Re:Play—未来より—

月森朱音

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【幕間】 演じぬ者——神原朱音

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(照明の届かない場所。舞台袖。
 段取りを確認するような静かな声)

 照明よし。
 音響、確認済み。
 舞台美術、変更なし。転換は第三幕後。

 役者たちは……そうね、まだ全員は揃っていない。
 でも、それでいいの。
 舞台は、生き物だから。

「物語」を進めるのは、彼ら。
 それが立ち上がる下地を整えるのは、わたし。

 演出っていうのは、
 誰よりも冷静に、誰よりも情熱的に、
 ――『誰の物語でもない道』を敷くことなのよ。

 わたしはスポットライトの中に立つ人じゃない。
 でも、光の向こうで、彼らの言葉が届くように――舞台の《呼吸》を調えることができる。
 それが、わたしの仕事。

 ……さあ、始まる。

 一緒に見届けましょう。

 あの子が遺した物語の……
 その続きを。

(袖に誰かが来た気配。
 彼女はそれに応えるように、静かに笑う)
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