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名付けて『ローリング・ボミング』
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『リトルボム』の攻撃判定は、ダメージと爆発の二段階でできていて、ダメージが入った後に一瞬遅れて爆発の吹っ飛びがある。
スライムやゴブリンのような一発で倒せるモンスターは吹っ飛ばず、狼男は吹っ飛んだ理由はこれだ。
つまり、移動に使える!
え? 何言ってるかわからない?
それじゃあこれから俺の天才的最速移動法のレクチャーをしよう。
1、『リトルボム』を自分に投げて爆発させる
2、それをうまいタイミングで回避する
3、回避無敵時間の中にダメージ判定、途切れた所に爆発判定を被せる
4、爆発の吹っ飛びで大ジャンプ!
何言ってるかわからんって人はとりあえず、「すごいはやい!」って思ってもらえればいい。
理論上は可能なこの技。
回避アルマジロの何倍も速い移動方法になるだろう。
これで街への時間も大幅に短縮できる。
名付けて『ローリング・ボミング』!
思い立ったら即行動!
早速自分に『リトルボム』を投げ、回避をした。
◇◆◇
〚デスペナルティ:全ステータス -10%〛
……まぁ最初から上手くいくわけ無いよなぁ……。
今回は回避のタイミングが一瞬遅かった気がする。
何回か練習した方が良さそうだな。
デスペナルティのステータスダウンも俺には大して関係ないから、何度死んでも特にデメリットはない。
さぁもう一回『リトルボム』だ!
スキルを使おうとした時、今いるところが見覚えのあるところだと気づいた。
いやどこも森なんだけどさ、なんか木の位置とかそういうのが見覚えあるんだよなぁ。
……まさかッ!!
俺は慌ててマップを開いた。すると、
数センチほどハジマーリへ近づいていた俺のアイコンは、元の位置に戻っていた!
なんてこったチクショウ。
セーブしてないせいで、死んでから初期リスに飛ばされたってわけか……。
……なってしまったものはしょうがない。
どうせこの移動方法さえ身につければ、今まで歩いた距離なんかすぐに取り返せる。
もっと練習を重ねて、この技をモノにしてやるぜ。
「よし、今度はもう少し早めに回避してみるか。『リトルボム』ッ!」
投げた瞬間に回避。
すると今度はダメージを受けておらず……だが吹っ飛んでもいない!
吹っ飛ばなきゃ意味がねぇんだわ。
今よりももう少し遅く、かつ遅すぎず早すぎず……判定シビアすぎだろこれ。
まぁ俺が自らそのシビア判定に挑戦してるんだけど……。
「遅すぎず、早すぎず。ダメージだけ無効化し、爆発だけ受ける。よし、いけるぞッ! 『リトルボム』!」
〚デスペナルティ:全ステータス -10%〛
◇◆◇
爆発&ローリングの地獄を繰り返すことおよそ1時間。
「『リトルボム』、そして回避ッ!」
自分に爆弾を投げ、着弾のほんの一瞬手前で回避。何度繰り返したかもうわからない行動。周りから見れば完全に意味不明である。実際近くを通った他プレイヤーはモンスターと勘違いして逃げたり、写真を撮ったりしていた。
そして爆死かノーダメというのが今までの流れだったが……。
今回は違った。
ダメージはない。それに気づいた瞬間、身体が宙に浮かぶ感覚。
視界は森の木々を置き去りにし、数秒後に身体はドガッ! と音を立てて元いた場所の十数メートル先に落下。
ついに、ついに成功したのだ……ッ!
この地獄から抜け出したのだ……ッ!!
「いよっしゃあぁぁぁ!! 見たかお前らッ! 「理論上可能」を完全なる「可能」に変えてやったぜえぇぇ!!」
お前らなどと言っているが、ギャラリーなんてものは誰ひとりとしていない。
今たまたま誰もいないというわけではない。
練習開始からしばらくしてここを通る人は殆どいなくなった。きっと掲示板で「ここにはヤベー変態がいるから近づくな」とか言われてんだろうなぁ……。
さて。この『ローリング・ボミング』だが、まだ一回しか成功していない。
完全に感覚を掴みきれていないのだ。
ならばやるべきことはただひとつッ!
「マスターするまでとことんやってやるぜゴラァァッ!!」
俺は再び地獄へ戻ることにした。
スライムやゴブリンのような一発で倒せるモンスターは吹っ飛ばず、狼男は吹っ飛んだ理由はこれだ。
つまり、移動に使える!
え? 何言ってるかわからない?
それじゃあこれから俺の天才的最速移動法のレクチャーをしよう。
1、『リトルボム』を自分に投げて爆発させる
2、それをうまいタイミングで回避する
3、回避無敵時間の中にダメージ判定、途切れた所に爆発判定を被せる
4、爆発の吹っ飛びで大ジャンプ!
何言ってるかわからんって人はとりあえず、「すごいはやい!」って思ってもらえればいい。
理論上は可能なこの技。
回避アルマジロの何倍も速い移動方法になるだろう。
これで街への時間も大幅に短縮できる。
名付けて『ローリング・ボミング』!
思い立ったら即行動!
早速自分に『リトルボム』を投げ、回避をした。
◇◆◇
〚デスペナルティ:全ステータス -10%〛
……まぁ最初から上手くいくわけ無いよなぁ……。
今回は回避のタイミングが一瞬遅かった気がする。
何回か練習した方が良さそうだな。
デスペナルティのステータスダウンも俺には大して関係ないから、何度死んでも特にデメリットはない。
さぁもう一回『リトルボム』だ!
スキルを使おうとした時、今いるところが見覚えのあるところだと気づいた。
いやどこも森なんだけどさ、なんか木の位置とかそういうのが見覚えあるんだよなぁ。
……まさかッ!!
俺は慌ててマップを開いた。すると、
数センチほどハジマーリへ近づいていた俺のアイコンは、元の位置に戻っていた!
なんてこったチクショウ。
セーブしてないせいで、死んでから初期リスに飛ばされたってわけか……。
……なってしまったものはしょうがない。
どうせこの移動方法さえ身につければ、今まで歩いた距離なんかすぐに取り返せる。
もっと練習を重ねて、この技をモノにしてやるぜ。
「よし、今度はもう少し早めに回避してみるか。『リトルボム』ッ!」
投げた瞬間に回避。
すると今度はダメージを受けておらず……だが吹っ飛んでもいない!
吹っ飛ばなきゃ意味がねぇんだわ。
今よりももう少し遅く、かつ遅すぎず早すぎず……判定シビアすぎだろこれ。
まぁ俺が自らそのシビア判定に挑戦してるんだけど……。
「遅すぎず、早すぎず。ダメージだけ無効化し、爆発だけ受ける。よし、いけるぞッ! 『リトルボム』!」
〚デスペナルティ:全ステータス -10%〛
◇◆◇
爆発&ローリングの地獄を繰り返すことおよそ1時間。
「『リトルボム』、そして回避ッ!」
自分に爆弾を投げ、着弾のほんの一瞬手前で回避。何度繰り返したかもうわからない行動。周りから見れば完全に意味不明である。実際近くを通った他プレイヤーはモンスターと勘違いして逃げたり、写真を撮ったりしていた。
そして爆死かノーダメというのが今までの流れだったが……。
今回は違った。
ダメージはない。それに気づいた瞬間、身体が宙に浮かぶ感覚。
視界は森の木々を置き去りにし、数秒後に身体はドガッ! と音を立てて元いた場所の十数メートル先に落下。
ついに、ついに成功したのだ……ッ!
この地獄から抜け出したのだ……ッ!!
「いよっしゃあぁぁぁ!! 見たかお前らッ! 「理論上可能」を完全なる「可能」に変えてやったぜえぇぇ!!」
お前らなどと言っているが、ギャラリーなんてものは誰ひとりとしていない。
今たまたま誰もいないというわけではない。
練習開始からしばらくしてここを通る人は殆どいなくなった。きっと掲示板で「ここにはヤベー変態がいるから近づくな」とか言われてんだろうなぁ……。
さて。この『ローリング・ボミング』だが、まだ一回しか成功していない。
完全に感覚を掴みきれていないのだ。
ならばやるべきことはただひとつッ!
「マスターするまでとことんやってやるぜゴラァァッ!!」
俺は再び地獄へ戻ることにした。
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