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~いちがっき!~厳冬のキリギリス
17話目:帰郷
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『ハーラディホーラリホー! 良い子のみんな、お待たせでした~♪ 二千と十と五百の眠りから、歓喜の道化師が目覚めの鐘をお報せデース!』
大量の煙と共に出てきたものはマスコットのような小さい悪魔のような道化師……だったもの。
なにせ出た瞬間に黒色の閃光がその姿を掻き消していたのだから。
「エトルリア先生!?」
「どうやらハズレの方だったらしいの。手に負えないモノを封印してダンジョンの中へと放逐する……まったく、消失時代の者らは本当に度し難い」
『ヒィーヒッヒッヒ! 手がないなら足がアル! 足がなくても舌がアル! 執行官のボクチンには夢があるのサ! 良い子に夢ヲ! 悪い子にも夢ヲ! 空想の中だけはミンナが脇役の主人公なのサ!』
煙が集まり、かき消えたはずの道化師が再びその中から現れた。
再びエトルリア先生の手から黒い閃光が放たれ消し去られるも、奴は何度も出てくる。
『ヒドイ、ヒドイよ、お姫様♪ ボクチン王様に言われただけなのに♪ ミーンナ罪を背負ってる♪ 償いするには重スギル♪ だからミーンナ夢にご招待♪ 罪の歳月、夢の中で終わらせヨー♪』
その言葉で、周囲にいた全員が眠っていることに気付いた。
起きているのは俺とエトルリア先生の二人だけだった。
「なんだよ俺は夢まで出禁なのかよォ!?」
「そこは喜ぶべきじゃろ。あやつの言う夢なぞ、まともである保証がないぞ」
『オーットオット、それは違うヨ♪ ボクチンの夢は雄大・尊大・無限大♪ 刑期を苦悲なき夢の中で過ごす温情有情愛情たっぷりな夢のダンジョンなのサ♪』
どうしよう、すっげぇうさん臭い。
道化師タイプは何かする前に殺せが鉄板だけど、後手になったら手が付けられねぇな。
とかなんとか考えている間も<黒の遺産>からは煙がモクモクと出ている。
もしかしてこれが原因か!?
「エトルリア先生! 煙が出ないようにここを封鎖できない!?」
「≪赤の帳≫! ≪青の傘≫! そして≪いと貴し紫の館≫!」
授業や本ですら聞いたことのない色術から、エトルリア先生の本気度を感じる。
「一旦学園を丸ごと隔離した。これで被害はこの領地だけに留まるはずだ」
「ちょっと範囲広すぎないっすかね!?」
いやまぁでもどこまで広がってるか分かんないから、対応として間違ってないか。
巻き込まれた人は諦めてもろて。
なんせ無関係な俺も巻き込まれてんだからさ!
……鍵開けちゃったかもしれないけど、ちゃんと閉めたから俺は無関係なはず!
「フッ、まぁいい。ここでこいつを倒せば全部解決よ。さぁ先生、やっちゃってください!」
『ホーヒホヒホヒーホー♪ 残念・無念・懺悔の念♪ ここじゃボクチンに手出しできないヨ♪ 道化師がお望みかい? それなら夢のサーカスのテントに入らないとネ♪』
「つまり、夢の中に入れば殴れるってことだな! よし先生、寝ましょう! 子守歌なら俺が32ビートで刻んできつね色になるまで炒めてやりますよ!」
なお、味の保証はしないものとする。
だって料理とかした記憶ないし。
『ムリムリ、ムーリンだよーン♪ 執行官がお姫様を裁くなんてムーリー♪ 夢の牢獄は地を這う哀れな子供達のものだけダヨーン♪』
「こいつずっけぇ! 勝てないからって夢の中に入れさせないつもりじゃん!!」
ふと、一つ疑問があったので尋ねてみる。
「ところで俺はその夢の中に入れてないんだけど、なんで? 赤兎馬の王子様だから裁かれないとかそういうの?」
『……………汝の大いなる罪、我が裁くこと能わず。他の執行官の参上を祈られよ』
「すんません、怖いんでいきなりガチ目の顔とトーンで喋るの止めてもらっていいっすか」
大いなる罪ってなんだよ、大を漏らしたとかそういうやつか?
それは赤ん坊のころのやつなんで、もう時効だと思うんすけどダメっすかね
そんなくだらないことを考えている間も、エトルリア先生は真剣に何かを考えているようだった。
「キサマに尋ねる。キサマの言う夢の中のダンジョンでなら、キサマを倒せるのか?」
『イーッヒッヒハーヒッヒ♪ それはそうそう、その通リー♪ オマケに更に教えチャウ♪ ボクチン倒せば恩恵あるヨ♪ <消失時代>の真実一つ、教えちゃうサ♪』
おぉぅ……これが<黒の遺産>の恩寵とやらか。
消失時代の真実というのがどれだけ凄いものかは分からないが、隣にいるエトルリア先生の顔色からヤベーもんだということは察することができた。
「それでエトルリア先生、どうしましょう!? 最後の悪あがきで超広範囲の色術で全部の煙を掻き消すとかやってみますか!?」
「封鎖しているがゆえに不可能ではないが、学園丸ごと犠牲になるぞ」
「それはいわゆるコラテラルダメージというものです。軍事目的の為の致し方ない犠牲です」
「≪黒の閃光≫で無理となると≪黒の天空≫と≪白の大地≫を使うことになるが、お前も巻き込まれるぞ?」
「止めましょうよ! そんな人の犠牲を前提とした作戦なんて! 命がもったいない!!」
というかそんなヤベー広範囲殲滅みたいな術があるのかよ。
ダンジョンで使ったら大変なことになりそうなんだけど。
「なんにせよ、まずは外部に報せんといかんな。<いと貴き紫の館>による封鎖を解除されれば被害が広がってしまう」
「ちなみに、そのあとのご予定は?」
「実力ある者を呼び、夢の中におるこの道化師を倒させるしかなかろう」
「その間、学園はどうなります? というか俺は進級できます?」
「いや、無理じゃろ。<黒の遺産>として封印されてた道化師ならば倒すならば年単位だ。その間、学園は封鎖されておるから……ずっと留年だな」
「ぎゃああああああ!! 最悪だああああああ!!!」
『ホッヒッヒ♪ ちなみに夢のミンナは、メルヘンファンタジックさ♪ 夢から覚めても今のママ♪ まだまだ楽しい楽しい学園生活の始まりだヨ♪』
クソクソクソ! つまり俺だけ浦島太郎状態ってことじゃねぇか!
今からでも俺を夢の国に不法入国させてくれ!
スグにお前をブチ殺しに行くから!!
「まぁさしあたっての問題はここからの脱出かのぉ。完璧に封鎖されているからこそ、困ったことになった」
まぁ穴開けたら煙が外出て行っちゃうからね。
出ていった煙が外で増えたりしたら、それこそ手が付けられなくなる。
それにしても脱出……脱出か……まるでダンジョンの中みたいだな………。
「あっ、エトルリア先生。いいこと考えたかも」
俺はエトルリア先生に作戦を説明し、一本の大きな枝を持ってきてもらった。
「なるほどな。お前の世界に行って、そこからまた別の枝を使ってこちらに戻ってくれば、封鎖はそのままで脱出できるな」
「あっ! でも煙も一緒に出ていきますかね!?」
「そこは大丈夫だ。<可不可の理律>が働くので、奴は向こうへ行けん。別世界に物を持ち込むには、それ相応の処理と加工が必要になるからの」
つまりアイツが本体だったらやばかったが、煙だから世界を超えられないというわけか。
へっ、出禁扱いされてざまぁねぇぜ!
「ではさっさと行くぞ。向こうでは任せたぞ、ヒビキ」
「ヘイ、お任せくだせぇ! あっしオススメのウマいラーメン屋があるんでゲスよ!」
光の入り口をくぐり、久々の帰郷。
地球の空気は……別に異世界とそんなに変わらなかった。
そして俺達を迎えたのは、自衛隊の人達。
きっとゲート防衛とかの為だろう。
何か信じられないものを見るような目を向けて警戒態勢をとっているが……何故?
あぁ、予定にない帰省だから驚いているのかな?
「そ、そこの二人! 止まりなさい! 所属と名前は!?」
「あー待って待って! 撃たないで! 音無 響! ダンジョン総合学園に留学したちょっとおませでキューティクルな未成年です☆」
『どうします? 対応しますか!?』
「いや待て……事前の情報と一致している。恐らく本人に間違いないはずだ」
なんかスゲー大ごとになりかけてる。
実際、異世界側でどでかい事件が起きてるから間違ってないんだけど。
「失礼、音無くん。どうも、海寺 三曹です! ちょっと話を聞かせてもらいたいんだが……」
「あーはいはい! 分かります、分かります。向こうで何が起きたってことっすよね? いや実は語るも涙、聞くも困惑、見るもの全てを魅了するアイドルでして――――」
「いや、そうではなく……………どうして、何も着ていないのかを」
エトルリア先生は言っていた……別世界に物を持ち込むには、それ相応の処理と加工が必要になると。
つまり、そういったものを一切していなかった俺達の衣服は……こちらの世界に来た途端、爆散したのだ。
「ッスゥー…………イヤアアアア! 自衛隊さんのエッチイイイイイイ!!!!」
「!?!?!?!?」
隣にいるはずのエトルリア先生の全裸に気付かないほど、俺は大きな悲鳴をあげてしまった。
大量の煙と共に出てきたものはマスコットのような小さい悪魔のような道化師……だったもの。
なにせ出た瞬間に黒色の閃光がその姿を掻き消していたのだから。
「エトルリア先生!?」
「どうやらハズレの方だったらしいの。手に負えないモノを封印してダンジョンの中へと放逐する……まったく、消失時代の者らは本当に度し難い」
『ヒィーヒッヒッヒ! 手がないなら足がアル! 足がなくても舌がアル! 執行官のボクチンには夢があるのサ! 良い子に夢ヲ! 悪い子にも夢ヲ! 空想の中だけはミンナが脇役の主人公なのサ!』
煙が集まり、かき消えたはずの道化師が再びその中から現れた。
再びエトルリア先生の手から黒い閃光が放たれ消し去られるも、奴は何度も出てくる。
『ヒドイ、ヒドイよ、お姫様♪ ボクチン王様に言われただけなのに♪ ミーンナ罪を背負ってる♪ 償いするには重スギル♪ だからミーンナ夢にご招待♪ 罪の歳月、夢の中で終わらせヨー♪』
その言葉で、周囲にいた全員が眠っていることに気付いた。
起きているのは俺とエトルリア先生の二人だけだった。
「なんだよ俺は夢まで出禁なのかよォ!?」
「そこは喜ぶべきじゃろ。あやつの言う夢なぞ、まともである保証がないぞ」
『オーットオット、それは違うヨ♪ ボクチンの夢は雄大・尊大・無限大♪ 刑期を苦悲なき夢の中で過ごす温情有情愛情たっぷりな夢のダンジョンなのサ♪』
どうしよう、すっげぇうさん臭い。
道化師タイプは何かする前に殺せが鉄板だけど、後手になったら手が付けられねぇな。
とかなんとか考えている間も<黒の遺産>からは煙がモクモクと出ている。
もしかしてこれが原因か!?
「エトルリア先生! 煙が出ないようにここを封鎖できない!?」
「≪赤の帳≫! ≪青の傘≫! そして≪いと貴し紫の館≫!」
授業や本ですら聞いたことのない色術から、エトルリア先生の本気度を感じる。
「一旦学園を丸ごと隔離した。これで被害はこの領地だけに留まるはずだ」
「ちょっと範囲広すぎないっすかね!?」
いやまぁでもどこまで広がってるか分かんないから、対応として間違ってないか。
巻き込まれた人は諦めてもろて。
なんせ無関係な俺も巻き込まれてんだからさ!
……鍵開けちゃったかもしれないけど、ちゃんと閉めたから俺は無関係なはず!
「フッ、まぁいい。ここでこいつを倒せば全部解決よ。さぁ先生、やっちゃってください!」
『ホーヒホヒホヒーホー♪ 残念・無念・懺悔の念♪ ここじゃボクチンに手出しできないヨ♪ 道化師がお望みかい? それなら夢のサーカスのテントに入らないとネ♪』
「つまり、夢の中に入れば殴れるってことだな! よし先生、寝ましょう! 子守歌なら俺が32ビートで刻んできつね色になるまで炒めてやりますよ!」
なお、味の保証はしないものとする。
だって料理とかした記憶ないし。
『ムリムリ、ムーリンだよーン♪ 執行官がお姫様を裁くなんてムーリー♪ 夢の牢獄は地を這う哀れな子供達のものだけダヨーン♪』
「こいつずっけぇ! 勝てないからって夢の中に入れさせないつもりじゃん!!」
ふと、一つ疑問があったので尋ねてみる。
「ところで俺はその夢の中に入れてないんだけど、なんで? 赤兎馬の王子様だから裁かれないとかそういうの?」
『……………汝の大いなる罪、我が裁くこと能わず。他の執行官の参上を祈られよ』
「すんません、怖いんでいきなりガチ目の顔とトーンで喋るの止めてもらっていいっすか」
大いなる罪ってなんだよ、大を漏らしたとかそういうやつか?
それは赤ん坊のころのやつなんで、もう時効だと思うんすけどダメっすかね
そんなくだらないことを考えている間も、エトルリア先生は真剣に何かを考えているようだった。
「キサマに尋ねる。キサマの言う夢の中のダンジョンでなら、キサマを倒せるのか?」
『イーッヒッヒハーヒッヒ♪ それはそうそう、その通リー♪ オマケに更に教えチャウ♪ ボクチン倒せば恩恵あるヨ♪ <消失時代>の真実一つ、教えちゃうサ♪』
おぉぅ……これが<黒の遺産>の恩寵とやらか。
消失時代の真実というのがどれだけ凄いものかは分からないが、隣にいるエトルリア先生の顔色からヤベーもんだということは察することができた。
「それでエトルリア先生、どうしましょう!? 最後の悪あがきで超広範囲の色術で全部の煙を掻き消すとかやってみますか!?」
「封鎖しているがゆえに不可能ではないが、学園丸ごと犠牲になるぞ」
「それはいわゆるコラテラルダメージというものです。軍事目的の為の致し方ない犠牲です」
「≪黒の閃光≫で無理となると≪黒の天空≫と≪白の大地≫を使うことになるが、お前も巻き込まれるぞ?」
「止めましょうよ! そんな人の犠牲を前提とした作戦なんて! 命がもったいない!!」
というかそんなヤベー広範囲殲滅みたいな術があるのかよ。
ダンジョンで使ったら大変なことになりそうなんだけど。
「なんにせよ、まずは外部に報せんといかんな。<いと貴き紫の館>による封鎖を解除されれば被害が広がってしまう」
「ちなみに、そのあとのご予定は?」
「実力ある者を呼び、夢の中におるこの道化師を倒させるしかなかろう」
「その間、学園はどうなります? というか俺は進級できます?」
「いや、無理じゃろ。<黒の遺産>として封印されてた道化師ならば倒すならば年単位だ。その間、学園は封鎖されておるから……ずっと留年だな」
「ぎゃああああああ!! 最悪だああああああ!!!」
『ホッヒッヒ♪ ちなみに夢のミンナは、メルヘンファンタジックさ♪ 夢から覚めても今のママ♪ まだまだ楽しい楽しい学園生活の始まりだヨ♪』
クソクソクソ! つまり俺だけ浦島太郎状態ってことじゃねぇか!
今からでも俺を夢の国に不法入国させてくれ!
スグにお前をブチ殺しに行くから!!
「まぁさしあたっての問題はここからの脱出かのぉ。完璧に封鎖されているからこそ、困ったことになった」
まぁ穴開けたら煙が外出て行っちゃうからね。
出ていった煙が外で増えたりしたら、それこそ手が付けられなくなる。
それにしても脱出……脱出か……まるでダンジョンの中みたいだな………。
「あっ、エトルリア先生。いいこと考えたかも」
俺はエトルリア先生に作戦を説明し、一本の大きな枝を持ってきてもらった。
「なるほどな。お前の世界に行って、そこからまた別の枝を使ってこちらに戻ってくれば、封鎖はそのままで脱出できるな」
「あっ! でも煙も一緒に出ていきますかね!?」
「そこは大丈夫だ。<可不可の理律>が働くので、奴は向こうへ行けん。別世界に物を持ち込むには、それ相応の処理と加工が必要になるからの」
つまりアイツが本体だったらやばかったが、煙だから世界を超えられないというわけか。
へっ、出禁扱いされてざまぁねぇぜ!
「ではさっさと行くぞ。向こうでは任せたぞ、ヒビキ」
「ヘイ、お任せくだせぇ! あっしオススメのウマいラーメン屋があるんでゲスよ!」
光の入り口をくぐり、久々の帰郷。
地球の空気は……別に異世界とそんなに変わらなかった。
そして俺達を迎えたのは、自衛隊の人達。
きっとゲート防衛とかの為だろう。
何か信じられないものを見るような目を向けて警戒態勢をとっているが……何故?
あぁ、予定にない帰省だから驚いているのかな?
「そ、そこの二人! 止まりなさい! 所属と名前は!?」
「あー待って待って! 撃たないで! 音無 響! ダンジョン総合学園に留学したちょっとおませでキューティクルな未成年です☆」
『どうします? 対応しますか!?』
「いや待て……事前の情報と一致している。恐らく本人に間違いないはずだ」
なんかスゲー大ごとになりかけてる。
実際、異世界側でどでかい事件が起きてるから間違ってないんだけど。
「失礼、音無くん。どうも、海寺 三曹です! ちょっと話を聞かせてもらいたいんだが……」
「あーはいはい! 分かります、分かります。向こうで何が起きたってことっすよね? いや実は語るも涙、聞くも困惑、見るもの全てを魅了するアイドルでして――――」
「いや、そうではなく……………どうして、何も着ていないのかを」
エトルリア先生は言っていた……別世界に物を持ち込むには、それ相応の処理と加工が必要になると。
つまり、そういったものを一切していなかった俺達の衣服は……こちらの世界に来た途端、爆散したのだ。
「ッスゥー…………イヤアアアア! 自衛隊さんのエッチイイイイイイ!!!!」
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