女装マニアな魔法使いが愛を伝道する

清十郎

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初体験の章

第6話 少女の秘密

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(これまでのあらすじ……)

 今回は新しいパートナーとある少女の部屋に侵入し、彼に初体験をしてもらいます。そして、わたしたちは男性自身を除いて彼女のすべてを転写し、3人の少女が揃ったのです。わたしはゆっくりと少女の制服を堪能し、ベッドの少年は、もうすでに興奮のあまり、少女のパンティの上におのが精液をまき散らします。わたしはベッドに戻ると、少女の夏セーラー服を少年に着せてあげました。いよいよこれから、3人の孝子による官能の夜の始まりです。

**********

「きみもこっちにいらっしゃい。今夜のもうひとりの主役はきみなんだからね。」

 わたしは少年に声をかけてあげます。しかし、孝子になっている少年は、ばつの悪そうにしています。

「大丈夫よ、若いんだから、一回、出したくらいなら、問題ないわ。孝子ちゃんの隣にきて孝子ちゃんの身体に密着しているだけで、すぐに元気になるわよ。」

 半袖セーラー服の少年はちょっと照れた感じながらも孝子の隣に並んで寝そべります。そして、孝子の頭を自ら腕枕にして、孝子の胸をまさぐりつつ、下半身も孝子の左足に自らの足を絡ませています。まもなく少年は紺のプリーツスカート越しに孝子の腰に陰部をなすりつけ、復活の元気さを表しています。

「あらあら、元気なこと。わたしの復活魔法は、まだ必要ないわね。いえ、最初は魔法なしで童貞を卒業させてあげましょう。」

 そしてわたし自身は、オリジナルの孝子の右側のベッドからの横から、孝子の上に体を伸ばします。本当なら三人で川の字になって仲良く楽しみたいですが、この小さなベッドじゃ、少年と二人が並んだだけでいっぱいです。

 わたしは、はやる気持ちを押さえながら、ゆっくりとベッドに横たわる孝子に抱きつきました。そして、そのまま、孝子の唇を、頬を、首筋を、丹念に吸い上げ、余す所なく舐め回しながら、ひとしきり孝子の体全体を指で愛撫しつづけました。

 隣の少年もわたしに負けじと孝子に抱きつきます。首筋から胸元へ、そして乳房から乳首へ、少年の舌がナメクジのようにしつこく這いまわります。

 ぷっくりとした厚みのある孝子の唇はまさしく官能的で、何度も唇でハムハムと柔らかく挟み込み、舌先でその膨らみを舐め回していきます。ぽってりとした柔らかい頬も、極上のブランド米でつきあげた出来立てのお餅のようにふっくら柔らかで、わたしの唇がヒタヒタと吸い付いていきます。

「……あぁぁ、おいしい、……おいしい。……孝子ちゃんのすべてがおいしい。……体毛の一本一本、毛穴のひとつひとつまでしゃぶりつくしてあげる。」

 風呂上がりだから当然でしょうが、無駄に化粧も香水もふりかけられていない自然なままの少女の肌から溢れてくる少女の甘い香りに、わたしも少年も、ともに狂喜乱舞していました。これこそが、極上の天然物の素材です。

「……あなたの豊かな胸、とても張りがあって美しい。」

 少女の肌はキメ細やかにつやつやとして、弾力もありながら、ぷるんぷるんと潤いもたっぷりで、わたしの唇にヒタヒタと吸い付いてきます。

 わたしは、孝子の乳房にむしゃぶりつく少年を抑えると、胸までずりあげられていた孝子のパジャマを下げて、パジャマの上衣の五つボタンを上から三つまで外します。すると、まちきれぬように少年がその左の乳房にまとわりつきます。

 その必死な様子を苦笑しつつも、わたしもパジャマの隙間に手を差し込んで孝子の右の胸をもみしだきます。するとどうでしょう、わたしにさえも意外な現象?……いえ、想定外の驚くべき官能がわたしに訪れたのです。

 つまり、わたしが孝子の胸をもみしだくと、それと同時に、孝子の身体にシンクロしているわたしの胸にも、あたかも何者かから揉みしだかれているかのようなゾクゾクとする快感が押し寄せてきたのでした。

 それは驚くべきシンクロのなせる現象でした。わたしも、何度も同じように対象の女性を転写して愛し合ったものですが、ここまで見事なシンクロを見せた素材に巡り合ったのは初めてでした。

「どう?お姉さん。ぼくの言った通りでしょう。やっぱり孝子さんはすごいよね。」

 わたしが驚き戸惑いを見せた様子を見逃さなかったのでしょう。少年は勝ち誇ったように孝子の素晴らしさをほめたたえ、わたしに満面の笑みを返したのです。

 少年があんなにがっつくように少女の身体を求め、行為に及びもしない内から精を放ってしまうとは、いかに童貞であるにしてもおかしいと思いました。その原因は、この孝子という少女の驚くべき同調性の高さにありました。彼がぐったりするほど官能にまみれていたのはそんな訳でした。

「もう、きみも意地悪ね。最初から教えてくれたら。わたしもびっくりしたわ。」

「てっきりお姉さんも知ってると思っていたよ。満員の電車で孝子お姉さんの身体に無意識で触れた時、それだけで僕の身体がとてつもなく興奮しちゃったの、お姉さんも覚えていると思ったけどなぁ。」

 そういえばそんなこともありました。でも、わたしが彼の歳には、こんな未来を知りませんでしたから、一般的な思春期の性徴のひとつだと思い込んでいました。でも、身体の相性って、やっぱりあるもんですね。

「ぼくもね、理恵子と身体を重ねて分かったけど、それ同じ性的な興奮が高まる感覚を、このお姉さんにも感じていたんだ。」

 わたしはとても嬉しくなってしまいました。子供から教えられる親の心境ではありませんが、過去の幼い自分から、こんなにも嬉しい喜びを教えられることがこんなにも嬉しいとは。

「よかったわ。今夜は三人でじっくり楽しみましょう。今夜はきみのための初体験のつもりだったけど、わたしも積極的に楽しませてもらうからね。」

 そういうと少年もまた嬉しそうにうなずくのでした。

 そして、わたしたちは、間に挟んだ少女にの身体に、遠慮なくむしゃぶりついたのでした。

「あん! あっ! あっ! ……気持ちい良いの! ……孝子ちゃんも気持ち良いでしょう! ……揉んでる! 揉まれてる~! まるで、おっぱいの先にもおちんちんがついているみたい! 胸を揉まれているだけで、おちんちんまでジンジンして、射精したくなるわ! 」

「あん!あん!あん!……もう我慢できない!何度でも逝きたいよ~!……ぼくが舐めて!……ぼくがぼくに舐められて!……お姉さんの指が這いまわると、同じように僕の身体にお姉さんの指の感触が……あぁぁぁ……何人もの人から同時に体中を触られ舐められているよ~~~~!」

わたし自身、興奮に身悶えながらも、パジャマをはだけてあらわになった孝子のピンクの乳首にむしゃぶりついていきます。すると、またしても私の体にまで電流が走りました。

「あっ! ああ~ん!」

私の乳首にも、愛撫されているのと同じ刺激が加えられるのです。最高の自慰であり、最高の愛撫です。孝子の固くブツブツした乳首に唾液をたっぷりとからませ、舌先を巻き付け、ねめつけ、舌全体でべろりと舐めあげていきます。

(ちゅばちゅば……、れろれろ……、ちゅぱちゅぱ……、れろれろ……。)

「はぁん! ……乳首、気持ちいい~~~! ……ああん! あっ、あっ、あっ! ……ほんとうに射精しちゃいそうに気持ちいい~! 」

「ああん!あん!……お姉さんの舌使い、すごい~!……ああ!ああ!あ~~~~~!我慢できない~~~!どうしてどうして、さわってもいないのに、逝く!逝く!逝っちゃう~~~~~!」

あまりの気持ち良さに、下手したら愛撫どころではありません。

**********

「はあ、はあ、はあ、ぜい、ぜい、……。」

 もう、頭がバカになりそうです。体中が敏感になりすぎて、かえって何もできません。気づけば少年は孝子の隣で白目をむいて悶絶して、またべっとりとした精を吐き出したようで、紺のプリスカに濡れた黒いシミを付けていました。どうやら童貞の少年にわたしの愛撫は強烈すぎたようです。

「気持ち良すぎるのも困りもんだわね。ふぅ……仕方ないから、少し調整しましょうかね。」

 わたしは、両手の人差し指を口の中にふくみ、しっかりと唾液をダラダラにまとわせると、孝子の乳房のふたつの乳首に当てがいました。そして、人差し指で乳首をツンツンとします。

(あ、あんっ! あんっ! ……もうちょっと感度を絞った方がいいかしら? )

 そして、再び乳首をツンツンとします。

(んっ……あ、あんっ! ……はぁ~、……まあまあだけど、いきなり来たらびっくりしちゃうからね、もうちょい落としましょうかね。)

 更にもう一度、乳首をツンツンとしました。

(はぁぁ……、こんなもんかしらね。気持ちいい余韻を楽しむくらいでちょうどいいわ。どれどれ……。)

 感度調整を終えるや、わたしは孝子の乳房をむにゅむにゅと揉みしだき、乳首にむしゃぶりつきました。

**********

(おわりに)

 少年が選んだ少女は素晴らしい素材でした。これが身体の相性というものならば、これほどのものはない最高の素材でした。わたしたちの身体は見事に彼女の身体にシンクロし、彼女への愛撫はすべて自分への愛撫として帰ってくるのでした。あまりの快感のすごさに、少年は悶絶し、わたしは感度調整をせざるを得ませんでした。
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