もちろんよ」
うんざりした様子で溜め息をつき、フレデリックは引き出しを開けて何やら書類を取り出した。
そしてそれをセシルに向かって無言で差し出す。
なんだろうかと不思議に思いつつ受け取り、早速目を通してみる。
「これって……」
「ゾフィー・チェスターとバートン夫人に何か繋がりがあるような気がして、俺も少し調べてみたんだ。大したことは分からなかったが」
そこに記されていたのは、ゾフィーの生家であるライニガー公爵家と、セシルの母タニアとの微かな繋がりを示す手がかりだった。
『タニア・バートンは婚前、ライニガー家が運営する孤児院へ慰問のため頻繁に訪れていた。
ゾフィー・チェスターは、当時バートン辺境伯の婚約者だったタニアを嫌っていたため、交流の有無、経緯等は不明。
タニアは食糧や物資の支援を惜しまず、子ども達に読み書きを教え、「タニア先生」と慕われていた』
たったこれだけの情報なのだが、セシルには大きな糸口のように感じられた。
母は何故、ゾフィーに嫌われながらもこの孤児院に目をかけていたのだろう。
それに父の婚約者だから母を嫌っていたとは……本当にゾフィーはあの父を憎からず思っていたのだろうか……たしかに黙ってさえいれば見栄えはする男かもしれないが。
「フレデリック、ゾフィー様にお兄様がいたって話知ってる?」
「ああ、俺が生まれた頃亡くなったとだけ聞いている」
フレデリックが知っているということは、存在自体隠されていたわけではなく、彼自身に関する足跡だけが徹底的に隠蔽されているのかもしれない。
何故かは分からないけれど。
「実は彼に関する情報を調べようとしたんだけど、情報屋は使えないようなの」
そこでフレデリックは頬杖をつき、何かを考え込むように沈黙した。
セシルは不本意ながらその姿にぽうっと見惚れる。
自分がこんなにも眼鏡に弱いなんて知らなかった。
好きになれそうなところ四つ目に入れてあげようなどと明後日なことを考えていると、ふと顔を上げたフレデリックと目が合った。
「……ゾフィー・チェスターは個人資産として邸宅をいくつか持っているが……中でも頻繁に訪れている場所が一箇所ある。何かあると思わないか?」
「頻繁に? そこは遠いの?」
「隣町だから馬車で行けば半日ってとこだな」
「ゾフィー様に知られず、なんとか忍び込む手立てはないかしら……」
「俺が調べてこようか?」
今まで空気だったラースが、ようやく出番だとばかりに挙手をした。
「それは……」
チラッとフレデリックの顔色を伺うと、彼は興味深そうにラースを眺めていた。
「面白いな、帝国最強と謳われるバートン騎士は隠密行動も得意なのか?」
「あまり期待されては困りますけど、まあそういう任務もありますからね」
「その手並み、拝見といこうか」
「御意」
不敵に笑い合う男達を、セシルは困惑しながら交互に見つめる。
なにやらよく分からないところで話は纏ったようだ。
「えっと……ひとまずフレデリックは協力者になってくれると解釈していいのかしら?」
「興味を惹かれる話には乗ってやる、それだけだ」
「相変わらずの捻くれ者ね……まあいいわ、完全拒否じゃないのはありがたいもの」
話は済んだとばかりに立ち上がったセシルだったが、待てとフレデリックに呼び止められた。
「ラース卿は置いていけ、まだ打ち合わせが残ってる」
「あ、そうね。ラース、後はお願いしていい?」
「ああ、お前はまだ病み上がりなんだから部屋で休んでな」
「分かったわ。フレデリック、あまりウチの大事な騎士を虐めないでよね」
フレデリックは鬱陶しそうに眉を顰めつつしっしと手を払った。
(ラースなら大丈夫、きっとフレデリックとも上手くやってくれるわよね)
そうして若干後ろ髪をひかれながら、セシルは自室へ戻ったのだった。
二日酔いのようで若干胃がムカムカし、ズキっと頭が痛む。
しかし昨夜の情事の記憶は鮮明だ。
フレデリックの優しい愛撫や心身を満たした甘すぎる余韻……思い出すだけで胎の奥がキュンと疼いて堪らずセシルは頭を抱える。
嫌だ……これからもあんな風に抱かれ続けたらきっと心が保たない。
万が一フレデリックを愛してしまったら……セシルは自由と引き換えに愛を失うことになる。
「本当、最低な男……」
その気にさせてゴミのように捨てろとは言ったけれど、まさかあんな風にセシルを抱けるとは思わなかった。
まるで恋人のように――
「ダメ……ダメよ! しっかりしなさいセシル!」
ぶんぶんと頭を振って雑念を振り払い、セシルは浴室へと駆け込んだ。
朝食を取り終えた後、タイミングよくラースが姿を現した。
しかし表情がいつになく暗い。
「ラース、何か良くないことでもあった?」
ラースはソファに身を沈め、ガシガシと乱暴に頭を掻く。
「それがさ、例の件、情報屋に依頼すら出来なかったんだ」
「ゾフィー様のお兄様のこと?」
「そうそう、依頼しようとした瞬間身の危険を感じてすぐに取り下げたんだ。役に立てずすまん……」
「ラース、むしろそれって核心に迫った証拠じゃない? 方向性は間違ってないんだわ。きっとその男に何か鍵がある」
「でもなぁ、俺は皇都に人脈もないから現状八方塞がりだぞ」
「人脈……」
そこでふと、セシルの頭にフレデリックの顔が浮かぶ。
皇都での人脈も地位も申し分ない彼を、どうにか協力者に引き入れられないだろうか。
この件にまったく興味がない風でもなかったから、望みが皆無ではないかもしれない。
セシルはすくと立ち上がる。
「ラース、ついてきて」
「お、なんか思いついたのか?」
「フレデリックを口説きに行くわよ」
「なんだそれ、最高に面白そうだな。お供いたしますセシルお嬢様」
紳士のように仰々しく手を差し出すラースに吹き出しながら、セシルはその手を取った。
「フレデリック、お邪魔するわよ」
執務室の扉を開けると、書類の山に囲まれたフレデリックがつと顔を上げこちらを見た。
その瞬間ドキリと胸が鳴る。
眼鏡が本当によく似合う男だ。
いつもとは違う知的でクールな雰囲気に、ほんの一瞬気後れしてしまうほどに。
「……何の用だ」
ハッと我に返ったセシルはツカツカと面前まで歩み寄り、じいっとフレデリックの眼鏡姿を堪能する。
「あなた、本当眼鏡が似合うのね」
「はあ? わざわざそんなくだらない話をしにきたのか?」
「もちろん違うわよ。あなたに……お願いがあって」
そこでフレデリックは腕組みをし、顎をしゃくってソファへ座るよう促した。
その尊大な態度に若干イラッとしつつも、セシルはラースと共に大人しくソファに座る。
そしてフレデリックの視線がラースに注がれていることに気づき、素面の彼とは初対面だったと思い出す。
「彼はバートン家の騎士ラースよ。調査の力になってもらってるから連れてきたの」
「調査? 俺達の婚姻についてのか?」
「うん、でも……正直行き詰まってるの」
そこでセシルは居住まいを正し、フレデリックの顔を見上げた。
「フレデリック、私にはあなたの力が必要よ。お願い、協力してくれない?」
「……嫌だと言ったら?」
「あなたの気が変わるまで毎日しつこく付き纏うわ。忍耐力には自信あるし」
にこっと笑うと、フレデリックはあからさまに嫌な顔をした。
「お前なら本当にやりかねないな」
「もちろんよ」
うんざりした様子で溜め息をつき、フレデリックは引き出しを開けて何やら書類を取り出した。
そしてそれをセシルに向かって無言で差し出す。
なんだろうかと不思議に思いつつ受け取り、早速目を通してみる。
「これって……」
「ゾフィー・チェスターとバートン夫人に何か繋がりがあるような気がして、俺も少し調べてみたんだ。大したことは分からなかったが」
そこに記されていたのは、ゾフィーの生家であるライニガー公爵家と、セシルの母タニアとの微かな繋がりを示す手がかりだった。
『タニア・バートンは婚前、ライニガー家が運営する孤児院へ慰問のため頻繁に訪れていた。
ゾフィー・チェスターは、当時バートン辺境伯の婚約者だったタニアを嫌っていたため、交流の有無、経緯等は不明。
タニアは食糧や物資の支援を惜しまず、子ども達に読み書きを教え、「タニア先生」と慕われていた』
たったこれだけの情報なのだが、セシルには大きな糸口のように感じられた。
母は何故、ゾフィーに嫌われながらもこの孤児院に目をかけていたのだろう。
それに父の婚約者だから母を嫌っていたとは……本当にゾフィーはあの父を憎からず思っていたのだろうか……たしかに黙ってさえいれば見栄えはする男かもしれないが。
「フレデリック、ゾフィー様にお兄様がいたって話知ってる?」
「ああ、俺が生まれた頃亡くなったとだけ聞いている」
フレデリックが知っているということは、存在自体隠されていたわけではなく、彼自身に関する足跡だけが徹底的に隠蔽されているのかもしれない。
何故かは分からないけれど。
「実は彼に関する情報を調べようとしたんだけど、情報屋は使えないようなの」
そこでフレデリックは頬杖をつき、何かを考え込むように沈黙した。
セシルは不本意ながらその姿にぽうっと見惚れる。
自分がこんなにも眼鏡に弱いなんて知らなかった。
好きになれそうなところ四つ目に入れてあげようなどと明後日なことを考えていると、ふと顔を上げたフレデリックと目が合った。
「……ゾフィー・チェスターは個人資産として邸宅をいくつか持っているが……中でも頻繁に訪れている場所が一箇所ある。何かあると思わないか?」
「頻繁に? そこは遠いの?」
「隣町だから馬車で行けば半日ってとこだな」
「ゾフィー様に知られず、なんとか忍び込む手立てはないかしら……」
「俺が調べてこようか?」
今まで空気だったラースが、ようやく出番だとばかりに挙手をした。
「それは……」
チラッとフレデリックの顔色を伺うと、彼は興味深そうにラースを眺めていた。
「面白いな、帝国最強と謳われるバートン騎士は隠密行動も得意なのか?」
「あまり期待されては困りますけど、まあそういう任務もありますからね」
「その手並み、拝見といこうか」
「御意」
不敵に笑い合う男達を、セシルは困惑しながら交互に見つめる。
なにやらよく分からないところで話は纏ったようだ。
「えっと……ひとまずフレデリックは協力者になってくれると解釈していいのかしら?」
「興味を惹かれる話には乗ってやる、それだけだ」
「相変わらずの捻くれ者ね……まあいいわ、完全拒否じゃないのはありがたいもの」
話は済んだとばかりに立ち上がったセシルだったが、待てとフレデリックに呼び止められた。
「ラース卿は置いていけ、まだ打ち合わせが残ってる」
「あ、そうね。ラース、後はお願いしていい?」
「ああ、お前はまだ病み上がりなんだから部屋で休んでな」
「分かったわ。フレデリック、あまりウチの大事な騎士を虐めないでよね」
フレデリックは鬱陶しそうに眉を顰めつつしっしと手を払った。
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