48 / 163
第3章 断裂眼球
第46話 助けたい誰かのために
しおりを挟む
「まだまだ謎だらけってことか。だが、キミはあいつに家族を……人質にされてたんだな。裏切られたんじゃないかって、少しでも疑った僕は大馬鹿だ」
レツェリに協力するよう、初めから脅されていた。きっとイドラがミロウに出会うよりもずっと以前からだ。
スクレイピーの一件の時には、不死殺しの情報をあの男は求めていたに違いない。ミロウを通じてそれを得た。
「それでも、わたくしが今日まで正義に背いてきたのは事実です。正しくあれという、幼き日からの両親の願いを踏みにじってきた。信じてくれたあなたたちを裏切り続けてきたのは本当です」
「そんなことはない! キミはやらされていただけだ、本意に反して!」
「そうですよっ。わたしは忘れません。ミロウさんとベルチャーナさんが馬車の中で、わたしのために怒ってくれてたことを!」
「ええ……ですがその怒りを向ける先を正しく理解できていなかった」
ミロウは突然に足を止める。それから振り向いて、イドラたちとすれ違うように引き返した。
「ミロウ?」
「あの方がソニアを陥れ……イモータルを葬送するべき協会が、イモータルの力を人間に注ぐような実験をしていると信じたくなかった。確かめるために、あなたたちを利用した」
「ミロウさんっ、なにを」
「これは、わたくしのけじめです。これ以上あなたたちを巻きこめない」
ミロウが腕を上げる。その手に普段着けているダークブラウンの革手袋は既になく、指先から放たれた細い輝きが螺旋を描くようにまとまりながら天井を穿つ。なにをしたのかイドラは一見しただけではわからなかったが、しかしその意図は察せられた。
「待て! ひとりで戦うつもりか、僕たちも——」
「どうかお逃げください。振り返らず、喧噪の残る街に出て。あの方の魔の手が届かない、ずっとずっとはるか遠くの土地に。そしてまたいつか機会があれば……わたくしに償いをさせていただけますか?」
ガラガラと激しい音を立て、天井が崩落する。一瞬にして大きな瓦礫が降り注ぎ——その合間から一瞬だけ窺えたミロウの顔には、決別の笑みがどこまでも穏やかに浮かんでいた。
「ふざけるな! キミを置いて逃げるなんてできるはずないだろうがっ、今すぐ戻ってこい!」
「前に出ちゃダメですイドラさんっ、危ないです! 巻き込まれちゃいますよ!!」
手を伸ばそうとするイドラ。その体がソニアの細い手に引き戻され、直後、廊下が完全に瓦礫で埋まる。埃がわっと舞い上がって、短い間だけ視界を奪った。
「ミロウ! ミロウっ!! くそ……こんな大規模な技が使えたのか、あいつのギフト」
向こう側へ呼びかけても、返事はしんとした静寂のみ。
単なる糸の一撃とは思えないほど崩落の規模は大きく、上階部分まで巻き込んで瓦礫が山と積もっている。それともこれが彼女本来の、エクソシストの筆頭としての力なのか。
「イドラさん……どうしましょう」
「それは……」
逃げろ。そうミロウは言った。
秘密を知られもしたレツェリは、これから徹底的にイドラとソニアを狙うだろう。それがなくとも、イモータルを用いた不死の研究に『不死殺し』というファクターは欠かせない。それによって臨界を先延ばしにし、ヒトとしての意識を保ちつづけるソニアという『不死宿し』もだ。
協会の司教という立場は、あまりに強大だ。名を違えども、葬送協会はロトコル教会。その教えと信徒は大陸中に、そして他大陸にも広まっている。
もしもレツェリがこの先も司教の立場を失わないのであれば。ロトコル教の目がある場所であれば、どこへ行ってもあの男の手から逃れられない。
しかし逆に言えば、他宗教が強い土地であれば信徒の数は激減する。
例えばセッショ大陸。例えばゼンテーシ大陸。……例えば、現状イドラが目指す雲の上への糸口をつかめる可能性が最も高い、ビオス教の広まるフィジー大陸。
ランスポ大陸を出て、宗教も常識も違う場所に行くなんて、旅をしてきたイドラも考えたことはなかった。イモータルはランスポ大陸にしかおらず、贖罪の旅はほかの土地では続けられなかった。
けれど。贖罪は、自己満足でしかないと気づき。新たな目的を達するためには、フィジー大陸に向かうことが妥当であり。
そのように行動すれば、レツェリからも逃げられる。
あのイモータルよりも恐ろしい赤眼。外見から推し量れないほど長く生き、不死という野望のためにすべてのものを糧にし、あらゆる手段を厭わない怪物。
オルファは狂っていた。狂わされていた。
あの怪物の手に捕えられれば、最後には自分も同じようになってしまうのではないか? イドラの脳裏には、緑がかった瞳の色彩を黄金色に染められ、意味不明な言動を繰り返すオルファの姿がよぎる。
ここで踵を返し、正面玄関から逃げだせば。ミロウの言う通り、今すぐここを出て、感謝祭の余韻で盛り上がった通りを抜け、デーグラムから北か東に向かって適当な港から船でフィジー大陸に渡航すれば。
なにもかも忘れられる。
ソニアはついてきてくれるだろう。
いっしょに逃げてほしいといえば、最終的に頷いてくれる。心からそう思えた。なぜなら二人は、血縁よりも恋よりも強い依存の糸につながれている。
罪人が生きるには、互いの肯定が必要で。身体的にもソニアは、イドラのマイナスナイフがなくては生きていけない。決定的な依存だ。特にあのオルファを見た後では、イドラから離れようなどとは到底思えないだろう。
だから。イドラは、ゆっくりとそばに立つソニアの、橙色の瞳を見て——
「ミロウを助けに行く。いいな」
「はい。行きましょう、今すぐに!」
真っすぐに伝えると、ソニアは一瞬もためらわず頷いた。
——本当に助けたいと思った相手だけは、なにがなんでも助けなさい。
遠い記憶から、懐かしいにおいのする家で、恋しい母の声がする。あの日、どんな場所でもリティに育てられた息子として恥じない行いをすると、声に出して約束した。理由はそれだけで十分だ。
イドラは昼間にミロウから受け取った、司教室の位置が印された聖堂の簡易的な見取り図のメモを今一度取り出した。
「廊下は塞がれたが……この聖堂はぐるっと囲む感じで廊下が伸びてる。回り込んでくれば、ミロウと合流できるはずだ」
「逆側からですね、わかりましたっ」
小さな手が、ワダツミを肩から背負うヒモをぎゅっと握る。二人はすぐに、瓦礫に塞がれた方とは逆に廊下を走り出した。決して逃走ではなく、助けるべき誰かのために。
レツェリに協力するよう、初めから脅されていた。きっとイドラがミロウに出会うよりもずっと以前からだ。
スクレイピーの一件の時には、不死殺しの情報をあの男は求めていたに違いない。ミロウを通じてそれを得た。
「それでも、わたくしが今日まで正義に背いてきたのは事実です。正しくあれという、幼き日からの両親の願いを踏みにじってきた。信じてくれたあなたたちを裏切り続けてきたのは本当です」
「そんなことはない! キミはやらされていただけだ、本意に反して!」
「そうですよっ。わたしは忘れません。ミロウさんとベルチャーナさんが馬車の中で、わたしのために怒ってくれてたことを!」
「ええ……ですがその怒りを向ける先を正しく理解できていなかった」
ミロウは突然に足を止める。それから振り向いて、イドラたちとすれ違うように引き返した。
「ミロウ?」
「あの方がソニアを陥れ……イモータルを葬送するべき協会が、イモータルの力を人間に注ぐような実験をしていると信じたくなかった。確かめるために、あなたたちを利用した」
「ミロウさんっ、なにを」
「これは、わたくしのけじめです。これ以上あなたたちを巻きこめない」
ミロウが腕を上げる。その手に普段着けているダークブラウンの革手袋は既になく、指先から放たれた細い輝きが螺旋を描くようにまとまりながら天井を穿つ。なにをしたのかイドラは一見しただけではわからなかったが、しかしその意図は察せられた。
「待て! ひとりで戦うつもりか、僕たちも——」
「どうかお逃げください。振り返らず、喧噪の残る街に出て。あの方の魔の手が届かない、ずっとずっとはるか遠くの土地に。そしてまたいつか機会があれば……わたくしに償いをさせていただけますか?」
ガラガラと激しい音を立て、天井が崩落する。一瞬にして大きな瓦礫が降り注ぎ——その合間から一瞬だけ窺えたミロウの顔には、決別の笑みがどこまでも穏やかに浮かんでいた。
「ふざけるな! キミを置いて逃げるなんてできるはずないだろうがっ、今すぐ戻ってこい!」
「前に出ちゃダメですイドラさんっ、危ないです! 巻き込まれちゃいますよ!!」
手を伸ばそうとするイドラ。その体がソニアの細い手に引き戻され、直後、廊下が完全に瓦礫で埋まる。埃がわっと舞い上がって、短い間だけ視界を奪った。
「ミロウ! ミロウっ!! くそ……こんな大規模な技が使えたのか、あいつのギフト」
向こう側へ呼びかけても、返事はしんとした静寂のみ。
単なる糸の一撃とは思えないほど崩落の規模は大きく、上階部分まで巻き込んで瓦礫が山と積もっている。それともこれが彼女本来の、エクソシストの筆頭としての力なのか。
「イドラさん……どうしましょう」
「それは……」
逃げろ。そうミロウは言った。
秘密を知られもしたレツェリは、これから徹底的にイドラとソニアを狙うだろう。それがなくとも、イモータルを用いた不死の研究に『不死殺し』というファクターは欠かせない。それによって臨界を先延ばしにし、ヒトとしての意識を保ちつづけるソニアという『不死宿し』もだ。
協会の司教という立場は、あまりに強大だ。名を違えども、葬送協会はロトコル教会。その教えと信徒は大陸中に、そして他大陸にも広まっている。
もしもレツェリがこの先も司教の立場を失わないのであれば。ロトコル教の目がある場所であれば、どこへ行ってもあの男の手から逃れられない。
しかし逆に言えば、他宗教が強い土地であれば信徒の数は激減する。
例えばセッショ大陸。例えばゼンテーシ大陸。……例えば、現状イドラが目指す雲の上への糸口をつかめる可能性が最も高い、ビオス教の広まるフィジー大陸。
ランスポ大陸を出て、宗教も常識も違う場所に行くなんて、旅をしてきたイドラも考えたことはなかった。イモータルはランスポ大陸にしかおらず、贖罪の旅はほかの土地では続けられなかった。
けれど。贖罪は、自己満足でしかないと気づき。新たな目的を達するためには、フィジー大陸に向かうことが妥当であり。
そのように行動すれば、レツェリからも逃げられる。
あのイモータルよりも恐ろしい赤眼。外見から推し量れないほど長く生き、不死という野望のためにすべてのものを糧にし、あらゆる手段を厭わない怪物。
オルファは狂っていた。狂わされていた。
あの怪物の手に捕えられれば、最後には自分も同じようになってしまうのではないか? イドラの脳裏には、緑がかった瞳の色彩を黄金色に染められ、意味不明な言動を繰り返すオルファの姿がよぎる。
ここで踵を返し、正面玄関から逃げだせば。ミロウの言う通り、今すぐここを出て、感謝祭の余韻で盛り上がった通りを抜け、デーグラムから北か東に向かって適当な港から船でフィジー大陸に渡航すれば。
なにもかも忘れられる。
ソニアはついてきてくれるだろう。
いっしょに逃げてほしいといえば、最終的に頷いてくれる。心からそう思えた。なぜなら二人は、血縁よりも恋よりも強い依存の糸につながれている。
罪人が生きるには、互いの肯定が必要で。身体的にもソニアは、イドラのマイナスナイフがなくては生きていけない。決定的な依存だ。特にあのオルファを見た後では、イドラから離れようなどとは到底思えないだろう。
だから。イドラは、ゆっくりとそばに立つソニアの、橙色の瞳を見て——
「ミロウを助けに行く。いいな」
「はい。行きましょう、今すぐに!」
真っすぐに伝えると、ソニアは一瞬もためらわず頷いた。
——本当に助けたいと思った相手だけは、なにがなんでも助けなさい。
遠い記憶から、懐かしいにおいのする家で、恋しい母の声がする。あの日、どんな場所でもリティに育てられた息子として恥じない行いをすると、声に出して約束した。理由はそれだけで十分だ。
イドラは昼間にミロウから受け取った、司教室の位置が印された聖堂の簡易的な見取り図のメモを今一度取り出した。
「廊下は塞がれたが……この聖堂はぐるっと囲む感じで廊下が伸びてる。回り込んでくれば、ミロウと合流できるはずだ」
「逆側からですね、わかりましたっ」
小さな手が、ワダツミを肩から背負うヒモをぎゅっと握る。二人はすぐに、瓦礫に塞がれた方とは逆に廊下を走り出した。決して逃走ではなく、助けるべき誰かのために。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる