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深雪先輩の章
第1話 女子中学生を襲った大胆な下着泥棒の強者
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今回、わたしが訪問したのは、とある田舎の公立中学校……。
校舎は三階建ての鉄筋コンクリートの白いビル建築、ふたつ南北に並んだ東西方向に細長い校舎が、東西の両端二カ所の2階渡り廊下でつながっており、昭和時代に作られた学校建築としてオーソドックな作りのようです。
平成の時代にはアスベスト問題などが賑やかに取り沙汰されましたから、この校舎も順番で取り壊されるか、校舎移転で廃墟となる運命が待ち構えていることでしょう。ただ、今現在は校舎としてバリバリの現役ですので、たくさんの子供たちの賑やかな声に満ち溢れています。
南校舎の1階と2階は保健室・特別教室と1年生の教室、3階は主に2年生の教室となっていました。もう一方の北側グラウンドに面した北校舎は、その3階が主に3年生の教室となっていました。その北校舎の2階に校長室や教員室などの管理スペースがあり、1階は用務員・雑務・資材などの補助スペースで、時に北側のグラウンドを使用する運動部の生徒が、部活の際の更衣室や部室代わりに使っている場合も多いようです。
体育館は南校舎の南東に渡り廊下で接続されていて、その更に南側にプール、更にその先の南側にテニスコートがありました。まずは校舎を作った後で、設備を拡充して後付けに南に増設したことがありありとうかがえます。
男子の制服は一般的な詰め襟の黒い学生服の上下、女子の制服はありふれた濃紺サージ地の2つボタンのブレザーに、下もありふれた濃紺サージ地の無地のプリーツスカート、ブレザーの中には白い丸衿ブラウスという、確かにごくありふれた制服でした。
女子制服の唯一の特長といえるのがそのブラウスで、中央のボタンラインの左右両脇平行に各五本線のタックが縦に入っています。このピンタック以外には全くのありふれた濃紺の制服の垢抜けなさが、わたしのフェチな心を揺さぶりました。
**********
わたしは目的の中学校の校舎前に立ちます。時間は午後4時過ぎ、すでに放課後の時間帯です。もはや部活動が開始されて、校舎の中の空虚さとは裏腹にグラウンドや体育館では賑やかな若い嬌声に満ちあふれていました。
さて、では、校舎の中へと潜入させていただきましょう。放課後でもありますし、時間を止める程ではないでしょうから、まずは自分の体を衣服ごと透明にして、正門から校舎に入ります。そして、廊下をゆっくり歩いて校舎内を散策します。
(あらあら、可愛い少女たちがいっぱい。やっぱり、学校は若いエキスに満ち溢れていて、素敵よね。)
時折、すれ違う可愛い中学生達に接触しないように注意しながら、校内のあちこちを眺めていました。
飾り気もなく機能的に簡素な作りの廊下とは異なり、各教室の装飾はそれぞれのクラスの特色が出ています。イベントごとの写真が壁面に飾られ、クラスの今月の目標やスローガンがカラフルにプリントされて張り出されています。
そんなふうに教室を何カ所か物色している内、南校舎から2階の渡り廊下を通り北校舎へと行きました。
**********
北校舎の2階から3階に上る階段を行こうとした時、その階段の踊り場にポニーテールとショートボブの女子中学生がふたりいました。ふたりともなかなかチャーミングな可愛らしい子です。どちらも、上は白い半袖の体操着に下はジャージ姿でした。部活動に行く途中で話し込んでしまったという感じでしょうか。
「え! それ、お母さんとか、知らないの? 」
ポニーテールの少女が驚いて聞き返します。
「だって……、朝、わたしのブラウスと下着と靴下を自分で取りにいって気付いたから……。」
ショートボブの少女が、家族が知らなかったわけを話しました。
「そのパンツの真ん中に、それ、付いてたんだよね。」
「うん、……なんか、もう乾いてて染みになってて、あれ? 洗濯で、汚れが落ちなかったのかな? でも、こんなに染みがついてた? と思ったら、……完全には乾いてなくて、触ったらヌルッとしてて……。」
ふたりとも、げんなりとしたような感じで、非常に気持ち悪そうな顔をしています。
「やっぱり、あれかな? 」
「うん……見たことないし、知らないけど、……なんだか、変に生臭くて……。」
「優子、……そんなに怖かったら先生に相談したら? 」
「でも、恥ずかしいし……それに、はっきりどうだかも分からないし……。愛美、どおしよう? 」
ショートボブが優子という名前の被害者、ポニーテールが愛美という名前の友人のようです。
「そんなやつ、絶対に調子に乗ってまたやって来るに決まってる。懲らしめてやんないとダメだよ。」
「う~ん……。」
偶然にも可愛い女子中学生の素敵な会話を楽しく拝聴させていただきました。話の様子からすると、なかなかに強者の下着泥棒さんがいるようです。
下着を盗むのではなく、その場でオナニーをして、恐らくはパンティのクロッチにたっぷりと中出しして、そのまま物干しに戻したのでしょう。
まぁ、こんな可愛い女子中学生のパンティなら、その犯人さんの気持ちも理解できなくもありません。わたしでも、そうしますね。
「やっぱり、3年の男子の誰かかなぁ? 」
「同じクラスの子だったら、どうしよう。」
可愛いJC探偵さんの推理は恐らく的を射ているでしょう。そんなピンポイントで可愛い女子中学生を狙って、しかもパンティのクロッチ汚しの目的なんて、間違いなく、9割以上の高確率で同級生の犯行です。
近所の年頃の男性という可能性もなくはありませんが、この優子という女子中学生の可愛らしさなら、その可憐な色香に迷う男子中学生がいても不思議はありません。
その男子は、その女子に学校で会ってから、その子が自分のザーメン付きのパンティを穿いている妄想で、学校のトイレで何度もオナったのに間違いありません。
つい、イタズラ好きなわたしは、彼女たちにちょっとした悪さを思いつきました。
……まずは、瞬間移動で彼女たちのいる踊り場の上側の階段に居場所を移します。
移動したら、そこで、少々はしたないのですが、ナニを出して透明のままアレをするのです。特に早くたっぷり出るように自分のナニに敏感魔法をかけて……。
(びゅるるるる! ……どびゅっ! ……びゅっ! )
「ん? ……優子、なんか変な匂いしない? 」
「ん? ……あ、これこれこれこれこれ! この匂い! 朝の……これ! ……え? でも、どっから? 」
「わっ! やだ! 優子! せ、背中! 背中! 」
愛美が優子の背中を指さして声をあげました。
「え? なになになになになになに! え! え! え! 」
「なんで、こんなにべっとり! いつの間に! 」
優子というその少女は、狼狽の果てに踊り場で体操着を脱ぎ、可愛らしいブラジャー姿もあらわにしてくれました。
(あら、眼福、眼福。可愛いブラジャーね、それに、小さいのになかなかカップのある綺麗なバストをしてるじゃない。3年後が楽しみよね。……うふっ、揉んでみたいわ。)
その優子という少女は、上半身ブラジャーのみの姿のまま、ティッシュで体操着に付いたものを一生懸命に拭き取り、そのあとでちょっとクンクンと匂いを嗅いでみましたが、まだ匂いがするようで顔をしかめていました。
さすがにそんな体操着はもう着る気持ちもなくなっているでしょう。でも、部活動も始まっているし、いくら上級生とはいえ、いつまでもそこには居られません。
仕方なく、その少女は中に白い体操着を着ないまま、素肌に上下ともジャージを着た姿になって、階段を降りていくのでした。
校舎は三階建ての鉄筋コンクリートの白いビル建築、ふたつ南北に並んだ東西方向に細長い校舎が、東西の両端二カ所の2階渡り廊下でつながっており、昭和時代に作られた学校建築としてオーソドックな作りのようです。
平成の時代にはアスベスト問題などが賑やかに取り沙汰されましたから、この校舎も順番で取り壊されるか、校舎移転で廃墟となる運命が待ち構えていることでしょう。ただ、今現在は校舎としてバリバリの現役ですので、たくさんの子供たちの賑やかな声に満ち溢れています。
南校舎の1階と2階は保健室・特別教室と1年生の教室、3階は主に2年生の教室となっていました。もう一方の北側グラウンドに面した北校舎は、その3階が主に3年生の教室となっていました。その北校舎の2階に校長室や教員室などの管理スペースがあり、1階は用務員・雑務・資材などの補助スペースで、時に北側のグラウンドを使用する運動部の生徒が、部活の際の更衣室や部室代わりに使っている場合も多いようです。
体育館は南校舎の南東に渡り廊下で接続されていて、その更に南側にプール、更にその先の南側にテニスコートがありました。まずは校舎を作った後で、設備を拡充して後付けに南に増設したことがありありとうかがえます。
男子の制服は一般的な詰め襟の黒い学生服の上下、女子の制服はありふれた濃紺サージ地の2つボタンのブレザーに、下もありふれた濃紺サージ地の無地のプリーツスカート、ブレザーの中には白い丸衿ブラウスという、確かにごくありふれた制服でした。
女子制服の唯一の特長といえるのがそのブラウスで、中央のボタンラインの左右両脇平行に各五本線のタックが縦に入っています。このピンタック以外には全くのありふれた濃紺の制服の垢抜けなさが、わたしのフェチな心を揺さぶりました。
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わたしは目的の中学校の校舎前に立ちます。時間は午後4時過ぎ、すでに放課後の時間帯です。もはや部活動が開始されて、校舎の中の空虚さとは裏腹にグラウンドや体育館では賑やかな若い嬌声に満ちあふれていました。
さて、では、校舎の中へと潜入させていただきましょう。放課後でもありますし、時間を止める程ではないでしょうから、まずは自分の体を衣服ごと透明にして、正門から校舎に入ります。そして、廊下をゆっくり歩いて校舎内を散策します。
(あらあら、可愛い少女たちがいっぱい。やっぱり、学校は若いエキスに満ち溢れていて、素敵よね。)
時折、すれ違う可愛い中学生達に接触しないように注意しながら、校内のあちこちを眺めていました。
飾り気もなく機能的に簡素な作りの廊下とは異なり、各教室の装飾はそれぞれのクラスの特色が出ています。イベントごとの写真が壁面に飾られ、クラスの今月の目標やスローガンがカラフルにプリントされて張り出されています。
そんなふうに教室を何カ所か物色している内、南校舎から2階の渡り廊下を通り北校舎へと行きました。
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北校舎の2階から3階に上る階段を行こうとした時、その階段の踊り場にポニーテールとショートボブの女子中学生がふたりいました。ふたりともなかなかチャーミングな可愛らしい子です。どちらも、上は白い半袖の体操着に下はジャージ姿でした。部活動に行く途中で話し込んでしまったという感じでしょうか。
「え! それ、お母さんとか、知らないの? 」
ポニーテールの少女が驚いて聞き返します。
「だって……、朝、わたしのブラウスと下着と靴下を自分で取りにいって気付いたから……。」
ショートボブの少女が、家族が知らなかったわけを話しました。
「そのパンツの真ん中に、それ、付いてたんだよね。」
「うん、……なんか、もう乾いてて染みになってて、あれ? 洗濯で、汚れが落ちなかったのかな? でも、こんなに染みがついてた? と思ったら、……完全には乾いてなくて、触ったらヌルッとしてて……。」
ふたりとも、げんなりとしたような感じで、非常に気持ち悪そうな顔をしています。
「やっぱり、あれかな? 」
「うん……見たことないし、知らないけど、……なんだか、変に生臭くて……。」
「優子、……そんなに怖かったら先生に相談したら? 」
「でも、恥ずかしいし……それに、はっきりどうだかも分からないし……。愛美、どおしよう? 」
ショートボブが優子という名前の被害者、ポニーテールが愛美という名前の友人のようです。
「そんなやつ、絶対に調子に乗ってまたやって来るに決まってる。懲らしめてやんないとダメだよ。」
「う~ん……。」
偶然にも可愛い女子中学生の素敵な会話を楽しく拝聴させていただきました。話の様子からすると、なかなかに強者の下着泥棒さんがいるようです。
下着を盗むのではなく、その場でオナニーをして、恐らくはパンティのクロッチにたっぷりと中出しして、そのまま物干しに戻したのでしょう。
まぁ、こんな可愛い女子中学生のパンティなら、その犯人さんの気持ちも理解できなくもありません。わたしでも、そうしますね。
「やっぱり、3年の男子の誰かかなぁ? 」
「同じクラスの子だったら、どうしよう。」
可愛いJC探偵さんの推理は恐らく的を射ているでしょう。そんなピンポイントで可愛い女子中学生を狙って、しかもパンティのクロッチ汚しの目的なんて、間違いなく、9割以上の高確率で同級生の犯行です。
近所の年頃の男性という可能性もなくはありませんが、この優子という女子中学生の可愛らしさなら、その可憐な色香に迷う男子中学生がいても不思議はありません。
その男子は、その女子に学校で会ってから、その子が自分のザーメン付きのパンティを穿いている妄想で、学校のトイレで何度もオナったのに間違いありません。
つい、イタズラ好きなわたしは、彼女たちにちょっとした悪さを思いつきました。
……まずは、瞬間移動で彼女たちのいる踊り場の上側の階段に居場所を移します。
移動したら、そこで、少々はしたないのですが、ナニを出して透明のままアレをするのです。特に早くたっぷり出るように自分のナニに敏感魔法をかけて……。
(びゅるるるる! ……どびゅっ! ……びゅっ! )
「ん? ……優子、なんか変な匂いしない? 」
「ん? ……あ、これこれこれこれこれ! この匂い! 朝の……これ! ……え? でも、どっから? 」
「わっ! やだ! 優子! せ、背中! 背中! 」
愛美が優子の背中を指さして声をあげました。
「え? なになになになになになに! え! え! え! 」
「なんで、こんなにべっとり! いつの間に! 」
優子というその少女は、狼狽の果てに踊り場で体操着を脱ぎ、可愛らしいブラジャー姿もあらわにしてくれました。
(あら、眼福、眼福。可愛いブラジャーね、それに、小さいのになかなかカップのある綺麗なバストをしてるじゃない。3年後が楽しみよね。……うふっ、揉んでみたいわ。)
その優子という少女は、上半身ブラジャーのみの姿のまま、ティッシュで体操着に付いたものを一生懸命に拭き取り、そのあとでちょっとクンクンと匂いを嗅いでみましたが、まだ匂いがするようで顔をしかめていました。
さすがにそんな体操着はもう着る気持ちもなくなっているでしょう。でも、部活動も始まっているし、いくら上級生とはいえ、いつまでもそこには居られません。
仕方なく、その少女は中に白い体操着を着ないまま、素肌に上下ともジャージを着た姿になって、階段を降りていくのでした。
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