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新婦志津子の章
第18話 新しい父
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(これまでのあらすじ……)
今回の舞台は結婚披露宴。新郎新婦紹介、来賓祝辞、鏡割、ケーキ入刀、来賓余興、お色直し、キャンドルサービスと続き、次第にフィナーレが近づきます。次は両親への花束贈呈です。新婦は自らを花束として、汚れのない中学生の姿に戻り父親の前に現れます。娘を愛する父親は、汚れなき少女となった娘をこよなく抱き締めるのでした。
**********
「……」
(あぁ……、遠くにあの司会者のカン高い声が聞こえる……。一体、自分はどうしたのだろう……気を失っていたみたいだけど、数秒だったような、数分だったような、ううん、もっと長かったような……。)
気がつくと志津子は椅子に座っていました。視線を落としてみると、自分は純白のウェディングドレスを着ています。
(何か頭がぼーっとする……ひどい悪い夢を見ていたような……。あれ、カラードレスに着替えたような気もするし……、でも、純白のドレスを着ているという事は、披露宴はまだ始まっていない?)
(それにしても部屋の中が真っ暗で何がどうなっているのか……頭が痛い……耳鳴りも……気持ち悪い……最悪のコンディションだわ……。竜治はどこだろう……。)
朦朧とする意識の中、志津子は必死に記憶と感覚を取り戻そうとしていました。
「皆様、お待たせしました。新婦様のお目覚めのようです」
突然、司会者の言葉が明瞭に頭の中に突き刺さってきました。そして、金屏風を背にしてステージに座る志津子にスポットライトが当たり、周囲に拍手が沸き起こりました。
(えっ……何?)
ぼーっとしていた頭が次第にはっきりとし、耳鳴りもおさまって周囲の状況が見え始めてきました。
目の前に幾つもの丸テーブルが置かれて、大勢の人達が座ってこちらを見ている様子が分かりました。でも、その前で何か人物が絡み合っているような様子が見えます。
**********
……まもなく、事態を認識した志津子は、目の前の惨状に息を呑んでしまいました。
志津子の目の前には、志津子の母がいたのでした。しかし、その最愛の母は、裾に金糸銀糸をあしらった豪華な黒留袖の着物を振り乱し、犬のように四つん這いの姿勢になっています。
そして、その後ろには、志津子の愛する明日の夫、竜治が腰を激しく振っているではありませんか。
なんと、志津子の目の前で、竜治が母を凌辱している姿が、志津子の目に飛び込んできたのでした。
「お母さん、志津子はきっと、ボクが幸せにしますから……んっ、ご安心ください。……んっ……んっ……これからもよろしくお願いします。……ふんっ……んっ……。」
(パン!パン!パンパンパン!)
「ああ~竜治さん、気持ちいいわぁ……凄い、凄い……いっちゃう~、あんっ、あっ……若い人はいいわぁ~、もぉだめぇ~! 」
(ズリュ、ジュブッ、ヌポポポ、ズブブ……)
志津子は目を疑いました。竜治が志津子の母と……。しかし、志津子が驚くそばから、更に右側からも激しく悶える声が聞こえてきます。
「あんっ……あっ……あっ……気持ちいいですぅ……あっ……あんっ……もっと……いっぱい……あんっ……。」
「久美ちゃん!!! 」
志津子が驚くのも無理はありません。そこには竜治の妹の久美が、制服スカートの裾を乱して股を開き、その上から志津子の兄の卓也が覆いかぶさっているのでした。
見てはならないものを見たかのように、とっさに反対側に目を背けた志津子でしたが、その反対側の志津子の目の前に、今度は竜治の母の姿が!
……椅子に座っているのかと思いきや、椅子に座っているのは志津子の父で、竜治の母がその上から、父の肉棒をくわえこんでいるのでした。
「ああん……あんっ……志津子ちゃん、目が覚めた? ……あんっ……安心して……あっ……あんっ……みんな仲良く……あんっ……やっていけそうよ……志津子ちゃんのお父さん……あんっ……すっごいわ……ああんっ……。」
(ズブッ、ズリュ、ヌプッ、ジュプッ……)
志津子は思わず両手で耳を塞いで目をつむった。
「一体、みんなどうしちゃったの! こんなのイヤァァァァァァァァ!! 」
会場内に志津子の絶叫がこだましました。しかし、会場には少なくない列席者がいるはずなのに、主役である新婦の叫びに対して、まったくなんの反応も見られませんでした。
……しばらくして、背後から志津子に優しく語りかける声が聞こえてました。
********
「志津子ちゃん、心配しないで。わたしがそこから助けてあげよう。」
確かに聞き覚えのある声でした……そう、いつも志津子に優しくしてくれて、結婚を誰よりも喜んでくれたおじさま……竜治の父・岸田辰巳の声でありました。藁にもすがる思いで志津子はその声に応えました。
「お父様!」
志津子は椅子を倒して振り返り、黒い正装のモーニング姿の竜治の父に駆け寄りました。竜治の父は優しく志津子を抱き、ベールの上から志津子の頭をなでてくれました。
「かわいそうに……怖かったんだよね。」
「お父様……うっ……ううっ……。」
志津子は辰巳の胸に顔を埋めながらも、涙が溢れてくるのを止めようもありませんでした。
しかし、その時、またあのカン高い司会者の声が志津子の耳に聞こえてきました。
「岸田家のお父様、ふつつかものではありますが、これからは岸田家の嫁として、娘として、末永くよろしくお願いいたします。」
こんなありさまの中で何を呑気な!……志津子はキッと司会者の方を睨んで振り返りました。その時、辰巳が志津子の耳元にそっと囁いたのでした……。
「志津子ちゃん、これからは家族としてお父さんと仲良くしていこうね。」
辰巳の、志津子を抱く腕に力が入ります。
「お、お父様……い、痛いです。……もう……大丈夫ですから……。」
志津子は言い知れぬ不安をおぼえ、その腕をほどこうともがいたのでした。しかし、辰巳の力はますます強くなり、志津子の身体を締め付けていきます。
「志津子ちゃん……本当に綺麗だよ、純白のウェディングドレスの志津子ちゃんを抱けるなんて夢のようだ……。」
大きく開かれたドレスの志津子の胸元に、辰巳の唇が吸い付きます。
「な、なに……えっ……お、お父様……。」
志津子は目の前が真っ暗になるのを覚えました。岸田のお父様まで……。
そう思う間も、辰巳の腕は、志津子の細く引き締まったウエストを強く締め上げ、豪華な刺繍をまとったドレスの胸に顔を埋めました。
「あぁぁぁ……志津子ちゃんのいい匂いがする……柔らかいなぁ……。」
「い、いや……お父様、お願いします……ぃやっ……やめてください……。」
辰巳は片腕で志津子のウエストをしっかりと抱えながら、左手を純白のドレスの上に這わせていきます。
ふんわりとドレープを作る厚手のサテン地の感触を、左手のすべての触感細胞でじっくり味わい楽しむかのように、腰を、太ももを、ゆっくりと這わせ進ませていきました。
そして左手の伸びきった所、志津子の腰のあたりでスカート生地をつかみあげ、ゆっくりと引き上げていきます。
ドレスの神聖かつ重厚な生地に守られていた志津子の足が……、純白のドレスに負けぬほどに白く透き通った肌の、志津子の美しい足が徐々にあらわになっていきます。
大スクリーンに映し出された志津子の美脚が見えた瞬間、会場には、「おぉ!」というどよめきと拍手が沸き起こりました。
志津子の美しい足が、膝まであらわになったところで辰巳の左手が待ちきれないかのようにドレスの裾へ潜り込んでいきます。
「お、お父様……い、いけません……お願い……うっ……お願い……ううっ……。」
もはや涙声になりながら訴える志津子でありましたが、辰巳の左手はドレスの下のパニエも押しのけ、志津子の太ももをまさぐり、まさぐりつつ、志津子の密壺の秘められた上へと、突き進んでいきます。
そして遂に志津子の最後の布地がある場所へと……、しかし、その布地は、志津子の操を守るには薄すぎました。
「あっ!あぁぁぁ……」
それでも、ガーターベルトから伸びたホワイトストッキングと結合するストラップベルトが、僅かに意外な抵抗をみせ、簡単には最後の布地を突破させません。
しかし、そんな抵抗も無意味でありました。辰巳の指先は、志津子のパンティーの上から、クリトリスを、執拗にしつこいほどにくりくりと愛撫し続けていたのでした。
「ああっ!あん、……いやっ、……だ、だめです……お父様……!!!」
**********
(おわりに)
ふと我に帰った志津子は、目の前で両家の家族たちが淫らに交わっている姿に愕然とします。そこに現れた岸田の父に助けを求めてすがりつきます。しかし、その岸田の父もまた……。志津子は目の前が真っ暗になり、そのまま、絶望の深淵に落ち込んでいくのでした。
今回の舞台は結婚披露宴。新郎新婦紹介、来賓祝辞、鏡割、ケーキ入刀、来賓余興、お色直し、キャンドルサービスと続き、次第にフィナーレが近づきます。次は両親への花束贈呈です。新婦は自らを花束として、汚れのない中学生の姿に戻り父親の前に現れます。娘を愛する父親は、汚れなき少女となった娘をこよなく抱き締めるのでした。
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「……」
(あぁ……、遠くにあの司会者のカン高い声が聞こえる……。一体、自分はどうしたのだろう……気を失っていたみたいだけど、数秒だったような、数分だったような、ううん、もっと長かったような……。)
気がつくと志津子は椅子に座っていました。視線を落としてみると、自分は純白のウェディングドレスを着ています。
(何か頭がぼーっとする……ひどい悪い夢を見ていたような……。あれ、カラードレスに着替えたような気もするし……、でも、純白のドレスを着ているという事は、披露宴はまだ始まっていない?)
(それにしても部屋の中が真っ暗で何がどうなっているのか……頭が痛い……耳鳴りも……気持ち悪い……最悪のコンディションだわ……。竜治はどこだろう……。)
朦朧とする意識の中、志津子は必死に記憶と感覚を取り戻そうとしていました。
「皆様、お待たせしました。新婦様のお目覚めのようです」
突然、司会者の言葉が明瞭に頭の中に突き刺さってきました。そして、金屏風を背にしてステージに座る志津子にスポットライトが当たり、周囲に拍手が沸き起こりました。
(えっ……何?)
ぼーっとしていた頭が次第にはっきりとし、耳鳴りもおさまって周囲の状況が見え始めてきました。
目の前に幾つもの丸テーブルが置かれて、大勢の人達が座ってこちらを見ている様子が分かりました。でも、その前で何か人物が絡み合っているような様子が見えます。
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……まもなく、事態を認識した志津子は、目の前の惨状に息を呑んでしまいました。
志津子の目の前には、志津子の母がいたのでした。しかし、その最愛の母は、裾に金糸銀糸をあしらった豪華な黒留袖の着物を振り乱し、犬のように四つん這いの姿勢になっています。
そして、その後ろには、志津子の愛する明日の夫、竜治が腰を激しく振っているではありませんか。
なんと、志津子の目の前で、竜治が母を凌辱している姿が、志津子の目に飛び込んできたのでした。
「お母さん、志津子はきっと、ボクが幸せにしますから……んっ、ご安心ください。……んっ……んっ……これからもよろしくお願いします。……ふんっ……んっ……。」
(パン!パン!パンパンパン!)
「ああ~竜治さん、気持ちいいわぁ……凄い、凄い……いっちゃう~、あんっ、あっ……若い人はいいわぁ~、もぉだめぇ~! 」
(ズリュ、ジュブッ、ヌポポポ、ズブブ……)
志津子は目を疑いました。竜治が志津子の母と……。しかし、志津子が驚くそばから、更に右側からも激しく悶える声が聞こえてきます。
「あんっ……あっ……あっ……気持ちいいですぅ……あっ……あんっ……もっと……いっぱい……あんっ……。」
「久美ちゃん!!! 」
志津子が驚くのも無理はありません。そこには竜治の妹の久美が、制服スカートの裾を乱して股を開き、その上から志津子の兄の卓也が覆いかぶさっているのでした。
見てはならないものを見たかのように、とっさに反対側に目を背けた志津子でしたが、その反対側の志津子の目の前に、今度は竜治の母の姿が!
……椅子に座っているのかと思いきや、椅子に座っているのは志津子の父で、竜治の母がその上から、父の肉棒をくわえこんでいるのでした。
「ああん……あんっ……志津子ちゃん、目が覚めた? ……あんっ……安心して……あっ……あんっ……みんな仲良く……あんっ……やっていけそうよ……志津子ちゃんのお父さん……あんっ……すっごいわ……ああんっ……。」
(ズブッ、ズリュ、ヌプッ、ジュプッ……)
志津子は思わず両手で耳を塞いで目をつむった。
「一体、みんなどうしちゃったの! こんなのイヤァァァァァァァァ!! 」
会場内に志津子の絶叫がこだましました。しかし、会場には少なくない列席者がいるはずなのに、主役である新婦の叫びに対して、まったくなんの反応も見られませんでした。
……しばらくして、背後から志津子に優しく語りかける声が聞こえてました。
********
「志津子ちゃん、心配しないで。わたしがそこから助けてあげよう。」
確かに聞き覚えのある声でした……そう、いつも志津子に優しくしてくれて、結婚を誰よりも喜んでくれたおじさま……竜治の父・岸田辰巳の声でありました。藁にもすがる思いで志津子はその声に応えました。
「お父様!」
志津子は椅子を倒して振り返り、黒い正装のモーニング姿の竜治の父に駆け寄りました。竜治の父は優しく志津子を抱き、ベールの上から志津子の頭をなでてくれました。
「かわいそうに……怖かったんだよね。」
「お父様……うっ……ううっ……。」
志津子は辰巳の胸に顔を埋めながらも、涙が溢れてくるのを止めようもありませんでした。
しかし、その時、またあのカン高い司会者の声が志津子の耳に聞こえてきました。
「岸田家のお父様、ふつつかものではありますが、これからは岸田家の嫁として、娘として、末永くよろしくお願いいたします。」
こんなありさまの中で何を呑気な!……志津子はキッと司会者の方を睨んで振り返りました。その時、辰巳が志津子の耳元にそっと囁いたのでした……。
「志津子ちゃん、これからは家族としてお父さんと仲良くしていこうね。」
辰巳の、志津子を抱く腕に力が入ります。
「お、お父様……い、痛いです。……もう……大丈夫ですから……。」
志津子は言い知れぬ不安をおぼえ、その腕をほどこうともがいたのでした。しかし、辰巳の力はますます強くなり、志津子の身体を締め付けていきます。
「志津子ちゃん……本当に綺麗だよ、純白のウェディングドレスの志津子ちゃんを抱けるなんて夢のようだ……。」
大きく開かれたドレスの志津子の胸元に、辰巳の唇が吸い付きます。
「な、なに……えっ……お、お父様……。」
志津子は目の前が真っ暗になるのを覚えました。岸田のお父様まで……。
そう思う間も、辰巳の腕は、志津子の細く引き締まったウエストを強く締め上げ、豪華な刺繍をまとったドレスの胸に顔を埋めました。
「あぁぁぁ……志津子ちゃんのいい匂いがする……柔らかいなぁ……。」
「い、いや……お父様、お願いします……ぃやっ……やめてください……。」
辰巳は片腕で志津子のウエストをしっかりと抱えながら、左手を純白のドレスの上に這わせていきます。
ふんわりとドレープを作る厚手のサテン地の感触を、左手のすべての触感細胞でじっくり味わい楽しむかのように、腰を、太ももを、ゆっくりと這わせ進ませていきました。
そして左手の伸びきった所、志津子の腰のあたりでスカート生地をつかみあげ、ゆっくりと引き上げていきます。
ドレスの神聖かつ重厚な生地に守られていた志津子の足が……、純白のドレスに負けぬほどに白く透き通った肌の、志津子の美しい足が徐々にあらわになっていきます。
大スクリーンに映し出された志津子の美脚が見えた瞬間、会場には、「おぉ!」というどよめきと拍手が沸き起こりました。
志津子の美しい足が、膝まであらわになったところで辰巳の左手が待ちきれないかのようにドレスの裾へ潜り込んでいきます。
「お、お父様……い、いけません……お願い……うっ……お願い……ううっ……。」
もはや涙声になりながら訴える志津子でありましたが、辰巳の左手はドレスの下のパニエも押しのけ、志津子の太ももをまさぐり、まさぐりつつ、志津子の密壺の秘められた上へと、突き進んでいきます。
そして遂に志津子の最後の布地がある場所へと……、しかし、その布地は、志津子の操を守るには薄すぎました。
「あっ!あぁぁぁ……」
それでも、ガーターベルトから伸びたホワイトストッキングと結合するストラップベルトが、僅かに意外な抵抗をみせ、簡単には最後の布地を突破させません。
しかし、そんな抵抗も無意味でありました。辰巳の指先は、志津子のパンティーの上から、クリトリスを、執拗にしつこいほどにくりくりと愛撫し続けていたのでした。
「ああっ!あん、……いやっ、……だ、だめです……お父様……!!!」
**********
(おわりに)
ふと我に帰った志津子は、目の前で両家の家族たちが淫らに交わっている姿に愕然とします。そこに現れた岸田の父に助けを求めてすがりつきます。しかし、その岸田の父もまた……。志津子は目の前が真っ暗になり、そのまま、絶望の深淵に落ち込んでいくのでした。
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