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番外編
砕けた悪夢※
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「……っ!」
はっと目覚めるとまだ辺りは薄暗かった。クーベンヌ閣下と踊ったあの日以来、私は時折ある夢を見るようになっていた。
ほうっとため息をつく。こんな夜に限ってシグルドは多忙の為不在だった。寝直すにも寝汗が気持ち悪くて私は浴室に向かうことにした。
浴槽に身を沈めて、手足を揉み解しながら強張った全身の力を抜く。
繰り返し夢に見るのは前の生での最期の場面。女に刺され徐々に薄れる意識の中、あの男が現れて──
「ティア!」
バスダブから抱き上げられてハッとする。いつの間にかウトウトしてしまっていたらしい。
「シグ……ルド?今夜は戻らない筈では?」
シグルドはバスタオルで私を包むとキツく抱き締めた。
「粗方仕事は片付いたから泊まらずに戻ってきたんだ。ティア頼むからこんなところで寝ないでくれ……心臓が止まるかと思った……」
私はシグルドの背に腕を沿わせる。帰って早々こんなにも心配をかけてしまった罪悪感で胸が痛んだ。
「ごめんなさい……軽率だったわ」
シグルドの胸に顔を埋めると、肌に馴染んだ温もりに心が満たされる。ここは私が一番落ち着ける場所。
「……折角だ、一緒に入ろう」
「一人でどうぞ。私はもう十分暖まったわ」
身を離そうともがくけれど、両腕でガッチリホールドされて動けない。シグルドとの入浴はオプションが多くて余計に疲れるのだ。できれば遠慮したいところなのだけれど……
「なあティア、今この通り両手が塞がってるんだ。脱がせてくれ」
シグルドの笑顔に逃げられない気配を察して、私は諦めのため息をついた。
「ティア……」
浴槽で後ろから抱き締めながら、シグルドの不埒な唇は、時折私の首筋を背を音を立てて吸い上げる。
背筋を走るゾワゾワとした疼きに耐えながら、私はシグルドに身を預けていた。
「何か悩み事でもあるのか?」
「どう……して?」
「近頃あまり寝れてないんじゃないか?」
シグルドの私に対する洞察力は並ではない。この人に隠し事なんてできるはずもなかったのだ。
「ねえシグルド、私には前世の記憶があると言ったでしょう?」
「ああ」
「最近夢で見るの。前世での最期の場面を繰り返し──」
シグルドの腕に力が籠る。
「どんな夢だ?話すのは辛いか?」
私は首を横に振るとシグルドの手に手を重ねた。
「……女に刺されて私は倒れているの。出血が酷くてドンドン意識は薄れていって……そこで女の夫が現れるの。高笑いする女を男は……そう、男は女を刺したのよ、何度も何度も……女が動かなくなると、血まみれの男が私の元へやってきて、彼は泣いていたわ。そして私に謝るの、すまないって。自業自得だから気にすることはないって私笑おうとしたけれど、うまく笑えたか分からないわ。そして男は刃物を振りかぶって──そこで夢は終わるの。きっと私そこで死んでしまったのね」
胸のうちに溜めていたものを一気に吐き出すと、重苦しかった胃の腑のあたりが嘘のようにスッキリした。心地よい倦怠感と共に肩の力がふっと抜ける。
「……そんな夢を繰り返し見るのか?」
「ええ、ここ最近だけれど」
シグルドは私の肩に額をあてた。
「くそっ……俺の手の及ばない事がティアを苛んでるのは腹立たしいな。俺にできることはないのか?」
「シグルド……」
私は振り返ってシグルドの首に腕を回した。あなたの存在がどれだけ私を支えてくれている事か。
「側に居てくれるだけでいいの……ねえ、私を見付けてくれてありがとう」
私を手に入れる為、シグルドは10年もの歳月を要した。手に入れてからも宝物のように大事に愛して慈しんでくれる。
前世は今の私を形成する一要因ではあっても、それだけのこと。
けれどシン・クーベンヌの存在が私に思い出させたのだ。何一つ落ち度のなかった女への罪悪感を。
どうすることも出来ない悔恨の思いが繰り返しあの夢を見せたのかもしれない。
「ティア……何度生まれ変わったって俺は君を見つけるさ」
「私を覚えていなくても?」
「ああ、俺の執念深さを知ってるだろ?全ての憂いから君を守ってやりたい位愛してるんだ。記憶はなくともこの魂が君を忘れるはずがない」
シグルドの太々しいまでに不敵な笑みが、今の私には泣きたくなるほど愛おしかった。
「シグルド、約束よ……違えたら許さないわ」
「ティア……」
シグルドは啄むように口付けながら、離れる合間合間に愛してると囁いた。
「……ん」
目に飛び込んできたのは見慣れた天蓋。私いつここへ?確かシグルドとの入浴中、いつになく激しく愛されて……途中から記憶がない。のぼせて意識を失ったのだろうか。しかも何も身につけていない。
「おはよう、ティア」
背後から手が伸びてきて、手足を絡ませるように私に抱き付く。
「シグルド、私……?」
「すまない、のぼせて倒れてしまったんだ……その、ティアが可愛過ぎて歯止めが効かなかった……」
後ろから私の肩に顔を埋めながらシグルドはぎゅうぎゅうと私を締め付ける。
「苦しいわシグルド……」
「愛してるティア」
耳元で囁かれてゾクリと全身が震えた。前に回された掌が乳房を優しく揉みしだく。
「俺は強欲だから君の全てが欲しいんだ」
「んっ……私あなたのもの、よ?」
「君の前世が手に入らない事が堪らなく腹立たしい」
「ふふ、ならこれからの全てを手に入れて。現在、未来、来世まで全てよ」
シグルドは私を仰向けにすると上からのし掛かる。私を見下ろす瞳は滾るような情欲に濡れていた。
「甘く見るなよティア。俺はこうと決めたら必ず遂行するんだ。これからの君は全て俺のものだ……」
口付けと共に舌を絡めとられる。私は縋るようにシグルドの背に腕を回した。シグルドの体は燃えるように熱い。猛った雄が秘所に押し当てられた所で私はハッとした。
「待ってシグルド。そろそろ出仕の時間では?」
シグルドはニッと口の端を吊り上げると、グッと腰を入れた。
「……っ……!」
既に泥濘んだそこは容易くシグルドを呑み込んでゆく。
「シグ……ルド……」
その質量に息を詰まらせながら私は眉根を寄せる。そんな私にシグルドは優しく目を細めた。
「愛する妻の憂いを取り除く事が俺の急務だ」
「これが憂いを取り除く行為だと?」
「ああ」
深く繋がった所を緩く揺すりながら、シグルドは私の顔中に口付ける。
「君は今ここに居てその全ては俺のものだと思い知らせてやる。前世なんかにティアを渡すかよ……」
「シグルド……!」
堪らずにシグルドの首根にしがみつくと、それが合図のようにシグルドの激しい抽挿に揺さぶられた。
与えられる心地よい刺激に喘ぎながら涙が溢れる。愛し愛されるとは何て幸せな事なんだろう。
トゲのように刺さっていた罪悪感が霧散してゆく。私はリーティアだ。もう夢の私ではない。
シグルドの温もりに縋りながら、私の憂いは真っ白に砕けた。
また意識を失ってしまったらしい。次に目覚めた時は昼前時だった。当然シグルドは既に居ない。
私は明るい日差しに包まれながら自身を抱きしめた。身も心も溢れるほどシグルドの愛と温もりで満たされている。
もう決してあの悪夢は見ない。そんな気がした──
はっと目覚めるとまだ辺りは薄暗かった。クーベンヌ閣下と踊ったあの日以来、私は時折ある夢を見るようになっていた。
ほうっとため息をつく。こんな夜に限ってシグルドは多忙の為不在だった。寝直すにも寝汗が気持ち悪くて私は浴室に向かうことにした。
浴槽に身を沈めて、手足を揉み解しながら強張った全身の力を抜く。
繰り返し夢に見るのは前の生での最期の場面。女に刺され徐々に薄れる意識の中、あの男が現れて──
「ティア!」
バスダブから抱き上げられてハッとする。いつの間にかウトウトしてしまっていたらしい。
「シグ……ルド?今夜は戻らない筈では?」
シグルドはバスタオルで私を包むとキツく抱き締めた。
「粗方仕事は片付いたから泊まらずに戻ってきたんだ。ティア頼むからこんなところで寝ないでくれ……心臓が止まるかと思った……」
私はシグルドの背に腕を沿わせる。帰って早々こんなにも心配をかけてしまった罪悪感で胸が痛んだ。
「ごめんなさい……軽率だったわ」
シグルドの胸に顔を埋めると、肌に馴染んだ温もりに心が満たされる。ここは私が一番落ち着ける場所。
「……折角だ、一緒に入ろう」
「一人でどうぞ。私はもう十分暖まったわ」
身を離そうともがくけれど、両腕でガッチリホールドされて動けない。シグルドとの入浴はオプションが多くて余計に疲れるのだ。できれば遠慮したいところなのだけれど……
「なあティア、今この通り両手が塞がってるんだ。脱がせてくれ」
シグルドの笑顔に逃げられない気配を察して、私は諦めのため息をついた。
「ティア……」
浴槽で後ろから抱き締めながら、シグルドの不埒な唇は、時折私の首筋を背を音を立てて吸い上げる。
背筋を走るゾワゾワとした疼きに耐えながら、私はシグルドに身を預けていた。
「何か悩み事でもあるのか?」
「どう……して?」
「近頃あまり寝れてないんじゃないか?」
シグルドの私に対する洞察力は並ではない。この人に隠し事なんてできるはずもなかったのだ。
「ねえシグルド、私には前世の記憶があると言ったでしょう?」
「ああ」
「最近夢で見るの。前世での最期の場面を繰り返し──」
シグルドの腕に力が籠る。
「どんな夢だ?話すのは辛いか?」
私は首を横に振るとシグルドの手に手を重ねた。
「……女に刺されて私は倒れているの。出血が酷くてドンドン意識は薄れていって……そこで女の夫が現れるの。高笑いする女を男は……そう、男は女を刺したのよ、何度も何度も……女が動かなくなると、血まみれの男が私の元へやってきて、彼は泣いていたわ。そして私に謝るの、すまないって。自業自得だから気にすることはないって私笑おうとしたけれど、うまく笑えたか分からないわ。そして男は刃物を振りかぶって──そこで夢は終わるの。きっと私そこで死んでしまったのね」
胸のうちに溜めていたものを一気に吐き出すと、重苦しかった胃の腑のあたりが嘘のようにスッキリした。心地よい倦怠感と共に肩の力がふっと抜ける。
「……そんな夢を繰り返し見るのか?」
「ええ、ここ最近だけれど」
シグルドは私の肩に額をあてた。
「くそっ……俺の手の及ばない事がティアを苛んでるのは腹立たしいな。俺にできることはないのか?」
「シグルド……」
私は振り返ってシグルドの首に腕を回した。あなたの存在がどれだけ私を支えてくれている事か。
「側に居てくれるだけでいいの……ねえ、私を見付けてくれてありがとう」
私を手に入れる為、シグルドは10年もの歳月を要した。手に入れてからも宝物のように大事に愛して慈しんでくれる。
前世は今の私を形成する一要因ではあっても、それだけのこと。
けれどシン・クーベンヌの存在が私に思い出させたのだ。何一つ落ち度のなかった女への罪悪感を。
どうすることも出来ない悔恨の思いが繰り返しあの夢を見せたのかもしれない。
「ティア……何度生まれ変わったって俺は君を見つけるさ」
「私を覚えていなくても?」
「ああ、俺の執念深さを知ってるだろ?全ての憂いから君を守ってやりたい位愛してるんだ。記憶はなくともこの魂が君を忘れるはずがない」
シグルドの太々しいまでに不敵な笑みが、今の私には泣きたくなるほど愛おしかった。
「シグルド、約束よ……違えたら許さないわ」
「ティア……」
シグルドは啄むように口付けながら、離れる合間合間に愛してると囁いた。
「……ん」
目に飛び込んできたのは見慣れた天蓋。私いつここへ?確かシグルドとの入浴中、いつになく激しく愛されて……途中から記憶がない。のぼせて意識を失ったのだろうか。しかも何も身につけていない。
「おはよう、ティア」
背後から手が伸びてきて、手足を絡ませるように私に抱き付く。
「シグルド、私……?」
「すまない、のぼせて倒れてしまったんだ……その、ティアが可愛過ぎて歯止めが効かなかった……」
後ろから私の肩に顔を埋めながらシグルドはぎゅうぎゅうと私を締め付ける。
「苦しいわシグルド……」
「愛してるティア」
耳元で囁かれてゾクリと全身が震えた。前に回された掌が乳房を優しく揉みしだく。
「俺は強欲だから君の全てが欲しいんだ」
「んっ……私あなたのもの、よ?」
「君の前世が手に入らない事が堪らなく腹立たしい」
「ふふ、ならこれからの全てを手に入れて。現在、未来、来世まで全てよ」
シグルドは私を仰向けにすると上からのし掛かる。私を見下ろす瞳は滾るような情欲に濡れていた。
「甘く見るなよティア。俺はこうと決めたら必ず遂行するんだ。これからの君は全て俺のものだ……」
口付けと共に舌を絡めとられる。私は縋るようにシグルドの背に腕を回した。シグルドの体は燃えるように熱い。猛った雄が秘所に押し当てられた所で私はハッとした。
「待ってシグルド。そろそろ出仕の時間では?」
シグルドはニッと口の端を吊り上げると、グッと腰を入れた。
「……っ……!」
既に泥濘んだそこは容易くシグルドを呑み込んでゆく。
「シグ……ルド……」
その質量に息を詰まらせながら私は眉根を寄せる。そんな私にシグルドは優しく目を細めた。
「愛する妻の憂いを取り除く事が俺の急務だ」
「これが憂いを取り除く行為だと?」
「ああ」
深く繋がった所を緩く揺すりながら、シグルドは私の顔中に口付ける。
「君は今ここに居てその全ては俺のものだと思い知らせてやる。前世なんかにティアを渡すかよ……」
「シグルド……!」
堪らずにシグルドの首根にしがみつくと、それが合図のようにシグルドの激しい抽挿に揺さぶられた。
与えられる心地よい刺激に喘ぎながら涙が溢れる。愛し愛されるとは何て幸せな事なんだろう。
トゲのように刺さっていた罪悪感が霧散してゆく。私はリーティアだ。もう夢の私ではない。
シグルドの温もりに縋りながら、私の憂いは真っ白に砕けた。
また意識を失ってしまったらしい。次に目覚めた時は昼前時だった。当然シグルドは既に居ない。
私は明るい日差しに包まれながら自身を抱きしめた。身も心も溢れるほどシグルドの愛と温もりで満たされている。
もう決してあの悪夢は見ない。そんな気がした──
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