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第二章 カスガイくんは、新居で一緒に暮らしたい
2-4 何がそんなにイリスをかき立てるの?
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「う、わあっ」
屋敷に入ってすぐの玄関ホールと思わしき場所は、まるで豪華な教会のようだった。チャーチベンチこそ並べられてはいないものの、百人は余裕で入って祈れそうな空間が広がっている。そのまま視線を上にずらせば、柱を必要としない吹き抜けのドーム型天井で視界を埋め尽くされた。本物と見紛うほど写実的な星空が描かれているお陰で、つい屋外にいるような錯覚を起こしてしまう。
しばらく見入っていると、やがて満天の星のうちのひとつが動き出し、壁を伝って床に落ちてきた。まさに、流れ星。それがひとつ、ふたつ、みっつ。いや十、二十、しまいには流星群と化して四方八方に降り注ぐ。その圧倒的な没入感によって生まれた感動で、イリスの背筋がぞわりと震え上がった。
(うわっすご、っていうか動くの? 絵じゃないの? それはもうプラネタリウムなのでは? もしくはプロジェクションマッピング?)
だが、しかし。ここは異世界であるので、より最適に表現するのであれば――。
「ま、魔法みたいです!」
「そうだな、魔法だな。限定的かつ専門的な――主に精霊が得意とするものだ」
「さっすが魔王さま。そのとおり、ここにはどうやら精霊がいるみたいなんだよね」
「せいれい?」
精霊。妖精のようなものだろうかと、イリスが頭の中で昆虫の羽を生やした少女を思い浮かべていると、どこからともなく軽快なオーケストラが流れ出した。それと同時に前方で動く、何かの気配。
正面の突き当たりには閉ざされた大きな扉があり、その左右から伸びたシンメトリーなサーキュラー階段が二階フロアへと緩やかにつながっている。意匠を凝らした繊細な手すりで覆われているため、一階からはっきりと見ることはできないが、まさにその二階部分から異変が現れようとしていることだけは感じ取れた。
(なんだろうこのデジャビュ)と、きのう遺跡でエンカウントしたスライムを懐かしみながら、マオにぎゅっとしがみつく。怖いからではなく、密着したほうが何かあったときにマオも動きやすいだろうと判断した結果だ。そんなイリスの思惑を知ってか知らでか、マオの大きな手が背中を優しく撫でてくれる。あー、とろけそう。
などとイリスがふにゃふにゃになっている間に、状況が一変した。二階からぞろぞろと、二足歩行のぬいぐるみたちが大量に列をなしてやって来たのだ。犬や猫、クマやウサギといったイリスにもお馴染みのぬいぐるみのほか、パッと見ではよくわからないフォルムのぬいぐるみも程よく混ざっている。足並み揃った軍隊の行進というよりは、まるでテーマパークのパレードのようで、楽しそうに飛んだり跳ねたりしながら階段を降りてきた。少なくとも、その様子からは敵意や悪意は感じられない。
「おかえりなさい!」
「おかえり!」
「おかえりなさい! おかえりなさい!」
およそ数十体のぬいぐるみたちは、三人の前までやってくると扇状にフォーメーションを組んで立ち止まる。そのままぴょこぴょことハンズアップをしながら、全身で歓迎の意思を表現してくれた。いつの間にか頭上に現れた無数のくす玉がひとりでに割れ、「おかえりなさい」と書かれた垂れ幕とともに紙吹雪が舞う。まさにお祭り状態だ。
「なんだかすごくウェルカムされてます!」
「うん、そうなんだよね」と、興奮したイリスとは正反対のユラの冷静な声。「――最初はね」
「え?」
どういうことだろう、と。イリスがマオの半歩先に立つユラの表情を窺おうと首をめぐらせるより早く、その場の空気が変わった。
「おかえりなさい! おかえりなさい!」という大合唱が、だんだんとネジの緩くなった機械のようにスローになっていく。ぬいぐるみたちの動きも鈍くなり、挙げられていた手は垂れ下がり、カクカクと不自然に震え出す。
やがて声や音楽がぶつりと途切れると同時に、周囲が一瞬にして真っ暗になった。暗闇と静寂に包まれた空間の中で、「気をつけて。多分、飛んでくる」というユラの声だけが響き渡る。
「え? え?」
(飛んでくる? 何が? どうして?)と、イリスが混乱していると、ぶんっという鈍い音と一緒に本当に何かが飛んできた。
「わっ!」
イリスのすぐ目の前まで迫ってきたそれを、マオのスノードームが弾き返す。凍り付いたまま床にぽとりと落ちた何かをマオの腕の中から怖々と見下ろせば、そこには――。
「クマのぬいぐるみ……?」
「そう。だから当たったとしても、大して痛くはないんだけど。――ただねえ」
のんびりとしたユラの声に呼応するかのように、周囲の空気がざわつきはじめた。ようやく暗さに慣れた目が、空中に浮かび上がったたくさんのぬいぐるみを捉える。全身を弛緩させた姿は、まるでゾンビだ。突然のホラー展開に驚いて、イリスは思わず「ひぇっ」と小さい悲鳴を上げてしまう。
「量がすごいんだよね」
およそ数十体。あれが全部こちらに向かって飛んできたとしたら、いったいどうなるのか。もちろんマオのスノードームがある以上、物理攻撃的な意味では何も怖くはないのだが、オカルト現象的な意味では非常に恐ろしい。
「オカエリクダサイ……オカエリクダサイ……!」
「ほら、向こうもああ言ってるからもう帰ろう? どうも、お邪魔しました」
先ほどの大歓迎の声とは一転、おぞましい声音で帰還を促すぬいぐるみたちにぺこりと一礼して、ユラは背を向ける。マオの腕を軽く叩いて扉に戻ろうとするが、そうは問屋という名のイリスが卸さない。
「帰りません!」
「えっ」
「どうも、お邪魔します! パパ、ゴー!」
イリスに言われるがまま、マオが前方にダッシュした。雨のように降り注ぐぬいぐるみの包囲網をシールドなしで華麗にかいくぐり、真っ暗闇などものともせず、無駄のひとつもない動きで駆け抜ける。
「どこへ行く?」
「とりあえずあの正面の扉を抜けて、一階からぐるっと見て回りたいです」
「わかった」
「ちょっとちょっとちょっとちょっと!」
ばびゅんと、ユラがすぐに追いついてきた。さすがはスピードに特化した雷の魔法の使い手。稲妻のように、あっという間にマオの背後へ飛んで来て、そのまま息一つ乱さず並走する。
「待って待って、何やってるの?」
「まずは一階から見て回りたいそうだ」
「のんきかな? 今の状況わかってる?」
「屋敷に住み着いている何者か――おそらく精霊が、おれたちの侵入をよしとせずに妨害しようとしている」
「はい、よくできました。そんなまったくなんっにもぜんっぜん歓迎されていない状態で、お宅訪問を続けるってこと?」
「そうです!」
「何で何で? 何がそんなにイリスをかき立てるの?」
理由は色々あったが、その全てにユラが関係している。そもそもこの屋敷に関してのユラの態度は、最初からどこか不自然だった。
「ママ、ちょっと変です」
「俺が? この瞬間だけは誰よりも常識人だという自信に満ちあふれている俺が?」
「だからです。いつもなら絶対にこういうイベントを楽しむ人なのに、率先して首を突っ込もうとする人なのに、どんな危険な相手にだって立ち向かっていく人なのに、今回はめちゃくちゃ消極的です。絶対おかしいです」
「あー、うん、まあ、そう、かなー」
こんなふうにユラが口ごもるのも、やっぱり珍しい。お茶を濁すだけで、ちゃんとした理由も教えてくれる気はないらしい。その代わりに、「わかったよ」と、小さく頷いた。
「じゃあとりあえずこのまま屋敷の中を見て回って、ここが本当に住めないところだってわかったら一緒に帰ってくれる?」
「はい、多分!」
「多分かあ」
屋敷に入ってすぐの玄関ホールと思わしき場所は、まるで豪華な教会のようだった。チャーチベンチこそ並べられてはいないものの、百人は余裕で入って祈れそうな空間が広がっている。そのまま視線を上にずらせば、柱を必要としない吹き抜けのドーム型天井で視界を埋め尽くされた。本物と見紛うほど写実的な星空が描かれているお陰で、つい屋外にいるような錯覚を起こしてしまう。
しばらく見入っていると、やがて満天の星のうちのひとつが動き出し、壁を伝って床に落ちてきた。まさに、流れ星。それがひとつ、ふたつ、みっつ。いや十、二十、しまいには流星群と化して四方八方に降り注ぐ。その圧倒的な没入感によって生まれた感動で、イリスの背筋がぞわりと震え上がった。
(うわっすご、っていうか動くの? 絵じゃないの? それはもうプラネタリウムなのでは? もしくはプロジェクションマッピング?)
だが、しかし。ここは異世界であるので、より最適に表現するのであれば――。
「ま、魔法みたいです!」
「そうだな、魔法だな。限定的かつ専門的な――主に精霊が得意とするものだ」
「さっすが魔王さま。そのとおり、ここにはどうやら精霊がいるみたいなんだよね」
「せいれい?」
精霊。妖精のようなものだろうかと、イリスが頭の中で昆虫の羽を生やした少女を思い浮かべていると、どこからともなく軽快なオーケストラが流れ出した。それと同時に前方で動く、何かの気配。
正面の突き当たりには閉ざされた大きな扉があり、その左右から伸びたシンメトリーなサーキュラー階段が二階フロアへと緩やかにつながっている。意匠を凝らした繊細な手すりで覆われているため、一階からはっきりと見ることはできないが、まさにその二階部分から異変が現れようとしていることだけは感じ取れた。
(なんだろうこのデジャビュ)と、きのう遺跡でエンカウントしたスライムを懐かしみながら、マオにぎゅっとしがみつく。怖いからではなく、密着したほうが何かあったときにマオも動きやすいだろうと判断した結果だ。そんなイリスの思惑を知ってか知らでか、マオの大きな手が背中を優しく撫でてくれる。あー、とろけそう。
などとイリスがふにゃふにゃになっている間に、状況が一変した。二階からぞろぞろと、二足歩行のぬいぐるみたちが大量に列をなしてやって来たのだ。犬や猫、クマやウサギといったイリスにもお馴染みのぬいぐるみのほか、パッと見ではよくわからないフォルムのぬいぐるみも程よく混ざっている。足並み揃った軍隊の行進というよりは、まるでテーマパークのパレードのようで、楽しそうに飛んだり跳ねたりしながら階段を降りてきた。少なくとも、その様子からは敵意や悪意は感じられない。
「おかえりなさい!」
「おかえり!」
「おかえりなさい! おかえりなさい!」
およそ数十体のぬいぐるみたちは、三人の前までやってくると扇状にフォーメーションを組んで立ち止まる。そのままぴょこぴょことハンズアップをしながら、全身で歓迎の意思を表現してくれた。いつの間にか頭上に現れた無数のくす玉がひとりでに割れ、「おかえりなさい」と書かれた垂れ幕とともに紙吹雪が舞う。まさにお祭り状態だ。
「なんだかすごくウェルカムされてます!」
「うん、そうなんだよね」と、興奮したイリスとは正反対のユラの冷静な声。「――最初はね」
「え?」
どういうことだろう、と。イリスがマオの半歩先に立つユラの表情を窺おうと首をめぐらせるより早く、その場の空気が変わった。
「おかえりなさい! おかえりなさい!」という大合唱が、だんだんとネジの緩くなった機械のようにスローになっていく。ぬいぐるみたちの動きも鈍くなり、挙げられていた手は垂れ下がり、カクカクと不自然に震え出す。
やがて声や音楽がぶつりと途切れると同時に、周囲が一瞬にして真っ暗になった。暗闇と静寂に包まれた空間の中で、「気をつけて。多分、飛んでくる」というユラの声だけが響き渡る。
「え? え?」
(飛んでくる? 何が? どうして?)と、イリスが混乱していると、ぶんっという鈍い音と一緒に本当に何かが飛んできた。
「わっ!」
イリスのすぐ目の前まで迫ってきたそれを、マオのスノードームが弾き返す。凍り付いたまま床にぽとりと落ちた何かをマオの腕の中から怖々と見下ろせば、そこには――。
「クマのぬいぐるみ……?」
「そう。だから当たったとしても、大して痛くはないんだけど。――ただねえ」
のんびりとしたユラの声に呼応するかのように、周囲の空気がざわつきはじめた。ようやく暗さに慣れた目が、空中に浮かび上がったたくさんのぬいぐるみを捉える。全身を弛緩させた姿は、まるでゾンビだ。突然のホラー展開に驚いて、イリスは思わず「ひぇっ」と小さい悲鳴を上げてしまう。
「量がすごいんだよね」
およそ数十体。あれが全部こちらに向かって飛んできたとしたら、いったいどうなるのか。もちろんマオのスノードームがある以上、物理攻撃的な意味では何も怖くはないのだが、オカルト現象的な意味では非常に恐ろしい。
「オカエリクダサイ……オカエリクダサイ……!」
「ほら、向こうもああ言ってるからもう帰ろう? どうも、お邪魔しました」
先ほどの大歓迎の声とは一転、おぞましい声音で帰還を促すぬいぐるみたちにぺこりと一礼して、ユラは背を向ける。マオの腕を軽く叩いて扉に戻ろうとするが、そうは問屋という名のイリスが卸さない。
「帰りません!」
「えっ」
「どうも、お邪魔します! パパ、ゴー!」
イリスに言われるがまま、マオが前方にダッシュした。雨のように降り注ぐぬいぐるみの包囲網をシールドなしで華麗にかいくぐり、真っ暗闇などものともせず、無駄のひとつもない動きで駆け抜ける。
「どこへ行く?」
「とりあえずあの正面の扉を抜けて、一階からぐるっと見て回りたいです」
「わかった」
「ちょっとちょっとちょっとちょっと!」
ばびゅんと、ユラがすぐに追いついてきた。さすがはスピードに特化した雷の魔法の使い手。稲妻のように、あっという間にマオの背後へ飛んで来て、そのまま息一つ乱さず並走する。
「待って待って、何やってるの?」
「まずは一階から見て回りたいそうだ」
「のんきかな? 今の状況わかってる?」
「屋敷に住み着いている何者か――おそらく精霊が、おれたちの侵入をよしとせずに妨害しようとしている」
「はい、よくできました。そんなまったくなんっにもぜんっぜん歓迎されていない状態で、お宅訪問を続けるってこと?」
「そうです!」
「何で何で? 何がそんなにイリスをかき立てるの?」
理由は色々あったが、その全てにユラが関係している。そもそもこの屋敷に関してのユラの態度は、最初からどこか不自然だった。
「ママ、ちょっと変です」
「俺が? この瞬間だけは誰よりも常識人だという自信に満ちあふれている俺が?」
「だからです。いつもなら絶対にこういうイベントを楽しむ人なのに、率先して首を突っ込もうとする人なのに、どんな危険な相手にだって立ち向かっていく人なのに、今回はめちゃくちゃ消極的です。絶対おかしいです」
「あー、うん、まあ、そう、かなー」
こんなふうにユラが口ごもるのも、やっぱり珍しい。お茶を濁すだけで、ちゃんとした理由も教えてくれる気はないらしい。その代わりに、「わかったよ」と、小さく頷いた。
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