28 / 175
第28話 新しい友人の不思議な話(2)
しおりを挟む
「……でもアスマンちゃん? 隣のクラスの子が行方不明になっているのならば学校でも、先生達の口から気をつけるようにとの注意や登下校の指示があると思うのだけれど? 家のクラスはそんな事はなかったよ……。それに地方番組のテレビのニュースでも恐ろしい事件が起こった可能性がある? とか、放映されていなかったよ。だからその子は両親と喧嘩をして家出をしただけじゃないの?」
私達がアスマンちゃんの恐ろしい話を聞き、顔色を変え動揺……。各自が震え慄いていると。いつも強気で元気のいい芽衣ちゃんがアスマンちゃんへと苦笑いを浮かべながら大袈裟な話ではないのかと尋ねた。
「あのね……」
アスマンちゃんはここまで言葉を漏らせば、急に周りも見渡し始める。それも彼女は困惑した表情で私は幸ちゃん、紗枝ちゃんの顔も見るから。
「アスマンちゃん、どうしたの?」
彼女と最初にクラス内で仲良くなった紗枝ちゃんが首を傾げつつ尋ねると、
「紗枝ちゃんと幸ちゃん……。それと美月ちゃんも私の話を聞いて、嫌な思いをしないでね」とアスマンちゃんから告げられて、「お願いね」と釘まで刺されたから。
「うん、わかった」
「大丈夫」
「私達三人は大丈夫だから」と、私が紗枝ちゃんと幸ちゃんに続き告げると。
アスマンちゃんはまた小声で当たりの様子をうかがいつつ、「実はね」と私達四人へと告げてきた。
「……行方不明になった娘はね、日本人の子だから学校の先生も皆に報告しないらしい。それにテレビや新聞の方も……」
「えっ! そうなんだ?」
アスマンちゃんの言葉を聞き、幸ちゃんが驚嘆すれば、
「うん」とアスマンちゃんはうなずく。
「そうか~、じゃ、学校の方も生徒を怖がらせて、SNS等に日本人の行方不明事件がまた起きたと投稿をされ、。それがSNS内で取り上げられ、政府批判を拡散されるとまずいから国の指示を受けている学校側も言わないのだね」
紗枝ちゃんがフムフムと探偵さんのようになって推理をすれば。
「うん、多分そう」
アスマンちゃんも紗枝ちゃんの推理に対して同意見だと伝えた。
「今の世の中……。テレビや新聞等も日本政府の指示で外国の人達の犯罪の方も極力隠し通すからね……。過去の政治家達が法案化した法律が失敗したのだと世に知られたくないから隠しているのだと誰かが言っていた……」
お口がよく動く紗枝ちゃんがここまで話をしたところで。
「あっ!」だ。
そして「ごめんね、二人共……」と紗枝ちゃんはアスマンちゃんと芽衣ちゃんへの二人へと深々と頭を下げて謝罪をした。
でも二人は「いいよ、気にしないで」と。
「別に紗枝が気にする事では無い。みんな今の日本の政治家達が未だにちゃんとした外国人も裁ける方を作らないのが原因だから。紗枝が気にする必要はないから」
何でも物事をハッキリと言える芽衣ちゃんが腕を組み、仁王立ちで鼻息荒く紗枝ちゃんに気にするなと告げたのだが。
紗枝ちゃんはお父さんが日本人でお母さんがフィリピン国籍だった人だから、他国の二人の目の前でも、ハッキリと外国人犯罪らしいと言えることができるけれど。
私と幸ちゃんは日本人だから、そんな差別扱いになりそうな言葉はとても大きな声で告げることなどできないよ、と思えば。
「何で犯人が外国の人だと言った話が流れているの? もしかして隣のクラスの娘が誰かに連れ去られるの見た人がいるの?」
幸ちゃんがアスマンちゃんへと尋ねる。
「うん、見た人がいると言うかさ? ここ、つい最近さね、外国人の男性による夕刻以降の付きまとい。ストーカーじみた不審者が現れたと警察の方には通報が何度もあったみたい」
幸ちゃんの問いかけにアスマンちゃんは答えた。
「えっ! 警察の方に不審者情報が入っていたのに。警察の方はパトカー巡回パトロールとかしなかった訳?」
二人の会話を聞いていた芽衣ちゃんがアスマンちゃんへと尋ねる。
「パトロールはしていたみたいよ。日本の警察の方も。でも不審者は他国の人だから職務質問は差別扱いを受ける可能性があるから。何かそれらしい人が居てもパトカーを停めて、職務質問とか出来なかったみたい。だからまた日本人の娘が神隠しに遭ったと。家の町内の方では騒いでいたみたい。行方不明になった娘が家の小学校学区の子だからと。家のパパが言っていたよ。だから今日から夜回りの方も自衛団で強化をするらしいよ。犯人の男を捕まえて殴ってやるのだと張り切っていたからね」
アスマンちゃんは苦笑いを浮かべながら、自分達の地元の自衛団の活動内容を詳しく教えてくれた。
「そうか~」
「見つかると良いね~」
「うん、そうだね」
幸ちゃんや紗枝ちゃんに続き私がうなずけば。
「きっと見つかるよ! 大丈夫だよ!」
私達は面識がない娘だけれど。やはり同級生の子が犯罪に巻き込まれ、二度と家に帰れないと思うと、悲しくて可愛そうだと思うから、気落ちをして下を向けば芽衣ちゃんが大丈夫! 隣のクラスの娘は見つかるよ! と。いつも元気でハツラツしている彼女が落ち込むみんなのことを叱咤激励してくれた。
「そうだね!」
「確かに!」
「まだ殺害されたと言った話は流れていないしね」
「うん、そうだね!」
「まあ、ここで諦めたら試合終了の笛が鳴るしさ」
芽衣ちゃんがマンガの名セリフを告げ、この場の暗い雰囲気を穏やかにしてくれるから。
「芽衣ちゃんはまるで○西先生みたい~」
私が笑いながら、この場を穏やかにしてくれた芽衣ちゃんを褒め称えると。
「えぇ~、酷い美月ちゃん……。私あんなにお腹出ていないよ~。芽衣ちゃんが不満を言ってきた。」
だからこの場の雰囲気が更に穏やかになり、私達五人は中学生の少女らしく、キャキャ、ワイワイと中学校へとスクールゾーンを安全に歩きながら向かう。
◇◇◇
私達がアスマンちゃんの恐ろしい話を聞き、顔色を変え動揺……。各自が震え慄いていると。いつも強気で元気のいい芽衣ちゃんがアスマンちゃんへと苦笑いを浮かべながら大袈裟な話ではないのかと尋ねた。
「あのね……」
アスマンちゃんはここまで言葉を漏らせば、急に周りも見渡し始める。それも彼女は困惑した表情で私は幸ちゃん、紗枝ちゃんの顔も見るから。
「アスマンちゃん、どうしたの?」
彼女と最初にクラス内で仲良くなった紗枝ちゃんが首を傾げつつ尋ねると、
「紗枝ちゃんと幸ちゃん……。それと美月ちゃんも私の話を聞いて、嫌な思いをしないでね」とアスマンちゃんから告げられて、「お願いね」と釘まで刺されたから。
「うん、わかった」
「大丈夫」
「私達三人は大丈夫だから」と、私が紗枝ちゃんと幸ちゃんに続き告げると。
アスマンちゃんはまた小声で当たりの様子をうかがいつつ、「実はね」と私達四人へと告げてきた。
「……行方不明になった娘はね、日本人の子だから学校の先生も皆に報告しないらしい。それにテレビや新聞の方も……」
「えっ! そうなんだ?」
アスマンちゃんの言葉を聞き、幸ちゃんが驚嘆すれば、
「うん」とアスマンちゃんはうなずく。
「そうか~、じゃ、学校の方も生徒を怖がらせて、SNS等に日本人の行方不明事件がまた起きたと投稿をされ、。それがSNS内で取り上げられ、政府批判を拡散されるとまずいから国の指示を受けている学校側も言わないのだね」
紗枝ちゃんがフムフムと探偵さんのようになって推理をすれば。
「うん、多分そう」
アスマンちゃんも紗枝ちゃんの推理に対して同意見だと伝えた。
「今の世の中……。テレビや新聞等も日本政府の指示で外国の人達の犯罪の方も極力隠し通すからね……。過去の政治家達が法案化した法律が失敗したのだと世に知られたくないから隠しているのだと誰かが言っていた……」
お口がよく動く紗枝ちゃんがここまで話をしたところで。
「あっ!」だ。
そして「ごめんね、二人共……」と紗枝ちゃんはアスマンちゃんと芽衣ちゃんへの二人へと深々と頭を下げて謝罪をした。
でも二人は「いいよ、気にしないで」と。
「別に紗枝が気にする事では無い。みんな今の日本の政治家達が未だにちゃんとした外国人も裁ける方を作らないのが原因だから。紗枝が気にする必要はないから」
何でも物事をハッキリと言える芽衣ちゃんが腕を組み、仁王立ちで鼻息荒く紗枝ちゃんに気にするなと告げたのだが。
紗枝ちゃんはお父さんが日本人でお母さんがフィリピン国籍だった人だから、他国の二人の目の前でも、ハッキリと外国人犯罪らしいと言えることができるけれど。
私と幸ちゃんは日本人だから、そんな差別扱いになりそうな言葉はとても大きな声で告げることなどできないよ、と思えば。
「何で犯人が外国の人だと言った話が流れているの? もしかして隣のクラスの娘が誰かに連れ去られるの見た人がいるの?」
幸ちゃんがアスマンちゃんへと尋ねる。
「うん、見た人がいると言うかさ? ここ、つい最近さね、外国人の男性による夕刻以降の付きまとい。ストーカーじみた不審者が現れたと警察の方には通報が何度もあったみたい」
幸ちゃんの問いかけにアスマンちゃんは答えた。
「えっ! 警察の方に不審者情報が入っていたのに。警察の方はパトカー巡回パトロールとかしなかった訳?」
二人の会話を聞いていた芽衣ちゃんがアスマンちゃんへと尋ねる。
「パトロールはしていたみたいよ。日本の警察の方も。でも不審者は他国の人だから職務質問は差別扱いを受ける可能性があるから。何かそれらしい人が居てもパトカーを停めて、職務質問とか出来なかったみたい。だからまた日本人の娘が神隠しに遭ったと。家の町内の方では騒いでいたみたい。行方不明になった娘が家の小学校学区の子だからと。家のパパが言っていたよ。だから今日から夜回りの方も自衛団で強化をするらしいよ。犯人の男を捕まえて殴ってやるのだと張り切っていたからね」
アスマンちゃんは苦笑いを浮かべながら、自分達の地元の自衛団の活動内容を詳しく教えてくれた。
「そうか~」
「見つかると良いね~」
「うん、そうだね」
幸ちゃんや紗枝ちゃんに続き私がうなずけば。
「きっと見つかるよ! 大丈夫だよ!」
私達は面識がない娘だけれど。やはり同級生の子が犯罪に巻き込まれ、二度と家に帰れないと思うと、悲しくて可愛そうだと思うから、気落ちをして下を向けば芽衣ちゃんが大丈夫! 隣のクラスの娘は見つかるよ! と。いつも元気でハツラツしている彼女が落ち込むみんなのことを叱咤激励してくれた。
「そうだね!」
「確かに!」
「まだ殺害されたと言った話は流れていないしね」
「うん、そうだね!」
「まあ、ここで諦めたら試合終了の笛が鳴るしさ」
芽衣ちゃんがマンガの名セリフを告げ、この場の暗い雰囲気を穏やかにしてくれるから。
「芽衣ちゃんはまるで○西先生みたい~」
私が笑いながら、この場を穏やかにしてくれた芽衣ちゃんを褒め称えると。
「えぇ~、酷い美月ちゃん……。私あんなにお腹出ていないよ~。芽衣ちゃんが不満を言ってきた。」
だからこの場の雰囲気が更に穏やかになり、私達五人は中学生の少女らしく、キャキャ、ワイワイと中学校へとスクールゾーンを安全に歩きながら向かう。
◇◇◇
0
あなたにおすすめの小説
夫の妹に財産を勝手に使われているらしいので、第三王子に全財産を寄付してみた
今川幸乃
恋愛
ローザン公爵家の跡継ぎオリバーの元に嫁いだレイラは若くして父が死んだため、実家の財産をすでにある程度相続していた。
レイラとオリバーは穏やかな新婚生活を送っていたが、なぜかオリバーは妹のエミリーが欲しがるものを何でも買ってあげている。
不審に思ったレイラが調べてみると、何とオリバーはレイラの財産を勝手に売り払ってそのお金でエミリーの欲しいものを買っていた。
レイラは実家を継いだ兄に相談し、自分に敵対する者には容赦しない”冷血王子”と恐れられるクルス第三王子に全財産を寄付することにする。
それでもオリバーはレイラの財産でエミリーに物を買い与え続けたが、自分に寄付された財産を勝手に売り払われたクルスは激怒し……
※短め
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
選ばれたのは私ではなかった。ただそれだけ
暖夢 由
恋愛
【5月20日 90話完結】
5歳の時、母が亡くなった。
原因も治療法も不明の病と言われ、発症1年という早さで亡くなった。
そしてまだ5歳の私には母が必要ということで通例に習わず、1年の喪に服すことなく新しい母が連れて来られた。彼女の隣には不思議なことに父によく似た女の子が立っていた。私とあまり変わらないくらいの歳の彼女は私の2つ年上だという。
これからは姉と呼ぶようにと言われた。
そして、私が14歳の時、突然謎の病を発症した。
母と同じ原因も治療法も不明の病。母と同じ症状が出始めた時に、この病は遺伝だったのかもしれないと言われた。それは私が社交界デビューするはずの年だった。
私は社交界デビューすることは叶わず、そのまま治療することになった。
たまに調子がいい日もあるが、社交界に出席する予定の日には決まって体調を崩した。医者は緊張して体調を崩してしまうのだろうといった。
でも最近はグレン様が会いに来ると約束してくれた日にも必ず体調を崩すようになってしまった。それでも以前はグレン様が心配して、私の部屋で1時間ほど話をしてくれていたのに、最近はグレン様を姉が玄関で出迎え、2人で私の部屋に来て、挨拶だけして、2人でお茶をするからと消えていくようになった。
でもそれも私の体調のせい。私が体調さえ崩さなければ……
今では月の半分はベットで過ごさなければいけないほどになってしまった。
でもある日婚約者の裏切りに気づいてしまう。
私は耐えられなかった。
もうすべてに………
病が治る見込みだってないのに。
なんて滑稽なのだろう。
もういや……
誰からも愛されないのも
誰からも必要とされないのも
治らない病の為にずっとベッドで寝ていなければいけないのも。
気付けば私は家の外に出ていた。
元々病で外に出る事がない私には専属侍女などついていない。
特に今日は症状が重たく、朝からずっと吐いていた為、父も義母も私が部屋を出るなど夢にも思っていないのだろう。
私は死ぬ場所を探していたのかもしれない。家よりも少しでも幸せを感じて死にたいと。
これから出会う人がこれまでの生活を変えてくれるとも知らずに。
---------------------------------------------
※架空のお話です。
※設定が甘い部分があるかと思います。「仕方ないなぁ」とお赦しくださいませ。
※現実世界とは異なりますのでご理解ください。
不倫妻への鎮魂歌 ―サレ夫が選んだ、最も残酷で静かな復讐―
MisakiNonagase
大衆娯楽
「サレ夫、再生。不倫妻、転落。──その代償は、あまりに重い。」
「嘘で塗り固めた20年より、真実で歩む明日がいい。」
失って初めて気づく、守られていた日々の輝き。
46歳の美香にとって、誠実な夫と二人の息子に囲まれた生活は、退屈で窮屈な「檻」だった。若い男からの甘い誘惑に、彼女は20年の歳月を投げ打って飛び込んだ。 しかし、彼女が捨てたのは「檻」ではなく「聖域」だったのだ。 不倫、発覚、離婚、そして孤独。 かつての「美しい奥様」が、厚化粧で場末のスナックのカウンターに立つまでの足取りと、傷つきながらも真実の幸福を掴み取っていく夫・徹の再生を描く。 家族とは何か、誠実さとは何か。一通の離婚届が、二人の人生を光と影に分かつ。
買われた彼を解放しろと言うのなら返品します【完】
綾崎オトイ
恋愛
彼を解放してあげてください!お金で縛り付けるなんて最低です!
そう、いきなり目の前の少女に叫ばれたルーナ。
婚約者がこの婚約に不満を感じているのは知っていた。
ルーナにはお金はあるが、婚約者への愛は無い。
その名前だけで黄金と同価値と言われるほどのルーナの家との繋がりを切ってでも愛を選びたいと言うのなら、別に構わなかった。
彼をお金で買ったというのは、まあ事実と言えるだろう。だからルーナは買ってあげた婚約者を返品することにした。
※勢いだけでざまぁが書きたかっただけの話
ざまぁ要素薄め、恋愛要素も薄め
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる