女装マニアな魔法使いが愛を伝道する

清十郎

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森山家の章

第6話 兄♂聡史

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(これまでのあらすじ……)

今回は街中で目撃した少女をウオッチングします。まずは少女の家で少女の下着と制服を楽しませていただきました。その後、少女の母と母の妹の姉妹そろって楽しませていただきました。二人にはその不思議な記憶のみが残りましたが、体にも刻まれた快感の記憶はどこまでも二人にまとわりついていくようです。

**********

わたしはその後も、再々、透明化しては由美の家に侵入して、家族観察をしてみました。

品の良さそうなおばあちゃん、お堅そうな勤め人のお父さん、そしてややイケメンな大学2年の兄……。理想的な仲の良い中流家庭のように見えました。

しかし、暫く観察する内に、わたしは、由美の兄・聡史に自分と同じ匂いを感じました。根拠はありません。あくまでも女装者としての直感です。

強いてあげるなら、彼の視線でしょうか。可愛い妹への慈愛溢れる暖かいまなざしはもちろんですが、スカートの裾や、ブラウスの襟や袖口といったところへの視線に、兄としての愛情以上のものを感じるのです。

**********
 
そして、由美が高校の部活の合宿で家を留守にしている、ある日のこと……仕事で出掛けて父親がいないことはもちろんですが、母親の文恵とおばあちゃんも一緒に親戚のところに出掛けて留守になっていました。

家にいるのはただひとり……大学生の聡史、彼だけでした。その日は大学の講義もサークル活動もないのか、朝から聡史は家にいました。

わたしは透明化して家の中に侵入しました。どこから?もちろんドアをすり抜けて入っていますよ、いつもね。

……そろそろ頃合いは良し、魔法で由美の体に変化して、由美の下着と制服を着込みました。さぁ、お楽しみの始まりです。

聡史の部屋のノブの施錠タブが、ひとりでに音もなくゆっくりと回り、ドアは解錠の状態となりました。準備は万端です。
 
**********

(バタン! )

「お兄ちゃん! あたしの下着で何してるの! 」
 
由美の部屋の隣、兄の部屋のドアを開けるなり、私は由美の声で叫んでやりました。視線の先には、ベッドの上で呆然とする兄・聡史がいます。

確かに聡史であることには間違いはなかったのですが、少々状態が異様でありました。

この時の聡史は、紺のブルマにブラジャー、スリップを身につけ、少しずらしたブルマの端からはパンティが覗いている、そんな異様な姿をしていたのでしだ。
 
最初こそ呆然と硬直していた聡史でありましたが、我に返ると真っ赤な顔でしどろもどろに何かを言っていました。しかし、悲しいかな、言葉の数ほどにも、まともな意味にすらなってはいませんでした。

そんな哀れな聡史を尻目に、わたしは、わたしのシナリオ通りにことを進めるだけです。拍子抜けするほど簡単に、全てはわたしのペースになったようでした。
 
「お兄ちゃんがこんな変態だったなんて。わたしの下着を身につけて、いやらしいことをしているなんて。……いつも、わたしのことをいやらしい目で見ていたのね。……妹を、わたしをレイプでもしている妄想でオナニーしていたのよね。」

わたしはそこで一区切りつけて聡史を見つめると、聡史は聞こえているのか、いないのか、顔を耳まで真っ赤にしてうつむいています。

最初は頭からガツンと怒りの形相で聡史に迫ります。しかし、次はショックで途方にくれた、か弱い妹の雰囲気を演じて、少しもの悲しそうに、語調を落として話を続けます。

「……お兄ちゃんのことが大好きだったのに、……自慢のお兄ちゃんだったのに、そのお兄ちゃんから、こんなひどいことをされるなんて。」
 
わたしは両手で顔を覆い、悲しみに包まれた様子を演じます。もちろん、聡史により深い罪悪感を感じさせるためにです。

そして、わたしの狙い通り、羞恥心に加えて罪悪感にさいなまれた聡史は、相変わらず押し黙ったまま、血の気が引いたように真っ青になってうつむいています。

わたしは、聡史が逆ギレできない程度の程々の罵倒に押さえつつ、罪悪感を喚起し、なおかつ聡史の自尊心を徹底的に壊すだけ壊してから、わたしも口を閉ざして、しばらくの沈黙の時間を置きました。

わたしはまっすぐに聡史の方を見据え、一方の聡史はうなだれたまま、青くなっていました。最初の羞恥心から罪悪感、そして今度は先を予想しての恐怖心が芽生えたのでしょう。信号機のように赤くなったり青くなったり、可愛いものです。

程々の気まづい沈黙を破って、そろそろ今度はうって変わった優しい妹を演じてあげましょう。哀れな兄を思い通りに誘導するには効果的な優しさです。
 
「でも、……仕方ないよね、お兄ちゃんも男の子だもの……、我慢できなくなる時もあるんだよね……、男の子は溜まってくるって言うものね……。」

そんなわたしの優しい言葉に、聡史は目をつむり今にも泣き出しそうになりました。

「お兄ちゃん、わたしの下着が好きなの? ……怒んないから、黙ってないで答えて。」
 
わたしはベッドの上に腰をかけて聡史の横に並びました。そして、聡史の背中に手のひらを添えて、聡史の顔にわたしの顔を近づけて、横からぴったりと体を接してあげました。

聡史の鼻腔に、由美の香りならぬ、わたしの催淫効果のあるフェロモンをしみわたらせ、更に胸の柔らかい膨らみを聡史の腕に押し付けてあげました。

妹の胸の膨らみを身体に感じて、驚きにピクリとする聡史の反応が、とても初々しくて可愛らしいです。
 
「ねっ、お兄ちゃん、由美に教えて。私のことが好きだから、我慢できなかったのよね? だから、私の下着を着てみたかったのよね? 」
 
無言のままにしばらく硬直していた聡史は、言葉で答えない代わりに、真っ赤な顔を小さくコクリとさせました。

かわいそうに、耳たぶまで真っ赤になっています。そこに兄としての威厳は欠片も感じられませんでした。
 
「そっかぁ……じゃあ、仕方ないよね。」
 
そう言うと、わたしは指をパチンと鳴らし、聡史にある魔法をかけました。いよいよ、魔法使いとしてのわたしの出番です。

**********

(おわりに)

兄・聡史の淫らな下着女装オナニーの行為を見つけたわたしは、妹の姿のままでとことん聡史を追い込んでいきます。
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