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第2話
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扉が静かに閉まった瞬間、喉の奥に詰まったようにキュッと閉まった。
(……なんで? 俺がなにしたんだよ)
さっきまで澄音を刺していた視線と声が、身体中に残っている。立ち尽くしたまま、震える指先を見つめた。
「……すみませんでした」
気がつけば、澄音は深々と頭を下げていた。誰に、というよりも、この空間にいる全員へ。
「俺のせいで、すみません……。本当にご迷惑を……」
声が震える。
(こんなことになるとは思わなかった)
スタッフの誰も澄音のことを責めなかった。それもそうだ、澄音は何も悪くない。ただ沈黙が痛いほど澄音の背中を刺す。
プロデューサーが苦しげに口を開いた。
「……澄音くん。勘違いしないでほしいんだけど、君が悪いわけじゃない。ただ──」
言葉が詰まる。
「怜夜さんが降りたら、この企画は本当に終わる。申し訳ないんだけど……現状、君より優先すべきは怜夜さんなんだ」
胸の奥がギリッと音を立てる。
理不尽だった。それでも澄音は、文句を言える立場ではない。
「……少しだけ、時間をください」
澄音は顔を上げ、震える声で言った。
「話します。常盤さんと話して、必ずどうにかします。だから……」
プロデューサーは驚いたように澄音を見つめ、しばらく沈黙した。やがて、小さくうなずく。
「……わかった。君がそう言うなら、少しだけ待とう」
暗い外廊下の先、古びた鉄扉の前で鍵を回す。部屋に入った瞬間、湿った空気と薄い畳の匂いが鼻を刺した。
狭いワンルーム。
その床に澄音はカバンを置き、乱暴に上着を脱ぎ捨てたところで頭の奥に伶夜の声が反芻した。
『歌しか取り柄のない半端者』
怒りで唇が震えた。伶夜の冷たい視線が、頭の中に焼き付いて離れない。
「俺が何したって言うんだよ!」
常盤 怜夜と共演できると昨日まではウキウキしていたのに、今では気分最悪だ。
「誰か教えてくれよ……。どうしたらいいんだよ」
清水澄音は、いなくても困らない存在。そんなことは分かっている。
俺なんか、まだまだだ。メンバーにだっていつもそう言われてる。
けれど、絶対にどうにかしなくちゃいけない。
Re:verbの、未来のために……。
***
数週間前。事務所の応接室。
澄音の所属する男性アイドルグループRe:verbのマネージャー・田辺から告げられたのが今回の話だった。
「澄音、君のドラマへの出演が決まった。それも主演だ」
最初は耳を疑った。それがどれほど大きなチャンスなのか、痛いほど理解していたから。
「さらに、あの常盤 伶夜とのW主演だ! 澄音さえしくじらなければ、絶対にヒットする」
マネージャーの声が段々と弾んでいった。
「この作品がヒットしたら、Re:verbの売り出し方ももっと大胆にできる。全国ツアーの予算も通せるし、他メンバーにも仕事が回る可能性が高いんだ」
一度言葉を切り、マネージャーは澄音の手を握った。
「ドラマの主題歌にも決まって、Re:verbを押し出す大チャンスなんだ。……だから、頼むぞ。澄音」
グループの運命が澄音一人の肩に乗っかっていた。このドラマは絶対に成功させなければいけない。
***
目を閉じて深く息を吐く。澄音はスマホを掴むと、勢いで連絡先を開いた。
常盤伶夜のマネージャー。連絡先をタップしようとする指先が、汗ばむ。
(常盤伶夜に会って、話すしかない)
発信ボタンを押す。数コールの後、穏やかな男の声が出た。
『はい、常盤のマネージャーですが』
「……清水澄音です。伶夜さんと、お話がしたくてご連絡させていただきました」
短い沈黙のあと、苦笑混じりの声が返ってくる。
『ああ、澄音くんか! ……と、急に大きな声出してごめんね。あと、この間のドラマの件も本当に申し訳ない。伶夜、元々アイドルと共演するの嫌がるタイプなんだよ」
じゃあ、なんで共演者が決まった段階で拒絶しなかったのかという言葉が喉まででかかったが、我慢した。すると、常盤のマネージャーの口から意外な話が出てくる。
『でもね、君のことは気に入ってるみたいだから、いけると思ったんだよね』
「気に入ってる……ですか? あの、死ぬほど嫌いの間違いでは……?」
今日の態度を見たあとでは、彼が自分にほんの1ミリでも好意を抱いてるとは思えなかった。
『うーーん、好きか嫌いかで言ったら好きだと思うよ……たぶん? だから、普段ならアイドルとW主演って聞いた時点で僕の方で断ってたんだけど、今回は受けちゃったんだよね』
胃がキリキリと痛む。その段階で断ってくれていたら、こんなに悩むこともなかったのに……。
『怜夜は忙しいから台本の確認はしても、共演者のチェックとかは二の次でね。基本NGもないし』
「……だから、顔合わせのときになってちゃぶ台返しをしたってことですね」
『そーなんだよねぇ。だから、俺としても困ってるんだよ。でも、全く聞く耳もってくれないんだ』
少し嫌味な言い方をしてみたが、マネージャーは全く気にする様子がない。
「マネージャーさんも大変ですね」
もともとはお前のせいだけどな……。
『でも、君の話なら聞くかもしれない』
間延びした怜夜のマネージャーの声が、急にハッキリ聞こえた。心の中で悪態をついたのがバレたのかと思ったが、そうじゃないようだ。
『君も怜夜にその話がしたくて僕に連絡くれたんだよね?』
「はい……。このままだと僕が下ろされてしまいますから」
『それは、ほんっとにごめんね! 怜夜の時間、なるべく早く空けてみるから。決まったらメールで送るね』
「はい、ありがとうございます」
話を終えると、通話が切れる。
意外とあっさりと貰えた話し合いの機会に拍子抜けしながらも、澄音は決意を固める。
(絶対に共演を承諾してもらおう)
この翌日、怜夜のマネージャーからメールが届く。そこには、日程と怜夜の家の住所が書かれていた。
(……なんで? 俺がなにしたんだよ)
さっきまで澄音を刺していた視線と声が、身体中に残っている。立ち尽くしたまま、震える指先を見つめた。
「……すみませんでした」
気がつけば、澄音は深々と頭を下げていた。誰に、というよりも、この空間にいる全員へ。
「俺のせいで、すみません……。本当にご迷惑を……」
声が震える。
(こんなことになるとは思わなかった)
スタッフの誰も澄音のことを責めなかった。それもそうだ、澄音は何も悪くない。ただ沈黙が痛いほど澄音の背中を刺す。
プロデューサーが苦しげに口を開いた。
「……澄音くん。勘違いしないでほしいんだけど、君が悪いわけじゃない。ただ──」
言葉が詰まる。
「怜夜さんが降りたら、この企画は本当に終わる。申し訳ないんだけど……現状、君より優先すべきは怜夜さんなんだ」
胸の奥がギリッと音を立てる。
理不尽だった。それでも澄音は、文句を言える立場ではない。
「……少しだけ、時間をください」
澄音は顔を上げ、震える声で言った。
「話します。常盤さんと話して、必ずどうにかします。だから……」
プロデューサーは驚いたように澄音を見つめ、しばらく沈黙した。やがて、小さくうなずく。
「……わかった。君がそう言うなら、少しだけ待とう」
暗い外廊下の先、古びた鉄扉の前で鍵を回す。部屋に入った瞬間、湿った空気と薄い畳の匂いが鼻を刺した。
狭いワンルーム。
その床に澄音はカバンを置き、乱暴に上着を脱ぎ捨てたところで頭の奥に伶夜の声が反芻した。
『歌しか取り柄のない半端者』
怒りで唇が震えた。伶夜の冷たい視線が、頭の中に焼き付いて離れない。
「俺が何したって言うんだよ!」
常盤 怜夜と共演できると昨日まではウキウキしていたのに、今では気分最悪だ。
「誰か教えてくれよ……。どうしたらいいんだよ」
清水澄音は、いなくても困らない存在。そんなことは分かっている。
俺なんか、まだまだだ。メンバーにだっていつもそう言われてる。
けれど、絶対にどうにかしなくちゃいけない。
Re:verbの、未来のために……。
***
数週間前。事務所の応接室。
澄音の所属する男性アイドルグループRe:verbのマネージャー・田辺から告げられたのが今回の話だった。
「澄音、君のドラマへの出演が決まった。それも主演だ」
最初は耳を疑った。それがどれほど大きなチャンスなのか、痛いほど理解していたから。
「さらに、あの常盤 伶夜とのW主演だ! 澄音さえしくじらなければ、絶対にヒットする」
マネージャーの声が段々と弾んでいった。
「この作品がヒットしたら、Re:verbの売り出し方ももっと大胆にできる。全国ツアーの予算も通せるし、他メンバーにも仕事が回る可能性が高いんだ」
一度言葉を切り、マネージャーは澄音の手を握った。
「ドラマの主題歌にも決まって、Re:verbを押し出す大チャンスなんだ。……だから、頼むぞ。澄音」
グループの運命が澄音一人の肩に乗っかっていた。このドラマは絶対に成功させなければいけない。
***
目を閉じて深く息を吐く。澄音はスマホを掴むと、勢いで連絡先を開いた。
常盤伶夜のマネージャー。連絡先をタップしようとする指先が、汗ばむ。
(常盤伶夜に会って、話すしかない)
発信ボタンを押す。数コールの後、穏やかな男の声が出た。
『はい、常盤のマネージャーですが』
「……清水澄音です。伶夜さんと、お話がしたくてご連絡させていただきました」
短い沈黙のあと、苦笑混じりの声が返ってくる。
『ああ、澄音くんか! ……と、急に大きな声出してごめんね。あと、この間のドラマの件も本当に申し訳ない。伶夜、元々アイドルと共演するの嫌がるタイプなんだよ」
じゃあ、なんで共演者が決まった段階で拒絶しなかったのかという言葉が喉まででかかったが、我慢した。すると、常盤のマネージャーの口から意外な話が出てくる。
『でもね、君のことは気に入ってるみたいだから、いけると思ったんだよね』
「気に入ってる……ですか? あの、死ぬほど嫌いの間違いでは……?」
今日の態度を見たあとでは、彼が自分にほんの1ミリでも好意を抱いてるとは思えなかった。
『うーーん、好きか嫌いかで言ったら好きだと思うよ……たぶん? だから、普段ならアイドルとW主演って聞いた時点で僕の方で断ってたんだけど、今回は受けちゃったんだよね』
胃がキリキリと痛む。その段階で断ってくれていたら、こんなに悩むこともなかったのに……。
『怜夜は忙しいから台本の確認はしても、共演者のチェックとかは二の次でね。基本NGもないし』
「……だから、顔合わせのときになってちゃぶ台返しをしたってことですね」
『そーなんだよねぇ。だから、俺としても困ってるんだよ。でも、全く聞く耳もってくれないんだ』
少し嫌味な言い方をしてみたが、マネージャーは全く気にする様子がない。
「マネージャーさんも大変ですね」
もともとはお前のせいだけどな……。
『でも、君の話なら聞くかもしれない』
間延びした怜夜のマネージャーの声が、急にハッキリ聞こえた。心の中で悪態をついたのがバレたのかと思ったが、そうじゃないようだ。
『君も怜夜にその話がしたくて僕に連絡くれたんだよね?』
「はい……。このままだと僕が下ろされてしまいますから」
『それは、ほんっとにごめんね! 怜夜の時間、なるべく早く空けてみるから。決まったらメールで送るね』
「はい、ありがとうございます」
話を終えると、通話が切れる。
意外とあっさりと貰えた話し合いの機会に拍子抜けしながらも、澄音は決意を固める。
(絶対に共演を承諾してもらおう)
この翌日、怜夜のマネージャーからメールが届く。そこには、日程と怜夜の家の住所が書かれていた。
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