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帰省
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落ち着かない気持ちで新年を迎え、世間一般の正月休みが終わる頃、智樹は彩葉と共に実家へと向かった。
東京駅に着くと、彩葉は駅弁や手土産の菓子折りを楽しそうに選び、新幹線に乗り込むや否や弁当を広げて食べ始めた。
「うまい! やっぱり電車の中で食べる駅弁は格別だよね。智樹も早く食べなよ」
彩葉に急かされて弁当の包みをほどいたが、あまり食欲がわかず、智樹の箸はすすまない。
そんな智樹の隣で、窓際に座った彩葉は外の景色を楽しみながら上機嫌で弁当を口に運んでいる。
「ビールも飲みたいところだけど、智樹の家族に会う前だから我慢しないとね。妹さんの名前、香澄ちゃんだっけ? 子供がいるって言ってたけど、男の子? それとも女の子? 何歳なの? 名前は?」
智樹は弁当を食べる手を止め、矢継ぎ早に繰り出される質問に答えていった。
「香澄の子供は女の子だよ。来月で三歳になる。名前は千尋で、家族の間では“ちーちゃん”って呼ばれてる」
「三歳かぁ。小さい子と接する機会なんて無いから、ちょっと緊張してきた」
先程までの元気はどこへやら、彩葉は不安そうに顔を曇らせる。
「彩葉でも緊張することなんてあるんだね」
「そりゃあるよ。むしろ人よりも緊張しやすい方だと思う。ブックライターとして本を代筆する時は、本人から話を聞き出すために何時間もインタビューする必要があるんだけど……何回やっても慣れなくて、インタビューする前日は緊張でほとんど眠れない。今回は智樹の家族に会いに行くわけだし、少しでも良い印象を持ってもらいたいなと思うから、なおさら緊張する」
「それなのに、どうして一緒に行こうなんて言い出したの?」
「こうでもしないと、智樹は帰省しなかっただろ」
「まぁ、そうだけどさ……別に正月だからって、無理に帰省する必要なんかないだろ。帰ろうと思えば、いつだって帰れるんだし」
「……そうとは限らないだろ。あたりまえの日常が、この先もずっと続いていく保証なんか、どこにも無いんだから」
憂いを含んだ彩葉の声音に、智樹はハッとさせられた。
何故これほどまでに、彩葉が帰省を促したのか。
その真意に、ようやく気付かされたのだ。
予期せぬ事故で両親を失った彩葉にとって、“あたりまえの日常”とは、“ある日突然失われる可能性を秘めているもの”という認識なのかもしれない。
喪失感を抱え、奈落の底で手を伸ばした“小説を書く”という救いの光さえ、周囲の心ない声に塗り潰されて。
それでも彩葉は、暗闇の中で息を潜めるように“他者の本を代筆する”という形で文字を書き連ね、表現者として生き延びた。
そして今、再び自らの言葉で物語を紡ぎ出そうとしている。
そんな彩葉が、復帰作の小説を書き進めることよりも、智樹の帰省に同行することを優先した理由。
それは、きっと——。
「大事な人には、会える時に会っておいた方がいい」
彩葉が口にしたのは、智樹が頭に思い浮かべていた言葉と同じものだった。
肘掛けに載せられた智樹の手を、彩葉の温かな手が包み込む。
「そうだね。彩葉の言う通りだと思う。一緒に来てくれてありがとう」
お礼を言って、智樹は彩葉の手を握り返した。
新幹線が長野駅に到着したあと、智樹達はローカル線に乗り換えて実家の最寄駅へと向かった。
ホームに降り立ち、改札を通り抜けると、懐かしい町並みが目に映る。
「田舎町って言うから何も無いのかと思ってたけど、商店街もあるし、暮らしやすそうなところだね」
彩葉の感想に、智樹は苦笑いを浮かべた。
「それはどうだろう。ある程度の物は商店街で手に入るから、物質的にはそれほど不自由じゃないけど……。近所付き合いとか親戚付き合いとか、人間関係の結びつきがやたらと強いから、そういうのが苦手な人にとっては精神的にキツいんじゃないかな」
「……智樹もキツかった?」
「そうだね。まぁまぁ息苦しかったよ」
「そっか」
彩葉はそれ以上、何も聞かずにいてくれた。
実家に着いてインターホンを鳴らすと、母親がドアを開けて出迎えてくれる。
その後ろから、姪っ子の千尋も顔を出した。
「ただいま」
「おかえり」
智樹に声をかけたあと、母親は彩葉に笑顔を向けて会釈した。
「どうも、智樹の母です」
「初めまして、鈴木彩葉です。智樹さんにはいつもお世話になってます」
挨拶を交わす大人達を、千尋が不思議そうな顔で見上げている。
彩葉は、膝を曲げて千尋に目線を合わせると
「こんにちは、千尋ちゃん」
と声をかけ、ポケットの中から何かを取り出した。
手の平に載っていたのは、箸袋を折って作った星型で、それを見た千尋は、きょとんとした表情になる。
「えーと、お星さま作ってみたんだけど……こんなの見せられても困っちゃうよね。ごめん、忘れて」
彩葉は気まずそうな笑みを浮かべながら、手を引っ込めた。
その時、妹の香澄が外から玄関に入ってきた。なぜか、隣の家に住んでいる宮沢さんも一緒だ。
「あ、お兄ちゃんおかえり。宮沢さんのところへ回覧板を届けに行ってたんだけど……お兄ちゃんが帰って来るって話したら、久しぶりに顔が見たいって言うから——」
香澄が最後まで言い終わらないうちに、宮沢さんが話に割り込んでくる。
「あらあら智樹君、久しぶりねぇ。元気にしてた? もっと頻繁に帰って来なくちゃダメよ。香澄ちゃんが仕事に行ってる間は、お父さんとお母さんが千尋ちゃんの面倒を見てるんでしょう? 二人とも、もう若くないんだから無理させないようにしないと。朝から晩まで孫の世話なんてさせられてたら、そのうち倒れちゃうわよ。智樹君もこっちに戻ってきて、手伝ってあげたら? 千尋ちゃんだって可哀想よ。もうすぐ三歳になるのに、ほとんど口がきけないなんて……やっぱり家庭環境が原因なんじゃないかしら。パパはいないし、ママも忙しいしで、気持ちが不安定になってるのよ。香澄ちゃん、早く良い人を見つけて再婚しないとね。このままじゃ千尋ちゃんが可哀想だわ」
宮沢さんは、機関銃のように早口で一気にまくしたてると、みんなの顔を見まわした。
そして、ようやく彩葉の存在に目をとめ、訝しげに眉をひそめる。
「あら、どなた?」
「あ、僕の友達です。彼の親戚も長野に住んでるんで、顔を見せに行くついでにうちにも立ち寄ってくれて……」
口から出まかせを言いながら、智樹は内心冷や汗をかいていた。
こんな言い訳では不自然に思われるかもしれない。
おしゃべりな宮沢さんのことだから、智樹が男友達を連れて帰省したことを、近所の人達にも触れ回るだろう。
妙な噂を立てられてはたまらない。どうにかしなくては。
必死に考えを巡らせる智樹の横で、宮沢さんは彩葉の顔をじっと見つめている。
それから合点がいったように頷くと、目を輝かせながらこう言った。
「あらやだ智樹君、ちゃんと良い人を見つけてきてくれたのね。うん、見た目も悪くないし香澄ちゃんと年も近そうだし、お似合いなんじゃない?」
どうやら宮沢さんは、香澄に紹介するために彩葉を連れて来たと思い込んでいるようだ。
「それじゃ、頑張ってね」
宮沢さんは香澄に耳打ちすると、軽やかな足取りで自分の家へと帰って行った。
香澄が、彩葉に頭を下げる。
「なんかもう本当に……すみません。悪い人じゃないんですけど、いつもあんな感じで……」
「俺の方は大丈夫ですよ」
と香澄に答えたあと、彩葉は千尋の目を見て語りかけた。
「千尋ちゃん、少しだけ聞いてもらいたい話があるんだけど、いいかな?」
彩葉の問いかけに、千尋が頷く。
「あのね、俺の目から見た千尋ちゃんは、ちっとも可哀想なんかじゃないよ。だって……ママがいて、おじいちゃんとおばあちゃんがいて、そのうえ智樹おじさんまでいるんだから」
千尋は、真剣な表情で彩葉の話を聞いている。
「それにね、大切に想い合う相手とは、そばに居ない時でも心の中で繋がっているんだよ。だからもしこの先、辛くて悲しい気持ちになることがあったら、大好きな人達の顔や声を思い出してごらん。そうすると力が湧いてきて、“誰に何を言われても大丈夫”っていう気持ちになるから」
そう言って、彩葉は千尋の頭を優しく撫でた。
不意に鼻をすする音がして、智樹がそちらへ目をやると、涙ぐむ香澄の姿があった。
「ありがとうございます」
香澄は声を震わせながらお礼を言ったあと、セーターの袖口で涙を拭った。
東京駅に着くと、彩葉は駅弁や手土産の菓子折りを楽しそうに選び、新幹線に乗り込むや否や弁当を広げて食べ始めた。
「うまい! やっぱり電車の中で食べる駅弁は格別だよね。智樹も早く食べなよ」
彩葉に急かされて弁当の包みをほどいたが、あまり食欲がわかず、智樹の箸はすすまない。
そんな智樹の隣で、窓際に座った彩葉は外の景色を楽しみながら上機嫌で弁当を口に運んでいる。
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智樹は弁当を食べる手を止め、矢継ぎ早に繰り出される質問に答えていった。
「香澄の子供は女の子だよ。来月で三歳になる。名前は千尋で、家族の間では“ちーちゃん”って呼ばれてる」
「三歳かぁ。小さい子と接する機会なんて無いから、ちょっと緊張してきた」
先程までの元気はどこへやら、彩葉は不安そうに顔を曇らせる。
「彩葉でも緊張することなんてあるんだね」
「そりゃあるよ。むしろ人よりも緊張しやすい方だと思う。ブックライターとして本を代筆する時は、本人から話を聞き出すために何時間もインタビューする必要があるんだけど……何回やっても慣れなくて、インタビューする前日は緊張でほとんど眠れない。今回は智樹の家族に会いに行くわけだし、少しでも良い印象を持ってもらいたいなと思うから、なおさら緊張する」
「それなのに、どうして一緒に行こうなんて言い出したの?」
「こうでもしないと、智樹は帰省しなかっただろ」
「まぁ、そうだけどさ……別に正月だからって、無理に帰省する必要なんかないだろ。帰ろうと思えば、いつだって帰れるんだし」
「……そうとは限らないだろ。あたりまえの日常が、この先もずっと続いていく保証なんか、どこにも無いんだから」
憂いを含んだ彩葉の声音に、智樹はハッとさせられた。
何故これほどまでに、彩葉が帰省を促したのか。
その真意に、ようやく気付かされたのだ。
予期せぬ事故で両親を失った彩葉にとって、“あたりまえの日常”とは、“ある日突然失われる可能性を秘めているもの”という認識なのかもしれない。
喪失感を抱え、奈落の底で手を伸ばした“小説を書く”という救いの光さえ、周囲の心ない声に塗り潰されて。
それでも彩葉は、暗闇の中で息を潜めるように“他者の本を代筆する”という形で文字を書き連ね、表現者として生き延びた。
そして今、再び自らの言葉で物語を紡ぎ出そうとしている。
そんな彩葉が、復帰作の小説を書き進めることよりも、智樹の帰省に同行することを優先した理由。
それは、きっと——。
「大事な人には、会える時に会っておいた方がいい」
彩葉が口にしたのは、智樹が頭に思い浮かべていた言葉と同じものだった。
肘掛けに載せられた智樹の手を、彩葉の温かな手が包み込む。
「そうだね。彩葉の言う通りだと思う。一緒に来てくれてありがとう」
お礼を言って、智樹は彩葉の手を握り返した。
新幹線が長野駅に到着したあと、智樹達はローカル線に乗り換えて実家の最寄駅へと向かった。
ホームに降り立ち、改札を通り抜けると、懐かしい町並みが目に映る。
「田舎町って言うから何も無いのかと思ってたけど、商店街もあるし、暮らしやすそうなところだね」
彩葉の感想に、智樹は苦笑いを浮かべた。
「それはどうだろう。ある程度の物は商店街で手に入るから、物質的にはそれほど不自由じゃないけど……。近所付き合いとか親戚付き合いとか、人間関係の結びつきがやたらと強いから、そういうのが苦手な人にとっては精神的にキツいんじゃないかな」
「……智樹もキツかった?」
「そうだね。まぁまぁ息苦しかったよ」
「そっか」
彩葉はそれ以上、何も聞かずにいてくれた。
実家に着いてインターホンを鳴らすと、母親がドアを開けて出迎えてくれる。
その後ろから、姪っ子の千尋も顔を出した。
「ただいま」
「おかえり」
智樹に声をかけたあと、母親は彩葉に笑顔を向けて会釈した。
「どうも、智樹の母です」
「初めまして、鈴木彩葉です。智樹さんにはいつもお世話になってます」
挨拶を交わす大人達を、千尋が不思議そうな顔で見上げている。
彩葉は、膝を曲げて千尋に目線を合わせると
「こんにちは、千尋ちゃん」
と声をかけ、ポケットの中から何かを取り出した。
手の平に載っていたのは、箸袋を折って作った星型で、それを見た千尋は、きょとんとした表情になる。
「えーと、お星さま作ってみたんだけど……こんなの見せられても困っちゃうよね。ごめん、忘れて」
彩葉は気まずそうな笑みを浮かべながら、手を引っ込めた。
その時、妹の香澄が外から玄関に入ってきた。なぜか、隣の家に住んでいる宮沢さんも一緒だ。
「あ、お兄ちゃんおかえり。宮沢さんのところへ回覧板を届けに行ってたんだけど……お兄ちゃんが帰って来るって話したら、久しぶりに顔が見たいって言うから——」
香澄が最後まで言い終わらないうちに、宮沢さんが話に割り込んでくる。
「あらあら智樹君、久しぶりねぇ。元気にしてた? もっと頻繁に帰って来なくちゃダメよ。香澄ちゃんが仕事に行ってる間は、お父さんとお母さんが千尋ちゃんの面倒を見てるんでしょう? 二人とも、もう若くないんだから無理させないようにしないと。朝から晩まで孫の世話なんてさせられてたら、そのうち倒れちゃうわよ。智樹君もこっちに戻ってきて、手伝ってあげたら? 千尋ちゃんだって可哀想よ。もうすぐ三歳になるのに、ほとんど口がきけないなんて……やっぱり家庭環境が原因なんじゃないかしら。パパはいないし、ママも忙しいしで、気持ちが不安定になってるのよ。香澄ちゃん、早く良い人を見つけて再婚しないとね。このままじゃ千尋ちゃんが可哀想だわ」
宮沢さんは、機関銃のように早口で一気にまくしたてると、みんなの顔を見まわした。
そして、ようやく彩葉の存在に目をとめ、訝しげに眉をひそめる。
「あら、どなた?」
「あ、僕の友達です。彼の親戚も長野に住んでるんで、顔を見せに行くついでにうちにも立ち寄ってくれて……」
口から出まかせを言いながら、智樹は内心冷や汗をかいていた。
こんな言い訳では不自然に思われるかもしれない。
おしゃべりな宮沢さんのことだから、智樹が男友達を連れて帰省したことを、近所の人達にも触れ回るだろう。
妙な噂を立てられてはたまらない。どうにかしなくては。
必死に考えを巡らせる智樹の横で、宮沢さんは彩葉の顔をじっと見つめている。
それから合点がいったように頷くと、目を輝かせながらこう言った。
「あらやだ智樹君、ちゃんと良い人を見つけてきてくれたのね。うん、見た目も悪くないし香澄ちゃんと年も近そうだし、お似合いなんじゃない?」
どうやら宮沢さんは、香澄に紹介するために彩葉を連れて来たと思い込んでいるようだ。
「それじゃ、頑張ってね」
宮沢さんは香澄に耳打ちすると、軽やかな足取りで自分の家へと帰って行った。
香澄が、彩葉に頭を下げる。
「なんかもう本当に……すみません。悪い人じゃないんですけど、いつもあんな感じで……」
「俺の方は大丈夫ですよ」
と香澄に答えたあと、彩葉は千尋の目を見て語りかけた。
「千尋ちゃん、少しだけ聞いてもらいたい話があるんだけど、いいかな?」
彩葉の問いかけに、千尋が頷く。
「あのね、俺の目から見た千尋ちゃんは、ちっとも可哀想なんかじゃないよ。だって……ママがいて、おじいちゃんとおばあちゃんがいて、そのうえ智樹おじさんまでいるんだから」
千尋は、真剣な表情で彩葉の話を聞いている。
「それにね、大切に想い合う相手とは、そばに居ない時でも心の中で繋がっているんだよ。だからもしこの先、辛くて悲しい気持ちになることがあったら、大好きな人達の顔や声を思い出してごらん。そうすると力が湧いてきて、“誰に何を言われても大丈夫”っていう気持ちになるから」
そう言って、彩葉は千尋の頭を優しく撫でた。
不意に鼻をすする音がして、智樹がそちらへ目をやると、涙ぐむ香澄の姿があった。
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