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第一章 異世界召喚編
8 お風呂と妖精
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真那は城の客室に案内されると言葉を失った。真那からすれば、途轍もなく広い部屋に、クロスのかかった大理石のテーブルから置台の調度品から壁に掛かった絵画など、そのどれもが自己の範疇を越えた代物だった。さらに極めつけは天蓋付きのベッドの存在だ。まるでお姫様のお部屋のようだと感動する一方で、こんな部屋に自分が入ってもいいものかと足が竦んでしまう。前の世界では真那は物置みたいに暗くて狭い部屋に住んでいて、ここはそことは真逆の空間だった。
「ここがマナ様のお部屋になります。さあ、お入りください」
「ほ、ほんとにいいの?」
思わずユリカに聞いてしまった。
「もちろんでございます」
部屋に一歩入ると、ほのかに良い香りがした。それは花瓶に差してある花のおかげではなく、事前にアロマを使用している。おかげで緊張しっぱなしだった真那は、少しリラックスする事ができた。
「お食事と、それに入浴の準備もできております」
「お風呂? 入りたいな……」
「ご案内いたします」
真那は浴場はどこか離れた別の場所にあると思い込んでいたが、ユリカが案内したのは隣の部屋だった。真那が驚いていると、この部屋は王族専用なので浴場まで併設されている旨を説明された。
ユリカが入浴の世話をすると言うので、真那は恥ずかしいからと慌てて断った。すると彼女は寂しそうな顔でこう言った。
「侍女にとって、主の世話をすることは名誉なことなのです」
そう言われてしまうと真那はその性格から断れない。それから体を洗ってもらったりしていると、真那は何故か嬉しい気持ちになった。どうしてかと考えて、ユリカを姉のように思っている自分の気持ちに気付くのであった。
「メラメラも綺麗になろうね」
そして真那は、メラメラの小さな体を洗うのに執心した。洗いながら、やっぱり女の子なんだなぁと思う。その後は、メラメラの黒い翼が背中からしっかり生えている事を確認した。
真那は色とりどりの花弁の浮かんでいる湯船につかると、ようやくほの暗い疑いを追い出す事ができた。もうこれが夢だとは思わなかった。
「あれ、痛くない、もう治ってる?」
腫れていた頬のガーゼは入浴の前に取り除いていた。その場所に触れると、もう痛みがなかった。治りが早いなと思ったが、それ以上深くは考えなかった。
それから元いた世界の事を思うと、母の墓参りが出来ないことを悲しく思い、一方ではこの上ない安らぎも得ていた。
「わふ~」
メラメラが高く飛び上がって勢いよく湯船に飛び込むと、花弁混じりのお湯が跳ねて真那に降りかかる。
「うあっ!? メラメラったら」
「ぷふーっ!」
メラメラがお湯から顔を出して頭を振ると、真那はまた飛沫をくらった。
「きゃっ!? メラメラ、止まって」
真那が飛沫を手の平で遮って言うと、メラメラがぴたりと動きを止めた。そして湯船の底に沈んでいく。
「えっ、ちょっ!? メラメラ!」
慌てた真那がメラメラを探し当てて抱き上げる。
「はぶぅ~」
お湯から上げられたメラメラは苦しそうにしていたが、マナが止まってと言った時の態勢のま動いていなかった。
「メラメラ、どうしたの?」
「あう?」
メラメラが態勢を維持したままマナを不思議そうに見る。
「う、動いていいよ」
まさかと思いながら真那が言うと、メラメラの身体から力が抜けた。
「メラメラ、飛んでごらん」
「は~い」
メラメラが羽ばたいて宙に浮く。
「今度は回って」
真那が人差し指を円の形に動かすと、メラメラはその通りに動いた。その様子がとても奇妙だった。メラメラはただ真那の言う事を聞いているだけではなく、マナが頭の中で思い描いた通りに動いている。感覚的には人形を自分の意志通りに動かすのに近い。
「フェアリーって、命令した通りに動くんだ……」
真那はそれが分かると、とても嫌な気持ちになった。今、この瞬間は、自分がメラメ
ラの自由を奪って支配している。真那にとって、それが耐えがたかった。
「もう自由にしていいよ」
命令が解けて、メラメラが急降下して真那の胸の飛び込んでくる。
「ごめんね、もう命令なんてしないから」
マナはそんな言葉が口をついて出た。命令通りに動かされるメラメラが可哀そうな存在に見えたのだ。言われた当人は、きょとんと見上げるばかりであった。
真那はお召替えにより、薄い緑のサテンドレス姿になっていた。彼女は口には出さないが、わざわざ着替えなくてもと思う。しかし、ドレスの肌触りが恐ろしく良く、ふろ上がりの素肌を包み込む生地の感触にうっとりしてしまう。ユリカは真那の黒髪に櫛を通していた。
「マナ! 一緒にご飯食べよう! ご飯!」
すごい勢いで扉が開いて、部屋に入ってきた少女が大声で叫ぶ。
「ノックもせずに何ですか!? 失礼にも程がありますよ!」
ユリカがすごい剣幕で振り向きざまに怒声を発すると、瑠璃色の髪の少女が、ひぃと慄いた。
「ごめんなさい、本当にごめんなさい」
「シャル様……」
ペコペコ頭を下げる魔女の娘を、ユリカが困ったような顔で見つめた。
「なぜ侍女を連れていないのですか?」
「わたし、そういうのいらないから断ったんだ。それにさ、魔女の侍女なんて誰もやりたがらないでしょ」
「そういう問題ではありません、あなたは」
「いいからいいから! わたしの事は気にしないで、何かあったら魔法で対処できるし!」
シャルはユリカの言葉を遮る。魔法という単語を聞いて、真那はその少女の正体を悟った。
「あなたは、さっきの魔女さん?」
「覚えててくれた?」
「はい、シャルさん……」
真那は勇気を出して彼女の名前を口にする。
「シャルでいいよ、わたしもマナって呼ぶからさ」
真那はシャルに対して強い親近感を抱き、屈託のない笑みを零す。
「お城のご飯、すっごく美味しいんだ、一緒に食べようよ」
「うん、すごく楽しみ」
真那の心からの喜びと飾りのない言葉、それを見て取ったユリカは、シャルの失礼な訪問には目を瞑る事にした。
「では、お食事はどのように致しましょう? ここに運ばせる事もできますが」
「それ、いいね! 気が利くね! さすが侍女さんだね!」
シャルがあんまり騒がしいのでユリカは小さくため息を吐いた。でも真那がとても楽しそうだったので、その点はシャルに感謝していた。
程なくして、大理石のテーブルに並んだご馳走に真那は目が眩んだ。この世界に来てからそんな事ばかりだ。
「スプーンとかフォークは料理に添えてあるのを使えばいいよ、分かりやすいでしょ」
「う、うん」
真那が対面に座っているシャルに生返事を返していると、メラメラがテーブルの上に降りて、レアの霜降り肉を手掴みにしてかぶりついた。
「あむ」
「え? え!? ちょっ!? だめっ!」
真那は慌ててメラメラを抱き上げた。すると、メラメラが持って放さない肉が宙吊りになり、その状態でも食べ続ける。
「めっ!」
真那が怒ると、メラメラは食べるのを止めてぱっと肉を放した。そして霜降り肉を受け止めた皿が傾く。
「うわぁ、手もドレスもソースと油まみれになっちゃってるよ」
シャルが立ち上がってナプキンでメラメラの小さな手をと黒いドレスを拭いてくれる。ユリカも素早く駆け寄って、テーブルの汚れを拭い、真那は泣きそうになっているメラメラを見てまた慌てていた。
「ご、ごめんね、もう怒ってないからね。ただ、ちょっとびっくりしちゃって」
「ふうぅ……」
涙目のメラメラの頭をなでてご機嫌を取る。そして真那は、幼子のいる母親の気持ちを理解するのだった。
「ね、ねえ、ユ、ユリカ」
遠慮がちに言う真那の声は消え入りそうだった。ユリカの名を呼ぶのは、これが初めてだったのだ。侍女はアンテナでも立っているかのように主の弱々しい声に素早く反応した。
「何でございましょう?」
「この子のサイズのドレスって、ないよね……」
「ご安心下さい、明日までには縫子に作らせます」
予想の斜め上を行く答えに真那はたじろいでしまった。
「ここがマナ様のお部屋になります。さあ、お入りください」
「ほ、ほんとにいいの?」
思わずユリカに聞いてしまった。
「もちろんでございます」
部屋に一歩入ると、ほのかに良い香りがした。それは花瓶に差してある花のおかげではなく、事前にアロマを使用している。おかげで緊張しっぱなしだった真那は、少しリラックスする事ができた。
「お食事と、それに入浴の準備もできております」
「お風呂? 入りたいな……」
「ご案内いたします」
真那は浴場はどこか離れた別の場所にあると思い込んでいたが、ユリカが案内したのは隣の部屋だった。真那が驚いていると、この部屋は王族専用なので浴場まで併設されている旨を説明された。
ユリカが入浴の世話をすると言うので、真那は恥ずかしいからと慌てて断った。すると彼女は寂しそうな顔でこう言った。
「侍女にとって、主の世話をすることは名誉なことなのです」
そう言われてしまうと真那はその性格から断れない。それから体を洗ってもらったりしていると、真那は何故か嬉しい気持ちになった。どうしてかと考えて、ユリカを姉のように思っている自分の気持ちに気付くのであった。
「メラメラも綺麗になろうね」
そして真那は、メラメラの小さな体を洗うのに執心した。洗いながら、やっぱり女の子なんだなぁと思う。その後は、メラメラの黒い翼が背中からしっかり生えている事を確認した。
真那は色とりどりの花弁の浮かんでいる湯船につかると、ようやくほの暗い疑いを追い出す事ができた。もうこれが夢だとは思わなかった。
「あれ、痛くない、もう治ってる?」
腫れていた頬のガーゼは入浴の前に取り除いていた。その場所に触れると、もう痛みがなかった。治りが早いなと思ったが、それ以上深くは考えなかった。
それから元いた世界の事を思うと、母の墓参りが出来ないことを悲しく思い、一方ではこの上ない安らぎも得ていた。
「わふ~」
メラメラが高く飛び上がって勢いよく湯船に飛び込むと、花弁混じりのお湯が跳ねて真那に降りかかる。
「うあっ!? メラメラったら」
「ぷふーっ!」
メラメラがお湯から顔を出して頭を振ると、真那はまた飛沫をくらった。
「きゃっ!? メラメラ、止まって」
真那が飛沫を手の平で遮って言うと、メラメラがぴたりと動きを止めた。そして湯船の底に沈んでいく。
「えっ、ちょっ!? メラメラ!」
慌てた真那がメラメラを探し当てて抱き上げる。
「はぶぅ~」
お湯から上げられたメラメラは苦しそうにしていたが、マナが止まってと言った時の態勢のま動いていなかった。
「メラメラ、どうしたの?」
「あう?」
メラメラが態勢を維持したままマナを不思議そうに見る。
「う、動いていいよ」
まさかと思いながら真那が言うと、メラメラの身体から力が抜けた。
「メラメラ、飛んでごらん」
「は~い」
メラメラが羽ばたいて宙に浮く。
「今度は回って」
真那が人差し指を円の形に動かすと、メラメラはその通りに動いた。その様子がとても奇妙だった。メラメラはただ真那の言う事を聞いているだけではなく、マナが頭の中で思い描いた通りに動いている。感覚的には人形を自分の意志通りに動かすのに近い。
「フェアリーって、命令した通りに動くんだ……」
真那はそれが分かると、とても嫌な気持ちになった。今、この瞬間は、自分がメラメ
ラの自由を奪って支配している。真那にとって、それが耐えがたかった。
「もう自由にしていいよ」
命令が解けて、メラメラが急降下して真那の胸の飛び込んでくる。
「ごめんね、もう命令なんてしないから」
マナはそんな言葉が口をついて出た。命令通りに動かされるメラメラが可哀そうな存在に見えたのだ。言われた当人は、きょとんと見上げるばかりであった。
真那はお召替えにより、薄い緑のサテンドレス姿になっていた。彼女は口には出さないが、わざわざ着替えなくてもと思う。しかし、ドレスの肌触りが恐ろしく良く、ふろ上がりの素肌を包み込む生地の感触にうっとりしてしまう。ユリカは真那の黒髪に櫛を通していた。
「マナ! 一緒にご飯食べよう! ご飯!」
すごい勢いで扉が開いて、部屋に入ってきた少女が大声で叫ぶ。
「ノックもせずに何ですか!? 失礼にも程がありますよ!」
ユリカがすごい剣幕で振り向きざまに怒声を発すると、瑠璃色の髪の少女が、ひぃと慄いた。
「ごめんなさい、本当にごめんなさい」
「シャル様……」
ペコペコ頭を下げる魔女の娘を、ユリカが困ったような顔で見つめた。
「なぜ侍女を連れていないのですか?」
「わたし、そういうのいらないから断ったんだ。それにさ、魔女の侍女なんて誰もやりたがらないでしょ」
「そういう問題ではありません、あなたは」
「いいからいいから! わたしの事は気にしないで、何かあったら魔法で対処できるし!」
シャルはユリカの言葉を遮る。魔法という単語を聞いて、真那はその少女の正体を悟った。
「あなたは、さっきの魔女さん?」
「覚えててくれた?」
「はい、シャルさん……」
真那は勇気を出して彼女の名前を口にする。
「シャルでいいよ、わたしもマナって呼ぶからさ」
真那はシャルに対して強い親近感を抱き、屈託のない笑みを零す。
「お城のご飯、すっごく美味しいんだ、一緒に食べようよ」
「うん、すごく楽しみ」
真那の心からの喜びと飾りのない言葉、それを見て取ったユリカは、シャルの失礼な訪問には目を瞑る事にした。
「では、お食事はどのように致しましょう? ここに運ばせる事もできますが」
「それ、いいね! 気が利くね! さすが侍女さんだね!」
シャルがあんまり騒がしいのでユリカは小さくため息を吐いた。でも真那がとても楽しそうだったので、その点はシャルに感謝していた。
程なくして、大理石のテーブルに並んだご馳走に真那は目が眩んだ。この世界に来てからそんな事ばかりだ。
「スプーンとかフォークは料理に添えてあるのを使えばいいよ、分かりやすいでしょ」
「う、うん」
真那が対面に座っているシャルに生返事を返していると、メラメラがテーブルの上に降りて、レアの霜降り肉を手掴みにしてかぶりついた。
「あむ」
「え? え!? ちょっ!? だめっ!」
真那は慌ててメラメラを抱き上げた。すると、メラメラが持って放さない肉が宙吊りになり、その状態でも食べ続ける。
「めっ!」
真那が怒ると、メラメラは食べるのを止めてぱっと肉を放した。そして霜降り肉を受け止めた皿が傾く。
「うわぁ、手もドレスもソースと油まみれになっちゃってるよ」
シャルが立ち上がってナプキンでメラメラの小さな手をと黒いドレスを拭いてくれる。ユリカも素早く駆け寄って、テーブルの汚れを拭い、真那は泣きそうになっているメラメラを見てまた慌てていた。
「ご、ごめんね、もう怒ってないからね。ただ、ちょっとびっくりしちゃって」
「ふうぅ……」
涙目のメラメラの頭をなでてご機嫌を取る。そして真那は、幼子のいる母親の気持ちを理解するのだった。
「ね、ねえ、ユ、ユリカ」
遠慮がちに言う真那の声は消え入りそうだった。ユリカの名を呼ぶのは、これが初めてだったのだ。侍女はアンテナでも立っているかのように主の弱々しい声に素早く反応した。
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