30 / 86
第二章 聖メディアーノ学園編
30 アルメリアの侍女
しおりを挟む
朝の八時を知らせる鐘が鳴ると、制服姿のマナが部屋から出てくる。それと一緒に出てきたユリカが、廊下で待っていたレクサスに言った。
「今日から、教室までマナ様をお見送りする事にしました」
「それはいいですね。校舎は帯剣が許されていないんで、俺は出入り口までしかお見送りできませんしな」
今日はゼノビアから用事があって一緒に下校できないと連絡があったのだが、それがなくてもユリカはマナを教室まで送り届けるつもりだった。アルメリアとの件の事で、マナの身が心配になったのだ。
ユリカとレクサスが話をしたところで、奥の部屋の扉が勢いよく開いて、ツインテールの金髪の少女が飛び出してきた。その服装から侍女と分る。
「シンシア、そんな開け方はしないで下さい、下品ですよ」
「ごめんなさい、アルメリア様! 張り切りすぎました! だって、わたしみたいな成り上がりの貴族が、公爵様の侍女になれたのですもの! お父様なんて、涙を流して喜んでいたんですよ!」
「シンシア、廊下ではもう少し声を抑えて」
「あ、ごめんなさい、お嬢様」
マナ達は、この特異な組み合わせの少女たちを見つめていた。
「シンシア~」
と声を上げたのはメラメラで、マナは心臓が飛び出しそうになり、冷たい汗を全身に感じた。
「え? だあれ?」
シンシアは、マナに抱かれているメラメラの姿を見て、すごい勢いで駆け寄ってくる。マナは思わず一歩引いてしまった。
「かわいいっ!! これってフェアリーですか!? わたし初めて見ました!」
「シンシア!」
アルメリアの大声を聞いて、マナは条件反射で硬直してしまう。呼ばれたシンシアの方は、申し訳なさそうにはしていたが、恐れてはいなかった。彼女はシャル以上に快活で奔放な少女であった。
「申し訳ありませんお嬢様、あんまり可愛いもので、つい」
アルメリアは溜息を吐いてから、シンシアの隣まで歩いてきて言った。
「紹介します。今日からわたくしの侍女として働く、シンシアです」
マナは、アルメリアから、いきなり侍女を紹介された事に驚きを隠せない。どうしてそんな事をするのか分からなかった。前にいたアルメリアの侍女は紹介などされなかったし、名前も知らなかったのだから。
「シンシア・コールベルです! よろしくお願いします、マナお嬢様!」
「え? どうして、わたしの名前を?」
「もちろんアルメリア様から聞いたからです。実はわたし今は男爵ですけど、ちょっと前まではマナ様と同じ平民だったんですよ。お父様が商人でお金をいっぱい稼いで貴族になったんですけど、周りの貴族たちはとても冷たくって……でもアルメリア様は、そんなわたしを侍女にしてくれたんです」
「シンシア、少し喋りすぎです」
「ごめんなさい、お嬢様」
マナは、怒涛のように喋りまくるシンシアに圧倒されていた。
「シンシア、よろしくな~」
マナの代わりを務めるように、メラメラが言った。
「よろしくね、フェアリーちゃん」
シンシアがメラメラの小さな手を握ると、アルメリアが先を歩きはじめる。
「行きますよ」
「お嬢様、荷物をお持ちしますよ!」
「それは有難いのですが、声が大きいと先ほども言いましたよ」
「ごめんなさい、気を付けます」
アルメリアに物怖じせずについていくシンシアを見てマナは思う。
――すごいなぁ。
マナは、シンシアの十分の一でもいいから、心の強さが欲しいと思った。
♢♢♢
今日は、何故かシャルが現れず、マナはユリカと登校する事になった。昇降口でレクサスと別れて二人きりになると、ゼノビアと一緒にいる時とは明らかに周囲の空気が違っていた。マナは女生徒からの敵意のある視線にさらされて、痛いくらいに感じる。ユリカが周囲を警戒している時に、マナは下を向いている事しか出来なかった。そして、マナは以前にも同じ経験をしていた。
マナを憎々し気に睨む者もいれば、嘲笑する者もいた。マナはそれに耐えながら、早く教室に入りたい一心で廊下を歩いていく。
「お待ちなさい」
その声を聞いた時、マナはアルメリアかと思って立ち止まった。顔を上げると、見覚えのある三人組がマナの進路を塞ぐように立っていた。入学式の日にちょっかいを出してきた令嬢達であった。
「あの、何か……」
「平民のくせに、貴族のわたし達を無視して行くつもりですか? 無礼にも程があります」
「ご、ごめんなさい、おはようございます」
マナが頭を下げると、メラメラが頬を膨らませる。
「ば~か、ぶ~す、あっちいけ!」
「何ですって!? その小さいのを黙らせなさい!」
「だ、だめだよ、メラメラ」
マナに言われて、メラメラは一応は黙ったが、令嬢たちを睨むのは止めなかった。
赤い制服の令嬢が嫌らしい笑みを浮かべ、高圧的に言った。
「さあ、道行く全ての人にご挨拶なさい。平民のあなたには、その義務があります」
マナは戸惑うと同時に、唐突にアルメリアから言われていた現実を突きつけられて胸が苦しくなった。
「何をしているのです、そこの生徒にも、あの生徒にも、頭を下げなさい」
そんな無茶な要求に、マナは無気力になって従おうとしていた。その時、後ろに控えていたユリカが、マナの前に立って言った。
「マナ様、従ってはなりません」
「あなたは何です? 侍女ごときが、出過ぎた真似を」
「何人であろうとも我が主を傷つける者を見過ごせません」
「わたくしが間違った事を言ったとでも?」
かの令嬢は勝ち誇って、平民の侍女など歯牙にもかけないと言わんばかりの態度だった。それと対峙するユリカは、恐れもせずにはっきり言った。
「貴族としては正しい意見なのかもしれません。しかし人間としては間違っています、あなた様はただマナ様を苛めたいだけです」
「何ですって!!? このっ、平民に仕える侍女のくせに、このわたしに向かって!!」
人間としては間違っている、この一言が令嬢を激怒させる。ユリカは涼しい顔で罵詈雑言を受け止めて言った。
「わたしはどのように言われてもかまいません、しかしマナ様に嫌がらせをするのはお止め下さい」
「まないきな事を! 名を名乗りなさい!」
「ユリカ・マールストンと申します」
「その名前、決して忘れませんわよ!」
マナは何もできずに、ただユリカの後ろから見ている事しか出来なかった。その時、にわかに周囲がざわつきはじめる。廊下を行く生徒たちの注意が、相対する令嬢達とユリカから、別の人間に向いてゆく。
「君たち、何をしているんだ?」
マナはその声を聞いて、深い安堵感を覚え、令嬢たちは彼の姿を見て少し慌てていた。
「何でもありませんわ、殿下、少しお話合いをしていただけですの。では、ごめんあそばせ」
マナに絡んできた令嬢たちは、アルカードが現れるとさっさと逃げていった。
「今の人たちは?」
「入学式の日にマナ様にちょっかいを出してきた者たちです、どうという事はありません」
ユリカの話を聞いたアルカードの表情が急に強張る。彼はマナに害をなす者に怒りを覚えていた。
「そうか彼女たちが……僕が何とかしようか?」
「殿下が出て行けば事が大きくなります。本当に殿下の力が必要な時は、こちらからお願いに伺います」
「うん、そうか」
アルカードはマナに微笑みかけて言った。
「僕が付いているから心配しないで」
「ありがとうございます……アルカード様」
マナの目に涙が浮かんでいた。苛めを受けた悲しい気持ちと、アルカードへの感謝の気持ちが入り混じっていた。
「今日はゼノビアもいないし、僕も午後には城に戻らなければならない。君の事は、シャルによく頼んでおくよ」
そのシャルは、授業が始まる直前に教室に姿を現した。彼女は少しばかり寝過ごしてしまったのであった。
「今日から、教室までマナ様をお見送りする事にしました」
「それはいいですね。校舎は帯剣が許されていないんで、俺は出入り口までしかお見送りできませんしな」
今日はゼノビアから用事があって一緒に下校できないと連絡があったのだが、それがなくてもユリカはマナを教室まで送り届けるつもりだった。アルメリアとの件の事で、マナの身が心配になったのだ。
ユリカとレクサスが話をしたところで、奥の部屋の扉が勢いよく開いて、ツインテールの金髪の少女が飛び出してきた。その服装から侍女と分る。
「シンシア、そんな開け方はしないで下さい、下品ですよ」
「ごめんなさい、アルメリア様! 張り切りすぎました! だって、わたしみたいな成り上がりの貴族が、公爵様の侍女になれたのですもの! お父様なんて、涙を流して喜んでいたんですよ!」
「シンシア、廊下ではもう少し声を抑えて」
「あ、ごめんなさい、お嬢様」
マナ達は、この特異な組み合わせの少女たちを見つめていた。
「シンシア~」
と声を上げたのはメラメラで、マナは心臓が飛び出しそうになり、冷たい汗を全身に感じた。
「え? だあれ?」
シンシアは、マナに抱かれているメラメラの姿を見て、すごい勢いで駆け寄ってくる。マナは思わず一歩引いてしまった。
「かわいいっ!! これってフェアリーですか!? わたし初めて見ました!」
「シンシア!」
アルメリアの大声を聞いて、マナは条件反射で硬直してしまう。呼ばれたシンシアの方は、申し訳なさそうにはしていたが、恐れてはいなかった。彼女はシャル以上に快活で奔放な少女であった。
「申し訳ありませんお嬢様、あんまり可愛いもので、つい」
アルメリアは溜息を吐いてから、シンシアの隣まで歩いてきて言った。
「紹介します。今日からわたくしの侍女として働く、シンシアです」
マナは、アルメリアから、いきなり侍女を紹介された事に驚きを隠せない。どうしてそんな事をするのか分からなかった。前にいたアルメリアの侍女は紹介などされなかったし、名前も知らなかったのだから。
「シンシア・コールベルです! よろしくお願いします、マナお嬢様!」
「え? どうして、わたしの名前を?」
「もちろんアルメリア様から聞いたからです。実はわたし今は男爵ですけど、ちょっと前まではマナ様と同じ平民だったんですよ。お父様が商人でお金をいっぱい稼いで貴族になったんですけど、周りの貴族たちはとても冷たくって……でもアルメリア様は、そんなわたしを侍女にしてくれたんです」
「シンシア、少し喋りすぎです」
「ごめんなさい、お嬢様」
マナは、怒涛のように喋りまくるシンシアに圧倒されていた。
「シンシア、よろしくな~」
マナの代わりを務めるように、メラメラが言った。
「よろしくね、フェアリーちゃん」
シンシアがメラメラの小さな手を握ると、アルメリアが先を歩きはじめる。
「行きますよ」
「お嬢様、荷物をお持ちしますよ!」
「それは有難いのですが、声が大きいと先ほども言いましたよ」
「ごめんなさい、気を付けます」
アルメリアに物怖じせずについていくシンシアを見てマナは思う。
――すごいなぁ。
マナは、シンシアの十分の一でもいいから、心の強さが欲しいと思った。
♢♢♢
今日は、何故かシャルが現れず、マナはユリカと登校する事になった。昇降口でレクサスと別れて二人きりになると、ゼノビアと一緒にいる時とは明らかに周囲の空気が違っていた。マナは女生徒からの敵意のある視線にさらされて、痛いくらいに感じる。ユリカが周囲を警戒している時に、マナは下を向いている事しか出来なかった。そして、マナは以前にも同じ経験をしていた。
マナを憎々し気に睨む者もいれば、嘲笑する者もいた。マナはそれに耐えながら、早く教室に入りたい一心で廊下を歩いていく。
「お待ちなさい」
その声を聞いた時、マナはアルメリアかと思って立ち止まった。顔を上げると、見覚えのある三人組がマナの進路を塞ぐように立っていた。入学式の日にちょっかいを出してきた令嬢達であった。
「あの、何か……」
「平民のくせに、貴族のわたし達を無視して行くつもりですか? 無礼にも程があります」
「ご、ごめんなさい、おはようございます」
マナが頭を下げると、メラメラが頬を膨らませる。
「ば~か、ぶ~す、あっちいけ!」
「何ですって!? その小さいのを黙らせなさい!」
「だ、だめだよ、メラメラ」
マナに言われて、メラメラは一応は黙ったが、令嬢たちを睨むのは止めなかった。
赤い制服の令嬢が嫌らしい笑みを浮かべ、高圧的に言った。
「さあ、道行く全ての人にご挨拶なさい。平民のあなたには、その義務があります」
マナは戸惑うと同時に、唐突にアルメリアから言われていた現実を突きつけられて胸が苦しくなった。
「何をしているのです、そこの生徒にも、あの生徒にも、頭を下げなさい」
そんな無茶な要求に、マナは無気力になって従おうとしていた。その時、後ろに控えていたユリカが、マナの前に立って言った。
「マナ様、従ってはなりません」
「あなたは何です? 侍女ごときが、出過ぎた真似を」
「何人であろうとも我が主を傷つける者を見過ごせません」
「わたくしが間違った事を言ったとでも?」
かの令嬢は勝ち誇って、平民の侍女など歯牙にもかけないと言わんばかりの態度だった。それと対峙するユリカは、恐れもせずにはっきり言った。
「貴族としては正しい意見なのかもしれません。しかし人間としては間違っています、あなた様はただマナ様を苛めたいだけです」
「何ですって!!? このっ、平民に仕える侍女のくせに、このわたしに向かって!!」
人間としては間違っている、この一言が令嬢を激怒させる。ユリカは涼しい顔で罵詈雑言を受け止めて言った。
「わたしはどのように言われてもかまいません、しかしマナ様に嫌がらせをするのはお止め下さい」
「まないきな事を! 名を名乗りなさい!」
「ユリカ・マールストンと申します」
「その名前、決して忘れませんわよ!」
マナは何もできずに、ただユリカの後ろから見ている事しか出来なかった。その時、にわかに周囲がざわつきはじめる。廊下を行く生徒たちの注意が、相対する令嬢達とユリカから、別の人間に向いてゆく。
「君たち、何をしているんだ?」
マナはその声を聞いて、深い安堵感を覚え、令嬢たちは彼の姿を見て少し慌てていた。
「何でもありませんわ、殿下、少しお話合いをしていただけですの。では、ごめんあそばせ」
マナに絡んできた令嬢たちは、アルカードが現れるとさっさと逃げていった。
「今の人たちは?」
「入学式の日にマナ様にちょっかいを出してきた者たちです、どうという事はありません」
ユリカの話を聞いたアルカードの表情が急に強張る。彼はマナに害をなす者に怒りを覚えていた。
「そうか彼女たちが……僕が何とかしようか?」
「殿下が出て行けば事が大きくなります。本当に殿下の力が必要な時は、こちらからお願いに伺います」
「うん、そうか」
アルカードはマナに微笑みかけて言った。
「僕が付いているから心配しないで」
「ありがとうございます……アルカード様」
マナの目に涙が浮かんでいた。苛めを受けた悲しい気持ちと、アルカードへの感謝の気持ちが入り混じっていた。
「今日はゼノビアもいないし、僕も午後には城に戻らなければならない。君の事は、シャルによく頼んでおくよ」
そのシャルは、授業が始まる直前に教室に姿を現した。彼女は少しばかり寝過ごしてしまったのであった。
1
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
辺境貴族ののんびり三男は魔道具作って自由に暮らします
雪月夜狐
ファンタジー
書籍化決定しました!
(書籍化にあわせて、タイトルが変更になりました。旧題は『辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~』です)
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
ひきこもり娘は前世の記憶を使って転生した世界で気ままな錬金術士として生きてきます!
966
ファンタジー
「錬金術士様だ!この村にも錬金術士様が来たぞ!」
最低ランク錬金術士エリセフィーナは錬金術士の学校、|王立錬金術学園《アカデミー》を卒業した次の日に最果ての村にある|工房《アトリエ》で一人生活することになる、Fランクという最低ランクで錬金術もまだまだ使えない、モンスター相手に戦闘もできないエリナは消えかけている前世の記憶を頼りに知り合いが一人もいない最果ての村で自分の夢『みんなを幸せにしたい』をかなえるために生活をはじめる。
この物語は、最果ての村『グリムホルン』に来てくれた若き錬金術士であるエリセフィーナを村人は一生懸命支えてサポートしていき、Fランクという最低ランクではあるものの、前世の記憶と|王立錬金術学園《アカデミー》で得た知識、離れて暮らす錬金術の師匠や村でできた新たな仲間たちと一緒に便利なアイテムを作ったり、モンスター盗伐の冒険などをしていく。
錬金術士エリセフィーナは日本からの転生者ではあるものの、記憶が消えかかっていることもあり錬金術や現代知識を使ってチート、無双するような物語ではなく、転生した世界で錬金術を使って1から成長し、仲間と冒険して成功したり、失敗したりしながらも楽しくスローライフをする話です。
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
無自覚に世界最強だった俺、追放後にチートがバレて全員ざまぁされる件
fuwamofu
ファンタジー
冒険者団から「役立たず」と追放された青年リオ。
実は彼のスキル《創造》は、世界の理を作り替える最強の能力だった。
追放後、孤独な旅に出るリオは、自身の無自覚な力で人々を救い、国を救い、やがて世界の中心に立つ。
そんな彼の元には、かつて彼を見下していた美少女たちが次々と跪いていく──。
これは、無自覚に世界を変えてしまう青年の、ざまぁと覇道の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる