女装マニアな魔法使いが愛を伝道する

清十郎

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初体験の章

第7話 シンクロナイズド・セックス

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(これまでのあらすじ……)

 今回は新しいパートナーの初体験の為にある少女の部屋に来ました。私達は男性自身を除く彼女のすべてを転写して3人の同一少女になります。なぜか、少年は興奮のあまりか早くも少女の上に精液をまき散らします。私達の身体は見事に彼女の身体にシンクロし、彼女への愛撫はすべて自分への愛撫として帰ってくる事がわかり彼女の素晴らしさに私も驚愕しました。少年の悶絶フライングも理解できましたが、そのあまり凄さに私は感度調整をせざるを得ませんでした。

**********

「ひゃい~~~ん!」

わたしが少女の胸にしゃぶりつくと、シンクロした再びの感度に少年が目覚めます。たった今、二度目の射精をしたばかりだというのに、見事に勃起して、上も下もしっかり目が覚めたようです。

(んぐんぐ……ちゅばちゅは……れろれろ……。)

(あ~ん……なかなかの心地よさね、程よく気持ちいいわ。うん、私の方はこれでいきましょう。でも、どうせなら孝子ちゃんはこのまんま、マックス敏感肌で行きましょうね。)

「どう、きみにもちょうどいいかな?それでもきみには十分な感度でしょ。」

「あぁぁぁん、お姉さん、なかなか気持ちいい感度……さっきよりはおさまったけど、十分に気持ちいいよ。」

「それは良かったわ。じゃあ、続きを楽しむといいわ、時々、お姉さんも楽しませてもらうけど、いいよね。」

少年はちょっと恥ずかしそうに頬を赤らめながら、コクリと頷きました。

そして、少年はそのまま快感にひたりつつ、孝子の乳首をむしゃぶり続け、右手をパジャマのズボンの中へと這わせてゆきます。最初の時よりは少しは余裕が出来たと見えて、少年は孝子の綿のパンティのウエスト側から人差し指と中指を潜り込ませます。

少年がパンティの中に手を這わせて少女の股間へと進んでいくと、シンクロしているわたしの身体にも官能のさざ波が届いてきます。

「うん……初めてにしては、なかなか上手じゃない。これはいいわね、あなたの指使いの巧みさも感じるわ、きみも感じてるんでしょ?これはいいわね、孝子ちゃんのどこが気持ちいいか、自分の身体で分かるんだから一石二鳥じゃない?これなら最初から失敗しないで孝子ちゃんを最高に気持ちよくさせてあげられるわね。」

少女の股間は熱く蒸れていき、じっとりと汗ばんだ恥丘の奥へと少年の指が這い進んでいきます。二匹の蛇のようにのびた指が、短い下草の生え始めたばかりの丘を越え、ぷっくりした少女の膨らみの間のクレパスに分け入り、小さな小さな突起物へと進んでいきます。

自分の身体で自分の指使いの良しあしが検証できるのですから、自分が気持ちいいようにさえすれば、少女に与える快感に間違いはないのです。これほど都合の良いことはありません。

ぷっくりしたその柔肉の間に中指を差し入れると、もはやヌルヌルとなっていたクレパスは自らその指をくわえこむように、ヌルンとそれを受け入れます。

(……くちゅん……。)

(……ぁぁ……ぁ……。)

その瞬間、眠りに陥っている筈の孝子でしたが、吐息ともつかぬ声をあげてきます。

「いいわぁ。孝子ちゃんの膣の中、ドロドロに熱くなっている。素敵よ。もっともっとドロドロにしてあげなさい。」

孝子の体とシンクロしたわたしの股間にも同じような触られているかのごとき快感の刺激が伝わります。ヴァギナもないわたしの女装男の股間であるはずなのに、竿の裏筋から睾丸根元、更に尿道筋へと、ゾクゾクする官能的な波が押し寄せてきます。恐らくは少年もその感覚にのたうつほど歓喜している筈です。

「あ……、あぁぁ……、はぁぁ……。」

吐息を混ぜながら顔を上気させている少年も、間違いなく官能のさざ波に体中を洗われています。自分でやって自分で感じているのですから、オナニーみたいなものです。

(くちゅ、くちゅ、ちゅぷっ、ぴちゅ……。)

「はぁん、ぁぁぁあああ~! ああん! ああ~、おちんちんから白いザーメンが出そうだよ~! 」

少年は、ガクガクと腰が震えて、ザーメンを吐き出しそうになっています。少年は思わず孝子のパンティから腕を引戻し、ほとばしり出そうになる興奮を静めるかのように孝子の両頬を両手で押さえ、思い切り孝子の唇を吸い上げました。

(じゅるるる、……チュバチュバ、……ジュルジュル)

**********

……すると突然、孝子の体にもやもやとしたカスミがかかったようになりました。そして、もやったかと思うと、次第に形が戻ってきた時には、それまでパジャマ姿であったはずの孝子は、何とどうしたことであろうか、わたしたちと同じセーラー服姿になっていたのでした。

「ふふふ、これでみんな制服がそろったわね。」

驚きをあらわにする少年に対して、わたしは目配せをするかのように笑顔を見せました。

「んふ。……やっぱり、こうじゃなきゃ。」

孝子は長袖の白いセーラー服といういでたちの、春秋の中間服、少年は半袖の夏服、そしてわたしは上下ともに濃紺の冬のセーラー服です。オールシーズンの制服がここに勢ぞろいしたのです。

そして、わたしには分かります。だって、わたしの股間も、もうさっきからうずきっぱなしですから。

「……孝子ちゃんのアソコも、眠っていながら、もう準備万端なんて、すごい素質よね。」

これらは、もちろん、わたしのこだわりの成せる結果であります。ただ単にわたしがパジャマ姿に飽きて、制服姿で愛し合いたいと思っただけのことです。もちろん、制服の下にはスリップも着せています。

「そうよ、孝子ちゃん、みんな一緒にセーラー服を着て愛し合いましょうね! 」

わたしは少年に向かってそう言いながら微笑みました。中身は少年でも、外見はみな同じ少女の顔と身体をしているのです。春服の長袖セーラー服を着ている少年の孝子は、嬉しそうに微笑み返します。

わたしは上体を起こし、孝子の左足の膝を立たせます。そして、濃紺のプリーツスカートとスリップをめくり、パンティをあらわにさせました。レース飾りのついた地味な白い綿パンティのクロッチには、孝子の肉体の喜びをあらわすシミが、ポツリと表まで染み透ってあらわになっていました。

「ほら、ごらんなさい。オリジナルの孝子ちゃんも、もう待ちきれないって言っているわ。」

**********

「ほんとだ!孝子ちゃんも、もう待ちきれなさそうね。孝子ちゃんにそんなに喜んでもらえて、僕も嬉しいな。」

少年の孝子はプリーツスカートとスリップをめくり、膝を立てた孝子の左足の下に彼の右足を通し、彼の左足を孝子の右足に乗せた格好となって、孝子に向かって股を開きました。そして、孝子のパンティのクロッチ部分に彼のブルマの膨らんだ部分を押し付けたのでした。

「どう、お姉さん、これが『貝合わせ』って言うんだよね。…ああん! ああん! ……孝子さんのおまんこに、僕のペニクリがガンガン当たっているよ。」

「あら、よく知っているわね。しっかり予習もしてきたのかしら。そうよ、どう?気持ちいい?」

(……くちゅっ、……くちゅっ、……くちゅっ。)

「……ぁ……ぁぁ、……ぁぁ、」

彼は、孝子の股間に彼の股間をグリグリと当て続け、あまりの気持ち良さに自分自身ものけぞりながら、それでも執拗に股間をグリグリとなすりつけていました。

「……ああん! ……あっ! あっ! ……当たってる! 当たってる! ……孝子さん、感じる? 僕のペニクリが孝子さんのおまんこに当たっているの!」

(……ぴちゃっ、……にちゃっ、……ぴちゃっ)

「……ぁぁ……ぁぅ……ぁ……」

「眠っているはずなのに、吐息のようなちいさい喘ぎ声も聞こえるわよ。よっぽど感度の良いお嬢さんみたいね。」

「……はぁ、……はぁ、……はぁ、……最高に気持ちいいよ、憧れのお姉さんのクロッチからシミ出た愛液が、糸を引いて僕のブルマにつながっている。なんて、素敵なんだ!」

(……ぬちゅっ……にちゅっ……にちゃっ)

「……ぁぅ……ぁ……ぁぁ……」

「ごめんね、お姉さん、僕だけが楽しんでいるみたいで。でも、止まらないんだ……。」

「あら、そんなことないわ、わたしにもシンクロしているから、とっても気持ちいいわよ。ペニクリがじんじんしちゃって、いつでも逝っちゃっていいわよ。でも、どうせなら一緒に逝きましょう。」

わたしは、孝子の体の反応の良さに嬉しくなって、改めて孝子の上体に身体を重ね合わせて、セーラー服同士での熱い抱擁を繰り返しました。

一人の孝子は上半身で抱擁と口づけを熱く繰り返しながら、二人目の孝子は下半身の陰部を交差させて悶えています。二人の孝子が揃ってお相手しているのも、また孝子でした。三人の制服姿の孝子が淫らに絡み合い、足を絡ませ、腕を絡ませて交わっているのでした。

**********

(おわりに)

 少女の身体とのシンクロという素晴らしい現象を発見した私は、このままでは落ち着いて少年のロストバージンを見届ける以前に、頭が変になりそうです。そのため、私はさっそくその感度調整を行いました。そのうえで彼を招き少女との初体験にいざないます。この日のために予習を入念にしてきたのでしょうか、彼は女性の姿となった上で、女同士の疑似レズ体験までも堪能していました。
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