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家でも学校でも
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恥ずかしさに耐えながら歩き続け、りみは漸く学校に戻ってくることができた。道中では知らない人にまで、おむつを笑われ、実名も知られてしまった。いくら二週間の間だけ小学生扱いをされるからといって、まさかこんな目に合うとは夢にも思っていなかったりみは、中学生に戻ったあとのことを考えて途方に暮れていた。
(家でも学校でも小学生扱いされて、そのうえ知らない人にもおむつ履いてることがばれるなんて、、本当にこの先どうしよう、、)
「では明日は生活の時間に双葉小学校の生徒さんとの交流会があるので、みなさん楽しみにしていてくださいね。レクリエーションも用意しています!それでは気を付けて帰って下さい。さようなら~。」
りみがこれからのことを憂いているといつの間にか帰りの回が終わっていたようだ。りみの小学生生活終了まであと3日。3日だけ耐えればとりあえず中学生に戻ることができる。とりあえず3日間この恥辱にまみれた小学生生活を耐えきろうと気持ちを切り替え、小学一年生になるならと妹に渡された黄色いカバーのついたピンクのランドセルと一年生の証である黄色帽子をかぶり、足早に帰路についた。
「ただいまー、、」
「あ、お姉ちゃんおかえり~。学校でお漏らししなかった、、あはははは!なにそのおむつカバーww」
綾乃はりみの〈〈中学3年生 お漏らしっ子 倉持りみ〉〉と書かれた特注のおむつカバーをみて大笑いし始めた。
「お姉ちゃんその格好で帰ってきたの?この前の恰好より恥ずかしいじゃん。今日学校だとお姉ちゃんの話題で持ちきりだったよw中学生から落第した女子がいるって。」
「うるさい、、余計な事言ってないよね?」
「うん、その女子が私のお姉ちゃんでお漏らししちゃうからおむつ当ててあげてるってことぐらいしか言ってないよ!」
「え、ちょっと、、え?おむつのこと言ってるじゃない、、」
「いや~こんな面白い状況を私しか知らないとかもったいないし。悔しかったら早くおむつとれるようにトイレトレーニング頑張りなよ。」
「トイレトレーニングなんていらないよ!あと三日すればもとの生活に戻れるんだから、、」
「お漏らしに関してはそうかもしれないけどさ、おねしょはわざとやってるわけじゃないんでしょ?中学生に戻ってもおねしょはしちゃうんじゃない?」
「す、するわけないでしょ!いい加減にしないとほんとに怒るよ?」
妹の姉をなめ切った返答にりみは苛立ちを隠そうともせず、語気を強めた。
「きゃ~おむつの赤ちゃんが怒ってる~w」
以前までだったら綾乃もりみの怒りを感じ取って適当なところでやめにしていた。しかし、おねしょにお漏らしをし続け、おむつをしているりみに怒られても怖くもなんともない。それどころかさらにりみを馬鹿にしてきた。
「いい加減に、、!」
「お姉ちゃんさ、そんなこといっていいの?今朝のこと忘れてないよね?」
「う、、」
「お母さんも言ってたよね?おねしょの続く限りお姉ちゃんは私の妹として扱われるって。それにおねしょしちゃった証拠写真もあるんだよ?これどこかの掲示板にアップしちゃおうかな~」
(関戸さんと同じようなこと言って、、!でも掲示板なんかにアップされたら一生ネットで笑いものになっちゃう、、とりあえず今は従うしかない、、どこかで写真のデータ消さないと、、)
「ご、ごめんなさい、、」
「わかればいいんだよ、りみちゃん。りみちゃんは妹だからおねしょしちゃうのも仕方にないよね~」
綾乃はそう言いながらりみのおむつをポンと叩くと自分の部屋に戻っていった。
(学校でも家でもこんな扱い、、もう嫌、、!)
それから夕飯を食べ終え、シャワーを浴びていると脱衣所のところから物音が聞こえてきた。不思議に思いりみが浴室の外に出てみると、りみが持ってきた寝間着がいつの間にかなくなっており、以前ドラッグストアで購入した幼女用の紙おむつが一枚置かれていた。この状況でこんなことをするのは綾乃以外ありえなかったが、問い詰めようにも着替えがない。いくら家族といえども、思春期真っ只中のりみにとっては全裸で家の中を歩き回るのは抵抗があった。とはいえおむつだけ履くのもそれはそれで非常に恥ずかしい恰好であるのは間違いない。
悩みに悩み、りみは漸く綾乃を探しに脱衣所の外に出ていった。
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本当にお久しぶりです。なかなか時間が取れず更新が遅れに遅れてしまい申し訳ありません。以前から申していますように完結は必ずさせるので長い目で見守っていただけると嬉しいです。
りみはおむつ一枚と全裸、どちらを選択したのでしょうか。次回更新もよろしくお願いします。
(家でも学校でも小学生扱いされて、そのうえ知らない人にもおむつ履いてることがばれるなんて、、本当にこの先どうしよう、、)
「では明日は生活の時間に双葉小学校の生徒さんとの交流会があるので、みなさん楽しみにしていてくださいね。レクリエーションも用意しています!それでは気を付けて帰って下さい。さようなら~。」
りみがこれからのことを憂いているといつの間にか帰りの回が終わっていたようだ。りみの小学生生活終了まであと3日。3日だけ耐えればとりあえず中学生に戻ることができる。とりあえず3日間この恥辱にまみれた小学生生活を耐えきろうと気持ちを切り替え、小学一年生になるならと妹に渡された黄色いカバーのついたピンクのランドセルと一年生の証である黄色帽子をかぶり、足早に帰路についた。
「ただいまー、、」
「あ、お姉ちゃんおかえり~。学校でお漏らししなかった、、あはははは!なにそのおむつカバーww」
綾乃はりみの〈〈中学3年生 お漏らしっ子 倉持りみ〉〉と書かれた特注のおむつカバーをみて大笑いし始めた。
「お姉ちゃんその格好で帰ってきたの?この前の恰好より恥ずかしいじゃん。今日学校だとお姉ちゃんの話題で持ちきりだったよw中学生から落第した女子がいるって。」
「うるさい、、余計な事言ってないよね?」
「うん、その女子が私のお姉ちゃんでお漏らししちゃうからおむつ当ててあげてるってことぐらいしか言ってないよ!」
「え、ちょっと、、え?おむつのこと言ってるじゃない、、」
「いや~こんな面白い状況を私しか知らないとかもったいないし。悔しかったら早くおむつとれるようにトイレトレーニング頑張りなよ。」
「トイレトレーニングなんていらないよ!あと三日すればもとの生活に戻れるんだから、、」
「お漏らしに関してはそうかもしれないけどさ、おねしょはわざとやってるわけじゃないんでしょ?中学生に戻ってもおねしょはしちゃうんじゃない?」
「す、するわけないでしょ!いい加減にしないとほんとに怒るよ?」
妹の姉をなめ切った返答にりみは苛立ちを隠そうともせず、語気を強めた。
「きゃ~おむつの赤ちゃんが怒ってる~w」
以前までだったら綾乃もりみの怒りを感じ取って適当なところでやめにしていた。しかし、おねしょにお漏らしをし続け、おむつをしているりみに怒られても怖くもなんともない。それどころかさらにりみを馬鹿にしてきた。
「いい加減に、、!」
「お姉ちゃんさ、そんなこといっていいの?今朝のこと忘れてないよね?」
「う、、」
「お母さんも言ってたよね?おねしょの続く限りお姉ちゃんは私の妹として扱われるって。それにおねしょしちゃった証拠写真もあるんだよ?これどこかの掲示板にアップしちゃおうかな~」
(関戸さんと同じようなこと言って、、!でも掲示板なんかにアップされたら一生ネットで笑いものになっちゃう、、とりあえず今は従うしかない、、どこかで写真のデータ消さないと、、)
「ご、ごめんなさい、、」
「わかればいいんだよ、りみちゃん。りみちゃんは妹だからおねしょしちゃうのも仕方にないよね~」
綾乃はそう言いながらりみのおむつをポンと叩くと自分の部屋に戻っていった。
(学校でも家でもこんな扱い、、もう嫌、、!)
それから夕飯を食べ終え、シャワーを浴びていると脱衣所のところから物音が聞こえてきた。不思議に思いりみが浴室の外に出てみると、りみが持ってきた寝間着がいつの間にかなくなっており、以前ドラッグストアで購入した幼女用の紙おむつが一枚置かれていた。この状況でこんなことをするのは綾乃以外ありえなかったが、問い詰めようにも着替えがない。いくら家族といえども、思春期真っ只中のりみにとっては全裸で家の中を歩き回るのは抵抗があった。とはいえおむつだけ履くのもそれはそれで非常に恥ずかしい恰好であるのは間違いない。
悩みに悩み、りみは漸く綾乃を探しに脱衣所の外に出ていった。
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本当にお久しぶりです。なかなか時間が取れず更新が遅れに遅れてしまい申し訳ありません。以前から申していますように完結は必ずさせるので長い目で見守っていただけると嬉しいです。
りみはおむつ一枚と全裸、どちらを選択したのでしょうか。次回更新もよろしくお願いします。
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