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女装者の夢
第7話 現場検証
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(これまでのあらすじ……)
私は少年に、少年が隠し持っていた母親のランジェリーと同級生の下着を渡し、その入手方法と使用方法を問いただしました。少年はそれを身に付け下着女装のまま果てます。私は次に少年の同級生の衣類を渡し、観念した少年は再びその衣類に着替え始めるのでした。少年は同級生のジュニアスリップを身に付け、次に女子通学制服のブラウスを着用したのでした。
**********
少年は、真っ白い女子の丸襟ブラウスを身に付けて、快感にひたっています。
(ああぁぁ……真奈ちゃんのブラウス……ひょっとしたら、これ、お姉さんのかもしれないけど、可愛い制服ブラウス……あぁん……女の子の可愛い丸襟……可愛い袖口……それに柔らかい……気持ちいい……ああぁぁ……なんで、ただのシャツなのに……気持ち良くて……アソコがジンジンするぅ……)
白い丸襟の制服ブラウスに、スカートを穿かずに、下半身にはピンクのスリップだけという姿は、スリップの持つ貞淑なイメージと丸襟ブラウスという幼い無垢なイメージが合わさって、清楚で凛とした美しさをかもし出しています。
同時に、上半身がアウターで、下半身がインナーというアンバランスな姿は、かえってこの上なくいやらしい雰囲気も出しています。
(ブラウスの下に……スリップ……あぁぁ……スリップの中に……真奈ちゃんの手を入れて……真奈ちゃんの細い綺麗な指で……あん、あん……僕のアソコをクリクリしてぇ……)
どうやら少年は妄想を堪能しているようです。同級生の女の子から体中を優しくペッティングしてもらっている妄想にひたっているようです。身体をしならせ、自らの手で体中をまさぐり、そして、スリップの上から、パンティの上から、自分の股間をまさぐり揉みあげているのです。
そんな少年の心の声も含め、わたしはこの上ない官能的な姿を目の前にして、至福の時間を堪能していました。……次に少年は、青と白の格子柄のスカートを手に取りました。まるで、少女の生着替えを間近で目撃しているような興奮を覚えます。
「あぁぁ……、お願いです。もう、堪忍してください。……もう、しませんから……。」
スカートを着用して、着替えの終わった少年が、再び、涙を浮かべて懇願します。心の中では喜びに打ち震えて歓喜しているくせに、外面では、世間体を気にして体裁を繕う……。
**********
気持ちいくせに、もっともっと感じたいくせに、それでもまだ体裁をつくろうのか?いや、その哀願する行為自体に自ら興奮してしまっているのかもしれません。わたしにも経験がありますし、誰よりもそんな心の動きがよく分かるだけに、遂にわたしのイライラも爆発してしまいます。
「何を言ってるの? ……佐藤千草さんが、自分のパンティに知らない誰かの汚い陰茎をなすりつけられていると知ったら、千草さんはどう思うかしら?」
わたしの言葉に、少年は、恍惚とした世界から、急に現実世界へと引き戻されました。
「 片山朋美さんが、自分のスリップに知らない誰かのザーメンをぶちまけられていると知ったら、朋美さんはどう思う? 」
少年は、たたみかけられる現実に、改めて硬直してしまいます。
「太田真奈さんが、自分の下着や洋服を知らない男の人に着られて、アソコをビンビンにしてオナニーをされまくっていると知ったら、真奈さんはどうなるかしら? 」
少年はもはや黙ったままです。黙るしか少年には許されてはいないのです。
「……そんな目にあったら、……みんな、泣くよね。……しかも、もし、その卑劣なクソ男がクラスメートだと知ったなら、……怒るよね。」
少年の頭の中には、ついさっきまで笑顔を振りまいていた同級生が、今度は目を吊り上げて少年を睨んでいる表情に変わってしまいました。
「ひょっとしたら、気が狂って、大人になってもトラウマで引きずるかもね。……いや、精神的に男性不信になって、結婚もできなくなるかもね。」
少年は改めて自分の犯した恥ずべき行動の先にあるかもしれないことを、初めて思い知らされました。そして、自分がそれだけの悪いことをしていたんだという自覚が芽生え始めたのです。
「……あなたはそんな可能性を想像できた? そんな風になった子たちに責任が取れる? 」
そのすべてが自分自身の心に突き刺さる言葉であったようで、少年は遂にはブルブルと震え、今更ながらに自分勝手な卑劣な行動を思い知ったようです。
「……あなたは辱しめを受けるのに耐えられないと言うけど、……もう、許してくださいと言うけど、……あなたが恥ずかしくて惨めに狂ってしまったとしても、それは自業自得であなたの勝手。でも、それじゃ、あなたの性欲の吐け口にされて、心をズタボロに汚された女の子はどうなるの? 」
我ながらいっぱしの立派なことを言いますが、わたしも彼の歳には押さえきれない性欲を吐き出すことしか考えてはいませんでした。彼に向けたわたしの言葉は、実はわたし自身に向けられた自省の言葉だったのかもしれません。
しかし、そんなことを知らない少年は、うなだれたまま、一言も言葉を返すことができませんでした。
「さあ、わかったらおとなしくしてね、ちょっとの間、目隠しをしてもらうから。」
そう言うと、わたしは少年にアイマスクを装着しようとしました。
「ぼ、僕を、どうするん……ですか……。」
そう言って抵抗しようとした少年ですが、わたしから乱暴に手を振り払われると、もう抵抗する気力もなくなっているようでした。
「心配しないで、これも検証よ。事情聴取に現場検証は付き物だからね。」
「え! げ、現場って……。」
少年が驚いたのも無理はありません。下着を盗んだ家に行くこと、ひいてはその家の家族、ことに同級生の子らに知られるのでは、という恐怖が真っ先に頭の中に思い浮かんだのですから。
「それは着いてからの、お・た・の・し・み♪ 行けば分かるわ♪ ……逆らえる立場じゃないよね、おとなしくしててね。いい子にしてるのよ。」
……と、いうわけで、わたしは、今回、初めての魔法をそこで使いました。もちろん、瞬間移動です。
**********
次の瞬間、アイマスクで視界を遮っていた少年とわたしは別の空間に瞬間移動しました。
「さあ、もう良いわよ。」
そう言ってわたしがアイマスクを外してあげると、少年は意味が分からずキョトンとしていました。それも無理からぬことで、少年からすれば一歩も動いていないのに、どうしたのだろう? という思いもあったためでした。
しかし、一歩も動いた感覚のなかった少年は、周囲を見渡して周りの風景の変化に驚きました。確かにたった今までどこかの室内にいた筈なのに、間違いなく屋外にいたからです。空には月がこうこうと輝く視界の開けた深夜、肌に感じる風の動き、草木のサワサワした閑かな音色に虫の声、すべてが間違いなく屋外にいる証左でした。
しかも、少年がよくよく目をこらしてみると、この場所は少年にとっても見慣れた場所でありました。そこは少年の通う中学校のテニスコートの中でした。少年はテニスコートの真ん中に立ち、目の前には男女テニス部の部室でもあるプレハブがありました。
深夜のテニスコートに女性がふたり、立ちすくんでいます。一人は白いブラウスに格子柄フレアースカート、ショートカットでボーイッシュな中学生くらいの少女にしか見えないことでしょう。
「あなたは、太田さんのブラウスとスカートを手に入れて、それから深夜の女装散歩を楽しむようになったのよね。お母さんのあのプリーツスカートもよく着てお散歩を楽しんだんでしょう。」
わたしはそこでひと呼吸おいて少年を観察しました。しかし、少年はわたしの声も聞こえないほどにまだ瞬間移動の恐怖から抜け出せないようでした。まあ、無理もありませんが。
(え! な、なにが、どうなって? えっ? どういうこと! ……。)
少年は恐ろしさに震えてしまっています。もはや、わたしの声など耳には入ってもいないようです。目を大きく見開き、テニス部のプレハブの建物を見ながら、身体全体がわなわなと震えています。
仕方がありません。少年の混乱が収まらないようですから、もはやたたみかけるしかありません。
(ビシッ!!!)
わたしは思い切り少年の頬を平手打ちしてやりました。
**********
(おわりに)
スカートも着用して完全女装を果たした少年は歓喜の中で興奮を覚えます。しかし、私は少年の罪を鳴らして少年を追い込みます。罪の重さを思い知らされた少年に、私は続けて現場検証を行うため、深夜のテニスコートに瞬間移動をしたのでした。
私は少年に、少年が隠し持っていた母親のランジェリーと同級生の下着を渡し、その入手方法と使用方法を問いただしました。少年はそれを身に付け下着女装のまま果てます。私は次に少年の同級生の衣類を渡し、観念した少年は再びその衣類に着替え始めるのでした。少年は同級生のジュニアスリップを身に付け、次に女子通学制服のブラウスを着用したのでした。
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少年は、真っ白い女子の丸襟ブラウスを身に付けて、快感にひたっています。
(ああぁぁ……真奈ちゃんのブラウス……ひょっとしたら、これ、お姉さんのかもしれないけど、可愛い制服ブラウス……あぁん……女の子の可愛い丸襟……可愛い袖口……それに柔らかい……気持ちいい……ああぁぁ……なんで、ただのシャツなのに……気持ち良くて……アソコがジンジンするぅ……)
白い丸襟の制服ブラウスに、スカートを穿かずに、下半身にはピンクのスリップだけという姿は、スリップの持つ貞淑なイメージと丸襟ブラウスという幼い無垢なイメージが合わさって、清楚で凛とした美しさをかもし出しています。
同時に、上半身がアウターで、下半身がインナーというアンバランスな姿は、かえってこの上なくいやらしい雰囲気も出しています。
(ブラウスの下に……スリップ……あぁぁ……スリップの中に……真奈ちゃんの手を入れて……真奈ちゃんの細い綺麗な指で……あん、あん……僕のアソコをクリクリしてぇ……)
どうやら少年は妄想を堪能しているようです。同級生の女の子から体中を優しくペッティングしてもらっている妄想にひたっているようです。身体をしならせ、自らの手で体中をまさぐり、そして、スリップの上から、パンティの上から、自分の股間をまさぐり揉みあげているのです。
そんな少年の心の声も含め、わたしはこの上ない官能的な姿を目の前にして、至福の時間を堪能していました。……次に少年は、青と白の格子柄のスカートを手に取りました。まるで、少女の生着替えを間近で目撃しているような興奮を覚えます。
「あぁぁ……、お願いです。もう、堪忍してください。……もう、しませんから……。」
スカートを着用して、着替えの終わった少年が、再び、涙を浮かべて懇願します。心の中では喜びに打ち震えて歓喜しているくせに、外面では、世間体を気にして体裁を繕う……。
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気持ちいくせに、もっともっと感じたいくせに、それでもまだ体裁をつくろうのか?いや、その哀願する行為自体に自ら興奮してしまっているのかもしれません。わたしにも経験がありますし、誰よりもそんな心の動きがよく分かるだけに、遂にわたしのイライラも爆発してしまいます。
「何を言ってるの? ……佐藤千草さんが、自分のパンティに知らない誰かの汚い陰茎をなすりつけられていると知ったら、千草さんはどう思うかしら?」
わたしの言葉に、少年は、恍惚とした世界から、急に現実世界へと引き戻されました。
「 片山朋美さんが、自分のスリップに知らない誰かのザーメンをぶちまけられていると知ったら、朋美さんはどう思う? 」
少年は、たたみかけられる現実に、改めて硬直してしまいます。
「太田真奈さんが、自分の下着や洋服を知らない男の人に着られて、アソコをビンビンにしてオナニーをされまくっていると知ったら、真奈さんはどうなるかしら? 」
少年はもはや黙ったままです。黙るしか少年には許されてはいないのです。
「……そんな目にあったら、……みんな、泣くよね。……しかも、もし、その卑劣なクソ男がクラスメートだと知ったなら、……怒るよね。」
少年の頭の中には、ついさっきまで笑顔を振りまいていた同級生が、今度は目を吊り上げて少年を睨んでいる表情に変わってしまいました。
「ひょっとしたら、気が狂って、大人になってもトラウマで引きずるかもね。……いや、精神的に男性不信になって、結婚もできなくなるかもね。」
少年は改めて自分の犯した恥ずべき行動の先にあるかもしれないことを、初めて思い知らされました。そして、自分がそれだけの悪いことをしていたんだという自覚が芽生え始めたのです。
「……あなたはそんな可能性を想像できた? そんな風になった子たちに責任が取れる? 」
そのすべてが自分自身の心に突き刺さる言葉であったようで、少年は遂にはブルブルと震え、今更ながらに自分勝手な卑劣な行動を思い知ったようです。
「……あなたは辱しめを受けるのに耐えられないと言うけど、……もう、許してくださいと言うけど、……あなたが恥ずかしくて惨めに狂ってしまったとしても、それは自業自得であなたの勝手。でも、それじゃ、あなたの性欲の吐け口にされて、心をズタボロに汚された女の子はどうなるの? 」
我ながらいっぱしの立派なことを言いますが、わたしも彼の歳には押さえきれない性欲を吐き出すことしか考えてはいませんでした。彼に向けたわたしの言葉は、実はわたし自身に向けられた自省の言葉だったのかもしれません。
しかし、そんなことを知らない少年は、うなだれたまま、一言も言葉を返すことができませんでした。
「さあ、わかったらおとなしくしてね、ちょっとの間、目隠しをしてもらうから。」
そう言うと、わたしは少年にアイマスクを装着しようとしました。
「ぼ、僕を、どうするん……ですか……。」
そう言って抵抗しようとした少年ですが、わたしから乱暴に手を振り払われると、もう抵抗する気力もなくなっているようでした。
「心配しないで、これも検証よ。事情聴取に現場検証は付き物だからね。」
「え! げ、現場って……。」
少年が驚いたのも無理はありません。下着を盗んだ家に行くこと、ひいてはその家の家族、ことに同級生の子らに知られるのでは、という恐怖が真っ先に頭の中に思い浮かんだのですから。
「それは着いてからの、お・た・の・し・み♪ 行けば分かるわ♪ ……逆らえる立場じゃないよね、おとなしくしててね。いい子にしてるのよ。」
……と、いうわけで、わたしは、今回、初めての魔法をそこで使いました。もちろん、瞬間移動です。
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次の瞬間、アイマスクで視界を遮っていた少年とわたしは別の空間に瞬間移動しました。
「さあ、もう良いわよ。」
そう言ってわたしがアイマスクを外してあげると、少年は意味が分からずキョトンとしていました。それも無理からぬことで、少年からすれば一歩も動いていないのに、どうしたのだろう? という思いもあったためでした。
しかし、一歩も動いた感覚のなかった少年は、周囲を見渡して周りの風景の変化に驚きました。確かにたった今までどこかの室内にいた筈なのに、間違いなく屋外にいたからです。空には月がこうこうと輝く視界の開けた深夜、肌に感じる風の動き、草木のサワサワした閑かな音色に虫の声、すべてが間違いなく屋外にいる証左でした。
しかも、少年がよくよく目をこらしてみると、この場所は少年にとっても見慣れた場所でありました。そこは少年の通う中学校のテニスコートの中でした。少年はテニスコートの真ん中に立ち、目の前には男女テニス部の部室でもあるプレハブがありました。
深夜のテニスコートに女性がふたり、立ちすくんでいます。一人は白いブラウスに格子柄フレアースカート、ショートカットでボーイッシュな中学生くらいの少女にしか見えないことでしょう。
「あなたは、太田さんのブラウスとスカートを手に入れて、それから深夜の女装散歩を楽しむようになったのよね。お母さんのあのプリーツスカートもよく着てお散歩を楽しんだんでしょう。」
わたしはそこでひと呼吸おいて少年を観察しました。しかし、少年はわたしの声も聞こえないほどにまだ瞬間移動の恐怖から抜け出せないようでした。まあ、無理もありませんが。
(え! な、なにが、どうなって? えっ? どういうこと! ……。)
少年は恐ろしさに震えてしまっています。もはや、わたしの声など耳には入ってもいないようです。目を大きく見開き、テニス部のプレハブの建物を見ながら、身体全体がわなわなと震えています。
仕方がありません。少年の混乱が収まらないようですから、もはやたたみかけるしかありません。
(ビシッ!!!)
わたしは思い切り少年の頬を平手打ちしてやりました。
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(おわりに)
スカートも着用して完全女装を果たした少年は歓喜の中で興奮を覚えます。しかし、私は少年の罪を鳴らして少年を追い込みます。罪の重さを思い知らされた少年に、私は続けて現場検証を行うため、深夜のテニスコートに瞬間移動をしたのでした。
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