女装マニアな魔法使いが愛を伝道する

清十郎

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佐和子先生の章

第3話 男子生徒たちの反撃

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(これまでのあらすじ……)

音楽部顧問の佐和子先生は研修会議に出かけました。その間、音楽部の指導はわたしが代わりを務めさせていただきます。まず、部長の鈴木千代美に手本を示してもらいました。その上で女子生徒たちは、部長にならいお互いの交歓を始めたのでした。

**********

今や、音楽教室の中は、混沌としたカオスにあります。

指揮台にある女性教師は1人の女子生徒を抱擁し唇と手をその少女の身体中に這わせて、みずからの可愛い慰みものとしています。

(あぁぁぁ……せんせ……わたし、ずっと前から、先生に憧れていました。……ああん……先生に愛されて……とても、しあわせ……。)

「ありがとう、千代美さん。素直に応えてくれて、先生も嬉しい。さぁ、先生と一緒に美しいハーモニーを産み出しましょう。」

部長の千代美はわたしの唾液から身体に取り込んだ催淫効果で、早くもわたしの虜になりました。

そのわたしたちの前では、大勢の体操着姿の女子生徒達がお互いに抱擁し、愛撫し、淫らな乱交の痴態を繰り広げています。

そしてその傍らに、なぜかその狂乱とはまったく無関係の態で、10人の男子が微動だにせず佇立していました。

**********

「ああぁぁぁ……ああん、……はぁん、」

「ああ、いいのぉ……そ、そこ……もっと。」

「せんぱぃ……ああん、……気持ちいいのぉ。」

既に音楽室の中では、私の腕の中の千代美も含め、31人の美少女達の悶えと吐息に満ち満ちていました。

「素敵な歌声よ皆さん、先生も素直な皆さんに本当に嬉しく思っています。」

わたしはそう言うと、視線を少し右にずらし、立ちすくんだままの10人の男子生徒の方に向き直りました。

「……それじゃ、今度は男声パートにも加わってもらいましょう。混声合唱の醍醐味は、女声の繊細さ、美しさ、それに男声の雄々しさ、力強さが加わって、異なるものが合わさり融合していく重奏的な深みにこそあるのですから。」

そこで言葉を区切ると、ひとりひとりの顔をゆっくりと見定めます。2枚目のイケメン、男らしい逞しさの溢れた顔、優しく気の小さそうな優男、チャーミングでセクシーに精悍な顔、どれも美味しそうな可愛い子たちです。

「男子の皆さんの努力に、先生は、とても期待しています。」

そして、ニコッと優しく微笑みながら男子たちに語りかけます。いえ、命じたのでした。

「じゃあ、男子のみんなには裸になってもらいましょう。もちろん、パンツもすべて脱ぐのよ。よろしくね、みんな。」

(え? なに? すっぽんぽんになるの! )

(げ! 女子の前でフルチンになれってか! )

(ぐわぁ! おっ立って、おさまんねぇ! フル勃起じゃん! )

(ぼ、ぼく、包茎だから、……は、恥ずかしいよぉ! )

(やだぁ! ぼく、お母さんにも見られたことないのにぃ! )

男子の心の声は、女子とは違い、悲鳴だけでなく、それぞれに個性的でとても可愛いものでした。聞いているだけで、わたしも楽しくて仕方がありません。

それでも、わたしの号令一下、自らの意思とは異なり、男子生徒は整然と体操着を脱ぎ始めました。そして、ジャージを脱ぎ、靴下もパンツもすべて脱ぎ去り、一糸まとわぬ姿になりました。

(やべぇ! ちょ~恥ずい! )

(チンコ、勃ってるし! )

(女子、見んなよ~! てめぇ! )

(ボク、まだ毛ぇ、生えてないよぉ! )

(やだぁ! もう、お婿さんに行けな~い! )

文化系クラブと侮っていましたが、ほとんど運動部からの掛け持ち部員であるだけでなく、合唱で腹から声を出すために、腹筋やランニングなどの筋トレも意外に多いようで、わたしの予想外にスマートで凛々しい肉体が10体も並びました。

とてもおいしそうな逞しくも可愛い体……しかも、隆起したペニスはさすがに10本も並ぶと壮観です。既に彼らの興奮はマックスで、どれもがお腹に付かんばかりに隆々と天を突き刺しています。

しかも、まだまだ子供のくせに、すべて個性的に一本一本がオリジナリティに溢れる違いを見せて、それぞれで自己主張しているのがおかしくも愛らしい。

右曲がり、左曲がり、太さに長さ……10本ともにまだ皮を被っていますが、中には、仮性包径であろうか、奥の縦筋が覗ける程に成長著しいツワモノもいます。
 
わたしはその愛らしいペニスたちに、つい我を忘れてうっとりする程の愛しさを感じてしまいました。

絡みあう女生徒たちの目も、その男子の姿、とりわけ隆々たるペニスに釘付けとなり、女生徒の歓喜の声も心なしかより高まったようです。

「ああーーん! ああん! ああーー! 」

「いぃーー! いいのぉーー! 」

「もっとぉ! さわってぇ! おまんこ、ぐちゃぐちゃにしてぇーー! 」

**********

さて、男子10人が全員裸となり、横並びに美しいペニスが10本並んだところで、再び、わたしは可愛い笑顔で男子の皆さんに声をかけました。
 
「みんないい子たちね。今度は、男子も女子の心とシンクロしてもらいましょう。完成すれば素晴らしい深みのある混声合唱になるわ。」
 
そう言って、わたしは再びタクトを振りました。

すると、10人の男子の前の空間がいびつに歪んだかと思うと、次の瞬間には、紺色の布地の山が、そこに音もなく忽然と出現したのでした。

(!!! )

それらは何と数十人分はあるであろう学校指定の濃紺のスクール水着の山でした。正確には31人分、音楽部の女子部員全員のスクール水着がそこに突如として現れたのです。

(うわ! なんだなんだ! )

(いつの間に! なんか出た !)

(何が起きたんだ! こえ~よ! )

(わけ分かんねぇ! )

(お母さ~ん! 助けて~! )

男子たちの内なる驚きの反応を楽しみつつ、わたしは淡々と話を進めます。

「これはみんなの仲間、音楽部の女子たちが今日の体育で着ていた水着よ。まぁ、何人かは昨日の子もいるか……。でも、全て水着を脱いだ時点で時間凍結をさせたから、実質的には、僅か5分前に女子が間違いなく着ていた水着なの。」

「時間凍結」とか「5分前に着ていた」とか、通常では考えられない意味不明な言葉が並びました。

しかし、どの生徒も、目の前に忽然と物体が出現するという超常現象に、その言葉の異常性なんぞに気付けるほど冷静な者は、もはや1人もおりませんでした。

「この水着の山から……男子それぞれが、気に入った水着をひとつずつ選んで……、」
 
そこでひとくぎりつけて、裸の男子10人を見回して、優しくニッコリと微笑んで言いました。
 
「……着なさい。」
 
男子たちはきょとんとしています。
 
「……もっとも、誰の水着かは名前を消して分からないようになっているから、どれも同じようなものね。さあ、好きな水着を選んであなた達が着るのよ。」
 
男子は、始め何を言われたか意味が分からない様子でありましたが、再度、わたしに促されてようやく意味が飲み込めたようです。

(え? これ、女子の水着? )

(なに? これを着ろって言った、せんせ? )

(なんで? ぼく、男だし……ど~ゆ~こと? )

(やっべ! わっけ分かんねぇし! 変態じゃん! )

(それって、女装? 文化祭の出し物? ……なら、これって、ドッキリ? )

もっとも体は自由にならないし、わたしの指示した行動の範囲内での動きしか、彼らにはできないのです。

しかも、女子の卑猥な喘ぎ声の中で、女子が着ていたスクール水着にふれる行為……それだけで彼らのペニス角度は確実にプラス10度は跳ね上がっていることでしょう。

**********

(あれ……ん? 動ける? ……おぉ! 動かせるぞ。)

男子生徒の1人が身体を動かせるのを確認しました。同時に隣の男子生徒と目を合わせて目配せをします。隣の男子生徒も指先や腕の感覚、足の感覚で動かせる実感を得ているようです。

それはそうです。動けなければ、水着を選べませんから。

しかし、その男子生徒は、今の現状を打開すべく、隣の男子にアイコンタクトでメッセージを送ろうとしていました。

まず、瞳をやや伏せて、次にわたしの方に瞳を動かします。

(俺は、佐和せんせを押さえる……。)

そして、次に瞳を大きくして隣の生徒を見つめ、次いで入り口のドアに瞳を向けました。

(お前は、外に出て、助けを呼びに行ってくれ。)

そのアイコンタクトは、どうやら隣の男子生徒にも正確に伝わったようです。

(ええっ! 俺! ……俺が外に! どうする、フルチンで行けってか! )

仲間の逡巡を感じ取ったか、その男子は目を大きくして睨みつけます。

(分かったよ……やるよ、やるよ。……やりゃいいんだろ。……ったくよ。……誰かにスマホで撮られたらやだなぁ。)

指示を出した少年は、自分が言い出しっぺ(?)になった以上、自分が先生に飛びかかることが行動開始の合図だと理解しています。そして、その雰囲気は他の数人の男子にも伝わっているようでした。

(ゴクッ……。)

(ゴクリ……。)

(やる……か……。)

(いくぞ……。)

その言い出しっぺの男子生徒がダッシュした瞬間、残りの男子の内の5人ほどが、同じような考えをしていたようで、タイミングを見計らっていたかのように、一斉に動きだしました。

(うわぁ~~~! )

(うお~~~! )

(佐和せんせ、ごめ~~~ん! )

しかし、次の瞬間でした。前に飛び出した5人の男子生徒は、まるで巨人の足に踏みつけられたように、濃紺のスクール水着の山の上に這いつくばってしまいました。

「げっ! 」

「ぐえっ! 」

そして、入り口に向かった別の1人は、そこに見えない壁でもあるかのように、何かにぶち当たってぶっ倒れてしまいました。

「ぐわっ! 」

**********

勇敢な男子生徒たちの反撃は、もろくも崩れさりました。

当たり前です。彼らの心の声は、わたしにすべて筒抜けなんですから。でも、男の子の健気な勇気ある行動は、わたしも非常に楽しませていただきました。

「みんな、素敵よ。その勇気に溢れた君たちのパワーが、男声パートの雄々しい表現力には必要なのよ。先生はとっても嬉しい。」

生徒たちにも、ようやく事態が飲み込めました。

自分たちの身体を拘束し、声まで奪い、思い通りに動かしているそのパワーには、到底、太刀打ちできやしないのです。

男子生徒は無力でした。もはや、わたしの言う通りにするしかないのです。

**********

(おわりに)

女声パートの特訓はもう始まりました。次は、男子の特訓の番ですが、さすが男子のみなさんは元気が有り余っているようで、先生の期待はいやが上にも増してまいります。
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