RAGING

CYABASIRA

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現代神話の始まり

3人目のレイジング使い

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喜多川「......ん?」

杏奈「あ!」

あれから1週間が立ち、その日の昼頃、喜多川はようやく目を覚ました。それに気づいた杏奈は笑顔で彼を抱き締める。

喜多川「うわっ!し、白石さん...!?」

杏奈「良かったぁ~!!」

抱き締めたまま離さずにいる杏奈に喜多川は困惑しつつも嬉し恥ずかしそうに顔を赤くしている。

喜多川「なんで君がここに...てかここは!?」

杏奈「あの怪物を倒した後すぐにぶっ倒れたんだよ!」

大門「おや、お目覚めですか?レイジング覚醒の反動はかなり体力を消耗しますからねぇ」

喜多川「貴方は...?」

大門「失礼、私は大門飛鳥だいもん あすか、この氷室邸の執事でございます」

喜多川「氷室邸?貴族の家なのか...」

杏奈「私も喜多川くんみたいに初めてレイジングを覚醒させた時に気絶しちゃったんだ。」

喜多川「あの...さっきからレイジングって一体...?」

大門「レイジングとは、人間の利き腕に宿る特殊能力...かつてそれは神のみが持っていた力...ところが今では人間もごく稀にレイジングの紋章を携えて生まれるようになったのです。」

喜多川「.....理解に苦しむね」

大門「まあ、突然こんな話をされてもね...しかし事実なのですよ。実際その右腕に能力が宿っているのだから...」

喜多川「.....はぁ」

喜多川は自分の右腕の紋章を見る。そこには光を失って肌色と同化しつつも薄らと青み帯びているレイジングの紋章。夢ではなかったか、と溜息をつく。そこで杏奈が彼に声を掛ける。

杏奈「信じられないのもわかるよ、私も当時は同じ気持ちだったからね。」

喜多川「でも...僕が君を助けられた事だけははっきり覚えてる...出会った時から太陽のように笑顔が眩しい君を...僕の手で助けられたんだ...!」

杏奈「...喜多川くん...」

大門「喜多川様、体調が回復次第、お嬢様からお話がございます。」

喜多川「え?」

杏奈「もしかして私の時と同じ?」

大門「左様でございます」

喜多川「.....?」

ーしばらくしてー

美琴「あ、きたきた」

喜多川「ここは...」

杏奈「私も初めて来るよ...」

大門が黒いリムジンに2人を乗せ、向かった場所はとても大きな基地だった。全身が鋼鉄で、機械の音やガスが噴出する音が微かに聞こえる。玄関の金色の扉のレイジングと同じ紋章が印象的だ。中へ入ると、美琴が待っていた。

大門「お連れしました、お嬢様」

美琴「ご苦労さま、さて...喜多川...卓郎さんと仰ったかしら?」

喜多川「はい、喜多川です。」

美琴「ふふ、真面目ね。それより、貴方にお話があるの、よく聞いてね」

喜多川「はい。」

美琴「単刀直入に言います...貴方、ここの組織に入って白石杏奈さんと一緒に"神"と戦って欲しいの」

喜多川「....か、神....って...言葉通りに受け取ればいいのかい?」

美琴「ええ、貴方が眠っている間、念の為に右腕の紋章を検査していたの、そうしたら、結果は紛れもなくレイジングの適性があったわ。」

喜多川「....全く理解が追いつかないな...要は、白石さんと共にこれからもあの怪物と同じような敵を倒せって言いたいのかい?」

美琴「いつ終わるのか...分からないけどね...太古の昔から延々と争いが絶えていないの......レイジングの力を巡る戦争が、ね....」

喜多川「なんか...危なくないか...僕達...」

杏奈「確かに...悪い人に狙われたりしないかな...」

美琴「レイジングは自身の身体能力を大幅に上げる力...普通の人間には捉えるのは無理よ。」

杏奈「自衛しろって事?」

喜多川「まあ、仮に怪我させたり殺したりしても正当防衛になるだろうし」

杏奈「怖いよ...」

美琴「...とまあ、最後に1つ...喜多川卓郎さん...貴方は彼女と同チームとして神々と戦うことを選びますか?それとも能力を封印して元の生活に戻りますか?」

喜多川「僕は...戦う!彼女と一緒に!もう守られてばかりはもう終わりだ、今度は僕が白石さんを守る番だ!」

大門「お素晴らしいお考えです!」

美琴「決まりね、さて...この場所を紹介します。ここは"レジスタンス"というの...貴方達は...そう、チーム"デュナミス"よ」

杏奈「デュナミス?」

大門「可能性という意味でございます。」

卓郎「新米の僕らの新たな可能性を望んでいるのかい?悪くないチーム名だ。」

美琴「といっても貴方達2人しかいないからまだチームとは言えないわね...後1人位頭数を揃えないと...」

杏奈「地道に探す?」

美琴「そうですね...そこでお2人に、3人目のレイジング使いを仲間にしたら、ある場所へ言ってもらいたいのです。」

杏奈「ある場所?」

大門「それは...絶対的な地位と権力を持つ断罪の破壊神が率いる、名を"DESTRUCTIONディストラクション"」

喜多川「ディストラクション...?破壊?」

美琴「そのリーダー格の者は、私の契約者なのです。」

健「その御方の名はマリエイヌ・グランシア...どのような最高神をも裁きを下す破壊神だ。」

杏奈「破壊神...」

美里「破壊神は神一族の中で最も恐れられている種族よ。正直我々の耳でもマリエイヌ様以外の破壊神の事は聞かないわ」

喜多川「そんなヤバそうな奴と契約って...というか契約して何になるんだ?」

美琴「我々氷室家は代々、神を使役して絶対的な勢力を付けていきました...先祖代々、神を支配する力を持っていたの。そのおかげで戦争では黒星を付けられた事はない...」

杏奈「うへぇ...確かに神様を操る力があるならどんな国にも負けないもんね~」

美琴「当然、それを恐れ、妬む国もあったわ。」

杏奈「....」

美琴「失礼、話を戻しますね...おさらいしましょう...私達の目的は、異世界ゲートの消滅です」

喜多川「ふむ...。」

美琴「ディストラクションは、我が氷室財閥が母体とする、最早1つの大国と言って良い程の巨大な刑務所、どのような最高権力者であろうと容易に裁く事が出来る...それを仕切っているのが私の契約者、マリエイヌなのです。」

杏奈「こ、こんがらがってきた...(汗)」

美琴「さて、あと一人、レイジングの適性を持つ者を探し当てねば...」

杏奈「そうだね...これからよろしく!喜多川くん!」

喜多川「...よろしく、と言いたい所なんだけど...良ければ、下の名前で呼び合わないかい?」

杏奈「いいね!私達もう友達なんだし♪」

喜多川「そうだね...改めてよろしく♪杏奈♪」

杏奈「うん、よろしく、卓郎!」

ーその頃ー

長髪の少年「........。」

同じ頃、とある街の路地裏で学校の不良同士が抗争を繰り広げていた。その中でたった1人の後ろ髪を結んでいる少年が気だるそうに自分を囲む15人程度のガラの悪い男達を見渡す。

ガラの悪い男1「いくらお前でもさぁ...この人数はキツいんじゃねぇか?」

ガラの悪い男2「泣いて謝るなら今のうちだぜ、おチビちゃんよぉ」

長髪の少年「ピーピーうるせぇよ...纏めてかかって来やがれ」

ガラの悪い男3「おらぁ!」

長髪の少年「.....。」

不良の1人から繰り出されるパンチを少年は冷静に首を傾けてかわした。

ガラの悪い男3「ぐへっ!?」

そこからすかさず、殴りかかってきた不良の腹に強烈なボディーブローをかました。

ガラの悪い男1「...ちっ...お前ら行くぞ!」

リーダー格の男がそう叫ぶと、集団が一気に彼に襲いかかる。しかし、10秒も持たずに不良達は次々と少年に倒され、全滅した。

長髪の少年「なんだよ...どいつもこいつも歯ごたえねぇな...」

ピピピピ

長髪の少年「.....もしもし...はぁ...わーったよ...じゃ。」

ー翌朝ー

卓郎「やあ、おはよう、杏奈♪」

杏奈「おはよう、卓郎!」

あれから随分時間が立ち、ようやく学校が復活し、杏奈達はいつもの学生生活を送れるようになった。特に卓郎は以前より明るい雰囲気になり、初めて彼の方から挨拶をしてきた。

ー体育館 朝礼の時間ー

校長「...という訳で、皆さんの顔を久々に見ることが出来て大変嬉しい限りで...」

杏奈「この場所...嫌でも思い出すな...」

卓郎「僕もあの時、ここにいたのに黙って見てることしか出来なかったな...ごめんね」

杏奈「謝らないでよー!あの時は仕方なかったじゃん!」

卓郎「う、うん...でも...」

杏奈「その話はもうおしまい!」

卓郎「わかったよ...」

ー昼休みー

杏奈「ねえ、卓郎!屋上で一緒にお弁当食べない?」

卓郎「いいのかい?」

杏奈「いいじゃん!一緒に食べようよ!」

卓郎「わ、わかった。」

杏奈に誘われ、照れ笑いしながら一緒に屋上への廊下を通る。途中にある保健室を素通りしようとしたその時、野太い男性の怒鳴り声が聞こえてきた。

男性教師の声「全くお前は!!これで何度目だ!!」

2人「っ!?」

長髪の少年「.......」

保健室の中を覗いてみると、革のソファに座りながら保険の先生に傷を手当てされている少年と、彼に対して怒声を浴びせているガタイのいいジャージの男性教師がいた。

卓郎「.....彼は....えっと...あぁ、そうだ...確か1年生の夏目衛なつめ まもるくんだったかな?」

杏奈「....あー...知ってる知ってる...地元で有名なヤンキーだよね。」

男性教師「全く...!まーた抗争なんてくだらん事をしやがって!」

保険の先生「夏目くん...お願いだから先生達の言う事を聞いて...貴方のお父さんと妹さんが悲しむわよ....?」

夏目「..........」

男性教師「お前な...ただでさえ出席数も少ないし、前科持ちなんだぞ?少年院に入れられたいのか?ん?」

杏奈「......こ、怖い」

卓郎「...は、早く行こう、気づかれない内に...」

こうして2人は保健室の3人に気付かれないうちに屋上へと辿り着いた。そして一緒に昼食の弁当箱を開く。

杏奈「...よくやるよねぇ、喧嘩なんてさ」

卓郎「確かに...勝っても何も得にならないし...意味ないよね」

ドカッ

夏目「.....ちっ」

2人「!!」

そんな話をしていたら、話題になっていた本人の夏目衛が屋上にやってきた。その手には弁当箱の入った布をぶら下げており、ここで昼食を取ろうとしたらしいが、2人を見た途端、舌打ちをして、バツが悪そうに立ち去ろうとしたが、杏奈が呼び止めた。

杏奈「待って!」

夏目「......?」

卓郎「あ、杏奈!?」

杏奈「君、1年の子でしょ?良かったら一緒にお昼食べない...?」

夏目「.......。」

卓郎「(ちょっと!なんでわざわざ声を掛けるんだよ!?)」

杏奈「(いいじゃん!仲良くすれば悪いことなんてやめてくれるかもだし...!)」

夏目「.......なんでてめぇらと飯食わなきゃならねえんだよ?」

杏奈「1人でいるより皆でいる方が楽しいよ?だから夏目くんもおいでよ♪」

夏目「.......。」

杏奈「ほら!今日ね?久しぶりの学校だからお母さん張り切っちゃって!唐揚げとかウインナーとか...後ね後ね!大好物の卵焼きの中にクリームチーズが入ってて....」

卓郎「.........。(汗)」

夏目「......っ」

卓郎「お?」

心做しか、夏目の表情が一瞬揺らいだ気がした。単に杏奈が鬱陶し過ぎるだけかもしれないが、あの恐ろしい目付きが無くなっている。

杏奈「大丈夫!卓郎も優しくていい人だから!一緒に食べよ!」

夏目「......はぁ」

そう言うと、杏奈は彼の手を引き、ベンチに座らせ、自分達もとなりに座る。

卓郎「...。(あれだけ嫌がってたのに...抵抗してなかったな...)」

杏奈「えへへ♪」

夏目「....何笑ってんだよ?」

杏奈「だって友達が増えたんだもん♪嬉しいに決まってるじゃん!」

夏目「友達になった覚えは...」

杏奈「もー!野暮なことは言いっ子なしだよ!」

夏目「!?」

卓郎「!?」

夏目の言葉を遮るかのように杏奈が彼を抱き締めた。胸元に顔が埋まり、とても驚いた表情をしていた。一方、卓郎はそれを見て驚きつつも妬いていた。

卓郎「.....ぐっ....」

夏目「なんなんだよこいつ!!?」

卓郎「スキンシップ激しい子だったな、そーいや...。」

杏奈「喧嘩なんかより皆で遊んだりご飯食べたり、お話したりした方が断然楽しいんだよ?♪」

夏目「し、知るか...よ...」

卓郎「い、いくら杏奈でもそれははしたない...けしからない...っ!」

夏目「っっ!離れろよ!!」

杏奈「きゃ!」

卓郎「杏奈!!」

夏目「うぜぇよお前!クソブス!」

杏奈を突き飛ばし、罵声を浴びせながら夏目は扉を開け、逃げ出した。尻餅を着いている杏奈を卓郎は心配してかけより、逃げる夏目を睨みつけた。

卓郎「全く!なんて野蛮なんだ!杏奈...大丈夫かい?」

杏奈「いたた...大丈夫...にしても残念だなぁ...仲良くなれなくて.....」

卓郎「もう良しなよ.....人間、仲良くなれるのはほんのひと握り程度なんだ...しつこ過ぎても余計嫌われるだけさ」

杏奈「え~...私はそんなことないと思うけど...。」

ー放課後ー

杏奈「うーん、夏目くん...もう帰っちゃったのかな?」

卓郎「まだ諦めてないんだ...」

午後の授業が終わり、放課後になった後でも杏奈は家に帰らず、校門前で夏目を待ち構えている。一緒にいる卓郎はそんな彼女に呆れて苦笑いしていた。すると、校舎の扉が開き、不機嫌そうな顔をした男性教師が出てきた。2人には見覚えがあった、なぜなら、その男性教師は、保健室で夏目を怒鳴っていた彼の担任教師だったからだ。

「全く!夏目の奴...昼休みの時から見かけねえ...帰りやがったなちくしょう!!」

杏奈「...え、もう帰っちゃったの?」

卓郎「無断下校は良くないね...」

流石は不良だな、と2人は思った。不良であれば授業をサボって帰ってしまうのは典型的なパターンなのだが、この後、彼の身に恐ろしい事態が起こることは誰が予想できたのだろうか.....。
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