ブサイクなクラスメートを奴隷に

花村いずみ

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8.20年後 再会

私は35歳になった。結婚して子供も二人いる。
仕事も働きざかり。毎日に追われる日々で和子もことはすっかり忘れていた。

ある晩秋の日、法事のため、一人だけ実家に戻り、家族はマンションに残していった。
法事が終わり、駅に向かって歩いていた時、一人の女性が声をかけてきた。

最初は誰かはわからなかったが、しばらくして和子だとわかった。

「和子、元気か? 」
話を聞くと、和子は離婚して、実家に戻り生活していたとのこと。
お子さんはいないようだった。

私は、離婚の理由とか どのような生活をしていたのかは聞かなかった。
言葉はいらなかった。自然に和子の手をとり、ホテルへ向かった。
その道中も言葉を交わすこともなかったが、今 やることは肌を重ね合わすことだった。

思い起こせば、和子とホテルに行くのは初めてだった。

ホテルの部屋に入るや否や、和子に抱きつき、唇を奪った。
お互い情欲にまみれ、私は和子の体を堪能した。


お互い、帰らないといけない時刻になり、そこで別れた。
私は和子の後ろ姿を目に焼き付け、電車に乗った。

連絡先も交換することなく、二度と和子に会うことはなかった。

今でも、時折、和子のことを思い出すことがある。
そして、私は和子に感謝している。
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