女装マニアな魔法使いが愛を伝道する

清十郎

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女装者の夢

第11話 女子バレー部の赤ブルマ

(これまでのあらすじ……)

 私は少年が隠していた女性衣類を渡して問いつめ、彼はそれを身に付け女装して果てます。私は現場検証のために彼と深夜の女子テニス部室へ侵入します。彼は同級生のテニススコートや体操着フルセットを見つけて興奮を隠せません。私は彼に絶倫魔法を施してあげました。そして、彼は私の前で同級生や下級生の少女たちのスコートを何度も履き替えては自慰を延々と繰り返しています。果てしのない自慰に一区切りつけて私は次の準備を始めます。

**********

 わたしは少年に近付き、床に足を投げ出して座っている少年の足の上にまたがりました。そして、ゆっくりと腰を落とし、少年の両足を挟んで膝立ちとなると、両手を少年の顔に添えて……そのまま、わたしは顔を近づけ少年と唇を合わせます。ゆっくりと、濃厚に……。

「ん!……んんんっ……。」

 わたしは舌を差し挟み、少年の舌とひとまわり絡ませると、舌先に唾液の糸を引きつつ、唇を離しました。少年は大きく目を見開き、驚いたような顔をしています。なんで今、このタイミングで自分はキスをされたのか?いやいや、そもそもなんでキス?さっきもそうでしたが、少年にはまるで意味が分かりません。

「え? ……な、なにを……? 」

 少年にとっては2度目のくちづけでしたが、少年はいったい何が起こったのか、なんでキスをされたのか、ただただ気が動転してしまったようでした。ただ、確かなのは、ドキドキする胸の鼓動と、初めて舌を絡ませ合う甘美な体験とに、体中がしびれるほどに恍惚としていたのでした。

「あら? 何も気付かない? ……よく身体を見てみなさい。」

 そう言われた少年が改めて身体を見返した瞬間、予想もしなかったあまりのことに言葉もなく、身体全体が凍りついてしまいました。

「えええ!」

 確かに今まで、間違いなく、少年はテニスウェアに身を包んでいました。確かに少年は真奈のテニスウエアに始まり、最後は下級生のテニスウェアを着ていたはず……着ていたと思っていました。でも、今、少年が目にした自分の身体には、テニスウェアとは別物のスポーツウェアが着こまれていたのでした。

「な、なんで! ……え! え! 」

 少年は目をしばたたせ、指で目をこすり、改めてよくよく目を大きく見開いて眺めてみましたが、どうしてもそれはテニスウェアではありません。……自分で着替えた記憶もないのに。どうして?あまりの気持ちよさに、夢でも見ていたのと勘違いしていた?……いえいえ、いくら何でも、そんな筈はありません。

「うん? それがなんだか分からない? あなたが忍び込んだ女子バレー部室で、1度だけ見つけて、素肌に着用してオナニーをした、2組の吉村裕美さんのユニフォームと赤ブルマよ。」

 少年は驚くとともに思いだしました。確かに、以前、女子バレー部室にも侵入して、バレー部の赤ブルマを見つけた記憶がありました。でも、だからと言って、たった今、テニスウェアからバレーのユニフォームに着替えた記憶もありませんし……。いや、大体において、なんで、この女性はそんなことまで知っているのか?もはや何度目かも分からないほどに同じ疑問が蘇ります。

(いやいや、そうじゃなくて、……着替えた覚えもないのに、いつの間にテニスウェアからバレーのユニフォームに……? オナニーのし過ぎで頭がおかしくなった? ……まさか、そんな。)

 少年の謎は深まります。オナニーのし過ぎで、太陽が黄色く見えるようになるんだと、中坊男子の下ネタ話しではよく聞きました。しかし、こんなこともあるなんて……。いや、まさか……。

「ほらほら、余計なことは考えないことよ。……それより、そのユニフォーム、ちょっとしっとりしていない? 実はそれ、裕美ちゃんが練習試合を終わって脱いだばかりのユニフォームなのよ。裕美ちゃんの汗がしっとり染み付いているのが分からない? 」

 するとどうだろう、少年の鼻腔に芳しい少女の汗の香りがむんむんとしてきて、少年の嗅覚受容細胞が少女の香りを余さず吸収すべく、激しく活性化し始めました。無意識に少年は鼻腔をヒクヒクさせて香りを堪能しています。

「どう? 吉田さんの香りが分かった?素敵な香りでしょう。それに赤いブルマも官能的よね。吉田さんの汗ばんでじっとりしたアソコが密着していたブルマに、あなたのオチンチンが当たっているのよ。ほら、感じるでしょ、オチンチンの先に吉田さんのアソコの熱さが……。」

 瞬間的な着替え、それに少女着用直後のユニフォーム、そもそも部屋からテニスコートへの瞬間移動と……次から次へと人知では理解できないことばかりでした。しかし、少年にとっての疑念は、美少女の香りと温もりの前に、あっけなく氷解してしまいました。性欲の前には理性的な思考なんて何の意味もなさないのです。

 少年はわたしの言葉に頷き返し、恍惚として、右手を股間に這わせていたのでした。そうです。もはや、少年は考えるのを放棄したのです。その方が自分の気持ちの不安定を解消できるのです。快楽に身を委ねさえすれば、他の面倒なことを考える必要もないのです。

「ほら、女子バレー部室に入った時の事を思い出して。わたしにそこで何をしたのか話してちょうだい。テニス部の時のように、どうやって入ったのかも……。」

 少年はそれまでの驚きはどこへやら、陶酔した表情となって片手でユニフォームをまさぐりつつ、もう一方の手でブルマの上から股間をいじっていました。そして、わたしの言いつけ通りに回想を始めます。テニス部編のお次はバレー部編です。

「女子バレー部の部室は……はぁはぁ……体育館に面した小部屋が幾つもあるひとつで……ドアは鍵がかかって……あぁぁ……裏の窓の鍵は壊れてい……あん……体育館の土台が高いから……はぁぁぁ……台になるのを探し……窓から入って……」

「あらあら、なかなか頑張ったわね。そこまでして、女子バレーの部室にも入りたかったのよね。」

 真っ暗な中、踏み台までも探して、窓に取りついた少年の執念を、わたしは喜んで褒めたたえました。目の前のお宝を手に入れるため、少年は最善の努力を惜しまなかったようです。

「ああん……はい……そうしたら、棚の上にユニフォームを見つけ……ああん、あん……ゼッケンで……誰のかは分からないけど……あん、あん、あん……ユニフォームとブルマを着て……オナニーを……しました。」

 少年は気持ち良さそうに、ブルマの上から股間をまさぐっています。

「素直に喜んで良いわよ。今、あなたが着ているのは、正真正銘、吉村裕美さんのユニフォーム、しかも、試合直後のじっとり汗ばんだ、匂いのこもったユニフォームなの。試合で興奮状態にあると、普段の何倍ものフェロモンが発散されるから、すごくない? 」

 わたしの声が聞こえているのやら、もう、少年はどこかの世界へ意識がぶっ飛んでしまっている様子で、夢中になって吉村裕美のユニフォームを、吉村裕美のブルマをまさぐっていました。当然ながら、まもなく、少年は体をビクビク震わせて、既に数えようもない何度目かの精を放ちました。

**********

「もう、キリがないわね。そりゃあ、これで満足したってのはないよね。あきれるというより、我ながら感心するわ。」

 既に少年は女子バレーのユニフォームでの二度目のオナニー行為に励んでいます。わたしの魔法の効果も分からぬままながら、何度射精しても衰えを知らない性欲と勃起力に、内心では少年自身も呆れていることでしょう。

 少年は、仰向けになっていた姿から、膝だちで、顔の顎と右片腕をテーブルの上に乗せて体を支えながら、左手を股間に這わせ、ブルマの上から自分のものを揉みしごいていました。

(僕はなんていやらしいんだ。でも、止まらない……吉村裕美さんの赤いブルマが、とっても気持ちいいよ。……僕じゃない、裕美ちゃんのブルマが気持ち良すぎるからいけないんだ。……あぁ、ユニフォームから、裕美ちゃんの香りがして、止まんないよぉ! )

 その姿を見ながら、わたしは少年の背後に回ります。意識が宇宙の彼方にぶっ飛んでいる少年には、そんなことに気づきもしません。

「まあ、女子バレー部室への侵入と、女子選手のユニフォームでオナニーをして汚したことは、これで認めてくれたようなものね。……それじゃ、次へ行こうかしらね。」

 少年への現場検証はまだまだ終わってはいません。さて、お次は……。

**********

(おわりに)

 彼が気付いたとき、彼はいつのまにかテニスウェア姿から、バレーのユニフォーム姿になっていました。驚く彼を尻目に、私はそのバレーのユニフォームが彼の同級生の女子の汗が染みついた脱ぎたてのユニフォームであることを教えます。案の定、彼はつまらぬ疑問を忘れ去って、再びオナニーにふけるのでした。
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