悪役令嬢、ハイスペ奴隷を買う。

新田 ゆえ

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レイクの外堀大作戦

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俺はレイク。セカンドネームはない。

これでも元sランクの冒険者だった。

それもヘマして奴隷へと成り下がったのだが。

そのヘマとは、自分が人間を信用していたことから始まった。

いつものようにギルドで依頼を受けた。

その依頼はドラゴン討伐で、ギルドから公式に出ているものではなく個人で依頼されているものだったことに、違和感を覚えたが、どこか村の名前や、貴族が依頼したんだろうと思い、疑わなかった。

森に入るとドラゴンはいた。確かにいた。

でも明らかに様子が違っていた。

なにか暴れるようにしっぽや羽を休む間もなく振り回し続け、あたり一帯は更地と化していた。

危ないな、なんて思いながらも何とかドラゴンを倒せた。

だが、ドラゴンといえば、この世界で最強の魔物といわれるsライクの魔物。

流石の俺だって消耗していた。

そんな中で、最近売れ始めているAランクのチームと出会した。

軽く挨拶しておいた休もうと思ったのだが、すれ違いざまに、横腹に違和感と熱い感覚が走り、次第に意識は遠のいていった。




それからはお察しの通りだ。

いくつもの奴隷商転々と移動したり、変な奴に変われたり。

俺ら人外、特に俺は吸血鬼だからかなり性欲が強かった。発情期もあり、発情期は無条件にすぐに勃起してしまうので大変だった。

だから勘違いして俺を買う奴も多かったが、俺があいつらに勃ったことは発情期以外ではなかった。

当たり前だ。

好きでも何でもない奴に簡単に勃起してたまるか。

だからあいつらはすぐに痛めつけては、八つ当たりをして戻すの繰り返しだった。

そんなことをしている間に俺の価値はどんどん下がっていった。

もともと人外だし、吸血鬼だから価値は低かったが、ここまで気に入られない奴隷は今回の奴隷商いわく初めてだそうだ。

今回の奴隷商の環境はとても良く、素っ気無い態度で反抗しても鞭で打たれることはなかったし、食事も三食でた。

なぜこんなにも待遇がいいのか聞いたことがあった。

するとオーナーはこう答えた。

「ここの奴隷商は帝国に本店があるさね。つまり、帝国の奴隷商なんだよ。だからこの国よりもうんと景気の良い帝国の奴隷商もつられて生活水準が上がるのは当然なのさ。私もこう見えて帝国の人間でね。ああ、早く帝国に帰りたいよ」

考えれば今まで帝国に行ったことはなかった。

だから、もし、もし、もしも良い主人に会えたなら、帝国に一度行ってみたいと願ってみるのもありかな、と思った。



そんなわけで出会った、うちのご主人...契約するときに名前は知っているが呼んだことはない。

とまあそんなことはおいておいて、めちゃくちゃ可愛いのである...

最初こそ警戒していたが聞けば18の少女で初心だ。

男と交わるのも初めてで、頬を赤くして照れていた。

クッソ可愛い...。

流石に毎日は抱けないけど、たまになら抱いてもいいんじゃないかと思う。

人外というのを理由に...我ながらゲスいな。

彼女の良心につけ込むなんて...

そんなわけで今日は名前を呼ぶ許可をもらいたいと思う。

孕ませて結婚したら毎日呼ぶことになるのだがな。

「なあ、ご主人。」

「...ご主人って、なんか変だね」

「そうそれ、だから名前で呼んでも良いか?」

「名前...教えたっけ?」

「契約の時に聞こえたぞ」

「そ、そう...好きに呼んでくれて構わないわ」

そう言われると悪戯心が疼く。

「じゃあ...レリアナお嬢様?」

「なんか嫌だわ、レイクが優秀な執事に見えてきた...」

執事、か...悪くないな。

暇があれば是非やりたいものだ。

「それが嫌なら...レイアナ姫?」

「貴方ふざけてるでしょ」

「くくっ、バレたか。レリアナ様」

「それもなんだか変だわ。敬語じゃないのに様付けなんて。」

「あー、わかった、わかった、リアナ、リアナって呼ぶからな」

「う、うん」

ちょっと呼ばれて恥ずかしがってる姿も可愛いな、なんて思っていたその矢先。

リアナが不自然にもじもじし始める。

どうしたんだろ。

「私も貴方のことレイって呼んでも良い?」

っ~~!!そんなことを気にしてたのか...それくらい俺は奴隷なんだから自由にすれば良いのに...多分...リアナは俺のことを奴隷じゃなくて一人の人間だとして扱ってるんだな...普通の人間なら当たり前のことなんだろうけど、俺はそれがすごく嬉しくかんじた。
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