40 / 61
~にがっき!~赤色の新星
39話目:5月■日エヴェドの忘備録②
しおりを挟む
翌日……約束通り、僕は待ち合わせ場所である訓練場へとやってきた。
もちろん二人きりなんてはずはなく、≪ドルイド≫で優秀なテクマも一緒だ。
「まったくもぅ、アカネさんったら。付き合うこちらの身にもなってほしいですわ」
「ご、ごめんね? 僕なんかのせいで朝から付き合わせちゃうことになって」
「あら、ごめんなさい。当てつけのように聞こえますわね。アナタが悪いのではなく、勝手に安請負するあの子に文句を言っただけですので」
テクマもまた優秀で特別な一人だ。
特別な人に囲まれると、自分まで特別になったかのように錯覚してしまいそうになる。
「ごめ~ん、お待たせ~!」
そう言ってやってきたアカネの手には、沢山の槍が抱えられていた。
「ど、どうしたの、そんなに沢山。槍ならもう、持ってるのに」
近づくことすら怖くなった僕は、槍を使っていた。
その槍ですら、死の恐怖に負けそうになり満足に扱えてなかったけども。
「きっとエヴェドくんはまだ死ぬのが怖くて近くで戦えないだろうなって。それなら、投げ槍ならどうかなって思ったんだ。ほら、試してみて!」
言われるがままに槍構え……急に手首を掴まれてしまった。
「急がなくて大丈夫。ゆっくり、深呼吸して……そう……」
彼女に言われるがままに、呼吸を整える。
訓練場で死ぬことはありえない。
狙いを見定め、思い切り投げつけた。
「わっ、当たった! すごい、最初から当たったよ!」
槍は見事に刺さった。
だけど、それだけだった。
「残念だけど、これじゃあ駄目だね」
首を振る僕の代わりに、テクマが説明してくれる。
「そうですわね、威力が低いですわ。これなら弓やクロスボウの練習をした方がまだマシですわ」
アカネはきっと、沢山の槍を投げる遠距離の役割を僕に与えようとしたんだと思う。
そんなことをする人は見たことがない。
だから、僕だけの特別を用意したかったんだろう。
でも、やっぱりどうしようもなかった。
僕は特別なんかになれないんだ。
そう思っていたのに、アカネは不敵な笑みを浮かべていた。
「確かに槍だけならそうだよ。でもね、アタシ達にはまだ使えるモノがあるでしょ? エヴェドくん、<鉱術>使えるよね?」
「う、うん。少しだけなら」
無機物を扱う<鉱術>。
戦闘でも壁を作り出したり、即席で武器を作り出すことができる。
他にも破損した武器の応急処置にも使われたりするが、戦闘よりも鍛冶などダンジョン外で使われる方が多い。
「ちょっと見ててね。これを、こうして……っと!」
そう言って不器用なフォームでアカネが投擲した槍は、訓練用の的から大きく外れてしまったが、僕よりも遥かに上回る威力があった。
「どう? 磁石みたいな感じで<鉱術>を使って、S極とN極から、N極同士にして反発した力を利用してみたの」
言うのは簡単だ。
けど<鉱術>を使いつつ、さらに投擲して当てることまで考えると凄く難しい。
「アカネさん、あなた昨日戻ってくるのが遅かったのは……」
「……えへ、これを練習してて」
「もぅ! 夜更かししてまで身体を酷使するだなんて、信じられませんわ!」
後ろの方でワイワイと騒いでいる二人の喧騒を背に受け、僕はもう一度槍を構える。
<鉱術>で小手と槍を引き寄せあい……狙いを定め、放つ瞬間に弾きあう力に変換する。
瞬間、槍は信じられない力を持って的へと発射された。
ズドンという轟音と共に土煙が舞い上がり、槍は……的に当たらず地面に突き刺さっていた。
「わっ、最初からそんなに近くに当たるんだ。エヴェドくん、才能あるよ」
「いや、そんなことは―――――」
「ううん、そんなことあるよ。だって、一晩練習したアタシよりも近くに当たってる」
本当に……本当にそうなのだろうか。
そう信じていいのだろうか。
やっと見えた一筋の光。
僕は、この光に縋ってもいいのだろうか。
「それじゃあ、ダンジョンに行こう!」
「はぁっ!?」
僕が驚くよりも先に、テクマさんが止めに入った。
「どういうことですの!?」
「やっぱり本番で当てるなら、実戦で練習するのが一番だと思うの。怖くなくなる訓練も兼ねてね」
「僕は―――――」
不安そうに返事を躊躇していたのに、彼女は一点の曇りもない笑顔でこう言った。
「大丈夫、信じて――――アタシが、あなたを特別にしてあげるから」
僕は自分の可能性を――――いや、彼女を信じたくて、頷いた。
さて……ダンジョンに入り、すぐさま敵を見つけられた。
瞬間、死の恐怖が這い寄るのを感じた。
「大丈夫。アタシ達がいるから」
アカネが手を握ってくれたおかげで、少しだけ恐怖が和らいだ。
大丈夫、一人じゃない。
一緒の人がいるのなら、怖くはないはず。
呼吸を整え、モンスターに槍を投擲する。
しかし槍は大きく外れて轟音を鳴らし、モンスターがこちらに気付いてしまった。
「あぁもう、仕方がありませんわ。私がなんとかいたします」
そう言って<色術>を使おうとしたテクマを、アカネが制止してしまった。
「ううん、まだダメ。エヴェドくん、もう一回」
「けど、モンスターが……」
「うん、だからアタシが抑えるの」
「無茶だよ!」
僕の言葉を受けながらも、アカネが小さな盾と剣を構えてモンスターに立ち塞がる。
レベルの低いダンジョンだが、女子一人に任せるなんて普通はしないことだ。
そうでなくとも、彼女が前衛で抑えている間に槍を投げるということは……彼女に当ててしまうかもしれないということだ。
僕が信じている人を、僕自身の手で貫くだなんて……なんて恐ろしいことだろう。
けど、彼女はあの時、信じてくれと言った。
なら……僕が信じないわけにはいかない!
アカネがモンスターとの交戦を開始する。
攻撃はせず、防御を回避に専念している。
あれならしばらくは大丈夫だと思う。
僕は再び呼吸を整え……鼓動する心臓の音を聞きながら、再び槍を放った。
槍はモンスターの横を通り過ぎ、轟音と共に違う場所へと突き刺さった。
「大丈夫、さっきより近いよ!」
アカネの明るい声を受け、再び心を奮い立たせる。
次こそは当てると自分に言い聞かせ……三射目を放つ。
―――――しかし槍は、先ほどまで敵のいた場所へと……アカネの背へ、吸い込まれるように迫った。
「危ない!」
「アカネさん!」
僕がテクマが思わず叫ぶ。
もうダメかと思った瞬間、アカネはひらりと身を翻して躱した。
まさに九死に一生の瞬間……だというのに、アカネは余裕の笑みを浮かべてこちらに語り掛ける。
「さっきよりも良い感じだったよ!」
一歩間違えれば……いや、僕の手元が狂うだけで死ぬかもしれない。
僕が彼女を信じて殺してしまうならば、ここで信じることを止めるべきだと思った。
もう諦めようと、そう口にしようとした瞬間だった。
「大丈夫。エヴェドくん、信じてるから!」
さっきまで、僕はアカネを信じているだけだと思った。
救いの光にしがみつくかのように一方的に信じるだけの関係なのだと。
だけど違った。
彼女もまた、僕を信じていた。
彼女に比べれば、僕なんて光だなんて言うこともおこがましいほど小さな瞬きだ。
なのに、彼女はそれを信じると言った。
なら……僕も信じるしかない。
少なくとも、僕が先に信じることを止めるわけにはいかない。
ここで諦めれば、彼女は間違ったものを信じたことになる。
僕は、彼女が間違っていたことにはさせたくなかった。
「あなた、本当にまだやる気ですの!?」
テクマが不安そうな顔をして僕を見つめる。
それに応えるように、僕は再び槍を構えた。
呼吸を整える。
(心臓の鼓動がうるさい)
<鉱術>を付与させる。
(血流の流れる音すら聞こえる気がする)
狙いを定める。
(アカネの一挙手一投足を見逃さないように)
その瞬間、何かが全て噛み合った感覚があった。
僕はその感覚に身を委ね、流れるように槍を放った。
今までにない速度で飛翔した槍は、まさにアカネに当たる寸前にモンスターに直撃し、そのまま屠ってみせた。
この一投が、僕が特別になる為の最初の一歩になるだろう。
だけど――――――
「やった、やった! エヴェドくん、やったね!」
こちらの手を取り、無邪気に喜ぶ彼女がいなければ……信じるという言葉がなければ、その一歩すら踏み出せなかった。
けど、これで分かったことがある。
彼女はとっても特別で、僕は彼女を追い抜くことはできないだろう。
けど僕は、彼女という光を……僕を導いてくれたその背を追い続けるだろう。
「ありがとう、アカネさん。キミが信じてくれたように、僕もキミを信じようと思う。英雄になるまで……英雄になったとしても。信じ続けることを、ここに誓います」
もちろん二人きりなんてはずはなく、≪ドルイド≫で優秀なテクマも一緒だ。
「まったくもぅ、アカネさんったら。付き合うこちらの身にもなってほしいですわ」
「ご、ごめんね? 僕なんかのせいで朝から付き合わせちゃうことになって」
「あら、ごめんなさい。当てつけのように聞こえますわね。アナタが悪いのではなく、勝手に安請負するあの子に文句を言っただけですので」
テクマもまた優秀で特別な一人だ。
特別な人に囲まれると、自分まで特別になったかのように錯覚してしまいそうになる。
「ごめ~ん、お待たせ~!」
そう言ってやってきたアカネの手には、沢山の槍が抱えられていた。
「ど、どうしたの、そんなに沢山。槍ならもう、持ってるのに」
近づくことすら怖くなった僕は、槍を使っていた。
その槍ですら、死の恐怖に負けそうになり満足に扱えてなかったけども。
「きっとエヴェドくんはまだ死ぬのが怖くて近くで戦えないだろうなって。それなら、投げ槍ならどうかなって思ったんだ。ほら、試してみて!」
言われるがままに槍構え……急に手首を掴まれてしまった。
「急がなくて大丈夫。ゆっくり、深呼吸して……そう……」
彼女に言われるがままに、呼吸を整える。
訓練場で死ぬことはありえない。
狙いを見定め、思い切り投げつけた。
「わっ、当たった! すごい、最初から当たったよ!」
槍は見事に刺さった。
だけど、それだけだった。
「残念だけど、これじゃあ駄目だね」
首を振る僕の代わりに、テクマが説明してくれる。
「そうですわね、威力が低いですわ。これなら弓やクロスボウの練習をした方がまだマシですわ」
アカネはきっと、沢山の槍を投げる遠距離の役割を僕に与えようとしたんだと思う。
そんなことをする人は見たことがない。
だから、僕だけの特別を用意したかったんだろう。
でも、やっぱりどうしようもなかった。
僕は特別なんかになれないんだ。
そう思っていたのに、アカネは不敵な笑みを浮かべていた。
「確かに槍だけならそうだよ。でもね、アタシ達にはまだ使えるモノがあるでしょ? エヴェドくん、<鉱術>使えるよね?」
「う、うん。少しだけなら」
無機物を扱う<鉱術>。
戦闘でも壁を作り出したり、即席で武器を作り出すことができる。
他にも破損した武器の応急処置にも使われたりするが、戦闘よりも鍛冶などダンジョン外で使われる方が多い。
「ちょっと見ててね。これを、こうして……っと!」
そう言って不器用なフォームでアカネが投擲した槍は、訓練用の的から大きく外れてしまったが、僕よりも遥かに上回る威力があった。
「どう? 磁石みたいな感じで<鉱術>を使って、S極とN極から、N極同士にして反発した力を利用してみたの」
言うのは簡単だ。
けど<鉱術>を使いつつ、さらに投擲して当てることまで考えると凄く難しい。
「アカネさん、あなた昨日戻ってくるのが遅かったのは……」
「……えへ、これを練習してて」
「もぅ! 夜更かししてまで身体を酷使するだなんて、信じられませんわ!」
後ろの方でワイワイと騒いでいる二人の喧騒を背に受け、僕はもう一度槍を構える。
<鉱術>で小手と槍を引き寄せあい……狙いを定め、放つ瞬間に弾きあう力に変換する。
瞬間、槍は信じられない力を持って的へと発射された。
ズドンという轟音と共に土煙が舞い上がり、槍は……的に当たらず地面に突き刺さっていた。
「わっ、最初からそんなに近くに当たるんだ。エヴェドくん、才能あるよ」
「いや、そんなことは―――――」
「ううん、そんなことあるよ。だって、一晩練習したアタシよりも近くに当たってる」
本当に……本当にそうなのだろうか。
そう信じていいのだろうか。
やっと見えた一筋の光。
僕は、この光に縋ってもいいのだろうか。
「それじゃあ、ダンジョンに行こう!」
「はぁっ!?」
僕が驚くよりも先に、テクマさんが止めに入った。
「どういうことですの!?」
「やっぱり本番で当てるなら、実戦で練習するのが一番だと思うの。怖くなくなる訓練も兼ねてね」
「僕は―――――」
不安そうに返事を躊躇していたのに、彼女は一点の曇りもない笑顔でこう言った。
「大丈夫、信じて――――アタシが、あなたを特別にしてあげるから」
僕は自分の可能性を――――いや、彼女を信じたくて、頷いた。
さて……ダンジョンに入り、すぐさま敵を見つけられた。
瞬間、死の恐怖が這い寄るのを感じた。
「大丈夫。アタシ達がいるから」
アカネが手を握ってくれたおかげで、少しだけ恐怖が和らいだ。
大丈夫、一人じゃない。
一緒の人がいるのなら、怖くはないはず。
呼吸を整え、モンスターに槍を投擲する。
しかし槍は大きく外れて轟音を鳴らし、モンスターがこちらに気付いてしまった。
「あぁもう、仕方がありませんわ。私がなんとかいたします」
そう言って<色術>を使おうとしたテクマを、アカネが制止してしまった。
「ううん、まだダメ。エヴェドくん、もう一回」
「けど、モンスターが……」
「うん、だからアタシが抑えるの」
「無茶だよ!」
僕の言葉を受けながらも、アカネが小さな盾と剣を構えてモンスターに立ち塞がる。
レベルの低いダンジョンだが、女子一人に任せるなんて普通はしないことだ。
そうでなくとも、彼女が前衛で抑えている間に槍を投げるということは……彼女に当ててしまうかもしれないということだ。
僕が信じている人を、僕自身の手で貫くだなんて……なんて恐ろしいことだろう。
けど、彼女はあの時、信じてくれと言った。
なら……僕が信じないわけにはいかない!
アカネがモンスターとの交戦を開始する。
攻撃はせず、防御を回避に専念している。
あれならしばらくは大丈夫だと思う。
僕は再び呼吸を整え……鼓動する心臓の音を聞きながら、再び槍を放った。
槍はモンスターの横を通り過ぎ、轟音と共に違う場所へと突き刺さった。
「大丈夫、さっきより近いよ!」
アカネの明るい声を受け、再び心を奮い立たせる。
次こそは当てると自分に言い聞かせ……三射目を放つ。
―――――しかし槍は、先ほどまで敵のいた場所へと……アカネの背へ、吸い込まれるように迫った。
「危ない!」
「アカネさん!」
僕がテクマが思わず叫ぶ。
もうダメかと思った瞬間、アカネはひらりと身を翻して躱した。
まさに九死に一生の瞬間……だというのに、アカネは余裕の笑みを浮かべてこちらに語り掛ける。
「さっきよりも良い感じだったよ!」
一歩間違えれば……いや、僕の手元が狂うだけで死ぬかもしれない。
僕が彼女を信じて殺してしまうならば、ここで信じることを止めるべきだと思った。
もう諦めようと、そう口にしようとした瞬間だった。
「大丈夫。エヴェドくん、信じてるから!」
さっきまで、僕はアカネを信じているだけだと思った。
救いの光にしがみつくかのように一方的に信じるだけの関係なのだと。
だけど違った。
彼女もまた、僕を信じていた。
彼女に比べれば、僕なんて光だなんて言うこともおこがましいほど小さな瞬きだ。
なのに、彼女はそれを信じると言った。
なら……僕も信じるしかない。
少なくとも、僕が先に信じることを止めるわけにはいかない。
ここで諦めれば、彼女は間違ったものを信じたことになる。
僕は、彼女が間違っていたことにはさせたくなかった。
「あなた、本当にまだやる気ですの!?」
テクマが不安そうな顔をして僕を見つめる。
それに応えるように、僕は再び槍を構えた。
呼吸を整える。
(心臓の鼓動がうるさい)
<鉱術>を付与させる。
(血流の流れる音すら聞こえる気がする)
狙いを定める。
(アカネの一挙手一投足を見逃さないように)
その瞬間、何かが全て噛み合った感覚があった。
僕はその感覚に身を委ね、流れるように槍を放った。
今までにない速度で飛翔した槍は、まさにアカネに当たる寸前にモンスターに直撃し、そのまま屠ってみせた。
この一投が、僕が特別になる為の最初の一歩になるだろう。
だけど――――――
「やった、やった! エヴェドくん、やったね!」
こちらの手を取り、無邪気に喜ぶ彼女がいなければ……信じるという言葉がなければ、その一歩すら踏み出せなかった。
けど、これで分かったことがある。
彼女はとっても特別で、僕は彼女を追い抜くことはできないだろう。
けど僕は、彼女という光を……僕を導いてくれたその背を追い続けるだろう。
「ありがとう、アカネさん。キミが信じてくれたように、僕もキミを信じようと思う。英雄になるまで……英雄になったとしても。信じ続けることを、ここに誓います」
0
あなたにおすすめの小説
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
男:女=1:10000の世界に来た記憶が無いけど生きる俺
マオセン
ファンタジー
突然公園で目覚めた青年「優心」は身辺状況の記憶をすべて忘れていた。分かるのは自分の名前と剣道の経験、常識くらいだった。
その公園を通りすがった「七瀬 椿」に話しかけてからこの物語は幕を開ける。
彼は何も記憶が無い状態で男女比が圧倒的な世界を生き抜けることができるのか。
そして....彼の身体は大丈夫なのか!?
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
《カクヨム様で15000PV達成‼️》悪魔とやり直す最弱シーカー。十五歳に戻った俺は悪魔の力で人間の頂点を狙う
なべぞう
ファンタジー
ダンジョンが生まれて百年。
スキルを持つ人々がダンジョンに挑む世界で、
ソラは非戦闘系スキル《アイテムボックス》しか持たない三流シーカーだった。
弱さゆえに仲間から切り捨てられ、三十五歳となった今では、
満身創痍で生きるだけで精一杯の日々を送っていた。
そんなソラをただ一匹だけ慕ってくれたのは――
拾ってきた野良の黒猫“クロ”。
だが命の灯が消えかけた夜、
その黒猫は正体を現す。
クロは世界に十人しか存在しない“祝福”を与える存在――
しかも九つの祝福を生んだ天使と悪魔を封印した“第十の祝福者”だった。
力を失われ、語ることすら封じられたクロは、
復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
“最弱”と“最凶”が手を取り合い、
未来をやり直す物語
田舎おじさんのダンジョン民宿へようこそ!〜元社畜の俺は、民宿と配信で全国初のダンジョン観光地化を目指します!〜
咲月ねむと
ファンタジー
東京での社畜生活に心身ともに疲れ果てた主人公・田中雄介(38歳)が、故郷の北海道、留咲萌町に帰郷。両親が遺したダンジョン付きの古民家を改装し、「ダンジョン民宿」として開業。偶然訪れた人気配信者との出会いをきっかけに、最初の客を迎え、民宿経営の第一歩を踏み出す。
笑えて、心温かくなるダンジョン物語。
※この小説はフィクションです。
実在の人物、団体などとは関係ありません。
日本を舞台に繰り広げますが、架空の地名、建造物が物語には登場します。
素材ガチャで【合成マスター】スキルを獲得したので、世界最強の探索者を目指します。
名無し
ファンタジー
学園『ホライズン』でいじめられっ子の生徒、G級探索者の白石優也。いつものように不良たちに虐げられていたが、勇気を出してやり返すことに成功する。その勢いで、近隣に出没したモンスター討伐に立候補した優也。その選択が彼の運命を大きく変えていくことになるのであった。
クラスの陰キャボッチは現代最強の陰陽師!?~長らく継承者のいなかった神器を継承出来た僕はお姉ちゃんを治すために陰陽師界の頂点を目指していたら
リヒト
ファンタジー
現代日本。人々が平和な日常を享受するその世界の裏側では、常に陰陽師と人類の敵である妖魔による激しい戦いが繰り広げられていた。
そんな世界において、クラスで友達のいない冴えない陰キャの少年である有馬優斗は、その陰陽師としての絶大な才能を持っていた。陰陽師としてのセンスはもちろん。特別な神具を振るう適性まであり、彼は現代最強の陰陽師に成れるだけの才能を有していた。
その少年が願うのはただ一つ。病気で寝たきりのお姉ちゃんを回復させること。
お姉ちゃんを病気から救うのに必要なのは陰陽師の中でも本当にトップにならなくては扱えない特別な道具を使うこと。
ならば、有馬優斗は望む。己が最強になることを。
お姉ちゃんの為に最強を目指す有馬優斗の周りには気づけば、何故か各名門の陰陽師家のご令嬢の姿があって……っ!?
天城の夢幻ダンジョン攻略と無限の神空間で超絶レベリング ~ガチャスキルに目覚めた俺は無職だけどダンジョンを攻略してトップの探索士を目指す~
仮実谷 望
ファンタジー
無職になってしまった摩廻天重郎はある日ガチャを引くスキルを得る。ガチャで得た鍛錬の神鍵で無限の神空間にたどり着く。そこで色々な異世界の住人との出会いもある。神空間で色んなユニットを配置できるようになり自分自身だけレベリングが可能になりどんどんレベルが上がっていく。可愛いヒロイン多数登場予定です。ガチャから出てくるユニットも可愛くて強いキャラが出てくる中、300年の時を生きる謎の少女が暗躍していた。ダンジョンが一般に知られるようになり動き出す政府の動向を観察しつつ我先へとダンジョンに入りたいと願う一般人たちを跳ね除けて天重郎はトップの探索士を目指して生きていく。次々と美少女の探索士が天重郎のところに集まってくる。天重郎は最強の探索士を目指していく。他の雑草のような奴らを跳ね除けて天重郎は最強への道を歩み続ける。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる